終わりのセラフ97話ネタバレ感想!語られる姉妹の昔の話

ジャンプSQ

『終わりのセラフ』とは、原作者・鏡貴也先生の作品で、『ジャンプスクエア』の2012年10月号より連載

単行本はジャンプコミックスから刊行されています。

講談社のラノベ文庫では、『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅』も刊行中。

2017年12月からは続編となっている『終わりのセラフ 一瀬グレン、19歳の世界再誕』の刊行が始まり、浅見ようがイラストを担当しています。

今回はそんな「終わりのセラフ」97話ネタバレを紹介します。

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前回までのあらすじ

クルルは酔っ払いのシノアと三葉を避けると、二人がはいてきたので窓を割って飛び出しました。

驚いた優一郎と君月はクルルの不在に気付くと、本人は服を着替えて慌てて戻ってきます。

優一郎はミカエルを助けたから「仲間」だと言います。

兄の阿修羅丸の本当の名前「アシェラ・ツェペシ」

「アシェラ」の名前を言えない優一郎も酔い潰れた皆もバカだと、壁を蹴破って隣の部屋に移動するクルル。

汚れているのを気にするシノアと三葉を「仲間」だからと、余裕で運んでいく優一郎。

優一郎の態度に怒ったクルルは「保護者」は誰かと聞いてきます。

子供の頃、グレンに訓練されたことを思い出した優一郎は、グレンがそうだと言います。

子供のミカエルを鍛えていた時のことを思い出すクルル。

きちんとした態度を見せるように言われて、優一郎は土下座をするも話を聞くと言われて、すぐに元に戻ってしまいます。

今の状況のを優一郎たちに「目的」を与えると。

「計画」のことを話し始めて、クルルは八年前に「柊真昼」に会った時のことを思い出すのでした。

終わりのセラフ97話ネタバレ

クルルから聞かされた話

クルルから姉である「柊真昼」の名前が出て、どうして「姉」の名前がでてきて驚きながらも、クルルに聞き返します。

クルルは「柊真昼」がシノアの姉と聞いて、全員驚いてしまいます。

三葉が柊真昼が「鬼呪」をつくって、命を落とした「天才」でそれがなかったら、人間はウイルスで絶滅したと。

「救世主」といわれる真昼には、「柊家」の敵やグレンを操っているという「噂」があると言います。

じっと黙っていたシノアは姉のことはよくわからないと思うのでした。

「柊 シノア」

実験台に服を着ていない状態で両手両足を固定されていた表情のない少女・柊 シノア。

白衣を着た男が二人、手術の機械を動かしていきます。

シノア自身も自分が「実験動物」として生まれたことを理解していました。

無表情でじっと天井を見つめているシノアの体にちゅうしゃ器が頭、胸、子宮にと毎日のように刺さっていきます。

でも、シノアの反応がないので、白衣を着た男たちは、「鬼の反応がなし」「失敗」だとくやしがっていました。

自分はダメな失敗した実験するだけの動物だと理解のシノア。

ちゅうしゃが終わると拘束が外されて、体が自由になります。

終わると体を起こして立ち上がると、髪を後ろにまとめ上げたシノア。

柊家の主人の種と鬼ののろいを混ぜたのを、優れた女の信徒の腹に子供を作る実験で、成功したのは「二匹」のみ。

つまり、自分たち「姉妹」だけだと考えながら服を着ていくシノア。

超絶がつくような天才の真昼で最初は大きく期待されていたけど、シノアは期待に応えられませんでした。

シノアを産むとき、母親の頭は呪詛にのせいで壊れてしまい、「妹」はもう産まれなくなったことに、自分が悪いと思ってしまうシノア。

白衣の女性に次の実験はしばらくないと気遣われて、「自分は無能」だと笑って言いながら部屋をあとにします。

自分の実験が少なくなって、その分、姉に負担がいってしまうことに、また「不甲斐ない」とシノアは思ってしまうのでした。

天才の姉

姉の真昼に実験のことを聞かれ、自分は無能だと言うシノア。

「残念」と得意気な顔の真昼は、「天才の登場」だと、元気に今日も実験すると言います。

そんな真昼の背中を見ながら、「姉は天才」だから自分は注目されなくて、姉は何をやらせても「注目の的」だと思うシノアでした。

姉の強さ

闘技場で戦っているのを見ていた真昼たち。

柊征志郎と戦いながらも、余裕の笑みを浮かべていた柊深夜

その目の前を征志郎の刀が弧を描くと、ぶつかった音とともに深夜は、驚きの声とともに後ろに吹き飛んでしまいます。

壁にぶつかった深夜を座って見下ろすシノア。

すると、吹き飛んだ深夜を見て「深夜に勝った」と喜んだ征志郎は「養子なのに偉そうだ」と得意そうにします。

バレバレな手加減をして恥ずかしいと思わないのかと深夜に声をかけたシノア。

バレているのかとシノアに聞き返した深夜。

