少年が、出会いを通じて強くなる――。
そんな王道を、堂々と。
おとぎ話のような不思議で不気味な世界観に、バトルを乗せて。
第14回金未来杯優勝作品が、読み切り掲載を経て連載に!
全ての名作を過去にするような、新世代ハンティングファンタジーの開幕です!
前回までのあらすじ
人狼と呼ばれる異形の者が人間を食らうという恐怖が横行する世界。人狼に怯え暮らす森の奥の小さな村の村人たちは、一人の狩人を雇った。
しかし村にやってきた狩人・グリムは幼い見た目で尊大な態度。村の命運を託すには頼りなさ過ぎる……と、思いきや急にナイスバディの大人に変身? 謎のアイテムも続々! そして明らかに狼には見えないバケモノに変身する人狼……狩人志望の少年・ベローは戦いの中で成長していく……。
村を出たベローは、まずは狩人になるための選抜試験を受けることに。最終降車試験であるケイドロが始まった! 仲間を増やせば、全員合格だって夢じゃない! ベローは作戦の中、一度逮捕され勝機を待つのでした。
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レッドフード 11話 ネタバレ
現状とグリムの強さ
さてケイドロの時間制限は二時間。この中で逮捕と脱獄を繰り返し、最後の瞬間に牢の外にいた人が晴れて狩人となれます。主人公のベローは既に逮捕され、彼と組んだ5人中2人は一緒に逮捕、残りの3人が別動隊として仲間を増やし助けに来てくれる……予定です🙄
狩人になる試験ではありますが、ケイドロの警察役はこの船のトップであるデボネアと、現役の狩人であるグリムの二人。圧倒的な力を持ってはいますが、狩人になるのであれば圧倒されてばかりもいられません! ……と言いつつ、グリムの手によって次々に逮捕者が出ている現状🏃♂️👮♀️
今の所ベローと組んだ3人は見つかっていないようですが、果たして味方は見つかるのか??
ビジネスをしよう
ところ変わって船の4階、別動隊であるメリオ、ヌーロ、ミガエルの3人ですが、ミガエルが奇襲にあっています。敵は警察である2人のはずですが、一体。
突然襲ってきたのは、眼帯にスキンヘッド、蝶ネクタイ🎀が可愛い巨漢でした。モスコと名乗るその男は、敵ではないと弁明し、ビジネスをしようと持ち掛けてきます。
あくまで全員合格という目標では一致しているようですが、その先、モスコは組合を乗っ取り使役しようとたくらんでいるのでした。おうおう、悪いやつだな!
「俺がトップに立てば、組合はもっともっと成長できる!!」
……いいやつかな?!?!🙄🙄🙄
人狼退治に使用されているヴォルフォニウムを兵器に転用すれば、世界の力関係が崩れる。そして国や地域に雇われるという立場の狩人が世界を掌握する! なるほど、そりゃあでっかい夢だ🌍
でもあんまり、組合入る前の時点でそういうことを言うのはいかがなものかと思いますよ?!?!
有能なのを集めて
モスコは金なら出すと、お金を丸めた物? を投げだします💸💰
組合に入る前の今から野望を説明した理由は、派閥づくりのためでした。ほうほう。生き残れるかもわからんのに。
すぐ後ろに控えたもう一人の参加者には真新しい傷があり、逆らわない方がいいと怯えている様子。力ずくでいうことを聞かせようとする悪いやつだな!
そうこうしている内に、アツくなってしまい襲い掛かってきます。ミガエルの神殿巫女流防衛術で止めようと試みますが、その巨体に似合わず俊敏な身のこなし。
さらに「屋上でやった壁は出さないのか?」と挑発。その素早さと最初の攻防を見ていたという強かさ、頭がいいんだか悪いんだか。
ヌーロはミガエルを援護しようと体術で攻めますが、それもモスコの敵ではなかったよう。あっさりと撃破され、3対1の有利がなくなってしまいました。
さて、残ったメリオはどう戦う? あと、あんまり大きな音は出さない方がいいと思うな!!!💥💥💥
メリオの「友人」
メリオは懐から何かを取り出し攻撃に転じますが、銃だと悟ったモスコの超スピードに阻まれます。しかしそれは銃ではなく、霧吹き。モスコの口の周りはあっというまに黒いヒゲが伸びパニック状態に。さらに足元へ別な霧吹きを吹き付けると、足が滑りさらには靴が分解されてしまい、無様に転んでしまったのでした。
転んだところへさらに霧吹きを連射すると、モスコは繭のような状態に🐛⚪
これまたあっさり倒されてしまったモスコは、素直に「すみませんでした」とメリオへと謝罪するのでした。そうそう、ビジネスでも悪いコトしたら謝るもんね。えらいぞ。
メリオが使ったのは「百門粘菌(スライムズ)」ロングコートの中には様々な形の粘菌が収められており、それが彼の闘い方でした。
武器で研究対象で、そして友である粘菌が、人狼退治の役に立つのかどうかを確かめたい。メリオが狩人を志したのは、そんな理由だったそうです。
そうしてモスコを制圧したメリオは、作戦を説明します。さらには、モスコに脅迫されていた人たちも仲間にしようと語りかけます。
「我々は並列です。(中略)雇用関係でなく仲間として、力を貸して頂けますか?」
逆襲、開始!
そうしてケイドロ開始から45分。やっとメリオたちがベローの元へと帰ってきました。
警察がいないことを確認し、まずは全員を救出。そして増えた仲間と現状を共有します。
「仲間6人に増えました」
……少なくない?!
……あ、違ったベローが誘った3人と合わせて15だからモスコ+5人か……全部で30と思えばまあまあなのかな? ……ベローが誘ったの少なくない?!?!?!
まあ、あれだ、まっすぐすぎて交渉がへたとかそういうアレでしょう。多分。にしても一度捕まったら誰かに助けてもらわなきゃなんだから捕まった人たちは全員協力した方がいいと思うけどなぁ……あれか、既に他の派閥があるとか?!
いや、まあ、わからんもんはわからんですね。とにかく残りの時間は1時間15分。ここから、反撃開始!
レッドフード11話・まとめ
メリオの能力が明かされましたね! やはり衛生的なものを気にしての恐怖症だったのでしょうか? 仲間も加わって、人数は試験参加者の半分が味方ということになりました。これは心強い。
次週、反撃開始の最終降車試験クライマックス! ……か?!
ちょっとだけ予想
なんかうさ耳みたいなの生えた人が気になりますね!
同期として、これから長い付き合いになればいいのですが……そのために、反撃開始!