2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、卒業した先輩たちの今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中!さらに今年10月からはNHKにてアニメ5期を控えた今、本編はついに小野田3年生編へ!!ドラマだけでなく自転車やロードレースの仕組みもわかる、スポーツ誌としても楽しめる作品です🚴
自転車部へ入ると気合いを入れたロクちゃんに大柄の友達・ケイちゃん恭ちゃんも激励を送る。だが突然出て来た「経験者」を語る同級生・木中に小ばかにされ、怒ったケイちゃん恭ちゃんはロクちゃんを昼休みに自転車部部室へ連行。そしてロクちゃんが入部宣言をした所で何とケイちゃん恭ちゃんも入部!?2人はバスケ部じゃないの!?💦
そんな「弱虫ペダル」695話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「決めたよケイちゃん恭ちゃん!裏門坂先輩は神だった。同じ部活、自転車部に入るッテ!!✨」
そう決めたロクちゃんの言葉が衝撃的すぎて一度スルーしてから驚いたケイちゃんと恭ちゃん。大柄でちょっとコワイ顔の2人に「総北自転車部って全国毎年県代表の強豪で2連覇してるんだぞ!?」と迫られるもロクちゃんは「うん、調べたし自転車もハンドルをドロップハンドルにしてもらえるかお店で頼んだ」「目標ができたんだ」と胸を張って言った。そんな真剣なロクちゃんを見て2人も「今ならやれそうな気がする」とロクちゃんの肩を叩いたw
とその時、「ちょっといいかい?」と突然入って来た木中というクラスメイト。中学からロードもやっている経験者で自転車部はレギュラー入りを目指してもう入部したとドヤ顔で言いながら、「ハンパな気持ちで入部しようとしてるなら転ぶからやめときな」とか大きなお世話😅さすがにウザくてケイちゃんが「言ってること薄い」と図星を突くと、木中は中学時代の部活の話を振ってきた。
3年間バスケ部・・・のマネージャーを、と言ったロクちゃんの言葉に一安心した木中は「俺みたいなツワモノがゴロゴロいるからやめた方がいい」と鼻で笑った。するとケイちゃんが木中の頭を掴み「ロクちゃんは俺たちバスケ部のレギュラーを3年間支えてくれた。どんな日も誰より早く来て弱音も吐かず気配りしてくれたロクちゃんをバカにするやつは俺が許さん!!」と声高に叫んだ。「同じく!」と恭ちゃんも叫び、2人はロクちゃんの腕を引っ張ってなぜか自転車部部室へ向かった。
ロクちゃんの心構えも無視して2人はドアを開け「入部希望です!!」と叫んだ。今泉、鳴子、鏑木がおりロクちゃんはただ緊張するばかり💦2人は続けて「一番最初の試合は何ですか」と聞くと、今泉が代表して「10日後の1年生レースだ」と答えた。そして自分で名乗った後「希望者は名乗れ」と促すと、ロクちゃんは緊張しながらも前に出て「1年4組、六代蓮太です!!」と名乗った!✨
すると机の下からひょっこり小野田が。入部届けを小野田に渡せる!と安心したロクちゃんを遮って今泉は「2人も入部するのか?」と尋ねた。2人はバスケ部だから違う、とロクちゃんが言おうとしたが「はい!!」と2人はまさかの返答💦「ロクちゃんがあいつを抜くまで見届けます!!」
3人仲良く入部!?1年生レース、どんな感じになるのかな・・・!?
