幼い頃母親が殺人の罪を被せられた七桜、幼い頃父親を殺された椿。
過去を知ってもなお七桜への想いを絶ちきれない椿、憎んでいたはずなのに想いを絶ちきれない七桜、光月庵の跡継ぎとなった七桜と椿の恋の行方は…?過去の事件の真相は…?
ドラマも本日スタートです!
前回のあらすじ
光月庵の跡継ぎをかけて御菓子作りで対決した椿と七桜、どちらの想いも受け取った大旦那は、決定を女将に委ね、女将が息子のものだと思って選んだのは七桜の御菓子でした。
激怒した女将を止めようとした大旦那は心臓発作を起こし、帰らぬ人となってしまいました…
葬儀の日、七桜が「孫」として参列していることにざわつく中、椿は略礼服で参列、焼香すると光月庵を後にしました。
何を犠牲にしても手に入れたかった光月庵を手に入れた七桜は、去っていく椿の背中に、涙をこらえて決意を新たにします。
跡継ぎとなった七桜ですが、内外から反発が大きく、苦戦…
最初の大仕事として、正式な跡継ぎだけが参加する「武六会」で奉納の儀の御菓子作りを作ることになりますが、その際に必要である当主に受け継がれている道具を、女将が持って出て行ってしまいます。
栞の協力で出て行った女将の行方を突き止め、木型を燃やそうとしていたところを間一髪で阻止、椿と再会します。
再び七桜の前に現れた椿の想いは…!?
一方逃げた女将の前に立ちはだかったのは多喜川で、椿の本当の父親は、不倫していた多喜川の父だと聞いて衝撃を受けるのでした…
というところまでが12巻でした。
今回は私たちはどうかしている13巻のネタバレをご紹介します。
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私たちはどうかしている13巻のネタバレ
第58話 使命
女将からの電話で、店主に受け継がれていた道具を燃やすと聞かされやってきた椿。
忘れものを取りに来たのだと七桜に告げます。
二度と会うことはないと思っていた椿が目の前に現れ、何を考えているのか訝しむ七桜。
七桜と一緒に光月庵に行き、あん作りと焼きの職人がいないことに気づいた椿は、職人として雇ってほしい、少なくとも七桜の手の火傷が治るまでは職人が必要なはずと、静かに語り掛けます。
自分の下で働くのはプライドが許さないのでは?と七桜は確認しますが、椿は職人の格好に着替えます。
目の手術をしたことを聞くと、ほっとしますが、ここでしか生きられないという椿に飲み込まれそうになって断ろうとしたところ…
多喜川がやってきて、椿のような優秀な職人はめったにいないから力を貸してもらえばいい、七桜に想いが残っていなければ、と言い出すと、椿への想いを否定。
椿の思惑もわからず断りたい七桜でも、目が治ったと聞いたら安心したり、ふとしたところに、まだ想いがあることが表れていますね(*^^*)
だからこそ、とっさに自分の気持ちを否定しちゃうのですね、切ないです…
椿は連絡先を置いて、その気になったら連絡するよう言って出ていきます。
女将から椿が弟だと聞かされてショックだった多喜川は、七桜を抱きしめ、返事を待てそうにない、自分の隣に七桜の人生があることを想像してほしい、七桜を信じているから、と言って帰っていきました。
子供の頃に光月庵を追い出されてから、光月庵なんてなくなればいいと何度も考えていた七桜でしたが、お店に出た際に訪れていたお客様の要望に応えられなかったことで、老舗店を大事に守ることの大切さに気付きます。
椿は父親が殺された日の夢を見て、何か見落としていたのでは?と考えていると、七桜から届いた着物を受け取り、力を貸してほしいという意図を汲み取ります。
そして、夕子に会った際に聞いた、七桜の母のふりをしたのは多喜川の依頼であることを反芻し、真実を知って前に進む決意をするのでした。
椿への気持ちや色々なしがらみよりも、お客様と御菓子を大切にするのが、七桜らしいです(#^^#)
椿の決意も、みんなが前へ進める一歩になりそうです!
