弱虫ペダル693話ネタバレ感想！思い込み突っ走り、でも大当たり

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、卒業した先輩たちの今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中！さらに今年10月からはNHKにてアニメ5期を控えた今、本編はついに小野田3年生編へ！！ドラマだけでなく自転車やロードレースの仕組みもわかる、スポーツ誌としても楽しめる作品です🚴

小野田は「先輩として」新入生・ロクちゃんの裏門坂登坂を見守っていたが、そしてロクちゃんも弱音は吐きつつも「友達を待たせてはいけない」という真っ直ぐな気持ちだけで裏門坂の一番キツい所を自力で登り切った！ロクちゃんは「小野田のいる部活に絶対入る」と決意し、小野田もロクちゃんのポテンシャルに希望を見出すのでした。部活動訪問で再会できるか･･･？

そんな「弱虫ペダル」693話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

裏門坂で困っていた新入生のロクちゃんに声をかけた小野田。「僕が手本見せるからついてきて」その言葉にすっかり安心したロクちゃんは「神に出会った✨」と意気揚々と小野田について登坂を始めた。

この人について行けばきっと入学式も間に合う･･･と思ったのだが、坂はだんだんとキツくなり、自転車で張り付いているのがやっとといった具合。この坂は「キツそうに見えて実は楽に登れる坂」だと思っていたが、本当にキツいじゃないか！こんなの自転車で登るような坂じゃない！💦ロクちゃんは困惑しながら思ったのだが、前を行く小野田は涼しい顔で何度もロクちゃんの様子を伺っている。

そんな鳥のさえずり聞こえるよみたいな涼しい顔なんでしてるんですか！？周りの景色楽しむ余裕ないっすよ！💦必死でペダルを踏むがジリジリと進むのが精一杯💦だが小野田はギアの切り替えとかもない普通のママチャリでいとも簡単に登坂していく。ロクちゃんは汗だく、ガクガクの膝、息絶え絶えで必死についていく･･･その頃、正門で待つロクちゃんの友人・ケイちゃんたちはロクちゃんと勘違いした自転車の女生徒に危うくハグしそうになったり危ないことになってました😅

「坂･･･自転車･･･嫌い！」思わず弱音を吐いたロクちゃん。もう足を止めよう、降りよう。そう思うのだがロクちゃんは止まらない。やっぱり、友達たちを待たせちゃいけない！！ロクちゃんは自転車のカゴより前に頭を出し前傾姿勢で腰を浮かせてペダルを踏み込み一気に加速した！！その様子を見て小野田もパッと明るい顔になり、ロクちゃんの雄姿を見届けた✨が、突然ロクちゃんの自転車の後輪が横滑りしバランスを崩した！危ない転ぶ･･･！💦

その時、小野田が前方でブレーキをかけ、加速したままのロクちゃんを寸での所で支えた！あ、すいませんッテ、と言うロクちゃんに「頃合いを見て助けるつもりだったけどその必要はなかったよ」と小野田。「坂の一番キツい所を君1人の力で登ったんだよ」

その後、ロクちゃんのサドルを押して学校の駐輪場で別れた2人。ロクちゃんは小野田の言葉と先程の経験に心打たれ、小野田のいる部活に必ず入って「どこまでもついて行きますッテ！🔥」と決意。小野田も「あの子は真っ直ぐに走る気持ちを持ってた、凄かったな」と満足そうな顔で遠くを見つめたのでした😊

弱虫ペダル693話ネタバレ

小野田を探して

小野田とロクちゃんが一緒に裏門坂を登った入学式から3日後。今日は「部活動訪問」がある日！ロクちゃんの目的はもちろん「小野田と部活で再会しそのまま入部すること」！

裏門坂で助けてくれた、物腰柔らかで優しくて笑顔が素敵な「裏門坂先輩(仮)」！何部か知らないけど俺はこの3年間裏門坂先輩と同じ部活で過ごすって決めたッテ！とロクちゃんの足取りも勇み足ですｗ大体見当はついてるッテ、あの後ろ姿と雰囲気からピーンと来たッテ！あの人はきっと･･･将棋部だ！！ロクちゃんは将棋部のドアを開け開口一番「将棋部入ります！！！」と頭を下げた。オイオイ･･･😅

