BEASTARSビースターズ最新刊20巻ネタバレ!決戦はレクスマス

ビースターズ

2016年9月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「BEASTARS」。

2018年にはマンガ大賞、手塚賞を受賞し、アニメ化もされ第二期も放送が決定している話題の動物ヒューマンドラマです。

舞台は、獣人の肉食と草食が共存する世界。

すべての動物を正しい方向へ導く存在「ビースター」を排出している、同じく共学である名門校「チェリートン学園」。その演劇部でアルパカのテムが何者かに食殺されてしまう所から物語は始まります。共存世界で最も残虐で重罪である「食殺」が名門校で起こってしまった。その事実が世の中に知れ渡ったことで、少しずつ草食が肉食を見る目が冷ややかになっていく・・・。

その事件を探るべく、現場をウロついていたハイイロオオカミ・レゴシがこのお話の主人公です。不器用な性格と言動から一時は犯人かと疑われるも、すぐに払拭。その後もレゴシは様々な出会いを経て食殺事件を追い、他種族を理解し成長しながら食殺犯を突き止めます。

食殺犯との決闘後、レゴシは学園を退学し一人暮らしを始めますが、大人の世界に介入した瞬間出会った、ヒョウとガゼルのハーフ・メロンに興味を持ってしまったことで自身の生活だけでなく世の中もおかしな変化が。その中で動く者、悩む者。悩む者が安心して悩めるようにするため、レゴシやアカシカのルイ、祖父のゴーシャたちは様々な場所でそれぞれの戦いを始める。

彼らの働きかけで世の中はどう変わるのか?「誰もが平和に過ごせる世の中」というのが作れるのだろうか?

今回はそんな「BEASTARS」20巻のネタバレを紹介します。

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作品紹介

作品名・・・BEASTARS

作者名・・・板垣巴留

掲載誌・・・週刊少年チャンピオン

レーベル・・・少年チャンピオン・コミックス

発表号・・・2016年41号

発表期間・・・2016年9月8日

前巻までのあらすじ

ルイが昔生餌として売られていた裏市のタワーで、生餌仲間だったメスウサギのキューオスアルパカのサンと出会ったルイとレゴシ。メロンと決闘する覚悟でいるレゴシに、センスを見出したキューは弟子にすることを決める。

レゴシの上に跨って上着を脱ぐキューにどぎまぎしていると、「女の体を知れ。筋肉や骨を感じろ」どうしても童貞臭が拭えないレゴシだったが、レゴシは女性と対峙する時は異種族、女性への敬意を払って接したいと言う。呆れつつもキューを「一匹の女性」として見てくれるレゴシを邪険にはできないでいたキュー。しかしレゴシが、キューが敬愛するジャイアントパンダ、精神科医のゴウヒンの同門の弟子だったことは許しがたい真実だったようだ。

メロンのママとの思い出が明らかになり、そんなメロンを下剋上よろしく敵討ちを試みていたシシ組の若手、アガタを通して「百獣の王」ライオンの弱みが露呈しつつもメロンに傷つけられたドルフが戻ってきて改めてメロンをボスとして受け止める覚悟をしたり、大人の世界も大変そうなのでした。

そんな時、ルイの養父・オグマが事故に遭い、不器用ながらも最期の父子の会話を交わしたルイ。
傷心に疲弊したルイは、ずっと苦手だった「奇魂祭」に足を運ぶ。そこでハルと出会い、「レゴシって変だよね」と笑いながらも互いの立場とか変化について行けず悩んでいる、ということをお互いに吐き出したのでした。

ずっと裏市で過ごしてきたため学のないキューが思い切ってゴウヒンに手紙を出したはいいものの、レゴシから醸し出されるいわゆる「リア充臭」が鬱陶しいキューは修行中ずっとイライラしっぱなし。そんな中、首をぶつけ合ってメスを取り合ったのか、「首ギプスのオスキリン」が歩いているのを発見。

突然走り出すキュー。「あのオスキリンを転倒させる、全力で止めろ」
一般市民に手出しはまずいですよ!と必死で追いかけるレゴシ。表情も獲物を追う肉食獣、といった真剣な表情に。

キューの修行はちょっと私念が入ってる?レゴシはどうする?

