2021年7月34号から、週刊少年チャンピオンで連載されている「SANDA」。
舞台は2080年。国の貧困化に伴い超少子化が進む世の中では、文化の一切が廃れ人口の0.1%しかいない15歳未満の子供は学校が管理するという寒い時代。そんな中、ごく普通の14歳の三田一重が実はクリスマスの象徴・サンタクロースの末裔であることを同級生の冬村四織に強引に解放される。理由は突然行方不明になり死亡扱いされている親友・小野一会を捜して欲しかったから。サンタクロースに復帰してもらい実家のケーキ屋の経営を持ち直したい同じく甘矢一詩も加わり、学園の秘密や三田の能力を探りながら小野を捜索する。
第二次性徴を迎えた恐怖で逃げ出した小野が戻ってきた所で、覚醒した三田と学園の支配者・大渋学園長が命を懸けた戦いを始めた。が、それを止めたのは95歳の鉄留十予理事長。ありのまま老いているのに子供のような姿に三田は従事を志願。一方の学園長もドーピングをしてサンタ撲滅への闘志を燃やす・・・
そんな「SANDA」22話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
覚醒したサンタの三田と大渋学園長の命がけの戦いの場に突如現れた、鉄留十予理事長95歳。食事や環境の変化でこの時代見た目の変化は5、60代で止まり内臓と手だけは実年齢と共に老化するらしいが、三田は「ヒトってここまで皺々になれるのか」と驚いていた。
そんな理事長に学園長は「この若さこそすべての時代によくここまで老いていられるものだ。同じ90代でここまで差があるとは」と憎まれ口を叩く。理事長が徐に動いたかと思うと学園長に足払いを決め、「縫い目だらけのテディベアはそこに座っとれ」そう言って三田に理事長室まで送れと命令した。逃げて戻ってきた小野には「よくぞ無事だったね」と安堵の言葉を投げかけたのでした。
理事長の背中を見ながら三田は思わず涙をこぼしていた。この人が来なければ負けていた。結局誰も救えなかった。大人になると涙もろくなるのは、苦しみや悲しみを経験してトラウマを抱えるからと学園長が自論を振りかざしていたけどまさにその通りじゃないか。だとしたら俺も今夜からトラウマを抱えて前に進めなくなるのか?そう思っていると「おい、年寄に階段を登らせるなおぶれ」と理事長がぶっきらぼうに頼んできた。
何て軽いんだ。90年以上生きてきたであろう体がまるで生まれたての赤ん坊のような、でも安心するような温かさがある。
そう思っていたが「ヘタクソ」と言われ理事長は降りてしまった。だが名前を聞いてきたので「サンタクロースです」そう応え、子供みたいに泣いてすみませんと謝った三田。すると、
「真っ当な人間ほど子供と大人を往復するものだよ」
その言葉を聞いて「もっとこの人の言葉を聞きたい」と素直に思った三田。小さくて意地悪でいざとなったら本当のことしか言わないこの人の姿は「綺麗な子供」・・・
「強くなりたい。このまま負けっぱなしで子供1人も守れないサンタなんて嫌だ。強いサンタになって信じて貰いたい。俺に戦い方を教えて下さい!!」
突然土下座をした三田に理事長は「大渋の手術痕を見せるほど怒らせたのなら大したものだ。私にはそんな体力なくなったが、お前さんこの学校を変えられるか?」と投げかけた。空は台風が去り、白んできていた。三田の真剣な表情が露わになった所で理事長は「よし」と言って修繕費を計算するとか言い出したのでしたw
一方学園長は全身に打てるだけの注射を打って本気でサンタを殺そうと決めていた・・・理事長に従事することで三田はどう変わる!?
