2008年から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、運動音痴でアニメ研究部再建に奔走していた総北高校1年生・小野田坂道がひょんなことでロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉に出会い自転車競技部に入ってから2年が経とうとしている現在。13年続いた連載の中で様々な世代、性格の仲間やライバルと出会い、それぞれに根強いファンがいる「自転車漫画の金字塔」とも言える作品。そんな弱虫ペダルアニメ5期が2022年10月からNHKで放送されることが決定！！今まで以上に多くの世代にあの熱い舞台を知ってもらえそうですね🚴
箱根学園名物「追い出しレース」は奇しくも新開兄弟対決となった。強くなりすぎた兄にコンプレックスを持ち、同時に憎しみも覚えてしまった弟・悠人の「絶対に兄を超える」という宣言を、悠々と受け止めた兄・隼人。互いに「バキュンポーズ」をしてみせたその勝負の行方は･･･？
そんな「弱虫ペダル」667話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「スプリントラインで俺を倒す？それだけ？」
「もう1回はっきりと言ってくれ！！！」
憎い兄・隼人と直接対決となり、宣戦布告したらそう煽られてしまった弟・悠人。凄んでもやはり強者で経験の長い兄の圧は凄まじく気圧されてしまいそうになる。が、悠人にも意地と「銅橋から☆を託された」役割もあるので怯んではいられない。兄を蹴落とすように再び加速した。
ここでアンタを、アンタの影を振り払う！そうすれば「隼人になれ、いつになったら隼人になれるんだ」と外野も言わなくなるだろう。俺は俺であいつはあいつ、なるわけないだろ！！悔しい思いを胸に悠人は加速を続ける。
その後ろ姿を「いいフォームだ」と褒める隼人。でもせっかくだからもう少し一緒に走ろうと悠人が引き離した距離を一息で縮めてきた。子供の頃一緒に走っていた時とは別人、ヤツの情報を更新して倒す方法を考えよう！！💦
その様子を見送った泉田と銅橋も気にかけているようです。泉田はてっきり銅橋との勝負になると思ったのに悠人を出したこと、そして敬愛する隼人が出場したことを今でも胸が躍って仕方ない様子。どっちが出ても悠人を送るつもりだったと語る銅橋に、泉田は感慨深そうに「できれば追いかけて新開兄弟の自転車を通した魂の会話を見たかった」と本音を漏らした。
というのも、泉田は隼人に悠人のことを恐る恐る聞いていたから余計だったのだ。悠人に嫌われていることは隼人も何となく察していた、それでも対決することになったら･･･「心の底からワクワクする時間になる」と隼人はちゃんと悠人を「1人の選手」として見てくれているようでした😊
そのことにはまだ気づいていないらしい悠人は意地で隼人に指を突き出した。それに応えるように隼人も突き出した。これは相手を必ず仕留めるという「バキュンポーズ」。互いに出した合図でいざ本気の兄弟対決･･･！
弱虫ペダル667話ネタバレ
兄も弟を見ている
弟・悠人にもはや憎しみすら覚えられてしまった兄・隼人。だが隼人はずっと悠人のことを兄として、家族として気にかけていた。
3つ下の弟・悠人は人懐っこくてどこへ行くにもついてきた可愛い弟。いつも笑ってたしひょうきんで周りも笑わせていた。そんな弟が俺と自転車を始めると言い出した時たまらなく嬉しかった。一緒に汗をかきながら同じ道を走り同じ景色を見た。最後は近所にある東屋までの距離を競争し、最初はすぐ置いて行かれてた悠人も日に日に成長して追いついてくるようになった。
少し油断すれば追い越されるんじゃないかと思うほど成長する弟を見るのが無性に嬉しかった隼人。それから悠人もレースに出場するようになり、いずれ同じレースで走ることもあるのかなと期待していた。その時はめいっぱい褒めてやろう、そして全力の勝負をしようとずっと心待ちにしていた。だけど、その日は来なかった。ある時から悠人は隼人を避けるようになり、それ以来一緒に走ることはなくなった。
それが今、こうして本気の勝負をしようとしている。何年ぶりかに兄弟が揃って走る。自分がやる「バキュンポーズ」を弟もやってきた。これは胸が躍らざるを得ない。本気で倒すと言って来た弟の本心はわからなくとも、レースに対する本物の気持ちを読み取った隼人もずっと言いたかった思いを吐き出す。
「悠人、俺は決めてたんだ。次もしお前と一緒に走る機会があったらその時は全力で走るって！！」
だから悠人から言ってくれて嬉しかったと隼人。どうやら悠人とどういう形であれ同じ場所を走れることが本当に嬉しいようです。
その気持ちは恐らくわかっていない、わかろうとも思っていない悠人は兄の「バキュンポーズ」を改めて見て「実際やられるとこんなに圧があるものなのか」と武者震いすら覚える。悠人、隼人にペース持っていかれてるみたいだけど大丈夫か･･･？💦
星？知らねぇよ
