BEASTARS ビースターズ最終回196話ネタバレ感想！君の隣で生きる

2016年9月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「BEASTARS」。

来年1月にアニメ放送が決定している人気作品も、ついに最終回です！

獣人の様々な種族が共存する、「食殺」が最も重罪である世界の、学校という守られるべき場所で生徒がその「食殺」されてしまう所から始まったこのお話。たった一匹の今時な男子、ハイイロオオカミのレゴシが、成長しながらも「自分」をブレさせることなく、あくまで平和を望む姿を貫き最終回まで来ました。

ウサギのハルとの異種族の恋に悩み、アカシカのルイと衝突し合いながらも友情を育み、他の種族の理解を怠らず異種間から生まれた自身を大切にしたいと望むレゴシ。同じく異種間から生まれたメロンとも決着がつき、世の中は変わりつつあるけれど、生きる限りそれぞれの場所で悩み苦しみは消えないのでしょう。

誰もが、他を気にすることなく悩み苦しめる世界へ。
レゴシもハルとの関係に苦しみながら、決断を迫られて･･･！？

今回はそんな「BEASTARS」196話のネタバレを紹介します。
今回はありがとうの巻頭カラー！亡くなったキャラクターも隅々まで一緒ですよ！

ネタバレの前に絵付きで楽しみたい方！

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前話までのあらすじ

ルイとジュノが切ない別れを決めた頃、レゴシとハルもデートと言えないデート中。

しかしレゴシはハルの耳が膨らんでいるのが気になって仕方がない。ウサギの耳が膨らんでいるのはイライラしている証拠。もしかしてプロポーズを待ってる！？熱を発散させるために耳を広げる生態があることを知っていたレゴシ、ハルに喜んでもらえるためにデートにも十分すぎるくらい気遣いを見せる。

ハルの3歩で1歩歩き、映画館では最前列を取り、ウサギの毛にいいとされるパパイヤの店に行く。ハルもレゴシの気遣いに「幸せだなー今日は私がエスコートしたかったのに」とポツリ。ルイから「世界を変えたあいつを労ってやれ」って電話が来た。よくわからないけど、本当にそれくらいのことやってのけたようなかっこよくて優しいレゴシくん。い、今か！？とレゴシがプロポーズを言いかけた所で「見てるとイラつくの💢」そう言ってハルは店を出ていってしまった･･･。

追いかけながらレゴシは、世界を変えるより好きな女の子の気持ちをわかる方がよほど難しいぞ、と実感。こんな難しい試練が最後に待っているとは。

そのままふくれっ面で電車に乗るハルをレゴシが「本当にこのまま帰るの？」と尋ねると･･･

「レゴシくん結婚しよう。そしてすぐ離婚しよう」

ザワつく車内。混乱するレゴシ。
レゴシに敵う所なんかないけど恋愛ならド肝抜いてやれるもん。このまま優しいレゴシくんと幸せになっちゃったら、大昔のままウサギはオオカミに負けたまま。そんなの嫌だ。私はレゴシくんと対等でありたい。ずっと追いかけてほしい。愛してるレゴシくん。

あぁ、俺のたまらなく好きなウサギのハルちゃんだ。
「イエスって言って」レゴシの返事は･･･？

BEASTARS196話ネタバレ

慎んでお受けします

愛してる、というハルの言葉を噛みしめながら、ふくらはぎに風を感じるレゴシ。ハルちゃんといる時だけに感じる俺だけの気候。「いつまで黙ってる気？」ハルほったらかしですけど(笑)

「俺のしっぽを見て。そのプロポーズは受けられないよ」

えっ！？フッちゃうの！？😨
「ハルちゃんが俺に怒っても泣いても俺のしっぽは揺れ続ける。そんな噛み合わない結婚生活聞いたことないでしょ」

「オオカミとウサギ。オスとメス。理解し合うのは難しい」
「それでも･･･少しでも君に近づきたくてずっとしっぽが揺れる。俺は･･･」

「あなたと一生異種族交流したいです」

あ、あれ？それってプロポーズじゃないの？💦
「取るなよ私の役割！！(≧□≦)ﾉ💦」ハルも思わず叫んじゃいます💦

またレゴシくんにしてやられた💦心臓の音が早くなるのと同時に寿命が縮むのも感じるハル。ただでさえ小動物の心音は早いのに、この先もレゴシくんといれば他のウサギよりアクセル全開で死に向かっていく。

オオカミとウサギ。きっと幸せなだけでは終わらない。
私たちの異種族交流はどこまでもいつまでも命がけだ。

いざ突撃ね、とレゴシに歩み寄るハル。ハルに身長を合わせるレゴシに「しゃがまないで、触れ合いにくいままでいい」と手を伸ばすハル。

清々しい空。俺たちの前途多難な交流はこれから始まる。

それぞれの今

まずは裏市で精神科医を営んでいた、レゴシとキューの戦いの師匠であるジャイアントパンダ・ゴウヒン。
彼は大学病院の精神科に異動。診察室でも喫煙🚬するゴウヒンに「ここは裏市じゃないんですよ！」と看護師に窘められる日々のようです🐼