BEASTARS20巻ネタバレ

170話・・・無限のテーブルマナー

「テーブルクロス」それは肉食獣が感情をコントロールできなくなる時にできる鼻の皺。怒って唸る犬が牙をむき出し鼻の皮膚がデコボコするあの現象です。

美しい食器や料理が並ぶテーブルクロスを引っ張って皺ができるとそれに引っ張られ重力に逆らえなくなった食器たちは落ちて粉々になってしまう。それと同じで皺に引っ張られて理性がすっ飛び暴走を自力で止められなくなるのだ。

そんなレゴシの苦しむ表情を見てキューは「やっと私に本気で向かってくる獣に出会えた」と喜んでいた。裏市の闘技場ではウサギの自分を軽く見て手足から出してくる獣が多かったが、今のレゴシは頭を突き出し前傾姿勢で追いかけて来る。

レゴシの闘争本能は草食を守るために働くことを見抜いたキューは、あえて空腹時にこの修行をさせた。さぁ噛め!食え!と煽るキューと、噛みたくないと抗うレゴシ。そこで何かに気づいたレゴシの行動とは・・・?

そして、まさかの繋がりが・・・?

171話・・・唇見つめて脅迫してる

牙のないレゴシの口内で一瞬見た三途の川は干上がっていて、自身の人生を表しているかのようだった。

死ぬ時くらい豊かな川を見てあの世へ行きたいのに、それすら叶わないのなら、と気づいたらレゴシを売っていた。自分の人生ではそれが当たり前だから。

そう言い聞かせ、大量の札束の入ったバッグを見つめるキューの背中にレゴシが呼びかける。修行に断食を組み込んだがキツイから助けを求めに来たと。

「俺に『まて』と言って下さい」
イヌ科はまてと言われれば信じて待つし、言われる相手が信用できるなら尚更待てると。キューはそれに値する相手だからと。

卑しい裏市のウサギ1匹に心を開くな、と強く断るも、「なら言わせるまでです」とキューの足を掴んで逆さにするレゴシ!空腹でオオカミの本能がむき出しになっている模様。

お母さんの待っててね、を信じた時も辛くなかったなーと暢気に話すレゴシにますます罪悪感を募らせるキューは、ついに「まて」を言うのでした。せめてもの罪滅ぼしに、「よしを言う時に私を食べろ」と言ったキューにレゴシが返した言葉は・・・?

数日後、アパートの隣人のサグワンが心配そうにレゴシの部屋の様子を探ろうとしていた。

172話・・・レクスマスカラーの”赤”

レゴシの部屋から変な音がするのを、サグワンともう一匹の隣人、ヒツジのセブンは心配していた。

そんなセブンも、仕事の取引先の肉食獣と食事の最中に裏市の食肉について話され怖い思いをした。そんな中、世の中は奇しくも「レクスマス」というイベントデーで街はきらびやかに飾られていたが、世の中がおかしくなっていることには気づいていたようで。

そんな中、ふくれっ面でのしのし街を一匹で闊歩するのはレゴシの恋人・ハル。世の中がおかしくてもハルにとって10代最後のレクスマス、レゴシと会って楽しみたいと思っていた。ちなみにレクスマスとは、絶滅したはずのティラノサウルスに羽が生え、それが後の鳥類へと発展して栄えたことを祝う生誕祭。人間で言う所のクリスマスです。

オオカミであるレゴシとレクスマスを過ごしたい。
その目的だけで危険になってきている街を歩いてきたのに、レゴシは「空腹の俺は危険だから逃げろ」なんて言って追い返すんだもの。

不貞腐れて帰ったけど、今日はスカート履いてきてるから。
匂いを辿って追いかけて来てほしくて。

イブの追いかけっこの結末は・・・?

173話・・・雪解けの××××

修行の断食で、極限まで本能を研ぎ澄ませてメロンとの決闘に挑むつもりでいたが、肉体は健康そのものでしぶとくできている。だけど心は飢えている。

そんな中現れたハルは、どうしても俺の栄養素だ。
空腹から来る狩猟本能なのか、それとも恋心なのか、わからないけどとにかくハルを追いかけるレゴシ。

人ごみから外れた公園の階段で止まったハルは「ルイから聞いたの」と口を開く。
明日何の決闘があるの?前みたいにまた傷を増やすの?自分は強いから平気なの?そんなことわからないのに。

自分の服買う時に大きいサイズも買っちゃうし、テレビにイヌ科が出てると見ちゃうし、自分の中にはこんなにもレゴシがいるのにアンタは姿もでかいし不器用だし接しにくい!

