弱虫ペダル680話ネタバレ感想!大事なものを失くさないために

弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生今泉俊輔鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、卒業した先輩たちの今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中です!さらに今年10月からはNHKにてアニメ5期も始まります!!🚴

箱根学園追い出しレースクライマー勝負。1年生の時に1つ年上の黒田を破った真波だったが、黒田だって成長している。真波の得意技は今の黒田には通用しない!さらに黒田は「忘れ物」をこのレースで取り返す、と思い出を蘇らせた・・・

そんな「弱虫ペダル」680話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

箱学の追い出しレース、卒業生黒田と在校生真波のクライマー勝負!レギュラーメンバーはクライマーじゃなくても速度が落ちない安定した走り、それ以上のスピードで黒田と真波は戦っている。先程スプリンター勝負をレギュラーメンバーに見せるため牽引した10人の後輩はもう足が残っていません💦

登れるエースアシスト・黒田キャプテンにして黒田を1年で負かしたクライマー真波、去年のインハイ個人総合2位と3位のバトルは伊達じゃない。後輩たちの予想通り坂を感じさせない猛スピードで2人は競っていた。笑顔を絶やさない真波、黒田より自分が実力はあると思っているらしき真波は心の中でさすがだと賞賛。だがその声が聞こえてか聞こえずか、「自分のペースについて来てさすがだと思ったか?ついて来るだけだと思うなよ」と黒田。ザワッとする真波。

すると前方に右カーブが。直前で仕掛けるか、と思ったその時に「しなれ猫足!!」
黒田は真波の予想より早くに「猫足」を発動!まるで錐もみのように足を捻ってペダルを踏むと黒田は一気に真波の前に出た!スピードを乗せたまま全開で立ち上がった黒田は加速も速かった。そういえばスプリンター勝負の時は少年らしく騒いでいた黒田が勝負となったら一度も口角が上がっていない。この人は本気で勝ちに来てる!さすがに緊張が走った真波も黒田を追いかける。

「すごい、少しでも気緩めたら置いてかれそう」「勝つためにきた、最初から言ってるだろ」
それなら、と真波はタイミングよく吹いてきた風に乗って「羽」を見せ美しく滑らかに、そして高速の登坂を見せた!!さすがにこれは、と振り返った瞬間、真後ろにいた黒田の姿にいよいよ驚きが隠せなくなってくる。黒田だって1年練習してきて後輩たちのクセを観察しているのだ。

「まさか同じ手が2度通用すると思ったかよ?」
そう睨む黒田を見て真波にも恐怖のような緊張が走る。それとは裏腹に、黒田は「忘れ物」の思い出が蘇る。小さい時お気に入りのボールをうっかり公園に置き忘れ、夕飯後に親に言われて慌てて夜の公園に取りに行ったがボールはなかった。

黒田の思い出と勝負の関係性は!?そして真波は黒田の思いを超えられるか・・・?

弱虫ペダル680話ネタバレ

黒田の欲しいもの

真波が仕掛けても千切れるどころか追い抜きすら見せる黒田。本気で勝ちに来ている、とは思いつつ驚きを隠せない真波。

右コーナーでワンテンポ早く「猫足」を発動させた黒田は真波より頭一つ抜きん出て今度は左コーナーでペダルを踏み込んだ。黒田がアクションを起こすたびに目を見開く真波に「そうやっていちいち驚いて、まだ俺のこと格下だと思ってんだろ」と振り返りながらじろりと見据えた黒田。必死で真波を追い抜いているならそんな真波の変化にも気付かないでしょう、黒田も真波と互角に戦えるほどの力があるのです。

「出し惜しまずって言いながら、俺相手なら何やかんや勝てると思ってる。心の隅でさすがに黒田には負けないでしょって思ってる
図星なのか、ドキッとした顔を見せる真波。「わかんだよそういう人の『実力の上下意識』に敏感なんだ」そう言った黒田の先に螺旋状の人口の坂道が見え始めた。

「俺はエリートだからな」
そう言って黒田は見えて来た登り坂を蹴るように加速した!「下に見られるとプライドが許さない」黒田の言葉は真波に聞こえただろうか?真波は先程黒田が発した「エリート」という言葉を繰り返していた。よく黒田の憎き先輩・荒北が敵を揶揄する時使った表現。黒田の口から1年ぶりに聞いた言葉。そんなことを考えていて黒田を追うことを思わず忘れる真波。真波を置いて少し先で黒田はこれまでを振り返っていた。

俺は今年1年エースアシストとして走って来た。周りを見て戦況を把握し指示を出し時に自ら動き、そして自らを犠牲にしてチームのために、チームの勝ちのために走って来た。でも俺が今本当に欲しいのは「自分自身の勝ち」。誰も気にせず誰の指示も受けず自分自身のためにクライマーとして山で力を証明したい。それが箱根学園に入学して自転車競技部に入った時思い描いていた「原点」だ。

箱根学園には幼馴染・泉田もいたし葦木場や後輩たちもよくしてくれたし、そんなチームのために走るのは楽しい。勝ち繋げて感謝されたら嬉しい。心からやってよかったという充実感がすごい。でも・・・ふと1人になった時、心の中のもう1人の自分が呟くんだ。