見ると大人しそうな先輩が3人。ロクちゃんが顔を上げてやっと先輩たちの顔を見るが、もちろん小野田はいない。あ、あれ？自分の予想に絶対的自信を持っていたらしきロクちゃんは思いっきり見当外れで気まずくなり小さな声で「あの、丸いメガネで体の細い先輩はいますか？💦」と尋ねた。すると「俺かな？」と丸メガネでひょろっとした人が出てきた。が、小野田とは違って背は高く髪型も角刈りのような姿･･･「すいません取り消しますッテ！！💦」そう言って逃げるように将棋部を後にした･･･💦

あれ〜？おかしいなピンと来たはずなのに💦と焦るロクちゃん。実はあの後友人のケイちゃんたちにも相談していたらしく「1人で学年も名前もわからない先輩を捜す！？俺たちも手伝ってやろう！！」と言ってもらったらしいのだが、妙に自信のあったロクちゃんは「大体当たりはついてるから大丈夫！！」と大口を叩いてしまったのだった。やっぱり手伝って貰えばよかったかな、いや大丈夫1人でやろう！高校生になったんだしいつまでもケイちゃんたちに頼れないし！とロクちゃんは今一度大丈夫だと言い聞かせる。

「大丈夫！！！」
大きな独り言が廊下に響く。周りの生徒が驚いて振り返る？「誰に言ったの？」「大丈夫？」とザワつかれてしまい、恥ずかしくなったロクちゃんは俯いてその場を立ち去った💦こんな調子で小野田と再会できるのかな･･･？😅

すれ違いと諦め

自信を持って小野田は将棋部だと思い込み行ってみたけど大ハズレ💦やっぱ名前も学年もわからない先輩を捜すなんて無謀だったかと思うが自力で頑張ろうと思わず廊下で「大丈夫！！」と叫んでしまったロクちゃん💦

自分の言動に焦りつつ、気を取り直して候補の部活に行ってみることに。次は科学部！だが現在科学部は女生徒6人だけとのこと。じゃあパソコン部！と思ったが今は休止中。悉く予想が外れロクちゃんは階段に蹲り頭を抱えてしまった💦早々に行き詰まり次なる候補は･･･新聞部？華道部に服飾部？カメラを構える小野田、花を生ける小野田、服を仕立てる小野田･･･意外とあるな！？思って行ってみたけどやはりなかったわけで💦

どうしよう💦と困っているといつの間にか自転車置き場に来ていたロクちゃん。そうか自転車を見ればいいんだ！あの人の後輪には特徴的なシール貼ってあったし、色と形も覚えてる！登録証から学年と名前割り出せる！全部で3か所の駐輪場探せばあの人に会える！！✨いややってることほぼ犯罪だよ･･･😅しかもその様子通りすがりの女生徒に見られてるし、小野田が後輪に貼ってるのは登録証じゃなくて「王立軍」っていうアニメのシールだからね😅

その頃、当の小野田は今泉と部室へ向かう途中。先程の女生徒が「私の自転車じろじろ見てた」「何が目的なんだろ」と話しているのを聞いたらしく、「駐輪場に変な1年がいる」という噂が本人に届いていました😅自転車登校なのを知っている今泉が小野田の自転車を心配するが、小野田はこの日はロードバイクで部室に直接向かっていたようで･･･そりゃいくら探してもロクちゃんには見つけられないはずです💦

「帰宅部か･･･」すべての駐輪場を見回ったらしきロクちゃんはハァハァしながら上着を脱いで地面に大の字になっていました。「全部見てないってことは帰っちゃったんだ。裏門坂先輩は部活やってないのか･･･」小野田が振り返った時に見せた明るい顔がロクちゃんの脳裏に浮かぶ。「せっかく･･･目標が見つかったと思ったんだけどな」ロクちゃんは空を見上げながら今までを振り返る。

小学校の頃から事あるごとに「夢」の話をされ、周りの子たちはどんどんやりたいことや職業を見つけていったけどロクちゃんはないまま大きくなってしまった。その度に早く見つけろと急かされたけど何でもいいわけではなくて、そんな時に小野田と出会って自転車で自力で激坂登って支えて貰った。この先輩になら、ついて行けばもしかして目標とか見つかるかもって思ったんだけどなぁ。

「徹夜で将棋のルール覚えたのに無駄になっちゃった。バカだな俺･･･」
そう言ったロクちゃんの顔は笑いながら涙がこぼれていました💧よほど大きな存在だったんだね･･･

