累計部数250万部を突破し、2019年には実写ドラマ化され勢いにのっている『凪のお暇』
ドラマは私も楽しんで視聴しておりました(武田真治さん演じるママが好きでした)。
いわゆる毒親の母との向き合い方に常に悩まされてきた凪ですが、母が上京という出来事で何かが変わるのか?
慎二と市川さん、そしてゴンにも注目です。
この記事では7巻のネタバレと、凪のお暇を無料で読む方法を紹介します!
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凪のお暇 作品紹介
- 作者 コナリミサト
- 出版社 秋田書店
- 掲載誌 エレガンスイブ
- 巻数 既刊7巻(2020年5月時点)
作者紹介
コナリミサトさんは2004年にデビューしています。
『凪のお暇』はこのマンガがすごい!2019オンナ編第3位、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、小学館漫画賞を受賞とたくさんの賞を受賞しています。
凪のお暇 7巻 ネタバレ・感想
これまでのあらすじ
空気の読みすぎで過呼吸を起こして倒れてしまったOL、大島凪。
髪を切り会社も彼氏も住むところも全て捨て、オンボロアパートに引っ越します。
貯金は100万円、節約しながら人生のリセット「凪のお暇」生活が始まります。
アパートの住人達やが新しくできた友人との交流を通して少しずつ変わっていく凪。
そして別れてからも何かと絡みがある元カレ・我聞慎二も目が離せません。
そんな時、いとこの結婚式の為凪の母親が上京することになります。
母のことがとても苦手な凪は、会社を辞めたことなどすべてを隠していたので焦ります。
母の機嫌を損ねないよう完璧な計画をたて、バイト中のスナックの常連客・桃園が彼氏役をしてくれることになり、結婚式当日を迎えますが、待ち合わせの場所に現れたのは慎二でーーーー?
母にぶちまける凪
桃園は足を骨折して、彼氏役の代打を慎二にお願いしていました笑。
いくら慎二が心の掌握に長けているとはいえあの母は手ごわいはず…と思った凪ですが、“会社のエース”“実家はお金持ち”“高学歴”“次男”というカードをちらつかされ、これらのエサに食いつく母を見て、うちのお母さんてごく普通の人間なのかもしれないと凪は思います。
そうです…親も自分と同じ人間でどこにでもいる普通のおじさんとおばさんです。
凪の母にも問題はありますが、スナックママの言う通り凪の中で母は常に厳しく正しくめざとくお見通しで厄介な存在であると勝手に大きくしてしまっている部分もたしかにあるなと思います。
でもこういうことって外からだから見えることで当事者の立場だとなかなか気づけないかもしれません。
慎二は慎二で、彼もまた家庭環境に問題あるということが分かっていますが、凪に言います。
親もしょせん人間なんだって認めること
そんでみくびって見限ること
そんでやりすごす そうすりゃ掌握できる
『凪のお暇』7巻より
掌握できるってそんな…慎二の闇を感じます。
こう言われた凪、そんなことできないと勢い余って母に全部嘘と伝えます。
ボロアパートに連れていき、会社を辞めたことや過呼吸になったことなどすべてをぶちまけますが、またもや母に飲み込まれそうになったところで、うららちゃんやスナックのママが援護射撃に来てくれます。
大好きな人たちとこのアパートで楽しくやっていることを伝え、母に新しいぬか漬けを渡します。
翌朝母からきたメールで少しずつ分かり合うこともいつかできるかもしれないと涙ぐむ凪、良かった~これでひとまず決着かと思いきやそんなことはありませんでした。
そう簡単にいかないものです…次のページで何故か雪かきする凪がいました。
北海道に帰省した凪
凪のおばあちゃんから連絡があり、母が足を怪我して色々大変だから帰ってきてほしいと言われ、帰省した凪。
実家に帰ってみれば母の怪我は大したことなく、あっという間に雑務で埋まる日常に飲み込まれてしまいました。
そして実家に戻ってから母がしおらしく全然話さないことにも気がかりでしたが、地元で見る母のつくり笑いの顔、町の会合での立ち位置、雑用を押し付けられ誰にも大事にされていないこの感じ、母はお暇前の自分と同じだと気づきます。
そして部屋の模様替えをしていると母が昔書いていた「夢ノート」なるものを見つけます。
中身は夢ポエムぎっしり…そして凪の父と思われる男性とのツーショット写真まで!
