魔入りました！入間くん207話ネタバレ感想！自分と友達を信じて

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。

4月からEテレで放送されているアニメ第二期では悪周期入間くんが無理難題をこなしいつもの入間くんに戻りましたｗ初めて見る人には新鮮で楽しいし、漫画を追いかけている人には懐かしい展開で新たな楽しみ方も見つかるかもしれない、繰り返し読んでも見ても楽しい作品です☆

クズ両親のせいで学校にも通えず働きづめだったお人好しな少年・鈴木入間がある日悪魔・サリバンの元へ売り飛ばされてしまう。サリバンは入間を孫として熱烈に受け入れ、自身が理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通わせます。
いろんな悪魔と苦楽を共にするうちに、欲が出て来て目標も見えてきた入間。手に汗握る展開やほんのり恋の雰囲気♡など、楽しみが各所にちりばめられています☆

入間が魔王を意識するようになったきっかけで疎遠にしていた実家に戻ってみたサブノック。しかし父との確執と「叔父」として現れた13冠・バールの存在がサブノックを翻弄する･･･一体どうなる！？

今回はそんな「魔入りました！入間くん」207話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

入間の言葉に感化され、実家に戻って来たサブノック。能力で鍵を取り出し大きな門扉の錠前を開けると、そこには城のような豪邸が。執事・ヤマンダも出迎える、これがサブノック家なのです。

ヤマンダとの再会を喜んでいると、サブノックに飛びついてきたのは妹・シルビア。サブノックのことが大好きなようで、背中に乗ったまま泊まっていくかなどあれこれ尋ねた後、「悪魔学校入試に合格」したと報告。これにはサブノックも大興奮！新年度にはシルビアが後輩として入学してくるのですねｗ

今日はお祝いも兼ねてパーティーだな、と言うサブノックにもう一つサプライズがあるとシルビア。その時、「よう久しいなサブロ」と背中を叩いたのは何と13冠の1人・雷皇バール！父親の弟に当たる叔父だそうだけど、義兄弟であるらしい。「全然似ておらぬわ」とサブノックも静かに吐き捨てているけど、バールとサブノック家との関係とは･･･？

「兄貴に会いに行く」というバールとシルビアたちに促され、サブノックは嫌々父・サブザンの部屋へ。たくさんの武器が天井から吊り下げられ、床にも乱雑に置いてある仰々しい部屋から金属を打つ音が響く。「サブロもいるぞ」というバールの声に音がやむ。しかし返ってきたのは「そうか」という一言のみ。仲が悪いらしきサブノックが部屋を去ろうとすると･･･

「お前は魔王にはなれない」
その瞬間、父の部屋の扉を思い切り頭突きするサブノック！「言いたい事はそれだけか」と精一杯の反論をした所で去って行ったサブノック。父はバールに後でもう一度来るよう伝える。

落ち込んでいるサブノックの元へバールがやって来たと思ったら、「お前は間違っていない。俺がお前を魔王にしてやるって言ったらどうする？」と持ち掛けてきた。サブノックの決断は･･･そしてサブノック家とバールの関係とは！？

魔入りました！入間くん207話ネタバレ

怪しげな甘言

「俺がお前を魔王にしてやる」

叔父・バールにそう言われたサブノック。きょとんとするサブノックを無視してバールは続ける。
「お前にその覚悟があるなら悪魔学校をやめて俺についてこい」

･･･え！？💦
ここから話は少し遡る「13冠の集い」での話へ。魔界が混迷を極める今、魔王という魔界を牽引する存在が必要不可欠。三傑の孫が一応候補として挙げられたものの、それぞれ13冠が候補を推薦してもいいとサリバンが言っていましたよね。その推薦者にサブノックを推すというのです。

次期魔王を「選ぶ」のではなく「育てる」、これを「TS(トリックスター)計画」と13冠の集いで命名された模様。その候補として挙げられたのがレディレヴィの孫・レイジ、ベリアールの孫・ラズベリィ、そしてサリバンの孫・入間。入間の名前を聞き、「一番のライバル」として尊敬している入間がまさか、と言った驚きの表情を浮かべるサブノック。

その顔を待ち構えていたかのようにバールは続ける。
「この計画の面白い所は13冠全員に候補者を推薦する権利があること。これからは13冠たちが選んだ候補者のアピール合戦になる」「『南涯の軍師』である俺がお前を後押ししてやるから2人で他の候補者を蹴散らしてやろうぜ」