SANDA22話ネタバレ
同級生として思うこと
今回は甘矢目線でのお話。14歳の三田を見て、甘矢は同級生としてぼんやり何か考えている様子。
三田は声がでかい。人が喜ぶようなことをすんなり言えて素直で色素が薄くて雪みたいな髪。何ていうか、三田ってほんと・・・
思いを隠しながら三田の秘密を知る冬村を交えた3人はまたいつも通りの学生生活を謳歌していた。それはまた全員ありのままの子供の姿になれる時間で楽しいのだけど・・・
「今日から僕ら縁を切ろう」三田を屋上に呼び出して思い詰めた表情で言った甘矢。ぽかんとする三田。
僕と冬村は学園長に姿を見られてるけど唯一三田だけは正体がバレてない。でも今後3人一緒にいたら三田がサンタだっていずれ気付かれる。僕ら3人は縁を切った方がいいと思う(キリッ)。甘矢は至って真剣なんだろうけど三田は「イケメンは無表情の説得力がすごいな!💦」とか言ってます😅冬村は飛んできた虫捕まえてるし💦
変なツッコミをしつつも動揺する三田は「小野を見つける目標が果たされた瞬間ポイなのか!?」と詰め寄る。君の安全のためだ、とあくまで冷静に甘矢は言うが「勝手に決めるなよ友達だろ!?」と三田は甘矢の肩を掴んで食い下がってきた。危険なのは3人一緒なんだからこれからも助け合えばいいんだ、心配するなと説得する三田。あぁまただ、と甘矢は思う。
三田はいざという時にこちらが言って欲しい言葉を言ってくれて喜ばせてくれる、いつもそうだ。でも僕は冷静でいなくては。何だか勝手に1人でカッコつけて悩んでいるみたいだけど💦甘矢は平静を装って「自分の身は自分で守る」と三田に背を向けて去ってしまった。まだ話は終わってない、と三田が追いかけたが・・・
甘矢は寮の部屋に「1人にしてください」と貼り紙をして閉じこもってしまった💦「甘矢ァ!!💢」
他のルームメイトも私物が取れず困っているみたい。でも1人になりたいなら隣に泊めてもらうかと去っていくルームメイトたちの前で三田だけがイライラしていた。
意地っ張りのわがまま王子め!!💢
1人閉じこもって甘矢は何を心配しているんだろう・・・
意地vs意地
突然絶好しようと言って部屋に閉じこもってしまった甘矢。その雰囲気を何となく感じながらもあえてノータッチの冬村は、保健室で休んでいる小野のお見舞いをしながら「男子って・・・」とぼんやり思う。
その後、勝手な甘矢にイライラが止まらない三田は外をズンズン歩いていた。手には赤ジャージ。何かを見据えるように目線を上にやっている。その目線の先には1人で悩む甘矢の部屋・・・?
その甘矢は先日のサンタと学園長との死闘を思い出していた。あいつは一緒にいればいる分、僕らを守ろうといくらでも体を張るやつだ。だからこそ、もう危険な目には遭ってほしくない。サンタに現役復帰してもらいたいなんて浅はかだったな・・・
そう思いながら徐に窓の方へ向かい外を見る甘矢。しばらく外を眺めていて突然ぎょっとする。
真下から誰かが壁をよじ登ってくる。疑う余地もなくサンタクロース、三田だった。
三田は足からソリを少しだけ出して壁に引っ掛け、甘矢の部屋の窓に向かってよじ登ってくる所だった。ドアが開かないなら外から入るまで、ということでしょう💦驚きつつも窓を開けるしかない甘矢。
お前がドア開けないから窓から入ろうとしてるんだ、俺を誰だと思ってる!!とサンタの三田は吠える。誰かに見られたらどうする降りろ!と甘矢。だったら絶好を撤回しろ!と三田。嫌だね!!とこの期に及んでまだ意地を張る甘矢。「結局サンタと子供なんて年1回会うくらいがちょうどいいいんだ!」「俺を固定概念のサンタと一緒にするな!こちとら強くてでかくて不死身だぞ!」
「でももうお前がいなくちゃ無理だ、甘矢」
まただ、と言葉に詰まる甘矢。自分は三田に釣り合うのか、という悩みなのかな・・・?
