吸血鬼すぐ死ぬ241話ネタバレ感想！月夜に舞う花よ蜘蛛よ思い出よ

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

2021年今年、ファン待望のアニメ化！制作はマッドハウスさん、W主人公・ロナルドとドラルクの担当声優はそれぞれ古川慎さん＆福山潤さん！ボイスメッセージも公開されているのだけど･･･いつ、どこの局番でやるのかが未定！続報が待たれます！💦

吸血鬼と人間が共存する世界の「新横浜」というニッチな街で、吸血鬼退治を生業とする「吸血鬼退治人(ヴァンパイアハンター)」の若きエースでビルの一角に事務所兼自宅を構えるやり手のロナルドの元にある日、「吸血鬼ドラルクの城に子供が入ったまま戻らないので助けて」という依頼が。真祖にして最強と言われるドラルクを倒せば俺も一躍有名人だ！と勢いよく城の扉を開けると･･･

ドアに挟まって砂になった吸血鬼が！？
そう、彼こそが「すぐ死ぬ」吸血鬼・ドラルクだったのです。

真祖なのは確かだけど最強というのは観光ガイドの人が勝手に言いふらしただけで実は悪口などでもすぐ砂になってしまうクソザコ吸血鬼だとわかり、ツッコミが追い付かないロナルドとそれをおちょくる生意気な子供。2人で追いかけっこをしていると城に仕掛けてあったトラップが暴走し、ドラルク城は大破してしまいました･･･。

行き場を失ったドラルクがロナルドの事務所に転がり込むことで、吸血鬼と退治人という敵同士が同居するという奇妙な事態になったのでした。クセの強すぎるキャラクターたちとハチャメチャな日々を過ごしながらも、今では同居人として上手いことやっているみたい･･･？

今回はそんな「吸血鬼すぐ死ぬ」241話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

ロナルドの同級生・半田桃がどのようにして吸血鬼対策課に入ったかの昔話・後編。

「吸血鬼である母親を吸対は捕まえるかもしれない」と疑心暗鬼になっており子供心に吸対を信じられなかった半田少年。ある日近所で起きた吸血事件の調査として母・あけみに聴取をしにきた吸対の鼻を明かしてやろうと、ダンピールの力を使って現場を見に行った半田少年。

草むらで吸血鬼の気配を感じ見に行ってみると、スライムに口が生えたような奇妙な生体がボコボコと増殖を続けていた！そしてその下敷きになっているらしき人が！その人を助けようと半田少年が手を引っ張ると、恐ろしい吸血鬼の顔をした老人が「私から逃げておくれ」と半田少年に必死に訴えている。

当時吸対の一隊長だったカズサが寸での所で半田少年を庇い、老人の牙を喰らってしまった。どうやら老人は「眷属を生み出す吸血鬼」だが、その力の制御ができず暴走してしまっているらしい。カズサは的確に隊員たちに指示を送り、隊員たちはその通りに吸血鬼を退治していく。眷属は分離され、力を失った老人に麻酔薬を打って何とか自体は収束。吸血鬼研究のパイオニア・VRCも手配してあり、驚くほどスムーズに一つの傷害事件が片付いていった。

眷属が出てきたと思ったら喉の渇きが収まらず、わけのわからない能力で人を襲ってしまった、と悲観する老人にカズサは「吸血鬼と人間が共存する上で問題というのは必ず起きるもの。その解決のために我々がいるのだから頼って下さい」と高らかに笑ってみせた。そして半田少年の能力を褒めてあげてとアフターケアも忘れなかった。

あんなに疑っていた吸対が何とも頼もしくカッコよく見えた。それで半田桃はカズサの青田買いもあってか吸対に入ったのでした。
そんな話を後輩・サギョウにしていた時、また変な吸血鬼が出たと出動要請が。その後ろから眷属と仲良くお買い物をしていた老人が「いつもありがとね」と声をかけた。半田は気づいてないけど、あの時の老人は今でも半田の頑張りに感謝してて見守っているのだよ☆

吸血鬼すぐ死ぬ241話ネタバレ

美人吸血鬼の憂鬱？

今回はVRC(吸血鬼収監研究センター)から、久しぶりの危険度A級吸血鬼・アラネアが登場。
アラネアは通称「足高のアラネア」という蜘蛛の吸血鬼。美人でナイスバディでありながら人間を餌としか見ておらず、恐ろしい蜘蛛の姿で吸血するため狩りを行うという吸血鬼らしい吸血鬼です。7巻75話初登場。

VRCに収監してもらえるというのは、自身が吸血鬼であることをアピールしながら能力提示や吸血鬼研究に一役買うポジションを獲得する意味もあるのにアラネアは全くVRC兼所長であるヨモツザカに貢献してこなかったことで今回はお叱りを受けている様子。しかし「アンタたち人間の温情なんて反吐が出る」と相変わらずの調子なのでヨモツザカはアラネアに「嫌がらせをする」と宣言。