次にレゴシとチェリートン学園で同寮だったイヌ科たちは卒業前に寮を掃除中。ポロポロ出てくるレゴシの私物を、レゴシの親友・ジャックが「今度会いに行くから渡すよ」と笑う。ジャックは最難関のドドメ大学に進学。自身が品種改良の犬🐶であるからこそ、品種改良そのものに一石を投じる決意をしたようです。

そんなチェリートン学園も元特待生のルイの会見を受けて完全共学に戻ったようで。ビル🐯やアオバ🦅が卒業していくのを「寂しいなーｗ」とニヤニヤ笑うピナです。「女は騙せても俺は騙せねぇぞ」とビルに怒られてますが、もしかしたらリズ🐻が戻ってくるかもしれなくて嬉しいのかもしれませんねｗ

レゴシが住んでいる「コーポ伏獣」はレゴシの活躍、つまり警察の謝礼金のおかげで大規模修繕工事を開始。サグワンやセブンも満足そうです✌
そんな警察のトップ・ヤフヤも今は側近の窮鼠五百団と隠居生活で一緒に食卓を囲む。けど、元裏市在住者の暴走というのがまだ頻発しているようで、隠居とも言ってられない事実💦でもゴーシャとはマメに手紙のやり取りをしているようです🐴

「ひゃールイが一流ビジネス誌の表紙だぜ！」と騒いでいるシシ組は、服役中で刑期を短くするため模範囚になろうと奮闘するも裏目に出て刑期が5年延びてしまったようです💦

そんなシシ組に恩義のあるルイは、養父・オグマが残した財閥の現トップ。あの会見で会社評価が上がり経営は上々のようです。オグマの遺品のメガネをかけてみるルイに、アズキは件の雑誌を箱で取り寄せたと。政略結婚とはいえ関係は悪くなさそうなルイとアズキ。外は平和だし夫婦で美術館でも行きませんか？と誘うルイに、会社の利益にはならないけどまぁいいですわよ、とあくまでクールなアズキ。

みんないろいろあるけど、それぞれの場所で前向きに頑張っているようですね(^^)

一緒に手をとって変わろう

レゴシによじ登り、首に腕を回すハル。ズボンに片足引っ掛けてアスレチックのようです(笑)おなか見えてるレゴシ、「ハルちゃん💦」と焦るレゴシに「落ちる落ちる抱きとめて！」と焦るハル💦

慌ててギューっと抱きしめるレゴシ。「折れる折れるもっと優しく！！😫」とハル。なかなかスキンシップも上手くいかないレゴシとハル。オオカミとウサギだから、オスとメスだからうまくいかないけどそれが当たり前。それでもハルじゃなきゃ、レゴシじゃなきゃいけないの。ハルだから、レゴシだからいいの。

「ね！？これからこうやって私がよじ登ればレゴシくんがしゃがむ必要もなくなるでしょ？私の勝ち！あ痛！！爪！！！💢」「ごめん💦」うーん、ただのイチャイチャだ･･･☺

ギャーギャー大騒ぎしているのでパトロール中の警察に目付けられちゃったよ！「ん？肉食の暴走か！？そこのオオカミ！手を放しなさい！！💢」

「あ、付き合ってますー私たち😊」

満面の笑みのハルと、きょとん顔のレゴシ。
レゴシの太い腕を掴むハルの小さな手と、ハルの背中を優しく掴む大きな爪の生えたレゴシの手。これからもずっと、大小の手を取り合って生きていこう。

BEASTARS196話感想・まとめ

いや～終わっちゃいましたねBEASARS！！しかし最後が真っ白な背景にレゴシとハルというシンプルな終わり方だったのはちょっと意外でしたｗ

でも最初に「受けられない」とレゴシが言ったのはわかっててもえっ！？てなりますね💦それでいてずっとしっぽ揺らしてて、ハルがレゴシを意識している間、同じくレゴシもハルを意識してウサギの生態調べちゃったりしてた。結局相思相愛💕だったわけで。

ハルも言ってましたがレゴシにしてやられましたね！(ﾉ∀`)ｱﾁｬｰ
同じくレゴシに翻弄された読者様も多いのではないでしょうか。まぁこう見えてレゴシモテますから･･･本人に自覚はないですが！ｷｰｯ！💢←

本当に結婚してすぐ離婚するかはわかりませんが、きっと普通以上に一筋縄では行かないだろうとは思いますが、この2匹なら大丈夫、って何か思えますよね。個人的にはハルの婿養子になってほしいですｗレゴシがハルの実家に遊びに行ってハルの父がレゴシを車で送る際に男同士の会話をする回がありましたが、あの関係性がとてもよかったのです😊

今どうなったか明かされていないキャラクターもいますが、みんなそれぞれの場所でどうなったか描かれていたのがよかったです。それぞれに大変なこともあるけど、それでも生きていくんだなって伝わります。どうかみんな幸せでありますように。

ありがとうBEASTARS！ありがとう板垣巴留先生！
来年1月はBEASTARSの原点！「BEAST COMPREX」が短期連載されます！