予想外の再会！

小野田は帰宅部だと思い込んで落ち込むロクちゃん。寝転がっていると、どこかから「うおおぉ」と歓声が聞こえて来た。

その声にむっくりと体を起こしたロクちゃんが耳を澄ますと、「やべー」「すごい」「上手い」と声が聞こえる。何だろう、運動部が派手なパフォーマンスでもしてるのかな？何部かな･･･気が向くままに声を頼りにロクちゃんは向かっていく。すると男子メインでたくさんの生徒が歓声を挙げていた。「大きい3年生が降りて、今度は細い人が乗るぞ。背小さいけどできるのか」という声の横で「バカお前あの人知らないのか？あの人が2連覇の人だよ！」と聞こえて来た。

遠くから見ていたロクちゃんにも「2連覇」の言葉が届いたようで、何の2連覇なんだろう？と興味が出て来た。すると「インターハイで2連覇」という声が聞こえる。市や県じゃなくて全国2連覇か、すごいな。でもそういう人って近寄りがたい怖い人だったりするよな、と思いながらも人混みに近づいて行くロクちゃん。恐る恐る中を覗き込んで驚いた。

そこにいたのは、間違いなく3日前に助けてくれた小野田だった！あの小野田がジャージを着て必死の形相で3本ローラーで自転車パフォーマンスを見せていたのだった！「裏門坂先輩！！」思わず人混みをかき分けて前方に出て来たロクちゃん！いた、嘘だ会えた！！自転車乗ってるけど何部だ！！？そこまで見てもわかんないのかロクちゃん😅

実はロクちゃんが駐輪場を見回っていた時、小野田が「今日の見学会でローラーやって」と鳴子に頼まれたことを今泉に相談していました。いいじゃないか、と言われ渋っていた小野田だが結局出ることにしたようでｗメイン3人のパフォーマンスを説明していたのは杉元で、「さーてここからもっと上がるよー」と場を盛り上げていた。「頼むよ小野田」と耳打ちして杉元は「見ててよ、これがインハイを制したハイケイデンスだよ！！」と口上を立てた。その通りに小野田は得意技である高速回転をお披露目！！

100、120、150･･･200まで上がるよ！の言葉に乗せられて小野田のペダルは目にも止まらぬ速さに！！これにはギャラリーの生徒たちも大盛り上がり！体がブレてない、動画だと早送りみたい、あの人が2連覇の「小野田坂道」さんだ！！✨周りの言葉を聞いてロクちゃんもやっと、やっと小野田のことがわかったのだった。

小野田坂道さん、2連覇の人。これが「裏門坂先輩」の本当の名前、本当の姿･･･！ロクちゃんはただ圧倒され体を震わせるしかできないのでした･･･！

弱虫ペダル693話感想・まとめ

紆余曲折あったけど、小野田とロクちゃん再会！！なかなかにドラマチックな再会を果たしたんじゃないでしょうか？まぁロクちゃんが1人でもがいた場面があったからより感動もひとしおだったんだと思われます😊

初登場の時から見てて思ったのが、ロクちゃんは結構「1人で突っ走る」「こうだと思ったら曲げない」という頑固さがあるのかな？せっかくケイちゃんたちが協力すると言ったのに「もう高校生なんだし」と突っぱねちゃったし、「あの感じからしたら将棋部だ」と信じて疑わず将棋の本まで読むなんて筋金入りだと思います😅挙句自転車の登録証で身分割ろうとしてたし、それは探偵とかがやることなんよ😅頼る時は頼るべきだし、決めつけすぎはよくないというのも小野田と自転車と再会できたことで変わって行くことを祈りますが･･･ｗ

入学式の日は「王立軍」のシール貼った普通のママチャリで登校して、部活動訪問の日はロードでっていうすれ違いがまた皮肉ですね💦でも思い込みの激しいロクちゃんが再会できたのは自転車が繋いだ「縁」なんでしょうかｗロクちゃんのように「夢がない」「小さい時から夢やなりたい職業決まっている子が羨ましい」と悩んでいた人、現在進行形で悩んでいる人って結構多いと思います。斯く言う自分もそうだったし今もなりたいものやしたいことがわからない･･･それを学生のうちに気付けたロクちゃんこそ羨ましい💦せっかく小野田と会えたし、ロクちゃんの夢も明確になるといいですね✨

次回辺り、ロクちゃんの本名もわかるでしょうか？ｗ
次回も楽しみです！