「お前クライマー捨てちまったのか」って・・・

坂で爆発したワガママ

真波に何としても勝ちたい黒田。そこには「自分自身のためにクライマーとして勝ちたい」という確固たる思いがありました。

チームのために走るのは楽しいし勝って感謝されたら嬉しい。けど、俺は「クライマー」を捨てたわけじゃない。
名アシストとしてやっていくのも悪くはないけどそれは本当になりたい自分か?少しでも燻りが残ってるなら、最後にやり残したって気持ちがあるならワガママ通すのもいいんじゃないか?お前にはそれをやれるだけのポテンシャルがある。

自分の中の自分が自分に話しかけてくる。その言葉にやっと忠実になれた。今まで自分のそんな思いに自分でフタしてしまっていたのは、1年生の真波に「羽」見せられたあの現実を受け入れられなかったからじゃないか。もう1回あんなこと起こされたら俺のプライド持つのかって怖がってたんじゃないか。何ヒヨってるんだ俺は。

「俺は山を駆け上がるクライマーのエリートだ!!!」
そう叫んだ時、すぐ後ろに真波が追い付いてきていた。でも黒田は先程の真波ほどは驚かない。ここで真波が追い付いて来るのも予想していたから。螺旋状の道路全体に響くほどの声で「しなれ猫足!!」黒田は再び柔軟性のある脚を捻ってペダルを踏み込んだ!

あっという間に加速して真波との距離を大きく開いた!!そしてその先までスピードが衰えない!!
俺には力も脚も、戦略もハートも経験もある!!「俺は・・・」コーナーが見える度に黒田は猫足をギュルンと音が出そうなほど捻って力強い踏み込みで加速する。

「俺は誰よりも強いクライマーになれる!!」「そして俺がクライマーだと名乗るためには・・・」
「真波山岳!!てめぇだけは倒しとかなきゃいけないんだ!!!」

黒田のだいぶ後方で真波も黒田の速さとプレッシャーを認めざるを得ない。黒田は真波を負かさなきゃ安心して箱根学園を卒業できない、とすら思うほどの気迫で息を切らしながら螺旋道路をぐんぐん駆け上がっていく・・・

もう失くしたくないから

自分のために、自分がクライマーとして速いということを証明するために何としても真波に勝つつもりでいる黒田。あまりに迫力に真波もつい先行を許してしまっていた。

追わなきゃ見えなくなる。「2度通用すると思ったか」「格下だと思ってるんだろ」そう言って自分を睨んだ黒田の目は、何に変えても獲りに来るという命がけの目だ。あの日の雪辱をなんて簡単な気持ちじゃない。ましてや「☆を獲る」なんてゲーム感覚も少しもない。ただ真波を敵として全力で倒したいという気持ちだけだ!「面白いなァ・・・」ゾクゾクしながらもちょっと不気味な口調になる真波。

「こんな全開で追うのも久しぶりだよォ・・・楽しみ過ぎて思わず・・・」
「ギア上がっちゃいますよォ!!!」

真波は坂で全力になるほどギアを重くするクセがあります。普通なら軽くして負担を減らすものですが、真波はあえて重くして登りづらくしながらもさらに加速できるもはや魔法のような実力の持ち主!一気に加速して黒田を追う!「全力で追うの楽しい!これだからロードは楽しい!!✨」

真波より先で黒田は「忘れ物」の思い出を蘇らせていた。小さい頃お気に入りだったボールをうっかり公園に忘れ、夜になってから取りに行ったがボールはなくなっていた。次の日も近所中探し回ったけど見つけられなくて、悔しくて大泣きして後悔した。これは・・・あの日の「忘れ物」を取りに行く闘いだ。「今度は・・・絶対に失くさない!!!」

追い出しレース天城原峠クライマーレースのゴールポールまで、黒田は残り2km、真波は残り3km。有に1kmもの差がついてるけど・・・黒田が逃げ切るか!?それとも真波が追い付くか!?

弱虫ペダル680話感想・まとめ

黒田の「忘れ物」の話が意外とコンパクトだったのにちょっとびっくりでしたが← 悠人の過去回みたいに半分くらい使うかと思ったけど、黒田にとってはよほど悔しい思い出だったんでしょうね😅

いや~ここまで黒田が真波に負けたことに対して悔しいと思ってたのも意外だったのではないでしょうか?正直「黒田には負けないでしょ」と思っていたのは真波だけじゃなく読者の皆さんもじゃないでしょうか?それくらい真波は強いし、本編でも描写があったようにロードバイクに少しでも乗ったことがある人ならわかると思いますが「登り坂でギアを重くする」のがもはや変態とも言えるヤバい行為なこと、それでいてむしろ速くなる真波は小野田や御堂筋とはまた違った「化物」であると思っているでしょう。だから黒田など取るに足らない相手だと。

でも実際真波を圧倒するほどの登坂を見せている。途中で弱音を吐くわけでもない。ジンクスのこめかみの傷から再び流血しても途切れないスピード。思いの強さだけでなくきちんと黒田は真波たちと走りながら力をつけていたわけです。その力を「自分のために」存分に使える今、黒田はまさに「無敵」じゃないでしょうか・・・真波が勝たないと今後が、と思う方も多いでしょうが、このまま黒田逃げ切りもあるのかも!?💦

小さい頃のボールの忘れ物、そして1年の真波に負けたことで蓋してしまっていたワガママという忘れ物。黒田は取り返せるか!?それとも真波が防いでしまうのか・・・!?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の680話ネタバレを紹介しました!

が…

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黒田の気迫に押されながらも「面白いなァ」と言える真波の毒々しさ、裏腹に妙に明るい顔の真波の対比をぜひ読んで確かめて下さい!

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