一人以外、全員にバレていると呆れるシノアに、「ちょうどいい」と深夜は、自分は「手加減するのがうまい」と自画自賛

手をぬいたら姉に幻滅されると、深夜は「真昼の許嫁」と呼ばれて柊家に飼われていると。

自分は「ペット」なのかと、「わんわん」鳴くかと明るく言う深夜をじっと見下ろしていたシノア。

シノアと深夜が話している間に今度は真昼と柊暮人の戦闘に。

深夜は「真昼の想い人」が気になると言います。

暮人と戦っていた真昼。

斬りかかってきた暮人の刀を余裕で避けると、暮人の肩に手を置いて、あっという間に暮人をひっくり返してしまいます。

倒れた暮人のおでこにお札を貼った真昼は、暮人の上に乗ると「さすがは兄さん」と誉めると、負けた暮人は悔しがっていました。

深夜は超人のような天才に想われる相手が気になると言います。

真昼に負けて悔しがる暮人と真昼の想い人を気にする深夜を見て、すべての人が姉の真昼を気にしていると思うシノア。

自分はそれを見ている毎日だと。

同じ柊家の主人の娘で、「同じ鬼」を練り込まれて誕生した「実験動物」なのに、自分とは違う姉を見下ろすシノアでした。

真昼の想い人

部屋で水を飲んだシノアはベッドに寝転がります。

ベッドサイドに置く真昼と少年が写った写真を見つめます。

姉は想い人のことを考えていると夜も眠れなくなって、想い人のことを話しているときだけ「普通の少女」に戻っていると思うシノア。

真昼はフォトフレームを手に「彼」が誰かと知りたいかと、目を輝かせて聞きてきます。

ベッドの上を転がりながら真昼は、写真の彼は「グレン」と言って、凄く優しくて可愛いと。

グレンはいつも真面目で、「身分が違う恋」でも自分を想っていると。

恋をしている自分は、グレンを想うと胸が熱くなると真昼。

「シノアたん」と呼んだ真昼が、シノアに「恋」の経験を聞いてきます。

自分は「4歳」とシノアが突っ込むと、自分は「5歳」のときに恋をしたと真昼。

恋がわからないシノアに真昼は、女の子ならいずれ分かると言います。

黙り込んだシノアを見てフォトフレームを置いた真昼。

真昼の忠告

鬼を練り込み誕生した自分たちは「恋や絶望」と感情の欲望は、暴走したら鬼に利用されると言います。

いやらしい夢を毎日見るかと聞かれたシノアが見ると答えると、他人に気付かれてはダメだと。

知られたら自分たち実験動物は、柊に研究材料にされて命を奪われると真昼。

鬼に欲望が見つかると、内側から心を食いつくされて奪われると。

女の子の日、女の子の欲望が大きく暴走して、コントロール難しくなると言います。

他人にシノアに力があるとバレる前に自分がその感情を壊すと言う真昼。

「毎日」記憶がダメになるくらいに殴ると、真昼は殴ったり蹴ったりを繰り返します。

血を流すシノアの頭を掴むと、シノアに痛みと一緒に胸の奥に刻むように言います。

凄く痛みつけられたりしても反応するなと。

シノアは何の無価もなくて無能だと。

無力で無気力で無感情と言い聞かせる真昼。

方針は理解したと言うシノアを見て、まだそういう風かと、真昼はシノアの心を壊すのは大変と言います。

姉にすべての期待がいくことに、「恋をしている普通の少女」が一人でどうするつもりかと姉を心配。

自分は天才だから平気という真昼の言葉は「嘘」だと思います。

初めて姉の感情が見えたような気がして、「天才の姉」の瞳の奥に「恐怖と怯え」を微かに見えてしまいます。

シノアは「怖い」か聞いても「大丈夫」だと答えた真昼の言葉は嘘だと否定。

シノアが「自分も戦う」と言おうとしたら、真昼に殴られてしまいます。

「足手まとい」と言う姉の足元のシーツに血が落ちているのを発見したシノア。

初めての女の子の日が来たとき、鬼の暴走が速まるという姉を思い出したシノア。

真昼の口元に血がついているのを見て、シノアは驚いてしまいます。

真昼は口元の血に触れると、「自分で自分をコントロール」しているから大丈夫と言うのでした。

他人に秘密で「自分で自分を実験」で、いつかシノアの中の鬼も切り離して自分が受けとると。

それでシノアは「普通の人間」に戻れると言われて、「姉さん」は違うのかと、恋をしている真昼が普通のなのではと慌てるシノア。

真昼はもうダメだと言って、研究してきたのせいで今の状態の自分をグレンに見せることは出来ないと言います。

こんな状態でも「いつか」グレンと出会えたら、想いを伝えて貰えたらと真昼は一瞬黙り込み、それは「少女漫画」のような夢物語だと真昼。

世の中は甘くなく、恋したら、「妹」を守れなくなると。

「気持ち」「記憶」も鬼が使おうとしている「欲望」もすべて消してしまって、他人に気付かれないうちに「心を壊す」と言います。

ケースからちゅうしゃ器を取り出した真昼は、シノアを「大好き」だと、バイバイと言いながらうつのでした。

真昼がしたこと

子供の時の暗い過去を思い出していたシノア。

自分は姉の真昼のことも戦いのことも知らないのだと。