第59話 主従交代
職人としてやってきた椿に戸惑うお店のスタッフでしたが、七桜はあんの着色を指示、職人たちにも必要な指示をして、冷静であることを心がけます。
見習いがやるような仕事も率先する椿に、城島はやりにくいと言いながらもどこか嬉しそうで、城島と栞は七桜と椿を見守ることに。
二人の間に穏やかな空気が流れて、優しい恋が芽生えそうな予感です(^^♪
取り戻した木型で武六会の御菓子を試す七桜は、どんな御菓子を作ったらいいのか悩み、風呂上りに廊下を歩いていると未開紅を見つけて庭を覗くと、椿にばったり会ってしまいます。
落とした髪留めを拾って手渡してくれた椿の、想いがこもった目にドキドキする七桜は、自分を恨んでいるはずなのにと思いながらも、動揺を隠せません。
日舞のお披露目のために練習をする多喜川のそばには由香莉がいました。
これまで遊びでやっていた多喜川が名取になるのを揶揄する由香莉に、本気になるのも悪くないと答えると、長谷屋のことをもっと考えた方がいいと言いますが…
息が詰まると返す由香莉は、夜の営みに多喜川を誘い、七桜に本気だからと断られます。
断られて激情し、自分が一番よくわかっている、七桜とうまくいくわけない、本当のことを知ったら許すはずないと言い募る由香莉でしたが、それでもきっぱりと断る多喜川。
断られた由香莉がこれからどう出てくるのか?
歯を食いしばって悔しがるのは、なにが起きてもおかしくない様子で、また泥沼の予感です(>_<)
多喜川は名取の披露式に七桜を誘い、難しい名取の試験に合格したことを手放しで喜ぶ七桜に、晴れ舞台を見てほしいこと、話したいことがあると伝えます。
披露式の噂話で、七桜は多喜川の母が師範だったことなどを知ります。
女形を演じる多喜川の美しさに七桜は見とれていましたが、椿が来て動揺した多喜川は心ここにあらずになり、噂話をしていた面々に否定されてしまいます…
椿を見かけた七桜は追いかけていき、その様子を陰から見ている由香莉。
控室に戻った多喜川のところへ行った椿は、何が目的で七桜に近づいたのか、と問うのでした…!
第60話 暴かれる過去
夕子に七桜の母親役を演じるように頼んだことを詰問すると、話す必要はないと去る多喜川。
椿を追いかけて見失った七桜は、仏間の隣の和室で、ひとつの遺影だけ床に置かれていることに疑問を持ち、その写真の人の目元が椿に似ていることに気づきます。
そこへ由香莉がやってきて、それが多喜川の父であること、本来なら仏間に飾られるべきなのに追いやられていることを伝え…
一生を誓い合った相手が裏切ったら許せるか?多喜川は裏切りを許せないから、光月庵の女将に夢中で家族を裏切った父親を許せないのだと爆弾を落とします。
栞から姉に注意するよう言われたことを思い出した七桜は、多喜川は優しい人だと反論しますが、由香莉はさらに衝撃的なことを…
七桜が小さな和菓子屋で働いていたころに、店を追い出される原因となっていた、七桜の母親は人殺しだというメールについて言及したところ、そこへ多喜川と椿がやってきます。
メールが来て店を追い出された直後に多喜川が現れたことを思い出し、問いただすと、その部屋は母親が亡くなるまで閉じこもっていた部屋だったと語り始めました。
夫に依存するだけだった母親が、夫に裏切られて壊れてしまってから、光月庵と女将のせいだといい続けていたと話します。
母親が絶望の中で亡くなってから、女将が光月庵で勝ち誇ったように華やかでいるのを恨んでいた時、七桜のことを知った。
自分と同じように女将に人生を狂わされ、もしかしたら樹の子かもしれない七桜なら、女将を追い出せる。
そのためにあのメールを送ったのだと、告白するのでした。
唯一の味方だと思っていた多喜川に裏切られた七桜は、何も考えられずに逃げ出します。
光月庵に戻って座り込んでいたところに椿がやってきて、店のお客様も武六会の御菓子作りも待ってくれないのだと七桜を鼓舞し、光月庵の当主であることを思い出させます。
翌日店に出す御菓子を作りながら、事件の話をし、七桜は樹が倒れているのを見た後に、庭に佇む女将を見たと証言、椿は朝まで母親と一緒にいたと証言、二人の話が食い違います。
見間違いだったのか?と思う七桜でしたが、直接自分で手を下さなくてもだれかに頼んだのでは…?と言いかけ、誰かとは多喜川の父だったのでは?と思い浮かべるのでした。
第61話 父の部屋
誰を思い浮かべたのか、女将がそんなことを頼める人に心当たりがあるのか聞く椿に、女将に夢中だった多喜川の父が、一時の浮気ではなく本気だったのなら…と七桜が答えます。
