2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。
クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている･･･。「人間」の入間はそれでも魔界で生きるため悪魔と交流をしています。
「スカーラ」を受けるのは自分のペースで･･･と言われ、本当に自分が6に見合うのか少し自信がなかった入間だが、師匠バチコに背中を押され、それでメフィストの元へ向かった入間。試験とは言うものの入間は魔界のための「本物の仕事」を担うことになった。そこで1度だけ使えるベルを早速使い、入間が「お助けアイテム」としてお願いしたものとは･･･！？
そんな「魔入りました！入間くん」353話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
悪魔学校学生の間にランク6以上になるには、13冠の特別試験「スカーラ」を受けなければならない。ダリ先生には「好きなタイミングでじっくり考えてから挑め」と言われたが、入間には正直自身にランク6に上がる資格があるのかと不安になっていた💦
とそこへ、師団披露中あまり交流できなかった師匠バチコがやってきて「試験受けるのか？」と聞いてきたので、正直に自分の不安を吐き出した入間。すると「確かに生易しいモンじゃないが、アッチはお前が昇級したら嬉しい。イメージが沸かなくて失敗したっていい、せっかく面白そうなステージなんだからドンと構えてバチッと決めてこい☆」と喝を入れてくれたバチコ！それに元気をもらった入間は帰宅直後、オペラとサリバンに署名してもらってメフィストの試験会場に向かったのでした。
試験内容は、魔界北方のヘルヘル荒野に魔界の希少種「多耳族」の拠点を作ること。「これは魔界の大事な本物の仕事。決して気を抜かず覚悟を持って」とメフィストに釘を刺され、入間の試験という名の仕事が始まった💦その時「一度だけ使えるベル」を貰った。どうしても欲しいものがあったらメフィストが何でも持って来てくれる･･･それを聞いて入間、早速ベルを鳴らした！？えっ！？💦
メフィストが困惑していると、「どうしても欲しいものがあるんです！✨」とゆるぎない目で言う入間。入間がお願いした「お助けアイテム」とは･･･！？
魔入りました！入間くん353話ネタバレ
希少種の実態
試験で向き合うことになった希少種「多耳族」とは。複数の耳を持ち、6km先の木の葉の落ちる音さえ聞き取るという驚異の聴力を持つ。が、保有魔力が少なく体格も小さいため、魔力や体力の才に乏しいという一面も。
多耳族の武器は聴力のみ、各々その潜在的な能力を極限まで磨き多方面で職に就くのだとか。戦場の索敵や宝飾品の鑑定、魔ーケストラのメーメーのように音楽奏者になる者もいるが、メーメーのように自立するタイプは非常に珍しい、と長老ムンムは言う。
「よほどの才能がない限り彼女のようにはなれない。多耳族は基本的にハイランク悪魔の部下として働く、群れを離れ強者のために働かなければ生きていけない種族なのです」
何だか切ない宿命の話を聞いてしまった所で、疑問に思うのは今回の試験、メフィストの考え。ムンムも多耳族を一か所に集め管理したいという真意を聞きたいと改めて尋ねる。「そうだね。それじゃ説明するけど･･･せっかくだから周りのみんなも一緒に聞いてはどうかな？」とメフィスト。
え？みんな？入間が辺りを見回していると、突然パン！と手を叩いたムンム。すると･･･！？
交流と思惑
多耳族は聴力はずば抜けているが体力、魔力に乏しいため強者に付き従わないと生き延びられない･･･そんな話を聞いた後、メフィストの考えを聞くべく長老ムンムが手を叩くと･･･
ひょこっ。何と長老のテントの周りの物陰から、たくさんの多耳族たちが！実は「一度しか使えないベル」で入間は親友2人、アスモデウスとクララを呼んでいた！3人とも「全く気配を感じなかった」と驚く前で「申し訳ない、多耳族は非常に警戒心が強く簡単に姿を見せないもので」と説明するムンム。そして「通過儀礼」として何かを差し出した･･･
それは、ウサギと犬？の耳がついたカチューシャだった！3人共結構カワイイ･･･？🐰🐶「1つ300ビル」とちゃっかりしてる長老😅でもこれで多耳族と仲良く･･･と思った瞬間、わらわらと集まってきた多耳族の子供たち！警戒心が解けたら次は匂いを覚える･･･と、クララは大量に囲まれている！さすがは珍獣お姉ちゃん？w