ひとしきりまくし立てたハルに、レゴシが言い放ったのは「今すごくキスしやすい高さだな・・・」

つくづく童貞臭が拭えないレゴシにプンプンしつつも、ハルは最後のレクスマスをレゴシと無事過ごすことができたのでした。お互いに背中を押してくれたのはルイだよ、と。

そのルイが行方不明!?そしてものすごい存在感の赤い液体の袋は・・・!?

174話・・・血飛沫飛翔英雄譚

レゴシの部屋から若いオスのシカの血液反応が出た。そして養父・オグマが残した財閥の新社長の記者会見会場に現れないルイ。まさか・・・?隣人のサグワンはアザラシ。陸に生きるレゴシの足取りを信じて待つ、と決めたのでした。

一方こちらは夢にうなされるメロン。大好きで大嫌いなヒョウのママが、メロンのガゼルの部分を「大好きなパパの味を思い出せるから」と褒めちぎる夢。

ママ!と飛び起きたメロン、何かに気づいて服を脱ぐと、背中まで広がったヒョウの斑紋。日を追うごとにヒョウに近づいている自分の体に焦るメロン。ママはガゼルの俺を愛してくれたのに。

そして決戦のレクスマスの日。裏市のヤクザの縄張り争いの「愛肉の日」でもあります。顔半分にもヒョウの斑紋が広がったメロンは、どうにか斑紋を消そうと握手をしたマダラ組のボスの腕を撃つ!その爪で斑紋を抉ろうとしたのだ。

様々な種族が主張するように、血液を染みこませた松明が燃え様々な臭いが充満する裏市に、肉食と草食の混ざった血液の臭いが・・・そしてそれぞれの会場に、レゴシとルイが降り立った!

175話・・・Fire Meet Gasoline

財閥の記者会見の会場に、大きなガーゼで止血した状態で現れたルイ。記者に向かって「献血をしてきたんです、極めて慈善的な活動です」と端的に話すルイ。

決戦の日に向けて、ルイが注射器を持ってレゴシの部屋で一緒に採血をしていたのです。レゴシが持っていった赤い袋はレゴシとルイの血液でした。

血を抜きながら、今までも明日もルイの支えがなければやってこれなかった、俺に任せてなんて言うレゴシに、暗い未来しか見出せないルイ。このままだとレゴシも死んでしまう。

レゴシは一匹で戦おうとしているが、この世に一匹で勝てる戦いなんてない。俺の力は弱いが、だからと言って成す術なく死なれるのは御免だ!!

そう言って溜めた血液を頭から被ったルイ!レゴシは驚きつつもルイのシャツが汚れたことを心配しているのだ。でも、そんなレゴシだから託せる。一緒に勝つぞレゴシ。

脳裏にシシ組のイブキ、養父のオグマを思い浮かべながら、レゴシはルイを死神アドラーに重ねて、いざ決戦開始!

176話・・・鱗腕の中光の乱反射

表通りに突如現れた大きな扉。裏市の動乱を見せないため、長らく使われていなかった扉を警察が引っ張り出してきたものだった。

それに呆れ顔の現ビースター・ヤフヤ。街を少しでも平和にするため何もかもを削って一人で戦ってきた。だから裏市を止め、レゴシを助けるのも俺1匹で十分だ。

そんなヤフヤの元に現れたのはレゴシの祖父・ゴーシャ!コモドオオトカゲのゴーシャは孫のレゴシのこととなると毒の歯止めが効かなくなってしまう。レゴシを危険な裏市の事情に巻き込んでしまった責任を取るため裏市に乗り込もうとしているヤフヤに、2匹ならできるさとゴーシャ。ランニング用のジャージに身を包み、自身の毒で扉に穴を開け埋まっていますが・・・

一方レゴシは最初のヤクザ組、コモドオオトカゲのドク組と対戦していた。おじいちゃんと同じ種族と戦うのはやりにくいけど・・・ふと蘇る、オオトカゲのおじいちゃんとの思い出。

幼いレゴシの抜けた乳歯を屋根に投げ、お前が毒によって苦しむことがないように、と大きな鱗の腕で抱きしめてくれた。そんなおじいちゃんの抱きしめているのに殺しに来ているような、優しい腕が大好きだった。

動物の体というのは神秘そのもので、予想できない化学変化が起こったりするもの。
毒×その血筋×再生能力×愛で生まれたものとは・・・?

