吸血鬼すぐ死ぬ296話ネタバレ感想！蘇った記憶と闘った「最強」

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

吸血鬼と人間が共存する世界の新横浜というニッチな街で、イケメンマッチョなのにどこか残念な吸血鬼退治人・ロナルドと真祖なのにすぐ死ぬ吸血鬼・ドラルクが子供探しを名目に出会い、その子供に振り回されたことで居場所を失ったドラルクがロナルド事務所に転がり込んだことから始まった、クセの強いキャラたちが織りなすカオスな世界が去年ついにアニメ化！声優陣が豪華だったこと、EDアニメーションが感動的だったこともあって一躍話題になりました✨

この世界では「バカ」こそがある意味「最強」と成り得る、それを体現するのがロナルド事務所の近所のコンビニ店長の息子・武々夫。これからも問題を起こしてもその問題にすら気付かないで奔放に生きるんだろうな･･･強ぇ･･･💪さて今回は･･･伝説の退治人「ヘルシング」の過去に迫る！？

そんな「吸血鬼すぐ死ぬ」296話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

新横浜一のおバカ・武々夫がマナー違反たちと遊んで帰る途中、何者かに脳みそを触られるような感覚に陥りそのまま蹲ってしまった･･･💦

そしてせわしなくロナルド事務所のドアを叩いて「この武々夫という肉体から俺を解放してくれ💦」と頼んだ。何言ってんだ仕事中だ帰れバカ、ただでさえ失礼、バカ、何か下さいよなのにさらに厨二病まで乗っけてバカのデカ盛り定食で胸やけするわとひどい罵倒のロナルド💦しかしドラルクが「彼は武々夫であって武々夫ではない」と言い出した。ドラルクも厨二病･･･？←

ではなく、「人間の意識に入り込み肉体を操るという術を使う吸血鬼に乗っ取られている」状態だという。乗っ取ったのはアルジャという吸血鬼で単純な奴ほど操りやすいと武々夫を狙ったが武々夫のバカ力が凄まじく元のアルジャの精神が蝕まれているらしい💦バカってコンピューターウイルスみたいなモンなの？自業自得とはいえ一応武々夫は助けないと💦

融合しかけの精神体を外に出したら後は何か上手いことやってくれってそんな適当なのでいいのか💦とりあえず出してもらうと確かに武々夫の精神体がガムみたいにへばりついてる！💦何か頭のいいことを考えろと言われゲーテの詩を暗唱してみるも途中で武々夫のエッチな妄想が入ってしまい、主人格が武々夫になってしまった💦もう直ったことにしちゃえば？いやそういうわけには･･･後で不具合出ても困るしってマジでパソコンみたい💦

因数分解とか出してみてももうアルジャの精神では解けなくなってる💦早く分離しないと本当に武々夫に取り込まれるぞ💦
じゃあ部屋の両サイドにお互いの好みのエロ本を置けばバリーンって剥がれないか？と何か物理技だけどやってみることに。アルジャの性癖「姫騎士の洗脳モノ」を聞いていざセッティング。でも、武々夫の精神体が行き来して開拓しただけに終わった💦「もう私元から武々夫だったんじゃ」って諦めてるし💦

と、ここでドラルクが閃いた。もう一度頑張って精神体を出させた所でドラルクは「誰でも幻覚見えるくん」を出して「浴槽いっぱいのお金と美女」の幻覚を見せる！武々夫は迫真の顔になったが美女はアルジャを呼んだ！それに嫉妬した武々夫はアルジャを自力で弾き飛ばし美女の方へ･･･やったー離れたぞ！！✨と思ったのだが「この借りは別の体で返してやろう」とアルジャ。何て恩を仇で返す仕打ち･･･！

とそこへ武々夫を探しに来た父・暴々夫さんが。うっかり入ってしまい二の舞になったアルジャ。「あの💧」と泣きついたが「助けん💢」自業自得再び。ウエエェェン😭

吸血鬼すぐ死ぬ296話ネタバレ

もどかしい過去

今回の主人公は「伝説の退治人」ヘルシング。愛用していた刀・ヴァンパイアキラーに憑依し現世に蘇ったのだが、新横浜随一のお金持ち・金久祖有蔵さんの姪っ子・アルコちゃんが飼うゴールデンライオンタマリンという猿・タマちゃんに刀をパクられ、タマちゃんと人格を共有しているという不遇のおじさんです😅

269話で国立国会図書館に行き蘇った記憶は･･･「吸血鬼の王の退治をイングランド王室から密令として出されていた」というとんでもない内容だった💦ヤベー偉業を成し遂げた救国の英雄ということはわかっていたが王室からの密令とまでは覚えてなかったヘルシング。そして密令受けてどうなったの！？確かに「国からの密令」では文献に書こうにも書けないから情報が出てこないというのはわかったけど、肝心な所で記憶が切れてるので自身でモヤモヤしちゃうヘルシング💦続編が出ないアメリカドラマみたい･･･ってそうなん？←

またアルコちゃんの力を借りて自分の著書を図書館で借りてきたけど密令については書かれてるはずもないし手がかりにはならないのでは？と後ろ向きになっていると、アルコちゃんが「おでこのシワすごい、調べもの大変？」と言ってくれたり、17巻205話でゴリラの合コンに混ざって相思相愛？になったから買いますと金久祖さんに迎え入れられた美ゴリラ・ボボンレスさんがお茶を淹れてくれたり気遣いをしてくれた。彼女らの気遣いを無碍にしないためにも文献を読もう！と意気込んだヘルシング。何がきっかけになるかわかんないし･･･と、前回も記憶取り戻したのはどっかの男性のエロ本の趣味だったので←

