魔入りました!入間くん342話ネタバレ感想!境遇よりも自分の欲を

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている・・・。「人間」の入間はそれでも魔界で生きるため悪魔と交流をしています。

危険な模写をやるに当たって、兄サブノックに相談に行ったシルビアと入間。最初「交際の申し込み?」と勘違いがあったものの、幼少期の思いと「もう自分の欲に蓋をしたくない」シルビアの熱意に負けてGOサインを出した兄!いよいよ覚悟を決めて「模写」に挑む・・・!

そんな「魔入りました!入間くん」342話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

シルビアが危険なビーム先輩の絵の模写に挑む前に、話しておかなければいけない相手。それは兄サブノックだった。だが開口一番サブノックは「許そう!」と言った。

「2人で改まって挨拶に来るというのは、交際するということだろう?」盛大な勘違いをしていたお兄ちゃん😅改めて絵についてだと話し、シルビアも「ビーム先輩の絵を残すためにも描きたい」と言った。

それを聞いて兄は、「今後二度と筆が握れなくなってもか?これを理由に後悔しないか?欲をぶつけるのが『今』で本当にいいのだな?」と厳しく、妹を案じる言葉をかけた。これにシルビアは「怖くないと言ったら嘘になるけど、私はもう自分の欲に蓋をしたくないと叫んだ。

幼少期、絵をマネして描いたのに父と兄の仲が悪く、自分の気持ちと欲に蓋をしたシルビア。それに気付いた兄だったが妹の背中に言葉をかけられなかった。その過去を清算するかのように「思い切りぶつかってこい」と了承!次は父・・・と緊張しているシルビアに「任せろ」と言って・・・。

覚悟を決めてシルビアは模写に挑む!どうなる魔具研!?

魔入りました!入間くん342話ネタバレ

覚悟を決めて

危険な「ガルナ」を模写するに当たり、兄サブノックにお願いし見事OKを貰ったシルビア。父への許可は「兄に任せろ」となり、いよいよ模写の日・・・!

看板や骨組みが出来上がっている魔具研のテントの中、オールバックにレオタードのような出で立ちで精神統一をするシルビア。「それじゃあ、行くよ」そう言ってビーム先輩が「ガルナ」にかけられた布に手をかける。「よろしくお願いします!」その言葉を皮切りに、ついに「ガルナ」が一般生徒の眼前に現れる・・・!

シルビアとビーム先輩がいるテントを囲むように、入間たち魔具研メンバーと監督であるカルエゴ先生とムルムル先生、そしてサブノックも見守っていた。あくまで厳しい顔でカルエゴ先生は「いいか、模写作成が彼女の身体に大きく影響しムルムル教諭が危険だと判断したら即中止だ。そしてあのような重大な事故があった場合・・・魔具研は無期限活動停止とする。すでに伝えたがいいな?」と言った。しかし入間は真剣に「はい、みんなで決めました」と、何やら自信に満ち溢れた表情で応えた。

というのも、カルエゴ先生の手には書類をつけたボードが。そこには「サブノック・サブザン」の署名が。どうやらサブロー兄ちゃん、本当に仲の悪い父親にシルビアのことを相談しに行ったようで。
「まさかお前がお父上に頭を下げるとはな」何かとサブノックと競い合っているアスモデウスが皮肉るように言う。「フン、下げとらんわ!ただ・・・昔のように口喧嘩しに行っただけだそうか、と一応言うアスモデウス。兄の気持ちというのが何となくわかっていたのかもしれない・・・

「本来ならこんな危険な行為は許可できん。家族の、しかも現当主の許可がなければな」
いろんな所でいろんな人が動いてやっとできた模写。これは絶対に成功させたいけど・・・!?

影の者の思い

シルビアがいよいよ「ガルナ」とご対面!一目見て身の毛もよだつような表情を見せていたシルビアだけど・・・?💦

その頃、テントを眺めながらどこか不安そうにしていたのは、ビーム先輩と同じくして魔具研に手伝いに来た美術師団のマーニーだった。何だか落ち着かず、その場をウロウロしていた所を「マーニー先輩落ち着いて。シルビアちゃんならきっと大丈夫ですから」とチマちゃんがツッコんだ。「膝枕しよか?」とクララは自分の膝をポンポンするが、あわあわ謝りながらマーニーはいつぞやの日を思い出していた。

シルビアと入間と共に、ゼゼくんの兄で魔界随一の小説家・ゾウイの元へ行った時のこと。シナリオやキャラクターを作ることができないと言ったら「私が何もかも奪っていいなら」「自分の欲」にあまりにも正直だったゾウイ。その圧力に圧倒され疲弊しながら帰路についていた時、マーニーはまるで元祖返りのような表情のゾウイを思い出しながら「何だかものすごかった・・・」と思っていた。