177話・・・今宵サーフィンに誘われて

毒牙を喰らったが、効かないどころか抜いた牙が自生したレゴシ。

その様子を見てドク組ボス、サボンも「毒は安売りするものではない、フィジカルで戦おう」とレゴシと対峙する。しかしレゴシは、トカゲたちの乱反射する鱗の美しさに見とれていた。

攻撃しながらサボンは唐突に「シーグラスを知っているか?」と語りかける。レゴシの様子を見てか、自身の鱗をシーグラスになぞらえて戦い方にも磨きをかけている、と言うのだ。

その戦い方とは、毒で建物を脆くし、いつ崩れるかわからない緊迫感の中で相手を翻弄するという、本当に波の中で不安定に揺れるようなファイトスタイルだった。自らを追い込んで手負いになるほど、生き物は美しくなる。

レゴシに、自分たちと似た感覚を感じ取ったサボンは、レゴシの前で「尻尾の自切」を見せる。
切りたての尻尾にはまだ意思がある、ドク組からのメッセージだ、とレゴシに投げてよこした活きのいい尻尾に似つかわしくない電子音が・・・

「裏市の獣に容易く心を許すな」
非情な洗礼がレゴシに!

178話・・・リモート・バトル

自切した尻尾に爆弾をつけて攻撃する「断尾弾」の洗礼を受けたレゴシ!

大の字で倒れ、建物のがれきの下敷きになったレゴシを、尻尾で円を描きながら弔おうとするサボン。自身の「サボン(石鹸)」という名の由来を今更語りかけるなどして・・・

サボンが合掌した瞬間、「うらめしや」と手ががれきから伸びる!そしてサボンに飛び掛かった!レゴシは生きていた!だいぶダメージは大きいけど・・・

生き物は再生してこそ美しい、というサボンは部下を3匹呼び、3匹も同じように断尾弾をレゴシに食らわせる。再び倒れたレゴシの首に尻尾を押し付ける「尾の首絞め」で決着をつけようとするサボン。彼らもまた、表社会で辛い思いをしてきたのだ。

何でも溶かす毒を持ち、再生する尻尾を持つ種族は気味悪がられ揶揄される。今更この種族に生まれた以上差別に抗うつもりはないが、これからは差別させる社会にするのだ。ドク組にも悔しさを糧にした信念がありました。

改めてレゴシにとどめを刺そうとしたサボンが何かに気づく。
レゴシがサボンたちの切れた尻尾を大事そうに抱えていた・・・!

まだ意思のある尻尾が元気そうに動いていたから傷つけるのかわいそうでズボンに入れた、というレゴシのおかしな心意気に、サボンが取った行動は・・・?

BEASTARS20巻感想・まとめ

キューによる厳しい修行から、束の間のレクスマス、そして裏市での決闘までの回でした。

こうしてみると、レゴシだけでなく老若男女それぞれに十人十色の悩みがあって苦しみながら頑張って生きているんだなあ、ということがよくわかります。悩むから間違うし、間違うから泣くし、泣くから笑えるわけで。一人だと悩むことすらできないかもしれないですしね。

それにしても、レクスマスだとかそういうイベントを一切すっ飛ばして誰かのために、見えない未来や社会のために戦うことを選んだレゴシって鋼すぎませんかね・・・?18歳男子なんて一番何も考えずに遊びたい年頃だろうに・・・レゴシが物事に干渉しない性格だとはいえ、常にギリギリを生きる中でハルとか友達のことを考えるのが合っている、と言うのなら奇特な存在かもしれないですね。ルイやハルが手を焼くのも何だかわかるような(笑)

サボンとの対峙でも、戦うことで相手を理解するという手法は荒々しいなとは思うけど、それは物理的な話であって、本来は戦いにも様々な種類があって人間だって「戦いながら理解する」ことは大事なことだと思うんですがね。

戦いながら理解できているよ!という人間っていますか?
そして戦いは「一人じゃできない」んですよ?相手がいないと始まりませんよ?

ついに始まった裏市での決闘。レゴシはメロンと戦えるのか!?
次巻も楽しみです!

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今回は、「BEASTARS」の20巻のネタバレを紹介しました!

が…

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