2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだった主人公・小野田坂道も現在自転車競技部を担うキャプテン。しかしその間には様々な苦労とかけがえのない仲間やライバルとの出会いとバトルがたくさんありました。小野田が1年生だった時に3年生だった先輩世代の今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中!さらに2022年10月からはNHKでアニメ5期放送予定!!熱いバトルがより多くの人に見てもらえますね✨
昔は仲良しだったのに、強くなり過ぎた兄の存在が重圧であり苦手意識を持ってしまった弟・悠人と、そんな悠人に話もできず悲しんでいた兄・隼人の新開兄弟。会話はなくとも自転車を通じて強くなった兄弟の本気の対決の行方はいかに!?
そんな「弱虫ペダル」668話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
長らくギスギスした関係だった新開兄弟。弟・悠人が一方的に兄・隼人に苦手意識や敵対心を持っていたからなのだが、兄はずっと悠人のことを思っていたようでした。
3つ下の弟は人懐っこくて面白くて人気者だったし、兄とも仲良しで何をするにもついてきた。隼人が自転車を始めると悠人も始め、毎日競争した。日に日に成長していく弟を見るのが何よりも嬉しくて、レースにも出るようになったらいつか兄弟対決ができると隼人は楽しみにしていた。だが、ある日から悠人は兄を避けるようになり、兄の夢は叶わないままだった。
だが今、親睦レースで悠人と対決することになった。悠人といつか走れたらその時は全力で勝負しようとずっと思っていた。だから「バキュンポーズ」もやってみせた。あまりの迫力に悠人も少し身構える。その瞬間、隼人は下ハンドルを握って前傾姿勢の本気の加速を始めた!!
たった一瞬出遅れただけでもう大差がついている、これが「箱根の直線鬼」と言われた兄の実力。勝負がこのまま終わらないように張り付くのが精一杯だ。銅橋から預かった☆とかどうでもいい、こいつに負けたくない。その一心で必死に兄の背中を追いかける悠人。その姿に満足げな兄はもう一度加速をすると言う。マジか、殺す気か!?💦
さっきから兄の情報を刷新してるつもりだがわかるのは「仲が良かった頃から格段に強くなってる」ことくらい。勝てる方法を探そうとしてもこれじゃ勝てないのでは?・・・だとしたら、刷新しなければどうだろう?急に閃いた悠人に一筋の光明が差し込んだか・・・?
一方の兄・隼人も久しぶりに弟と走れたことに心躍らせていた。そこで「さっきみたいなアタックあと4回やっていい?」と投げかけてみた。「刷新をやめる」悠人は「試してみようぜ」とニヤリ。2人の勝負の行方は・・・!?
弱虫ペダル668話ネタバレ
悠人、猛追!
「箱根の直線鬼」隼人とスプリントバトルの火蓋が切って落とされた。さすがの悠人も息絶え絶えの全開スプリントを兄はいとも簡単に仕掛けてくる。
その加速をあと4回やるという。しかし悠人も何かを閃き、先程とは打って変わって挑戦的な表情に。ゴールラインまで残り2kmを切った。兄弟は同じタイミングでジャージのポケットから補給食を取り出し一口かじる。「息も上がって肩が揺れてるように見えるが・・・随分余裕だな?」「海沿いの空気を胸いっぱい吸ってるのさ」お互い挑発的なことを言い合いながらもやはり血を分けた兄弟はそっくりですね😊
弟からの言葉をあえて受け取った兄、下ハンドルを握りながら「いつでも仕掛けていいわけだ!」と再び加速の準備に入った。一瞬武者震いを覚える悠人だが、「刷新をやめた」悠人は何かを待っている様子。少しでも判断が遅れたら置いていかれる。いつ来る?どんなに一瞬でも見逃してはいけない!!「来いよ!!!」
「それじゃあ遠慮なく行かせてもらう!!」兄の一撃目が始まった。たった一息で一気に距離を進んでいくスプリントは兄自身で自慢に思っている武器。それについて来れてるか!?と悠々と後ろを振り返る。と、彼方に小さな影が見えた。やはりバテていたか・・・と思ったのも束の間、その小さな影は一般人のスクーターだった。
悠人は何と兄の真後ろに張り付いていた!!予想した場所にいなかった悠人は兄の挑発通り、兄にしっかりついて来ていたのだった!まさか真後ろ、いや、真横にいるとは思わなかった兄は思わず固まる。「何だァ?今のが一撃目?途中で踏みやめるから落とし物でもしたのかと思ったよ」そう言う悠人は息こそ上がっているが顔には笑みが浮かんでいた。
「ついて来れてるよォ」「・・・ヒュウー」
さっきのスクーターが兄弟の横を通り過ぎて行く。悠人は何をした・・・?
兄を見ていたから
全開スプリントについてきた悠人。我が弟ながら自身のスプリントについてきたことに驚きを隠せない隼人。悠人が試していることって・・・?
「悪くないね」そう言って一気にオーラを解放した隼人。闘志に燃えるそのオーラは思わず圧倒されてしまいそうになるが、悠人は胸をザワつかせながら「集中」する。兄が仕掛ける前に何やら肩がピクピクしているみたいだけど・・・?
