魔入りました!入間くん355話ネタバレ感想!僕は俺は自分でいたい

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている・・・。「人間」の入間はそれでも魔界で生きるため悪魔と交流をしています。

入間が多耳族の王になることに断固反対してきた多耳族の少年・ノヴァそれは長らくハイランク悪魔に付き従って生き延びてきた「常識」に抗いたい気持ちからだった。そんなノヴァに入間はバチコの姿を見出し、多耳族を理解したいとノヴァに集落の案内をお願いした。それを見届けてからようやく試験官としてチェックを始めるメフィスト。この試験を合格するには見えざる「条件」があった・・・!?

そんな「魔入りました!入間くん」355話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

学生・入間がハイランクな上にサリバンの孫と聞いてすぐさま「王」として受け入れた多耳族だったが、それに断固反対する少年・ノヴァ。「唯一無二の誇り高き多耳族がハイランク悪魔にこびへつらうだけなんてまっぴらごめんだ!!」ということらしい・・・

それが種の存続のためだと長老は説得し続けていたらしいが、「多耳族は守られるだけの弱小種族じゃない、聴力だけが取り柄なんてレッテルを貼られっぱなしじゃダメなんだ」と、ノヴァなりの真っ直ぐな悔しい気持ちにみんな黙ってしまった。が、入間だけは大切で大好きな師匠バチコの姿を見出し嬉しくて笑ってしまった😅

そして入間はノヴァを肩車したまま「王の前に、まだ多耳族のことをよく知らないから理解する時間をください」と言ってノヴァに集落の案内をお願いした。嫌がるノヴァを「入間様のご指名だ」とアスモデウスとクララが捕まえ、4人は長老のテントを後にした・・・

そしてメフィストはようやく試験官としてチェックを始めた。今回は13冠直々の審査のため求められる成果・成績が非常に高く、13冠の裁量とはいえ合格率は6%という狭き門。実は見えざる条件があり、それは「王になってはいけない」というもの。あれだけイルマ王ってヨイショしたくせに・・・!?💦

魔入りました!入間くん355話ネタバレ

アズくんから見て

入間がランク6を目指して13冠による昇級試験「スカーラ」を受けると聞いて胸躍らせた親友、アスモデウス・アリス。通称「アズくん」の視点から見た入間の試験模様を今回はお伝えします。

入間の「右腕」であり「矛」であることを自負し誇りに思うアズくん。そんな彼が崇拝する入間から試験の手助けとして呼んでくれた時はそれは筆舌に尽くしがたいほど嬉しかった✨それだけでなく試験内容が「多耳族の集落構築と統治」という、未来の魔王たる入間にぴったりだと勝手に思っていた。

そんな入間と共にまず多耳族のテントを見て周ることに。私は入間様の右腕、矛として絶対に入間様の役に立ってみせる!必ずや入間様をこの集落の王にしてみせる!!🔥と1人燃えているアズくんに「聞いてんのかそこのキラキラ!」多耳族の少年・ノヴァが吠える。「食糧庫と風呂場、右が来客用で左が住民用。聞いてるから続けろ」妄想してても話を聞いてる所は彼の能力の高さですね😅

すると、一際お洒落な大きめのテントに気付いた入間。そこは宝石鑑定や音楽鑑賞、小さな足音を聴き分けたり、多耳族の能力を引き伸ばすための「訓練小屋」。将来良い職場に就くため小さい時からやる慣習・・・実はノヴァもその対象で、彼の時間を奪ってしまったことに気付き謝る入間。しかし「俺には訓練とか関係ねぇし」と言い出したノヴァ。

関係ない?と入間が疑問に思ったのを阻止するようにさっさと歩け!とノヴァはまたアホ毛操縦を始めた😅そんな様子を見てアズくんもまた物思い開始。ノヴァ、この集落で唯一入間様が統治者となることに反対の愚かもn・・・若者。「もう案内は十分だろ帰るぞ!」ノヴァが言うも、アズくんは自分の世界に入り込んでて・・・入間様に暴言を吐き操縦までした不敬、入間様はお許しになっても「私はまだ許さん!!💢」「何でだよ帰らせろよ!💦」妄想で会話しちゃってます😅

すると「あほクララ、我々のすべきことはわかるな?」と突然クララに話を振ったアズくん。クララはしばし考えてからピコーン💡「つまりは、ドギャーンでバコーンでズガーン・・・な?😎」「・・・大体そういうことだ」「どういうこと!?💦」ノヴァのツッコミが読者のツッコミでしょうね😅

つまりは、「跳ねっ返りノヴァを改心させ入間を王にすることに同意させたい」アズくん。クララも同じ気持ちだと勝手に決めつけ「わかったな!!(くわっ)」とまた妄想から叫ぶアズくんです😅「お前がおかしいことしかわかんねーよ!💦」自分の世界に陶酔しすぎよアズくん・・・😅

跳ねっ返りの理由

「スカーラ」受験中の入間の右腕、矛として1人悶々と意気込むアスモデウス。入間たちを認めないノヴァが気に食わないらしく、妄想でいろいろ吠えてます😅そんな彼らに「俺はもう帰る!お前らも自分たちのテントに帰れ!絶対ついてくんなよばーか!!」と捨て台詞よろしく去っていくノヴァ。・・・