自身の生前の著書は各地の吸血鬼の生態を詳細に記してあり、自身の調査の腕と記述を自画自賛してしまうほど← 種々様々な吸血鬼の退治方法まで細かく書いてある･･･と、ここで記憶がまた蘇って来た･･･！

「吸血鬼の王」を退治するならば、私の持ちうるあらゆる知恵と手段を用いなければ。王たるもの、どんな能力も有すると想定すべきであり、催眠術など支配術を使えるなら人海戦術は逆に手駒を与えることになる。求められるのは知識と技術を有した「人間」による単独での暗殺。幸い王室から「王の侵攻」について情報が割れており、単身で北部の小さな港町「ホットベイ」に現れると告げられていた。

王とはいえ流水を嫌って航路を選んだなら出現位置は絞れる、罠を張って待ち伏せも可能。そう思ったら善は急げ、生前のヘルシングは「吸血鬼の王退治」に向けて準備を整え始めたのだった･･･！

王vs伝説！！

「吸血鬼の王退治を王室から秘密裡に頼まれていた」ことを掘り下げたヘルシング。王の出現場所が割れていることを利用して「単身」の王を「単独で」迎え撃つためにヘルシングは奔走した･･･

そして1885年ホットベイ。一隻の船が到着し、船乗りが「黒服の旦那！着きましたよ！」と乗客に声をかけた。その声に無言のまま現れた、黒ずくめ黒ひげの長身の、特徴的な角ヘアーの吸血鬼･･･これは紛れもなくドラルクの祖父「御真祖様」！？髪もひげも黒いので若い頃の御真祖様･･･遠くからその様子を手鏡で見ていたヘルシング。やはり鏡に御真祖様、いや「吸血鬼の王」の姿は映らなかった。

王が黙って船を降り歩いていると、どこからか魂を揺さぶるような楽し気な音が聞こえて来た。王が振り仰ぐと、建物がある崖の上から「タンタタン、パン、シャン」とリズムよく心地いい音が響いて来る。その音に誘われるように王は階段を昇り、羽を使って崖上に上がった。着地し顔を上げた瞬間、そこにいたのはリズミカルにタンバリンを叩くヘルシングの姿が！！

「来たな、吸血鬼(ヴァンパイア)」
そう言うやいなや、ヘルシングは用意していた杭をボウガンにセットし躊躇なく放った！！王の胸に食い込む槍！！その隙にヘルシングは斧を振り下ろし王の首を斬り落とした！！さらに液剤の入ったビンを投げ、すかさずマッチを放り込んだ！！！胸を貫かれ、首を落とされた吸血鬼の王の周りに火の海が広がる🔥

しばらく何の音沙汰もなく、「やったか･･･？」と身構えたヘルシング。だが程なくしてその火の海から両手が伸びてきて、王が首が繋がった状態で全く無傷といった様子で出て来た！！そして挑戦的な顔をヘルシングに向けて口角を上げる。「やっ･･････っっってねぇ！！！💦」

人間よ、これが「吸血鬼の王」だ･･･！続く！！！💦

吸血鬼すぐ死ぬ296話感想・まとめ

しばらく「吸血鬼すぐ死ぬ」らしいカオスでドタバタな展開が繰り広げられたと思ったら、今回ヘルシングのドシリアス回！！何でギャグ漫画で命賭けた異種族の戦いが出るんだよ･･･←

ヘルシングは実在したと言われる吸血鬼退治の第一人者。そんなすごい人がお猿関係にいっぱい巻き込まれ、小学生の女の子に気遣われる日々を送るってなかなかシュールですよね😅でも日を追うごとにアルコちゃんもヘルシングについて何となく察する所が出て来て、そのために協力してあげるのが何とも健気･･･そこにハチャメチャな出会い方だったけど美ゴリラのボボンレスさんも加わったから、ヘルシング自身もちょっとホッとしてる部分はあるのかもしれませんねｗまさか、ヘルシングの奥さんの生まれ変わり→ボボンレスさん･･･てことはないよな？この作品ならありそうで怖いけど←

そして「吸血鬼の王」は紛れもなくドラルクの祖父・御真祖様です。この設定をなぜ知っているかと言われれば、「盆ノ木先生が過去巻のアカウントジャックで話してた」がアンサーなわけで← そのアカウントジャックでの重大設定をやっと今になって本誌で描かれたというわけです。少し前、ドラルクの憎っくき師匠・ノースディンを退治せんと人間・クラージィがやって来たのも「国からの命令」で、吸血鬼側からは一切アプローチがないんですよね･･･密令だからとヘルシングは御真祖様に奇襲をかけたわけだけど、手際の良さがおぞましすぎるよ･･･💦

恐らくノースディンも、そして今回の「王」御真祖様も、自分たちの方から人間を支配しようとはさほど思っておらず、自分たちが生きて行くために少し血液を貰うため人のコミュニティに現れるというだけな存在だと思います。だけど、人間を滅ぼし支配しようとする一部の強大な吸血鬼の振舞いに怯えた国が「吸血鬼」という存在に過敏になりすぎてヘルシングたちを送り込んだ･･･そんな風にしか見えないですよね。今の姿を知っているファンからすると尚更かと。

吸血鬼退治のあらゆる手がかすり傷にもならない「吸血鬼の王」との戦い！この後どうなっちゃうの！？
次回も楽しみです！