一人で柊を裏切ったり、百夜京を裏切ったり、一人で吸血鬼を相手として、世界を変化させた救世主なのだと。

シノアはクルルに姉が「何」をしていたのかと質問します。

ソファに座って腕を組んで考え込んでいたクルルは、真昼とのやりとりを思い出します。

かつて、城の玉座に座っていたクルル

自分を訪ねてきた「もの」に不機嫌に声を掛けます。

そんなクルルに「女王様」と、自分は「人間」だと話し掛けたのは真昼。

真昼は「ユウ」「ミカエラ」「アシェラ・ツェペシ」がいるところを伝えに来たと、敵地に乗り込んで来たのでした。

終わりのセラフ97話の感想

今回、色々と謎が多い柊真昼の過去が少しとシノアの過去が少し見れました。

真昼とシノアの姉妹は実験動物として、色々な酷い実験をさせられていました(。>д<)

生まれから酷いことされていたんですね(>_<“)

そんな中でシノアは天才の姉に比べられて、期待もされていませんでした。

それを無表情に冷静に受け止める4歳のシノアが独特です。

若い時のシノアたちの関係性が垣間見えるのがいいですね(^.^)

実験室に向かう時、暮人たちと稽古をつけている時の真昼はクールな感じですが、グレンのことを話している真昼は恋する女の子に見えます(*^^*)

でも、自分たちの欲望が爆発したらどうなってしまうのかと、暴走して鬼に利用されてしまうと。

シノアにいやらしい夢を見ているかと確認するなんてと思っていたら、子供のシノアは見ていると答えました。

子供がとんでもない会話をしていますね(^_^;)

真昼は自分たち実験動物の立場と言うものを説明して、女の子の日のことを話し始めました。

どんどん大人びた会話になっていくのが驚きです(-“”-;)

そして、どうするべきか話した真昼が選んだ道は、シノアにとって過酷です(>_<“)

感情を壊すために、記憶を壊すために選らんだのは、「毎日シノアを殴る」ことでした(。>д<)

(>_<“)(。>д<)!Σ(×_×;)!( ;∀;)

とんでもない選択ですね。

実際、真昼はシノアが吹き飛ぶほどに、鼻や口から血を流すほどに殴ったり蹴ったりしました(>_<“)

シノアが姉である真昼のことを心配すると、真昼は自分は天才だからと言って、平気そうな顔をします。

しかし、シノアは真昼の感情を、瞳の奥に恐怖や怯えを初めて感じ取りましたね(。>д<)

だから、シノアも自分も一緒に戦うと言いましたが、真昼に殴られてしまいました。

顔を背けて殴ったかのように見えたので、もしかしたら、感情が強く出てしまったのかもしれませんね。

そして、シノアは姉の足元のベッドのシーツに血がついているのを見て、姉が女の子の日になっていることに気がつきました(;>_<;)

真昼がちょっとぼうっとしたような目で口元の血に触れた様子の姉。

いくら「コントロールしている」と言っても、シノアの鬼も引き受けると、真昼にばかり負担がかかる方法にシノアは反対しました。

真昼は真昼で、今の汚れた体をグレンに見せられないと落ち込みながらも、やっぱり、わずかな希望をまだ持っていた真昼。

このことからも、まだ普通の女の子の部分が真昼にも残っていますね。

でも、真昼はわずかな希望「少女漫画」だと、「夢物語」だと言って、世の中に甘さはないと諦めていました(>_<“)

恋をするより、妹を守ると言った真昼。

「妹」の部分を強調しているのが、少々気になりますね。

必死に自分も戦うと訴えるシノアを殴り続ける真昼。

とうとう、何かのちゅうしゃまで用意しました(>_<“)

大好きだと言って微笑みかけながらも、やめなかった真昼。

妹を守ると言っていますが、どこかがありそうで、真昼の行動が気になりますね(-“”-;)

そうして、過去のことを思い出していたシノアは、姉の真昼のことを、その戦いのことも何も知らないことに気づいてしまいました(>_<“)

ひとりで柊家や百夜教を裏切ったり、ひとりで吸血鬼と戦って、世界を変化させた救世主だと言われた真昼。

クルルはシノアに姉のことを聞かれて、真昼と出会った時のことを思い出しました。

真昼は「ユウとミカエラとアシェラ・ツェペシ」の居場所を知っていると言って、敵地に乗り込んできました!Σ(×_×;)!

真昼の目的が何なのかが、気になるところです。

それに対して、クルルがどんな行動を取ったのかも気になります。

次回も楽しみです。

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今回は、「終わりのセラフ」の97話ネタバレを紹介しました!

が…

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柊真昼・シノア姉妹の実験されていた過去。

天才の姉と普通の妹の違い。

真昼とクルルの因縁。



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