吸血鬼すぐ死ぬ302話ネタバレ感想！吐くほど自分の罪は首を絞めて

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

ついにアニメ第二期情報も解禁！！放送は2023年1月！新たなキャラクター、東京の若き退治人ダンピール・籠目原ミカヅキ役を村瀬歩さんが担当！！第二期PVもYouTubeで公開されているので要チェック！さらに最新刊22巻は9/8発売予定☆

吸血鬼と人間が共存する世界の新横浜というニッチな街で、イケメンマッチョなのにどこか残念な吸血鬼退治人・ロナルドと真祖なのにすぐ死ぬ吸血鬼・ドラルクが子供探しを名目に出会い、その子供に振り回されたことで居場所を失ったドラルクがロナルド事務所に転がり込んだことから始まった、クセの強いキャラたちが織りなすカオスな世界を年明けから見られるというブッ飛びカオス！？素敵な初笑いになりそう･･･？ｗ

ありのままでも可愛いけど、食生活はある程度気を付けないと取り返しのつかないことに･･･ということでジョンをダイエットさせようと試行錯誤するドラルクとロナルド。でも、愛されマジロなのでそれも結局なかったことになっちゃうのですヌー😅今回はナギリとカンタロウのアシスタント体験･･･？

そんな「吸血鬼すぐ死ぬ」302話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

筋トレした瞬間砂ったドラルクに「ありのままの姿でいいから無理するな」と泣きついたアルマジロのジョン。その理由は「最近ムニってきたジョンのダイエットに付き合うため」と言い出した･･･

ありのままで可愛いのに？(ポテチ爆食い)
おやめなさい！💦丸まった時に腹肉がンッてなるのは健康に悪いよ、と諭した所でロナルドが「アリゲーターガー焼」というばかでかい鯛焼きを買って来るし、「食べたら動く、の方が楽」と運動しに行くも帰りにでかいコロッケ食ってるし💦そんなダメルドくんはセロリ売り場に置き去りです💢

まずはオヤツという誘惑をなくすことから。と、クッキーを焼いて出した瞬間ヒナイチが出て来る、守ってもクッキーは即座に消えるというマジックみたいな事案をしばし楽しんでから、ジョンにストレスが溜まらない方法を探すため外へ。
しかしジョンが可愛い余りに街中の人がオヤツを恵んでしまうので痩せられないわけで😅じゃあジョンが可愛くなくなれば？この漫画は9割ジョンの可愛さが支えてるけどちょっと試してみよう･･･きもい目を背中に描くと、変なガに求愛されまくっちゃった💦

次は「新横浜スリム三銃士」に話を聞くことに。
しかし神在月先生もヨモツザカ所長もクソモヤシくんもみんな「不健康で食べられないし動かない」という負のループの賜物で何の参考にもならない💦じゃあプロポーション取れてるスリム代表・マイクロビキニに話を聞こう←「美しいビキニトライアングルを作る理想像を考えろ」とまともな意見。でもジョンは「スリムになってそのご褒美に特盛ラーメン」とか考えちゃう💦それじゃダメなんだよ💦

おムニのままだとドラルクの頭に乗った時もげるよ！💦とグロい想像をさせた所で「浮遊術会得するためインド行く」とか言い出すジョン💦そこへ突然ドラウスがやってきて「私が帽子に化けてドラルクに被ってもらい念動力でジョンを浮かす」とか言い出した･･･実父とはいえウザイのでブン投げます←

こうなったらダイエットアプリを使おう！しかしこのアプリ、ダイエットによくないものや嘘の入力をすると殺意剥き出しにしてきてｸｯｿ怖い！💦そのおかげでジョンは頑張ってドヤ顔になるくらい痩せた！✨でもそのお祝いにと新横浜中の皆が食べ物持って来ちゃった･･･「罪な愛されマジロめ！😊」

でもその後アプリに正直に入力したら、ホラゲーも顔負けの恐ろしい顔で詰められるジョンなのでした😅欲望のままに食べるのは控えようね！💦

吸血鬼すぐ死ぬ302話ネタバレ

カオス・アシスタント

今回の主人公は元危険度A級の吸血鬼「辻斬りナギリ」。元々は不死身だったがジョンに「分霊体」を掘り起こされぶっ壊されてからすっかり弱体化。そんな彼は元凶であるジョンへ「飢えて辛い思いしてるか？」と思いを馳せていた所･･･

「ウオォ辻田さん一緒に辻斬り捜査をおぉ」と声も存在もデカすぎるメチャクチャマン・ケイカンタロウに遭遇してしまった💦カンタロウは警察官時代ナギリに襲われ、しばらくの休養の後吸血鬼対策課に入りナギリ逮捕に命を燃やす公務員。だけどナギリ=辻田ということに気付かずずっと執着しています💦なので距離を取って茂みに隠れてもすぐ湧いてくる･･･怖いよ💦