私が研究に協力すると思って？せいぜい嫌がらせとやらで無駄な時間を過ごせばいいわ･･･と自室で考えていると「お邪魔するぞ！」とやってきたのはゼンラニウム。もはやこの作品で定番化している「全裸の吸血鬼」です･･･股間がゼラニウムの花でできており、茎を伸ばしたり種を出したり眷属を出したりいろいろできます❁全裸なこと以外はマトモな部類に入ると錯覚してくるから怖いです←

何しにきた股間満開男！💢と言うも「そんな、我などまだ六分咲き程度･･･(//ω//)💦」なんて照れる始末のゼンラニウムにブチ切れ寸前のアラネア。どうやらヨモツザカ所長からアラネアを元気づけてほしいとお願いされたから来たようです。これこそがアラネアにとっての「嫌がらせ」･･･！部屋に1人じゃ憂鬱だろうから、とやっぱり眷属のコゼンラニウムもいっぱい連れて来てた💦ケツに足と満開のゼラニウムが咲いた「ケツだけ生物」･･･不気味この上ないんだけど💦早速の嫌がらせにヨモツザカが煽りながら笑い飛ばす顔が浮かんで余計イライラするアラネア💢💢

部屋が殺風景だと壁にコゼンラニウムを飾り「ケツを飾るな！💢」だの、コゼンラニウムによる楽しませるための楽団が結成されてて「絵面最悪なのよ今すぐ止めなさい放屁合奏団💢」だのツッコミが止まらない･･･何でラッパやオカリナみたいな吹く楽器ばっかなの💦
ついにはゼンラニウムが寝転んで股間の花を成長させ観葉植物に、とかやり出したので無理矢理剪定して止めさせるアラネア🕷和ませようとしてるのかもだけど「ケツと股間見て和むヤバイ女」にしかならないので中止！💢

では所内を一緒に散歩しようと提案したゼンラニウム。脱走するいい機会だとアラネアはエスコートをお願いしたけど、そう上手くいくはずもなく･･･←

楽しい新顔とまさかの人徳

まずゼンラニウムが案内したのは収容室。記憶に新しい変な吸血鬼たちがたくさん収容されていますｗ

吸血鬼魔法美少女スコスコ妖精。アラネアを「敵幹部から光堕ち系魔法美少女にぴったりプリ！」とか言ってます💦
吸血鬼ジェントルおままごと。「私とおままごとるかね？あなたならいつでも歓迎よ！(裏声)」とか言ってるけどアラネアは無←
吸血鬼一日署長。ここでは署じゃないのでただのおじさん。みんな大好きＹ談おじさんは口上の最中にブン殴られてます💦
「リフレッシュになっただろうか？」と悪びれず尋ねるゼンラニウムに「前世で何したら変態眺めてリフレッシュしなきゃいけないのよ💢」と真っ当な怒りのツッコミをするアラネア💦

何がVRCよ変態博物館じゃない！所長は変態蒐集家なの！？と憤るアラネアに「我らも変態になってしまうが💦」とどうやら自身が変態だという自覚はなさそうなゼンラニウム。その後ろのスピーカーから「断じて俺様の趣味じゃない」と律儀に訂正を入れてくるヨモツザカ。もう何が何だか･･･💦

そして何を思ったか外に出て月の光でも浴びてきていいかと所長に持ち掛けるゼンラニウム。そのまま脱走するかもしれないのに！？💦
「貴様がそれで協力するなら、暴れてもデータになるし、何より俺様は大天才だから不問だヨシ👍」とまさかのOK。クズの煮凝りじゃない💢とツッコむアラネアの横で「悪の所長に反旗を翻すプリアラネアピンク👍」とスコスコ妖精がのたまってる･･･「マトモな吸血鬼のデータを取りたい俺様の身にもなれ」と珍しくマトモな所長に根負けし、しぶしぶ同行することに。

吸血鬼弱体化措置を受けて普通の人間の姿で夜の新横浜に出向くアラネアとゼンラニウム。気分が悪いなら乗るか？とゼンラカーモードになるゼンラニウム(花の茎を軟体動物の触手のように動かして走れる)は放っといて、ゼンラニウムはよく外出してるらしいけど何してるんだと尋ねるアラネア。主に緑化活動だというゼンラニウムは、茎から種を生み出して地面に植え、生み出しては植え･･･という地獄絵図みたいな行動を繰り広げている。拷問よりキツい嫌がらせは継続中のようです💦

しばらくして街に出るとゼンラニウムはいろんな人間に声をかけられていましたｗキックボードのガキ(1話目でロナルドとドラルクをコケにしまくった子供)にはまたレースしようぜと言われ、吸血鬼御用達カフェの店員さんにはまたお店来てくださいと言われ、馴染みのおばあちゃんにはいい香りねと褒められながら股間の花に顔を埋め「栄養剤変えた？」とか言われる始末。最後のはアレだけど、ゼンラニウム結構人間と馴染んでるね･･･？