「そうすればお前は魔王になれる」

どうだ？と提案されるサブノック。重々しい空気が流れる中、サブノックもおずおずと口を開いた。

「･･･それは、カッコイイのだろうか？」

･･･ん？💦

「信頼」は誘惑に勝つ

それはカッコイイのか？と問うサブノックに面食らうバール。今度はサブノックがバールを遮って話す。

「もしその方法で魔王になったとて伝記には『叔父の推薦によって魔王になった男』と書かれる。これはカッコイイのか、と」
するとバールが再び口を挟む。

「この魔界で13冠に推薦を貰える者が何人いると思う？野望を掴むのにカッコイイだのとなりふり構っている場合か？現に奴らは、イルマは、ジジイたちの威光を借りて魔王の座を狙いに来てる。お前が止まっている間に奴らはどんどん上へ行くぜ？ここでの差は致命的、イルマに出し抜かれていいのか？」

おぉ･･･言うねぇ叔父殿･･･よく知らないのかもしれないけどちょっとそれは違うのでは･･･？💦
そう思った読者を代弁するように、サブノックは語り出しました。

「違います。己は近くで見てきたからイルマはそんな奴じゃありません」

普段はぼんやりしてるけど奇想天外で諦めが悪く頑固で、こちらが呆れるくらい真っ直ぐな男です。コネだ何だ考える奴じゃない、巻き込まれている姿が目に浮かぶ･･･そうしみじみとライバルについて語るサブノック。最初はルールを破り破天荒すぎたサブノックを変えたのは間違いなく入間だし、入間がいる問題児クラスでサブノックはみんなのことを見ているのです。

叔父殿の提案が好機なことも、魔王への近道だということもわかるけど、己はその道にはどうしても惹かれない。だって･･･
「悪魔学校には刺激的なライバルと、オトモダチがおりますので」

目を輝かせてバールの提案を断るサブノック。サブノックは自分がまだ悪魔学校で何も成し遂げていないことを十分にわかっているようです。イルマ(ライバル)とは同じ学び舎で正々堂々と勝ってやらねばならない！と改めて意気込んでいます。こんな風に思ってもらえてるって、入間もきっと嬉しいでしょうね😊

親子、義兄弟の確執

魅力的な提案を、悪魔学校や入間に対しての厚い信頼で断ったサブノック。

その真っ直ぐな姿にさすがのバールも「これ以上は野暮だな」と提案を取り下げる。しかし13冠には会っといた方がいい、そのくらいの紹介ならいいだろ？とわざと笑顔を作って見せるバール。それにはサブノックもぜひ！と受け入れる。するとそこへご飯だよ！と妹・シルビアがやってくるので明るく応えるサブノック。バールにも勧めようとしたが、バールの姿がない･･･

バールは父・サブザンの部屋に来ていました。部屋の外だけでなく中にも大量の武器が吊り下げられており、その奥の窯で父は武器を生成していた。背を向けたまま父は「用事は済んだだろう、私も仕事を果たした」とバールに伝える。そして･･･

「これ以上私の家族に、サブロに近づくな。バール」
睨みを利かせて凄む父。こちらも義兄弟だからか仲が悪いみたい･･･？💦

「あぁ。俺はこれさえ貰えりゃ満足だからな」バールは軽い感じで立ちながら父が作ったらしき大きな武器を乱暴に担いで「いい仕事をありがとよ、兄貴」そう言って足早に去って行った。義理とはいえ兄弟なのにビジネスっぽい関係なのかな･･･！？

父・サブザンと息子・サブロ。確執がありそうな親子の顔を思い浮かべながら「ったく、似たもの親子が」と吐き捨て去っていくバール。まだまだサブノック家には秘密や因縁がありそうだけど･･･その秘密とは一体！？

魔入りました！入間くん207話感想・まとめ

まさかバールがサブノック家の関係者だということがわかった前回。(バールが『兄貴』と呼ぶのでサブザン₌兄、と勘違いする方もいたのでは？)序盤から読んでいる読者さんはバールが曰く付きの存在であることはわかると思いますが、今回どんな風にサブノック家を引っ掻き回すのかと思ったら意外と真摯な対応でしたね💦それがまた怖いのですが･･･💦

「13冠として」バールがTS計画に真面目に乗っかっているのがちょっと意外でしたｗまぁ何かを企んでいるのかもしれないし、使えるものは何でも使いそうなバールだからサブノックが振り回されるターゲットにならないか心配ではありますが、それに対してサブノックが悪魔学校と入間たちオトモダチへの信頼で真向から対峙したのが安心したしかっこよかったですよね✨さすがは金獅子✨入間のことを頑固で真っ直ぐだ、と言っていましたがサブノックも結構そうですよね？そして因縁の父・サブザンも･･･さすがは「似たもの親子」･･･

入間はまさかサリバンの威を借るつもりで魔王候補になったわけではないことは皆さんわかるかと思いますが、レイヂやラズベリィはどうなんでしょうか？ディナーで素を見せていたからまさかとは思いますが気になりますよね･･･威を借るというより「祖父母孝行」のつもりで推薦に乗ったのかも！？だとしたら誰が魔王になっても平和になるかも･･･？ｗ

確執はあれど、息子・サブロのことを思っているらしき父の思いも気になりますよね･･･！
次回も楽しみです！