弱虫ペダル695話ネタバレ
秘策と計画
ロクちゃんが自転車部に自分の言葉で入部すると言ったのに便乗して友人であるケイちゃん恭ちゃんも入部することに!!💦その「特訓」として何やら3人は誰もいない体育館で集まっていた。
一緒に入部するなんてびっくりした事前に言ってほしかった、言った所でびっくりはしたけどと暢気に焦っているロクちゃんに2人は元バスケ部らしい「秘策」があるとバスケットボールを指で回しながら話す。1年生レースまであと10日しかない、その間にムカつく同級生「木中次直」を追い抜く体を作る!と張り切るケイちゃん。そのために「腕立て30回、腹筋30回、背筋50回を3セット、プランク1分を3セット、スクワット50回」というセットを朝、昼休み、部活後にやる!!と・・・なんてハードな・・・!💦
「これってただの筋トレじゃないッテ?秘策って言うけど・・・💦」とロクちゃんがブツブツ言いながらも2人のハードトレーニングに付き合っていると「これが秘策、筋トレはすべての基礎だ」と運動部らしい言葉が飛び出す。基礎は土台、土台がしっかりしてないと家も建たないという論は確かに合ってるけど、イマイチロクちゃんは2人の勢いについて行けていない感じ💦すると徐に恭ちゃんからケイちゃんへ、そしてロクちゃんへとバスケットボールが渡された。
「ドリブル!」と言うとロクちゃんはボールを弾ませてみるがすぐ外れてボールは転がっていく。「シュート!」と言うとボールを持ってゴールに飛び上がり投げてみるがボールは後ろへ飛んでいった・・・ロクちゃんはあくまで「マネージャー」なのでバスケのセンスはないようです😅だけどここまで2人がロクちゃんに目をかけてやるのは、マネージャーでも「自分は見てるだけってのは悪い」と3年間レギュラーメンバーと一緒に筋トレメニューをこなしていたからだと言う。
さらにロクちゃんがやろうとしている自転車は直進のみの運動を行うもの。だから基礎をしっかりやることが最も重要で、基礎にこそ強みがあると思う!!とケイちゃんは言う。そしてその基礎さえ作ればロクちゃんは才能を開花させる・・・ときっと信じているのでしょう。さぁもう1セットだ!!と3人は意気込んで「基礎作り」に励むのでした💪
その頃、小野田たちもミーティングで10日後に控えた「1年生レース」のコースについて話し合っていた。今泉の予定では今年のコースは「正回り」だそう。鏑木が優勝した去年はダム側から登る逆回りだったが、今年は入れ替えて正回り、小野田と鳴子、今泉、杉元が走って競ったコース。3年生になった今、初めて競ったレースと同じコースを新1年生がレースするというのはなかなか感慨深い・・・!✨
「先輩」小野田の想い
10日後に控えた1年生レースの話をする小野田たち。現在入ってきている新1年生は11名で、3名だけが経験者だと言う。
それがどうも引っかかるらしい鳴子。2連覇したチームなのに少なすぎないか?ということらしいけど、その原因は・・・「赤髪のヤツのローラーがガチすぎて引いた」鳴子じゃんか!!🤣本人は信じられないみたいだけど、マネージャー幹ちゃんが集めていたアンケートによると「叫びが怖い」「赤が怖い」「何で関西人?」とよくない声ばかり😅関西人は別にいいじゃん😅
ちなみに経験者3名はこの前ロクちゃんに絡んだ「木中」と、村紙、古屋という生徒らしい。村紙は淡々とした性格でそこらのレースでは10位以内をキープ、古屋は峰ヶ山中学生の部で6位というクライマータイプ。この中からインハイレベルのメンバーが出れば問題ないけど、もちろん未経験の8名からも出るなら文句ない。小野田はそれを期待しているらしいし、それを小野田たちが見極めるために「1年生レース」というものがあると今泉は言う。
闘いの中から生まれる才能もあるし、勝ちや抜くことにこだわるハングリー精神旺盛な奴や、「一緒に走りたい」と思う奴。そんな意外な才能を発揮したのが小野田でした。よほど見た目では判断しきれないし、この前来たバスケ部とちっこいの3人衆からも向いてる奴が出るかもしれない。今泉の言葉に小野田は胸がキュッと鳴る。一緒に裏門坂を走ったあの小柄な子を見て小野田は「真っ直ぐに走る気持ちを持ってる」と嬉しくなったのを思い出しクスッと笑う。
あの子は確か「六代くん」と言った。裏門坂で声をかけて、部活動訪問の時も終わったのに1人だけ片づける小野田たちを見つめていた。だけど最後は何も言わず去ってしまった。小野田もロクちゃんの気持ちはすごくわかって「話しかけたいけどできない」んだと思った。裏門坂でのお礼を言いたかったのかと思ったけど、まさか入部してくるとは思わなかった。昔幹ちゃんが「自転車は気持ちが前に進む乗り物」って言ってたけど、そうだとしたら・・・
「彼が成長する姿を近いうちに見れるかもしれない」
1人目線を逸らして穏やかな顔で考える小野田に気付き、今泉はそっとしておいてやった。今小野田はロクちゃんに思いを馳せている。
「調べました、すごいチームってのは知ってますッテ。いやわかってないかもですが・・・一生懸命頑張りますッテ!」とブルブル震えながら頭を下げ入部届を差し出してきたっけ。小野田が笑って受け取り「受理するよ」と応えると「ありがとうございますッテ!」とすごく嬉しそうな顔してたしな。そして「ひとつ聞いてもいいですか?」と投げかけてきたっけ・・・
とその時、鏑木が「あ!」と声を上げた。何だなんだ?