そんなマーニーに突然声をかけたシルビア。「ゾウイ先生のお話どう思いました?」唐突に聞かれてやはりあわあわしながら「どうってその・・・すごくためになったというか、でも高次元なお話で私なんかちゃんと理解できてるかどうか💦」ととりあえず言った。するとシルビアは前を向いたまま続けた。

『今の自分に満足してると嘘をついている』・・・私はゾウイ先生が羨ましいと思ったッス」
「ただひたすら作品のことだけ考えて自分の欲に真っ直ぐ向き合いながら作品を創れたら、きっと最高なんだろうなって」

そう言いながらゆっくりとマーニーの方を向いたシルビアを見て、マーニーの心も何だか熱を持ってきたような感覚に陥る。
「私もいつか自分の限界まで振り絞って作品を描いてみたいッス!✨」

あまりにも純粋でキラキラした目でそう言ったシルビア。シルビアは本当に絵が、絵を描くことが大好きで、だから欲のままに作品を生み出せるゾウイに感化された、そう感じたマーニー。限界まで振り絞って・・・そんな時って私にはあっただろうか・・・?💦

私だって創作者

以前ゾウイに話を聞きに行った帰り、シルビアの真っ直ぐで真剣な気持ちを聞いたマーニー。限界まで振り絞って作品を創る、そんな時って私にあっただろうか?そして今後もあるのだろうか・・・そう思いながらまさに今その瞬間を迎えているシルビアを前に考えていた。すると・・・

「う゛あ゛あ゛あああぁ!!!」
ものすごい叫び声がテントから響いた!全員驚いてテントを見やると同時にテントからシルビアが飛び出してきた💦そしてそのまま崩れ落ちるように膝をついたシルビアを見て全員駆け寄るが、即座にムルムル先生がシルビアのチェックに入る。大丈夫か、意識は・・・と確認の最中、息を荒げながら「はぁ、あ・・・ガルナと目が合って、ハァッ、もう、本当に・・・!」と青ざめて涎まで垂らして訴えるように言うシルビア。まさか限界、なの・・・?💦誰よりマーニーが一番絶望の表情を浮かべていた。のだが・・・

「最ッ高・・・♡」シルビアは顔を赤らめ瞳孔は開き、恍惚の表情を浮かべていた・・・続けざまに「最ッ高ッス!!やっぱりビーム先輩は天才!超天才!!✨」まるでオーバーヒートを起こしたエンジンのように身悶えしながらそれだけ伝えると、シルビアはもう1回行ってくると踵を返した。ぽかんとする先生2人と兄サブノック、驚いたけど何だか興奮が移っている入間・・・😅

「任せてください!!絶対描き写してみせる!!🔥」
また戻って行ったシルビアを冷静に見る先生2人。ムルムル先生によると「凄まじく興奮状態だけど過度な悪影響は見られない」とのこと。続行は大丈夫みたいだけど、それと同時になぜかマーニーがどこかへ走り出して行った。

「まにまにちゃんどこ行くのー?」クララの声も聞こえないまま、何かの衝動に駆られるマーニー。隅っこ族でも彼女もまた・・・
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魔入りました!入間くん342話感想・まとめ

いよいよ模写が始まりましたね!それがどれだけ危険なのかはわからないけど、「無期限活動停止」なんて厳しい条件出してたんですね💦カルエゴ先生1人の意思じゃないかもしれないけど、こういうことこそ理事長に相談すべきじゃないの?サリバン何で出てこないの?とちょっと思ってしまった・・・キリヲの件があったなら尚更じゃ?と思うのはやはり天邪鬼でしょうか😅

「限界まで振り絞って作品を創る」、それを本当にやりたい気持ち、やってのけるのは生まれながらの創作者じゃないとわからないでしょうね。シルビアはブランクはあれど幼少期に絵に出会って衝撃を受けたからこその創作者。マーニーは恐らく「隅っこ族だから」細々とできることをしててそれが絵だっただけな気もするので、マーニーとシルビアは対極にいるのかも。でも絵が好きなのは同じ。なかなか先天的でも誰かに影響されてでも、できることを続けていくというのは難しいですよね。シルビアやマーニーを「羨ましい」と思う読者を狙った回だったかもしれません。

今んとこシルビアに悪い影響はなさそうだけど・・・宣言通り描き上げることはできるか!?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の342話ネタバレを紹介しました!

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