2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだった主人公・小野田坂道ももうすぐ3年生。ひょんなことからアニメ研究部を再建するつもりだった小野田が今泉俊輔に出会って自転車レースを経験し、鳴子章吉に出会って自転車で車を追い抜くという予想外をやってのけ、それから総北自転車競技部で個性的な先輩に倣い、クセの強いライバルたちとしのぎを削ってひた走って来た小野田。「簡単にトップに立った小野田のようになりたい」と再入部した川田拓也も負かし、小野田は3年生時のインハイに向けて走り出します。
マネージャー・寒咲幹の実家の自転車店にやってきたのはMTBの皇帝・雉弓射。「小野田と走った日々は特別だった」としみじみ語る雉に感情が忙しく変わる幹ちゃん。しかし改めて雉の来訪の意味を知って･･･？
そんな「弱虫ペダル」657話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「ここに来れば小野田坂道くんに会えるって聞いたけど合ってますかヨン？」
MTBの山の皇帝・雉弓射が寒咲サイクルを訪ねて来た！総北自転車部マネージャーの幹ちゃんはそんな雉を見てプロファイリング始動。体つきや佇まいを見るにきっと自転車をやっている人。小野田「くん」と呼んでいるってことは同い年以上。ヨンって4･･･死！？と時々暴走しながらも、雉が丁寧に手土産を持ってきたのを見てとりあえず店内へ。
小野田と峰ヶ山で偶然会って一緒に走ったと楽しそうに話す雉を見て「小野田くんとのライドよほど楽しかったんだな」と思う幹ちゃん。店内に入ってからも小野田はよく転ぶけど何度も立ち上がってその度にアドバイスを吸収してペダルを踏む姿、目付きやオーラから衝動を感じて、小野田と過ごした時間は刺激的だったと真剣な顔で話す雉。その姿を見て幹ちゃんは夏休みの最後に小野田が店に来て話していたことを思い出す。
すごい人たちと会って素晴らしい経験をしたと興奮気味に話していた小野田がその時したのはロードの話ではなかった。そして目がとても印象的だったと語ってたと、そこまで思い出して幹ちゃんはその彼が「雉弓射」だということに気付いた！☆
練習がてら向かっていたらスマホを水たまりに落として故障させてしまったので群馬から直接来たという雉を拝む幹ちゃん。お茶を出しながら2人は店の壁にかけてある自転車について語る。これは去年小野田くんに貸し出した自転車、これで小野田くんはインハイ2連覇したんだよ。どうりで、分野が違っても戦ってきたオーラってのはわかるヨン。
その頃、小野田はヒメヒメ歌いながら幹ちゃんの兄・通司と出会う。この後店に寄る、と小野田に言われ通司は先に店へ。店内の幹ちゃんに話しかけると店の奥で誰かと話している。
そして幹ちゃんも思いつめた表情で雉に尋ねる。訪ねてきた理由ってもしかして、小野田をMTBの世界に勧誘しに来たのか･･･？
「･･･え？」雉は何を言ったのか！？
弱虫ペダル657話ネタバレ
再会の喜びはデートで？
前日見たアニメ「和装 斬真」の作画はすごかったなーと暢気に振り返りながら寒咲サイクルに向かう小野田。
追い込まれたキャラクターが「愚天檎長丸」を抜く時の獅子に変化する所が原作のイメージ通りだったと感動し「来臨せよ！愚天･･･檎長丸！ズズズ･･･」とマネしながら上機嫌に自転車を走らせる小野田。そして寒咲サイクルに元気にたどり着き、OP曲を歌いながら店内に入ると･･･
「よす」と挨拶をしたのは雉弓射。1･･･2か月ぶり？元気？メールしようと思ったけど携帯水没して壊れてさ、と小野田の返答を待たず話しかけてくる雉にただ固まる小野田。そして徐に横移動し店外に出て、よたよたと後ずさりして「寒咲自転車」の看板を確認する小野田。場所は間違ってない、通司さん急に背伸びてた･･･と考えながらしばし黙って･･･
「何で雉くんがいるのーーーーー！！？？💦」
その言葉出すのにえらく時間かかったね小野田･･･😅
幹ちゃんが雉の来訪に驚いていないことでもしかして知り合いだった？とか聞いちゃう小野田です💦ちなみに雉、練習中に来たわけではなく仕事に向かう父親の車に乗せてもらった後は電車で群馬からわざわざ来たようです。
そして幹ちゃんが小野田の自転車を兄・通司に渡す。さすがの手つきで自転車をメンテ台に乗せ、使い込み具合もチェック。その後ろで雉と小野田の会話を聞いていたが、小野田がやはりアワアワしておりぎこちなく「すごい久しぶりだね💦」「ジャージじゃない服新鮮だね💦」「ジャージの方がよかった？💦」と何だか腰が引けています😅それを見かねて通司はさっき貰った喫茶店のタダ券を差し出した。
どうせ整備には1時間はかかるし2人で行ってきなと気前のいい通司。小野田たちの練習コースの途中にある「丘の上カフェ」で雉とティータイムというわけです☕今週いっぱいまで借りてる試乗車も2台あるし、その方が会話も弾むだろ？という粋な計らいでしたｗ
でもその試乗車はもちろんロードバイク。雉は大丈夫なのかな？
皇帝が見せる「初めて」
カフェのセットのタダ券2枚を気前よく小野田と雉にあげた通司。ついでに試乗車も貸してやるから乗って2人で行ってこいとサービス精神満載の寒咲サイクル🚴