あいつの強みと欠点
小野田がロクちゃんに思いを馳せていた時、突然鏑木が入部届を見て声を上げた。「あ、これ木中じゃないすか!知ってますよ次直くん、こいつ総北来てたんですねー」とまさかの発言!
今泉の元へ入ってきている情報を聞いて見ると木中は経験者3名の内の1人で六代ってやつと同じクラスだと言う。たった今ロクちゃんのことを考えていた小野田は顔を少しこわばらせた。そして鏑木は幼馴染でニコイチの段竹と一緒に「木中次直」について話し始めた。
木中は鏑木たちが中学時代入っていた成人交じりの自転車チーム「チームSS」に入門希望で来ていたらしい。発言は薄っぺらいけど足は太かったという。だがひとつ欠点があり、先輩や年上には委縮するタイプだが同級生や年下には強く出るので「1年生レース」には強い、と鏑木は踏んでいるようです。
先輩に委縮しすぎてSSでの入門は落ちたらしく、タメや年下には強いということで「性格大丈夫か」と今泉に心配されてます💦今泉も人の事言えないでしょ・・・?← そんな噂をされている木中は早速部でコースを覚え足を慣らすため杉元定時が引率する走りに参加していた。だが一丁前にハングリー精神があるらしい木中は「この大きい杉元さんって抜いていいかな?いや先輩なんだから絶対ダメ!」と己の美学と葛藤していた。だが次に浮かんできたのはケイちゃんに頭を掴まれ怒鳴られた時の屈辱感だった。
皆の前で頭鷲掴みにして、あれはムカついたな。六代ってヤツとその取り巻き2人、あいつらは絶対にやってやる!!
木中も薄っぺらい中で経験者としてのプライドを燃やしてレースに挑むようです💦
そして時の流れは早いもので、ロクちゃんが入部して10日目。とうとう1年生レース当日!
銘々緊張したり言葉を掛け合う11名。緊張して俯きがちなロクちゃんと、余裕をかましている木中。その様子を小野田たちも緊張しながら見届けている。レース直前、今年の1年生レースはどうなるのでしょうか!?
弱虫ペダル695話感想・まとめ
小野田たちと同等にロクちゃんたちも出番が多いのを見ると、いよいよ世代が変わったんだなと実感しますね!まさかの木中がただの噛ませ犬じゃなかったことにちょっと驚きました💦
ロクちゃんの見た目が巻島先輩に似ていることから、ケイちゃん恭ちゃんは田所と金城という感じがしますが、そう考えると木中は杉元照文ポジションかな?それにしてもちょっとでも経験があると途端にマウント取ってくる存在出てきますよね?「能ある鷹は爪を隠す」といって本当に強いヤツはむやみに能力をひけらかさないと思うのですが・・・そこはまだ中学から上がったばかりの高校生だからしょうがないのかな?大人でもそれがわからない人っていますしね・・・←
その点ロクちゃんはケイちゃんたちに信頼されるくらいの優しさとか一途さがあって、一緒に基礎を作る手伝いをしてくれる仲というのが何とも微笑ましいし羨ましい青春してるな、と思ってしまいましたw基礎を鍛えるってすごく面倒で地味だけど、それを継続するとどんどん強靭になっていくんですよね。ロクちゃんは運動のセンスはなくても「ひたむきさ」が武器なのかなと特訓を見てて思いました。
そんなロクちゃんのポテンシャルを小野田も早速買ってるし、いいとこ見せられるといいですね!てかロクちゃん、見た目が巻ちゃんで性格が小野田だと本当に大きくなったら巻ちゃん2号みたいになるんじゃ!?←
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の695話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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鳴子が怖がられているというのが面白かったですw細かいセリフ書きでいい意見や鳴子のツッコミも炸裂していますよw
ぜひお手に取ってご覧ください!