「お邪魔しまーす」ただいまー、植物いっぱい!遠慮なくノヴァのテントにドヤドヤ入ってくる3人💦「ついてくんなっつったろーが!!💦」「「「てっきりついてこいって意味なのかと」」」人同時にそう返答して頭が痛くなりそうなノヴァ💧そんな人間界の王道みたいな・・・😅

それにしても、ノヴァのテントには植物の鉢歴史書や薬草学、占星術など様々な魔術書がいっぱい。しかも読み込まれているし植物にも手がかけてある。貰いものや拾い物だと言うがそれでも毎日いろいろ勉強しているらしいノヴァ。そんな彼に「しかし多耳族にはその驚異的な聴力があるだろう。魔術の修練や専門的な知識はそこまで必要ないのでは?」なんてツッコむアズくん。やはり「必要ある!!」と噛みついてきたノヴァ。

「これからの多耳族には必要だ・・・絶対」どうやらノヴァには確固たる気持ちがあるようで、入間は踏み込んでみた。「さっきムンムさんに『聴力だけの種族だと思われたままじゃダメ』って」
「あぁ、そのままの意味だよ。多耳族の聴力は凄いしそれで活躍してる同族のことは尊敬してるし誇りに思う。だからこそ、その能力をハイランク悪魔たちのためだけに使う今の生き方に俺は納得してないんだ」

「誰かのためにじゃなく、自分たちのためにもっと生きたっていいじゃないか。魔力が少ないなら技を磨けばいいし、知識がないならつければいい」「俺たちは誰かに依存しなくても、俺たちだけで独立してやっていけるはずなんだ!俺はそれを証明したいんだよ・・・」

改めて、多耳族の「常識」への違和感を話してくれたノヴァ。真剣な気持ちに、入間は・・・?

僕が「したい」こと

聴力しかないと言わせず、能力を身に着けて独立して生きたいと強く思うノヴァ。誰かのためではなく自分のために生きる道があれば多耳族の扱いは劇的に変わるだろう、とアスモデウスも思った。

しかし魔界はそんなに甘くない。厳しいけど、そのアズくんの考え方こそが魔界の「常識」だった。長く様々なハイランク悪魔と交流してきた多耳族の繋がりから来る上下関係の潜在意識は根深い。そこで多耳族が独立宣言をした場合、牙を剥いてくるハイランク悪魔も出て来るかもしれない。付け焼刃の技や知識じゃどうにもならない場面が出てくる。それを乗り越えられる協調性や圧倒的な武器がなくては理想論に過ぎない。

やはりノヴァの考えを改めさせ、入間によってより洗練された集落の形に導くことが正解だと思うアスモデウス。さぁ、自分についてこいと教示してやってください・・・!「よし!」

「ノヴァくんに僕らで魔術を教えよう!!」「「・・・え?」」
予想のはるか先を行く入間の言葉に、アスモデウスもノヴァも面食らってしまった。すぐさま入間は腰を低くしながらも話し始めた。

「僕もね、多耳族の皆さんの僕らに対する態度に少し違和感があってね。同じ忠誠ではあるけど、オペラさんとかとは違う、『こうしなきゃ』みたいな雰囲気を感じたんだ」「だからノヴァくんが言うように、多耳族の皆さんの新しい可能性を見つけられるなら僕はそれを応援したい!

「ノヴァくんに協力して、一緒にその可能性を探したいんだ!」
真っ直ぐな目でそう言う入間に、アスモデウスは「右腕」だからこそ言いたいことがあった。その言葉とは?そして入間の気持ちは・・・?
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魔入りました!入間くん355話感想・まとめ

今回、アスモデウスの視点になることによってより多耳族が抱える根深い「闇」や、それを打破したいノヴァの真剣な気持ちが浮き彫りになってきた感じありましたね。元々どちらもわかりやすく表現されてたと思うけど、アスモデウスも長らく魔界に君臨してきたハイランクの家系だからこそ持つ固定観念みたいなのがあって、それと比較することでもっとわかりやすくなりましたね。さらに前回メフィストが出していた「君は王になってはいけない」条件との照らし合わせにもなってると。妙にアズくんが入間を型にはめようとあがく感じがあってそこが違和感でしたが🤔

入間の考え方は悪魔にとっては突拍子もないことかもしれなかったけど、わりかし人間だと思いやすい考えじゃないでしょうか。おかしい、こうしたいと思ってちゃんと勉強もしてるならやってみたらいいじゃん、という柔軟性は悪魔より人間はあるかと。ノヴァは長老たちの圧力もあるしやり方がわからなかっただけで、その背中を押す役目を入間がやってくれるなら、いい起爆剤になりそうですけどね。そんなに入間の考えって悪魔から見たら異端なのかなぁ・・・

次回、入間たちによるノヴァへの特訓?入間たちでどこまで教えられるかな・・・?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の355話ネタバレを紹介しました!

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