そんなナギリ、「今日は用がある」とのこと。なのに「お供します」のカンタロウ。お前がお供する正当な理由が一つもないわ警察手帳返納してしね！と追い返そうとすると、後ろのドアから「助かったーーー💦」と飛び出してきたのはいつもギリギリの不健康漫画家・神在月シンジ先生。「アシさんは原稿がやばい時にどこからともなく来てくれる･･･アイムアカーーーースプリーズカムイーーーン💦」･･･とにかく締切やばいのね😅

天の助けとばかりにアシスタントをナギリにお願いする神在月先生に最初は断ったがカンタロウを捲く意味で「こいつの手伝いで忙しい」とナギリ。だがここで「じゃあ帰ります」ではなく「本官もお手伝いします」となるのがカンタロウ💦「辻斬りを捕まえるには辻田さんの協力が不可欠、即ち辻田さんを手伝うことが辻斬り逮捕への最短経路」もうメチャクチャ理論すぎて頭が･･･💦「あと漫画家の仕事一度拝見したく」ってもはや職務怠惰だよ･･･バレたら懲戒免職よね💦

神在月先生「盆と締切がいっぺんにきたぜヤッター」とか言って受け入れちゃうしカンタロウはハイパーボイスだし近所迷惑も甚だしいけどとりあえず部屋に入ってアシスタントすることに。明日締切なのに6ページも残ってる･･･「ｲﾋﾋｰｯころしてくれーッ」「追い詰められた漫画家はね、これしか話せなくなるんだ」ぶっ壊れた後に歴戦の戦士ヅラすんな！💦「修羅場を潜った貫禄のお言葉！」「伊達に毎週編集さんにBBQの具にされかけてないですよ」威張るな･･･💦

気を取り直してナギリにトーン貼りを、カンタロウに枠線を引いてもらおうとするが･･･カンタロウは力加減がバグってるのでガサガサの極太の枠線を紙が破れるまで描く･･･「ヘイもう終わりだよ♪終わりだよ♪」踊るな！それ失敗だし！💦

何だかすごい出会いとブッ飛び具合だけど･･･原稿間に合うの？💦

修羅場･･･2つの意味で

ナギリがカンタロウに出会い、2人揃って神在月先生のアシスタントをすることに。でもカンタロウは声もでかいしバカ力で原稿破いちゃう･･･ので、ナギリが仕切って神在月先生は仕事、カンタロウには「像」役を命じる。何でナギリが仕切ってるんだ･･･😅

ナギリ作業中、先生が背景をお願い。「凍り付いた異時空の福井の海で主人公を狙う殺人越前ガニ」っていよいよ何描いてるの先生😅カニのリアルなポーズ＆表情まで指定して･･･やっぱ締切間近で狂ってる先生の顔面を凹ませて作業へ。と、像になってるカンタロウが本棚に「辻斬りナギリ」と書かれた本があるのに気付いた。

「先生も辻斬りナギリについてお調べに！？」その言葉に驚き一気に青ざめ小さくなるナギリ･･･その後ろで「作品の参考にならないかと」「ご慧眼であります！恐るべき怪人について啓発する漫画を吸対コラボで明日から」「締切に挟まれてしぬぜ」とやり取りをしている2人。と思ったら「そちらの辻田さんこそ目撃者にして退治人修業をする本官の協力者なのであります！」「目撃ってマジ！？そこんとこkwsk」と本人に話が･･･💦このままでは誘導尋問になってしまうので「今する話か作業しろ💦」と話を逸らすナギリ💦

次の話題は「好きなSF作品」。カンタロウが好きなのは「時空超越ガンダマン」というヒーローもの。必殺ガンダマンパンチは幼少カンタロウのヒーローだったと話すと、神在月先生はSFオタクでもあるので「初代ガンダマンね！ボディが次元の間に収納されて変身時に換装されるのは4代目から復活して僕はあれ好きだよ」「今作のガンダマンライトニングは人格があって云々」と止まらなくなってしまったので胸倉掴んで正気に戻します←

しばらく静かに作業するが、突然先生は服を脱いで「ここが俺の雄ッパイですよっと」と胸に丸印書き出した💦ナギリがツッコむと「いつも奇行にて焦りを鎮めてて」っていつも奇行を1人でやってるの？💦と、ここでナギリによる越前ガニも完璧に描きあがった様子🦀ナギリはサバイバル生活で器用だからリアルに描けるんだってｗ