訝し気な顔をしているアラネアに「蜘蛛の同胞は人間をあまり好んではないようだがなぜだ？」と尋ねるゼンラニウム。
サディスティックな性格のアラネアにも何やら秘めたる過去があるみたいで･･･？

切ない過去とちょっとヨシ

アラネアが人間を嫌う理由。吸血鬼は人間と対立して畏怖されるものだから理由なんか･･･と言いかけた所でふと思い出される過去。

「ちっちゃな蜘蛛さん！あなたも私と同じ吸血鬼なのね！素敵ね」と笑いかけてくれた吸血鬼の女性。ずっと仲良しの友達だったはずなのに、あなたは遠くへ行ってしまうの？人間の所へ･･･と、思い出された吸血鬼の女性の姿は、まさかの･･･？

急に心ここにあらずになったアラネアの顔面にゼラニウムを押し付けるゼンラニウムをシバいていると、「きゃあっ」と悲鳴が！さっきゼンラニウムの香りを嗅いでいたおばあちゃんがチスイオオガエルという注射針のような口を持つ下等吸血鬼に襲われていた！群馬県ではこのカエルを干物にするとか！？←

咄嗟におばあちゃんの元へ駆けつけ庇うゼンラニウム！その姿が過去に重なったのか、少し蜘蛛の姿を出してカエルを退治したアラネア！お礼を言うおばあちゃんに「勘違いしないで」とお決まりのツンデレ常套句。しかしおばあちゃんは「さすがゼンラちゃんのお友達なだけあるね、優しいお嬢ちゃんだわぁ」と感動している様子。釈然としない感じだけど特に否定もしないアラネアでしたｗ

その後ロナルドが駆けつけたが2人の吸血鬼によってもう解決しておりVRCへ運ばれたカエル。
その様子を見ながらアラネアは「私名前通り蜘蛛の吸血鬼なのよ。この姿は擬態で元々は小さい蜘蛛だった」と何気なくゼンラニウムに話す。「その小さい蜘蛛を可愛がってくれた吸血鬼がいてとても嬉しかったのだけど、その吸血鬼は人間に恋をして私のものじゃなくなった。不愉快で悲しかった」けど、あの吸血鬼はどんな気持ちだったんだろう。人間に肩入れする気持ちが私にはまだわからないわ。

ここまでアラネアが話すと「わからずともよいのではないか？」とゼンラニウム。
「この街は人間と吸血鬼が寄り集まって賑やかなのだ。わからないままどたばた共に過ごすのも案外楽しいかもしれんぞ同胞！」

何とも癒される花吹雪の光景と香り、花びらと共に舞うコゼンラニウム･･･ん？💦

ケツを植えるなつってんだろ━━━！！！💢💢
駆け付けたロナルドに引っぱたかれるゼンラニウムなのでした💦さっき植えた種からコゼンラニウムが芽生えてしまったようです💦

その後VRCに戻ったアラネアはヨモツザカに「協力はしないけど同情はした」と感想を述べた。
この街変態ばっかり、とわかっただけで「ちょっとヨシ👍」をくれるヨモツザカ所長なのでしたｗ

吸血鬼すぐ死ぬ241話感想・まとめ

久々登場でメイン回になったアラネア！7巻初登場の時は本当に人間を餌としか見ていない「完全悪」のようなポジションだったのですが、作者の盆ノ木先生が新刊発売のたびにTwitterにて行う「アカウントジャック」で少しだけアラネアと可愛がってくれた吸血鬼の話が暴露されました。読者がひっくり返るようなキャラ設定をネット上のみでやらないで誌面でやってくれよ！💦

そう、アラネアを可愛がってくれていた吸血鬼は239話、240話で過去が明かされた半田桃の母・あけみです。どのような日々を過ごしたかなどの細かい話はまだ明かされていませんが、アラネアが半田桃の姿を見てあけみを思い出すセリフがあったり、かなり重要な情報を「ネット上で」話してしまう盆ノ木先生･･･だから根っからのファンだけの妄想が一人歩きしちゃうんですよ！←

そして意外とゼンラニウムとアラネアの相性が悪くはないのか？と判明した回でもあった気がしますｗあとゼンラニウムが緑化活動の賜物とか言ってましたが基本「誰かが本気で困る、嫌がることをしない」ゼンラニウムの人徳がヨモツザカ所長にも伝わっているような？という印象を受けましたｗ相手が変わるとメチャクチャ言う失礼クレイジーサイコ所長が何だか今回穏やかだったような･･･フレグランスで感覚がやられているかもしれませんが(笑)

意外と平和だった吸血鬼コンビ回。またこんなデート回を見せて欲しい･･･！？ｗ
次回はひな祭り企画！ひな祭りがお誕生日のヒナイチメイン回！お楽しみに！