やっぱり切れないや
三田に危ない目に遭って欲しくないからと心を鬼にして絶交を言い渡した甘矢を説得するためにサンタになって壁をよじ登ってきた三田。挙句「お前がいなくちゃ無理」なんて言ってきた。
声がでかくて人を喜ばせることをすんなり言える素直な三田。僕は君に何度助けられてるんだろう。
「ははは・・・」乾いた笑いで三田の言葉を受け止めた甘矢。三田はやはりサンタクロースだ、余りあるサンタらしさを三田の言動から感じざるを得なかったようです😊三田も「今初めてサンタっぽいことしてるかも」と自覚はある様子w
しかし寮の壁をサンタの姿でよじ登ったら気付く生徒がいるのは当たり前。驚いた女子の声に三田は驚き、運よく開いていた隣の部屋にスッと隠れる。どうしたの?何か今大男が、と女子たちが話すのをまた別の生徒の部屋に隠れて聞く三田。気のせいか、と後ろを向いた所で再び壁に戻る。入った部屋の生徒が窓を見た時には三田はもう上に登っていた。
「ほんっとに!お前は俺がいなくちゃ!ダメダメじゃん!!」
窓から入ろうとした巨体の三田を引き上げようと華奢な甘矢が必死で引っ張る。するとそこへいとも簡単に施錠してあるドアを蹴破ってきた冬村。ナイス!早く手貸して!!💦と甘矢が頼むも、冬村は冷静に「仲直りしたの?」と尋ねる。したよ!だから早く助けて!💦
やっぱりねーそもそも縁切るなんて無理だと思ってたけど甘矢意地張るからーとのうのうと語る冬村。もう限界の甘矢と三田・・・「あっ」
ドシャッ!!!「ホラやっぱり大男の影が!」植え込みに落ちた三田、壁を登るというリスキーな行動で各階の生徒たちが軽くパニックになってしまった・・・そんな三田を甘矢と冬村は呆れたように見ながら「また3人ツルめるんだね」「そうだね」と笑っていた・・・w
ほっとけないよ、あんなサンタさん。
次の日、顔にガーゼを貼った三田が甘矢と冬村に元気に絡んできた。小野が見つかっても、僕たちは腐れ縁トリオさ。
そんな3人をじっと見つめる、大渋学園長の不穏な影・・・もしや生徒に直接手を掛ける気!?💦
SANDA22話感想・まとめ
前回が「理事長に弟子入り」「殺意MAXな学園長」という物々しい雰囲気だっただけに身構えてましたが、今回のメインが甘矢だったので子供らしい悩みの回でちょっと安心しましたね💦
確かに、特異能力者とはいえ流血するほどの大人との死闘を繰り広げる同級生を見てしまっては甘矢みたいな感情を持っても不思議じゃないですよね💦というか殺傷能力のある剣を喰らっている場面を見て動けなくなるほどのショックを受けないのもすごいなとは思いますが💦まぁここでトラウマ持って部屋にこもったらそれこそ学園長の思う壺ですしね、一片たりとも気を抜けないのでしょう。大変だなこの時代の学生は・・・💦
そして、甘矢が言うような長所を14歳にして持っている三田も凄いし、冬村がずっと冷静でいるのもすごいと思いました。いつの時代も男子に比べて女子は少し大人びているものですが、こうも達観して男子の意地の張り合いを傍観できている冬村は大人すぎるなと・・・三田はやはり「サンタクロースの末裔」としての能力と、それに伴う気持ちがあってのあの言動でしょうね。確かに説得するにはデカイことをするのが手っ取り早い、というのは豪快な大人という感じがしました。
きっかけは何であれ、3人が仲良く日常を送れる関係でよかったと思います😊ここに小野も加わったりしないのかな・・・?
そして不穏な動きを見せる学園長。さすがに14歳の三田を捕まえて何かしたらマズイでしょ・・・人造人間だから関係ないの?💦
次回も楽しみです!
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今回は、「SANDA」の22話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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板垣巴留先生も枠外に補足を書いたり、背景の生徒に遊びを入れたりしています。これも漫画を読む醍醐味ですよ☆
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