小さい時に見かけただけの前当主の顔を思い出せない椿は、多喜川の父の顔を見たのか、質問。
遺影を見た時に椿と似ていると感じたと聞くと、大旦那に樹の子ではないと言われたことを思い出し、取り乱してしまうのでした。
翌朝、七桜も椿も事件の日を思い出そうと、封印されている場所へ。
樹の部屋を開けて写真を見ると、本当の父親が誰であれ、自分の父親は樹だけだと椿は実感します。
事件の日の記憶を確認し合っている時、ふと二人の距離が近くなり、椿は火事の日のことを話し始めました。
戻るという約束を守れなかったと詫びられると、気持ちが引き戻される七桜。
椿のことが好きで、それだけは伝えたかったことを思い出す七桜の様子に、戻ってきたら何を言うつもりだったのか問い、互いの想いが募って口づけしそうになりますが…
樹の写真で引き戻された椿は、終わったことなのだと言い切ります。
武六会の御菓子を迷っていても、七桜なら作れると言って戻っていくのでした。
雪の日を最後と決めた決意を新たにし、自分では椿を幸せにできないと、気持ちを封印する七桜。
お互い想い合っているのに、気持ちにふたをしなければならない状況が、切なすぎます(>_<)
椿の言葉で何を作ればいいか閃き、武六会の御菓子を無事に仕上げ、奉納の儀式当日、御菓子を納めたあと、七桜は話をするために多喜川を探しに行きます。
店で七桜を心配しながら待つ椿は、樹がなくなる間際に「お願いだ…」と言っていたことを思い出し、母親を殺人者だと断罪した自分に隣にいる資格はないのだと改めて思うのでした。
多喜川を探す七桜の前に由香莉が立ちはだかり、本人に聞くからと断った七桜を階段から突き落とします!
ちょうどそこに通りかかった多喜川が、倒れた七桜に必死に呼びかけ…というところで、13巻は終わりでした。
私たちはどうかしている13巻口コミ・評価
そう!そうですよ!
あのまま幸せになってほしかった…(>_<)
次なんて待ちきれません!
怖い女が次々出てきます…(^^;
女将よりもしかしたら由香莉の方が怖いかも!?
私たちはどうかしている13巻まとめ・考察
12巻に引き続き、13巻も怒涛の展開でした!
間一髪の七桜の元へ駆けつけ、職人不足の光月庵を手伝う椿との間に、また確かな絆が築かれていくのかと期待していたら、そんな簡単にはいかなかったです…
女将も怖かったけれど、由香莉もまた、怖すぎです(>_<)
思い詰めている女の怖さ、ここまでか!と思う怖さですね。
それに比べて男性陣は、復讐のための駒にしようと思っていた七桜に本気になってしまう多喜川や、憎んでも想いを絶ち切れない椿だけでなく、多喜川父や樹も、裏表はないように思えます。
とはいえ、自分の復讐のためには、働いていた和菓子屋から七桜を追い出すために、母親が殺人者だとお店にメールを送り、追い出されたところに助けに行く多喜川もたいがいですね…(^^;
樹が殺された事件がもう少し明らかになるのかな?とも思っていましたが、メールの件が明らかになるのは想定していなかったので、ちょっと驚きました。
そんなことをされても、きちんと話をしたいという七桜、みんなのわだかまりを解きほぐせるのでしょうか?
由香莉の怖さと多喜川のメールで、他が吹っ飛んでしまいましたが、椿が光月庵に戻って、職人として働いている穏やかな空気が、これからの幸せな姿を象徴していると思いたいです。
本心ではふたりとも、誰が店主かどうかより、美味しく感動できる御菓子を作ることが本質であると思うので。
それには、これ以上の怨恨を生まないためにも、事件の犯人が多喜川父ではないことを祈ります!
椿が一緒に寝ていた母親を間違えるとは思えず、かといって七桜が庭で見た女将を見間違えたとも思えず、真相はどうなるのでしょうか!?
そして、最後に階段から落とされた七桜は大丈夫なのか?
事件の真相も七桜もどうなっていくのか、次が待ちきれません!
私たちはどうかしているを無料で読む方法!
今回は、私たちはどうかしている13巻のネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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想いを絶ち切ろうと思ってもどうしても七桜に惹かれる椿の切ない表情、七桜の椿への想いが溢れてくる表情、言葉では語れない場面がありすぎです!
本日ドラマが始まる話題作を、ぜひ漫画で読んでみてください(^^)/