そして隼人の二撃目が発動!もちろん隼人は悠人に「攻撃を仕掛けて」いる認識。しかし悠人はその攻撃に「足並み揃えて」いる感じ。弟を振り落とそうとしている隼人は「どうだ悠人!」と挑発的な掛け声をかけるが、悠人は振り落とされることなく本当に「張り付いて」来ている。まるで磁石のように密着しているみたいな・・・
二撃目もついてきた、なぜ・・・?「って顔してんな」それなりに消耗している悠人だが挑戦的な表情から闘志は消えていない。逆にクールダウンしているのは隼人の方だった。妙に静かな兄の空気の横を対向車が通り抜けて行く。顔を上げた悠人は「さっき言わなかったっけ」と教えてやった。
「さっきは景色見てて遅れたけど、今回は2回ともしっかり見てたからね、隼人くんを!!」
一瞬緊張が走ったが、すぐに「へぇ」とまた勝負の顔に戻った隼人。俺のスプリントにあんなに早く反応できる奴なかなかいないんだけど、観察しただけで?と探りを入れる兄に「その連中レベル低いの?」となかなかの挑発をする悠人。空気がピリつくも悠人も真剣、隼人に「企業秘密」を離してやる。
「あえて言うなら、刷新しなかっただけだ!」
そう、久しぶりに走るあまりにも更新されすぎていた兄の姿を見て勝てる気がしなかった悠人は「兄の新情報を見つける」ことから「昔の兄を思い出す」ことにシフトチェンジしたのだ。昔よく東屋まで競争していた時の、隼人くんの変わってない所がきっとある。その時気付いたのだ。
昔から目印にしてたあの動きって今でも残っている・・・?
弟だから為せる技
兄の本気のスプリントに素早く反応して張り付いて来る弟・悠人。それは「弟」という目線だからこそ目印にできていたことがありました。
隼人くんはこの数年間で格段にバージョンアップしてる。けど、本気のスプリントをする前に左肩を2回揺らすクセは昔から変わっていないみたいだ!!そう、悠人はこれを見ていたのです。誰にでもある「クセ」が悠人にとっての勝負の鍵になったのです!一撃目から隼人は左肩をピクピクと2回揺らしていて、それを目印に悠人も加速のタイミングを図っていたのでした。
だから隼人が三撃目を仕掛けた時、悠人は隼人の肩が2回揺れたのを見計らって加速を始めていた!!これは「弟」悠人だから知ってるクセでした。当たり前のようについてきた、いや、今回は隼人よりも早く仕掛けてきた悠人にさすがに本腰入れないとマズイと思ったのか、兄は「鬼」直前の表情を浮かべていました。
「まるで魔法だ、予知能力か?俺がトルクかける前にもうペダルを踏んで前に出てた!」
「まぁ・・・負けないための知恵ってやつだよ、隼人くん」
悠人が何をしているかはわからないけど、自分を破る突破口を何か知っているようだ。それならば。
その時、ゴールラインの交差点まで残り1kmの看板が見えてきた。もう決着が間近だ。隼人は徐に手を顔に近づけた。
「ますます面白くなってきたな、悠人!!」
兄の目付きが変わった!これは、ついに出たか「箱根の直線鬼」!目の色が変わりなりふり構わず猛進する「鬼」に悠人はついて行けるか!?
弱虫ペダル668話感想・まとめ
「刷新しない」って何だ?と思ってたら、まさかの「兄のクセ」でしたね!個人的に仲良しだと思ってた兄弟にいろんな秘密が隠されていましたね・・・w
古参ファンならわかるかと思いますが、隼人はめちゃくちゃ速いです。1年生時の京都伏見・御堂筋翔にインハイのスプリントで敗北しているものの、総北・田所迅や呉南・待宮栄吉を負かしている実力者です。その隼人の加速に「気付く」のも凄いしまして「張り付いたまま同じ速度でついて行く」のがめちゃくちゃスゴイ!隼人の刷新ではなく「自身の刷新」を現在進行形で行っているんですね・・・!
そして隼人が意外と自分のクセに気付かず、悠人がどこを見ているか気づいていないことが驚きました。これは数年間会話がなかった弊害・・・?悠人と走りたいな、と思ってても悠人がどのように成長しているかまでは見れていなかったのかもしれませんね。まぁ隼人はインハイに集中していたからかもしれませんが・・・やはり悠人が避けてたとしても歩み寄りはするべきだったのでは?と思っちゃいますね💦
悠人の「機密」にとうとう「鬼」を出す準備を始めた隼人。ここまで来たら悠人に勝ってもらいたい気もするけど、どちらが勝ってもここで兄弟のわだかまりが解けてほしいというのが一番の願いかもしれませんw
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の668話ネタバレを紹介しました!
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「道の上での会話」というシチュエーションをぜひ楽しんで!強い隼人が固まる瞬間、通り過ぎる一般車という描写が素晴らしい!
ぜひお手に取ってご覧ください!