おばあちゃんから凪の母は昔夢を追いかけて東京で暮らしていた時期があったことを聞きます。
凪ができ夢を諦めて48年間こんな田舎であぶれ続けた人…母にぬか漬けをアレンジして楽しむような余裕なんてなかったと悟ります。
それにしても今までちょこっとしか出てなかったおばあちゃんですが、おばあちゃんは凪をよく褒めてくれますがその時いつも母を落とします。
これもきつい…娘の前で実母にダメ出しばかりされる凪の母…。
スカイプでゴンと話しながら、お母さんがいっそ純度100だったらよかったと漏らします。
そしてそんな落ち込む凪を見てゴンは飛行機に飛び乗り北海道へ向かうのでした(^-^;
グレる凪
夢ノートを見て以降、パチンコと酒に逃げるようになった凪。
母の夢は何だったのか聞きたいけど聞けません。
そしておばあちゃんは事あるごとに家族の絆アピール…うーんこれはしんどいです。
凪は私のせいで母かわいそう…とちょっと精神衛生的によろしくないループに陥って〇ーグルに「人生 つらい」と検索しだす始末。
・・・それ末期症状や!!
そして酒を煽り酔っ払った状態で慎二にビデオ通話をかけます。
慎二にはゲボ吐いているのと同じぐらい汚い自分を見せているからもう気にならないらしいですw
かわいそうな自分に酔っている状態の自分にケリつけるために弔い酒に慎二に付き合ってほしいと漏らします。
ここ、こういう時に連絡するのがゴンではなく慎二なんだなーと思いました。
慎二もこんなみっともない泥酔姿の凪を見るのは初めてで思うところがあったようです。
今のこの状態の二人で交際が始まっていたら意外とうまくいっていたのかも?と思ってしまいます。
ゴンと慎二
北海道に向かったゴンですが、凪の住所も分からずでスマホも壊してしまい未だ凪に会えていません。
スマホないとどうしていいかわかんないしってまあたしかに焦るけどそこは何とかなるでしょアラサー!!笑
凪のことがこれまでの好きと違い「恋」だと自覚したゴンですが、どうなることやら。
ゴンが凪を追いかけ北海道まで行ったと聞き、俺だったら無理とつっこむ慎二は会社の後輩の市川さんと付き合っていて、さっそく昔凪を連れていったBBQの時のンバーに市川さんを紹介したりしてます。
分かりやすくまっすぐな好意を向けてくる市川さんを可愛く思う慎二でしたが…
市川さんは外見からいろいろ辛い思いをしているということが以前語られてましたが、どこに行っても八方美人と言われてしまう悩みを慎二にいつも相談しているようです。
で、慎二はそんなことない、悪いのは周りと返しますが内心では私ってかわいそうフィルターやや濃いめの自分語りの肯定要因にされてると思ってるわけです。
えぐい。
でもその市川さんのかわいそうな自分がかわいい感すらかわいいらしいです。
何度もこうやって同じやりとりするのは確かに不毛に思えてきます。
そんな時に凪から泥酔ビデオ通話がかかってきたのですが、慎二も凪といるときが一番素なのでは?と。
今までの人生で空気読まずに選んだ彼女は凪だけだったと…慎二~!!
でも個人的には凪と慎二の復縁は無い!と思っております。
凪のお暇 7巻 Twitter口コミ・評価
7巻まで来ましたが、面白さをずっとキープしています。心理描写もそうですが、作者さんの観察眼がすごいと毎巻思います。みんな幸せになってほしいです。
凪のお暇 7巻 まとめ
慎二みたいに親を見限ればよいといっても、そんなこと簡単にできません。
凪の母は本当に苦手ですけど、彼女がいる環境もしんどくて本当に作者さんは人を多面的に描くのがうまいと感心します。
しかし、どんなに努力しても相手あることなので報われないし変えられないこともあるので、それこそ根雪みたいにかっちかちになった人を変えることってできるのかな、なんてことも思ったりします。
ドラマ版の終わり方もこれはこれで良かったですが、漫画の方は内面をさらけ出すレベルが半端ないのでたまにダメージくらいます(*_*;
次巻は近所の高校生・マーくんやそろそろ慎二の兄にもスポットが当たりそうです。
楽しみに待ちたいと思います。
凪のお暇 を無料で読む方法!
今回は、『凪のお暇』7巻のネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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『凪のお暇』は、ほんわかした絵柄とキャラのちょっと悪な内面も含めて掘り下げのマッチが非常に効いていると思います。
登場人物が作られたキャラではなく非常に人間らしいところが魅力です。
そして凪の節約術やちょっとした発想で生活が豊かになるアイディア術も見どころ!
ドラマから入った人も是非、原作漫画の面白さにも触れてみてください。