実際「相手を必ず仕留めるポーズ」をされると気圧されてしまいそうになる悠人。でも隼人は悠人の本気を心から喜んでいるので「俺から倒すと言っても悠人にその気がなきゃ勝負にならないからな」と涼しい顔でつぶやく。
「さぁやろう」そう言って隼人は自転車の下ハンドルを握る。平坦道で一気に加速するスプリンターが下ハンドルを握る時は、姿勢を低くして空気抵抗を減らし本気の加速をする前触れ。そのビリビリ伝わる圧を悠人は間近で感じる。ヤバイ、そう思った瞬間加速した隼人！！悠人も負けじと下ハンドルに持ち替えペダルを踏むが、いささか隼人の方がスタートを切るのが速かった様子。
必死で加速する悠人だが、気が付いたら数十メートルの差がついていた。ほぼ同時に加速を始めたはずなのにもうここまでの差ができている。これが「箱根の直線鬼」･･･速い、キツい、悔しい！でも今は張り付くしかない！！後ろに張り付いて風よけになれば少しは楽になる━━それ以上に、ここで引き離されたら勝負が終わってしまう！！💦
るしゃああぁぁ！！と雄叫びを挙げながら必死に追いかける悠人。少しずつだが隼人の背中が近づいてくる。追いつけ、銅橋さんから預かった☆のためにも･･･いや、ごめん銅橋さん。そんなの今どうでもいい！！シンプルに、なぜかわからないけど、絶対にこいつに負けたくない。ただそれだけだ！！！
そう思って必死に追いかけたおかげで何とか隼人に追いつくことに成功した悠人。だが息が上がっている。ヤバイとキツイしか言葉が出てこない。これが今の隼人くんの全開全速･･･こんな調子で悠人は本当に兄を超えられるか？💦
策を講ずることよりも
「箱根の直線鬼」と本気の対決を始めた悠人。だがその実力差は歴然でついていくのがやっとだった。兄は「今のによく振り落とされなかったな」と相変わらず飄々としている。
必死さを隠すように「別に」と吐き捨てるように応える悠人。「首の皮一枚って感じ」と図星を当てられても「いや？景色見てて出遅れただけ」と悠人は強がってみせた。その言葉をあえて真に受けた隼人は「頼もしい、じゃあもっかい行ける？」と提案してきた。オイオイ嘘だろ、あの加速をまただと！？💦
そう思う前に再び加速を見せた隼人！！逃げる隼人を必死で追う悠人、という決まった構図が繰り返されるだけだと言うのか！？くそぉ！！さっきから隼人くんの情報を刷新、更新してるのにわかるのはパワー、筋肉の付き方やしなやかさ、フォームが違うことくらい。「昔より遥かに強くなっている」ことくらいしかわからない。
勝てる方法を探すつもりでいたけどそんなのないのでは？不可能なのでは？💦
そんなことを思いながら再び必死で隼人に追いついたが、さっきよりさらに息が上がりむせてしまうほどだった。マジで殺す気なんじゃないかと思うほど兄は当たり前のように強くなっていた。ついていくのがやっとで打つ手がない。刷新なんて意味がなかった。
その時俯きながら悠人は閃いた。意味がないなら、しないとすれば･･･？
悠人がそんなことを考えていた横で隼人は予想以上に心躍らせていたようでした。久しぶりに弟と走れる時間がものすごく楽しく気分がいい。だから隼人は悠々とした表情で真後ろの弟に提案した。「ラインまであと2km、さっきのスプリントあと4回やっていいか」と。
弟は俯き息を整えながらゆっくりと顔を上げ、ずっと険しかった表情をニヤリと歪ませた。
「あぁ、試してみようぜ隼人くん」悠人に打開策アリ！？兄弟対決の行方は･･･！？
弱虫ペダル667話感想・まとめ
なかなか勝負らしい勝負が始まらない新開兄弟でしたが、ついに始まりましたね！でもやっぱり兄は「伝説」と言われる理由がある強さでしたね･･･でもそれについて行ける悠人もすごいと思います！
「強さが可視化される」という真波のせっかくの気遣いを無碍にするほど隼人との勝負に必死になった悠人。だけどこれももしかしたら真波たちはお見通しだったかもですね。☆はあくまで「悠人を親睦会に参加させるため」のツールに過ぎず、いざ勝負となったらそんな義理とか構ってられないのでしょう。そのくらい彼らは自転車に並々ならぬ思いを注いでいるということでしょう。
そして悠人がどれだけ嫌っても心配してくれていた兄・隼人。強いて言うなら悠人が会話してくれなくなった時に隼人も黙ってないで悠人に歩み寄りを見せるべきだったのかな？とは思います💦悠人の性格上アタックしたとしても突っぱねそうですが、それでも熱心に話をすれば「どんどん先へ行く隼人が嫌で見てられない」とか言ってくれたかもしれないのに･･･隼人もクールに見えて不器用な所ありそうですしね💦
勝つための策がないのなら刷新しなきゃいい、と気付いた悠人。兄を突破する方法って何でしょうね！？
次回も楽しみです！
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今回は、「弱虫ペダル」の667話ネタバレを紹介しました！
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