ナギリに本当に助けられてる先生は再び奮起。でも2秒で「俺は獲れたてのアジ🐟(ﾋﾞﾁﾋﾞﾁ)」とか奇行に走るのでナギリは蹴っ飛ばします←

気づいてしまった「罪」

何やかんやありつつ、神在月先生の原稿は仕上がった💦「お役に立てて光栄であります」ってカンタロウは像になってただけじゃん！🤣

アシスタント料を渡そうとするもカンタロウは警察だからと断る。その後ろからナギリに「そういや退治人修業始めたんだ？よかった、退治人なりたかったって言ってたもんね」と投げかけた先生。あれは妄言だと訂正したナギリだが「なりたいものややりたいことがあるってそれだけで大事だと思うから応援してるよ」と先生は笑って見送った。

ドア影から外に出るナギリの目線に、「下等吸血鬼を退治するかっこいい退治人を見ていた幼少期のナギリ」の姿が見えた。あの夢は自分が吸血鬼の被害者になったことで潰えて、気付いたら目に映るものすべてを切り刻む吸血鬼に自分がなってしまっていた･･･

「いやー楽しかったでありますな！では改めて辻斬り捜査開始であります！」と意気込むカンタロウに「何が楽しかっただついてくるな」と突っかかるナギリ。いえ本当に貴重な経験で、と言うカンタロウの口から「実は昔漫画家になるのが夢だったであります！警察官になったのは貯金のための腰掛けだったぐらいで！」となかなかに重大な事実が飛び出した。「お前が？さっきも像だったろうがそんな夢」無理だ、と言いかけた瞬間「こいつが警察辞めれば執着されない」と思ったナギリは「･･･を追うのは大事だ今すぐ目指せ、なっ！」と取り繕った。が「もう漫画家になる気はありませんので！」とカンタロウ。

「辻斬りに斬られたあの日以来描きたいものなど何一つなくなりましたんで！かつての軟弱な本官はもはやおりません！辻斬り逮捕こそ本官の使命となったのでありますからしてー！！✨」

真っ直ぐな瞳でそう叫んだカンタロウに表情が固まるナギリ。そしてカンタロウが一瞬目を離した隙にナギリはまた姿を晦ましてしまった･･･

1人、建物の隙間の細い路地を奥へと進むナギリ。自分の幼少期からの夢、あんな退治人になりたいと純粋に思っていたはずなのに、吸血鬼に襲われたことで見境なく誰かを傷つける「辻斬り」になってしまった。「なりたいものややりたいことがあるってだけで大事」と笑っていた神在月先生の言葉が歪んで響く。誰かのなりたいもの、やりたいことを辻斬りの刃が切り裂いてしまったかもしれない。あのメチャクチャマン、カンタロウの「漫画家になりたい」という夢も、「辻斬りナギリ」が潰した･･･そのせいであいつは「辻斬りナギリ」から逃れられなくなった･･･

一体どれだけのカンタロウのような人を出してしまったのか。ナギリの顔は歪み目の焦点も定まらず汗だくだった。そして、暗い路地の奥から「おぇっ」とえずくような声が響いたのだった･･･。

吸血鬼すぐ死ぬ302話感想・まとめ

ケイカンタロウと神在月先生、「辻斬りナギリ」に関わってくる2人が邂逅して･･･とんでもないナギリの罪をあぶり出してしまったんですね💦前半と後半の落差エグいて！💦

「辻斬りナギリ」という他の作品に登場したとしても結構な悪役として成立するキャラクターを、ここまでリアルに生々しく、えずくような苦しみを表現できるのも、ギャグマンガという畑(一応)でやってしまうのも盆ノ木先生の持ち味！？確かにナギリのしたことは許されないし、だからこそいつか逮捕されて罪を償って更生してほしいし、その後は幸せになってほしいと読者は願うのだけど、このナギリの苦しみは恐らくこの作品が終わるまで続く気がする･･･それまでずっと盆ノ木先生はナギリを苦しめ続けるの！？もうやめて！💦←

神在月先生も「何となく興味を持ったから」いろんなことをやって一番続いたのが漫画だったからいろんな路線の漫画を描いて鳴かず飛ばずで、という経験をしたからこそ「夢を持つだけでも大事」ということが言えたと思うし、実際奇行で焦りを鎮める締切ギリギリでも「漫画家」という形を手に入れられたからこそ重みがあるわけで。それでもナギリには何となく傷を抉ってる感覚しかなかったけど、カンタロウの一言で一気に自分の罪を自覚してしまった所に闇を感じるんです･･･もしも、ナギリが辻斬りにならなかったら。カンタロウを襲わなかったら。取り留めもない妄想をするだけ無駄だし苦しいですね･･･辛い･･･😭

次回は巻頭カラー！さらに「ジョンパンケーキパン」応募サービス！？パン=フライパン、ですよ🍳
次回も楽しみです！