「キャニオン」というメーカーの自転車は小野田は初めて。でも雉はキャニオンを知っていた！キャニオンはマウンテンバイクも作ってるし、リアショックの位置がトップチューブに沿うようにあってボトル2本入る攻めた作りが好きだと通司と盛り上がっています。でもロードは見たことがあるだけで乗るのはこれが初めてだとちゃんと話した雉。
MTBの皇帝・雉が初めてロードに乗る。小野田がMTBのレースに参加した時、雉のライバルの吉丸雷音は「雉がロードに全く興味がないってのもあるだろ」と話していた。そんな雉が、MTB2連覇の雉が初めてロードに跨る。自分のことじゃないのに何だかすごくドキドキする！！思わず胸を押さえる小野田。
ハンドルやボディを握った雉に通司は初めての印象を聞くと「細くて華奢で頼りなくて、乗って踏んだら壊れそう」と世辞抜きで言い放った。だが通司も総北自転車競技部出身で自転車屋を営む従業員。MTBから見たら頼りない見た目を差し引いて有り余る軽さがある、と「ロードの強み」を十分に推して背中を見送った。
そして小野田に並んで初めてロードのペダルを踏む雉。ハンドルも車体もペダルも、ちょっと踏んだだけで前に押し出される！何もかもが軽く軽快にビュンビュン走っていくロードに新鮮さを感じながらも楽しさを覚え、感動しっぱなしといった感じｗあっという間に加速して乗り心地を噛みしめているみたい♪
初めてのロードの感覚を掴むのが難しくていきなり走れる人は少ない、などと言われるロードですが、雉はさすがMTBで鍛えてるし感覚はずば抜けているようですね😊
皇帝のやりたいこと
初めてのロードの新鮮さに驚きつつｷｬｯｷｬと楽しむ雉。小野田の先に行って「止まっても軽い」「旋回しても軽くて曲がる」と好きに乗り回しています。
細くて頼りないのに不思議な乗り物だね、ロードって！と言いながらも転ぶことなく軽快に後輪を上げる「ジャックナイフ」という技を見せつける雉を見て小野田は「僕より乗りこなしてる気がする💧」とちょっぴり凹んでいるみたい😅通司さんには「詳しい乗り方は小野田先生に聞くといいよ」なんて言われてたのに、予想外の展開に小野田も困惑中😅
乗りながら初めてのロードの感覚を掴んでいく雉に勝てるとしたら土地勘があるから道案内だ！と小野田はカフェまでの道を先導することに。ちゃんと先導しなきゃ、と小野田は緩やかな坂を得意の高回転クライムで加速した。すると雉は目の色を変えてペダルを踏み込んだ。「登りで加速したってことは、バトルの合図！？」そう言ってあっという間に小野田の横に並んだ！
驚く小野田の横で雉は好戦的に笑いながら「あそこまで3、4kmあるヨン。あの日はできなかったけど、ここで、ロードバイクでならできるヨン！小野田くんとの勝負が！！」と叫んだ。もしかして、小野田と「ロードで勝負」したかったのか･･･！？
一方こちらは2人を見送った寒咲兄妹。通司が何気なく幹ちゃんに「彼はなんでわざわざうちまで？どうせここまで来るならMTB持ってきて峰ヶ山旧道でも登って行けばよかったのに」と話すと、幹ちゃんは急に思いつめた表情で手を胸に当ててぎゅっと握った。
雉があの時言った言葉とは！？そして小野田とロードでの勝負が始まるのか！？
弱虫ペダル657話感想・まとめ
今回もまだ雉が言った一言はわからないままでした。しかしロードに初めて乗ったこと、そして小野田とのロードでのレースを楽しみにしていたかのような言動で「おや！？」と思った方も多いと思います･･･！
ロードに初めて乗る時はバランスを崩しやすいというのは本当で、普段から自転車に乗る機会がない人は安定した走りができないようです。しかし少しでも感覚を掴んでいる人は乗り方や動きさえわかればすんなり乗ってしまうそうで。実は私もロードに乗ったことがあり、初めて乗った時の感覚はまさに雉が言う通り、軽くて少し踏むだけでギュンギュン前に進む感じがあります。その感覚がわからないとスピードについて行けず転んでしまったりします💦ロードの基本は「前を向くこと」「道を走ることを意識し自分を信じてしっかり踏むこと」「ブレーキやギアの位置を覚えること」これさえわかればあとは慣れるだけ。乗れると楽しい乗り物ですよ🚴
雉ってばジャックナイフなんて技をロードでやってたけど、MTBは悪路にも適した作りに対しロードは舗装された道をいかに無抵抗で速く走るかなのであまり衝撃を与えると不具合起こしそうだけど大丈夫かな？レースするつもりでいるみたいだけど、そこでやっと「小野田先生」の出番なのでしょうか？小野田先生にロードを習いに来た･･･ということ？
もしかすると雉は「小野田をMTBに」ではなく「自身がロードに」転身、もしくは両方をやるつもりなのか･･･！？
次回も楽しみです！
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今回は、「弱虫ペダル」の657話ネタバレを紹介しました！
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね！
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今回久しぶりに「小野田はアニメや漫画オタク」というのも見れましたねｗ自転車とはまた違った「真剣な顔」が見れますｗ
ぜひお手に取ってご覧ください！