しかし突然「散ッ！！！」とムンムが拡声器で声を上げると一気に耳を押さえて散り散りになった💦音に敏感なので大声や大きな音で威嚇すれば離れる･･･「笛は200、メガホンは500、レインボー拡声器は1000ビル」とまた商売してるし💦意外と多耳族がめつい？😅
ひとまず集まっている多耳族はこれで全部だとムンム。周辺の多耳族に声はかけてるが到着したのはこれだけ･･･「どう思う？」とメフィストの問いに「少ないですね」とアスモデウスが答える。「今回の集落計画の本質の第一は『多耳族の保護』。一族が散り散りだと病気やケガの対処が難しいし繁殖の機会も失われる」メフィストの計画の真髄が話される･･･
「各方面で重宝され魔界の発展に貢献してくれている優秀な多耳族が安心して暮らせる安全地帯を作ろうって話が出た」もちろんメフィスト管轄として輩が手を出せないように牽制する、新しい試みにはなるが計画に賛同してもらえないだろうか？･･･とメフィストは手を差し出す。長老の答えは･･･？
イルマ王爆誕！？
多耳族が安心して暮らせる場所を作るための仕事が試験。メフィストが賛同を求めると･･･
長老ムンムは耳をへにゃ、と畳み地面に拳をつけ頭を下げた。「追従生存、ハイランク悪魔の皆様のお役に立ち生きていくのが我らの生涯。13冠メフィスト様がそうせよと仰るのなら、我ら異論なく従います」
長老に倣って周りの多耳族たちも同じ姿勢で頭を下げていた。その光景をちょっと悲しそうな目で見ていた入間。何か言いたいことがありそうだけど･･･💦
「しかし中には職を優先しこの地に留まれぬ者も出てくるかと。この地を統括してくださる方が常にいてくれれば出ていく者も引き留められると思うのですが」しかしメフィストは他にも管轄があるため常駐は難しい。じゃあこの計画は白紙に？と思われた時、「でも大丈夫！」と言ってメフィストは入間の肩を組んだ。
「イルマ王が君たちを導いてくれるからさ☆」
王、の呼び名にアスモデウスとクララは大興奮！しかし当の入間はもちろん困惑💦構わずメフィストは「何たってイルマ王は三傑サリバン様のお孫さんだからね！」それを聞くやいなや、長老を筆頭に多耳族が一斉に入間に群がる💦「それは心強い！ぜひ我らとパトロン、いや首長としてお力添えくだされ！！」え、ちょ、と入間が口ごもっていると「問題なし」「神輿は任せろ」となぜかアスモデウスとクララがドヤ顔😅そんな強引な･･･💦
入間の肩書きに多耳族は入間を胴上げ。胴上げされながらも「王なんて困る、学校もあるし💦」と後ろ向きな入間。「学生だからと言って我らが逆らうことはあり得ません！」と多耳族も引き下がらない。
しかしその時、胴上げされる入間の腹の上にドッ･･･と何かが乗って来た！？「わ゛ーーーッ！！！」と上がる叫び声と土煙･･･一体何が！？
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魔入りました！入間くん353話感想・まとめ
「入間の昇級試験」なのにアスモデウスとクララ呼んじゃった！？そして試験内容が「希少種の保護」とちょっとキナ臭い感じ？💦入間もちょっと多耳族の運命を悲しそうな目で見てたし、メフィストの考えが本当に多耳族のためになるのか･･･そして本当に「入間の昇級」として認められるのか？といろいろ不安が出て来る展開だった気がします💦もしかしたら入間が現存する考えを変えていくという展開になるのかな･･･？
とはいえ、多耳族もお金にがめつい面があったり入間にブランドイメージを見出した瞬間群がったり、ちょっとしたたかな面があるんですよね。長老が言ってたように「強者に付き従う運命」、「長いものに巻かれろ精神」に甘んじている所もありそう･･･それを打破したくてあえてメーメーやその他職に就いている多耳族は独立してるんじゃないかと思うのだけど･･･本当に保護が必要な者だけ集めて、独立している者はそのままでいいと思うんだけどな･･･
それが350話に一瞬映った「託児所」に繋がるのか！？果たして入間はどう「王」たる采配をするのか！？そもそもそれを受け入れるのか！？💦
次回も楽しみです！
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今回は、「魔入りました！入間くん」の353話ネタバレを紹介しました！
が…
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種族の特徴や背景を勘繰るのは外道かもしれないけど･･･考察しながら読むのも面白いかもしれませんw
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