孤児の少女ルゼが貴族ルーファスとして騎士団に入隊して魔物討伐に挑むファンタジー、詐騎士。
名前も性別も年齢も余命も偽った傀儡術師ルーが容赦ない強さで大活躍します!
前回までのあらすじ
小さな村の襲撃事件から地下の魔物の帝国との繋がりができ、激戦の末になんとか任務は完了しましたが、ルーフェスの秘密がギル王子にバレてしまいます。
女人禁制の騎士団にはいられなくなったけれど、ルーの能力や頭の良さを買っているギルは、ルーを登城させる案を考えます。
任務が終了した一行は、休暇でルーの故郷へ行き、ルーフェスの家やルゼの育った孤児院を訪れました。
地下の王族テルゼは、地下と地上の商売に向けて、信頼できる商人や地下では貴重な商品と出会って、大きな収穫を得て、同行したうさぎ型獣族のラントは見かけの可愛らしさで人間にも受け入れられて、地下と地上の架け橋の象徴に。
本物のルーフェスの家族の計らいでルーフェスの双子の妹となったルゼは、傀儡術が使える貴族の娘として城へと向かうこととなり、病気療養のルーフェスは癒しの力のある天族ノイリの元で治療するため、地下へ出発することになりました。
とうとうノイリとの再会に向けて、進んでいくところで6巻は終わりでした。
ルーをお嫁にもらう挨拶に行くのだと、ギルをからかう仲間たちとのやりとりや、ルーの毒舌ぶり・可愛いもの好き・ノイリへの偏愛など、ネタがたっぷり挟まれるので、深刻にならずクスッと笑える、相変わらずの面白さがどんどん加速していた前巻でした。
この記事では詐騎士7巻のネタバレを紹介します!
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詐騎士 7巻 ネタバレ
ノイリとの再会
ルーフェスの治療のため、ルゼたちは、地下五区の王・竜族のエンダーの元へと向かいました。
ノイリの結婚相手がエンダーだと勘違いしていたルゼは、竜というよりウシガエルのような風貌のエンダーにショックを受けますが、相手は別だとわかり一安心。
ショックを受けて気絶したり、違うとわかると大泣きして喜んだり、ちょっと失礼なルゼですが、愛しのノイリのことではそれくらい感情が豊かで、笑える可愛さです。
お茶を飲みながら談笑していたところへ、ノイリの気配が近づいていくると、それだけで興奮したルゼは無意識にカップを割ってしまいます。
準備万端なギルはそんなことになるのを想定していたらしく、強力な囚人用の魔力抑制具を持ってきていて、フル装備で装着(笑)
それだけしても、ずっと探していたノイリとの6年ぶりの再会に、想いは抑えられず、大暴走!
ルゼ、本当にノイリのことを愛していますね。
コミカルに描かれてはいますが、魔物にノイリを攫われ、自身も歩けなくなるほどの大けがを負い、一緒にいた子たちも殺された過去を背負い、一人で魔物討伐をしながらノイリをずっと探していたルゼにとって、感動の再会は、どんな言葉でも言い尽くせないほどの嬉しさですよね!
地下と地上のこれから
感動の再会が落ち着いてから、テルゼとギルはエンダーに相談を持ち掛けます。
エンダーの五区と、ユーリアスの四区に跨るスラム街を、地上との商売拠点として整備する話を、お金に余裕のあるエンダーに頼むのですが、最初はあまり乗り気ではないエンダー…
四区の資源は金属で、地上でも価値が高いから、今後の利益が望めるだろうけれど、五区にあるのは石ばかりで、将来的に地上との商売での利益が見込めないのではないか?と気がかりがあったのです。
同行していたゼクセンは石を見せてもらうと、地上でも人気のある宝石だけでなく、見たこともない宝石に商売人の魂が燃え上がります!
可愛らしい女の子のような見かけのゼクセンですが、意外と逞しくて頼りになりそうです(*^^*)
お土産に持ってきた、地上の海でしか取れない真珠や珊瑚細工を渡し、地上では五区の宝石はとても魅力であること、代わりに地下では採れない嗜好品を提供できる、地下と地上の商売の利点を説明します。
スラム街を商売の拠点にすることで雇用も生まれ、交易品も潤沢であると理解したエンダーは、しっかり乗り気になってくれました。
見かけはウシガエルのエンダーではありますが、冷静に状況を判断して必要なことを取捨選択できるのは、やっぱりちゃんと王様なのだと、不思議な感覚でした。
ノイリの結婚相手
ノイリとも感動の再会を果たし、商売の話もうまくいき、地下の最後にニアスに会いに行こうとテルゼが誘います。
ニアスはエンダーの弟で、ノイリの結婚相手だと聞くと、仲間たちはまたルゼを魔術具で縛らないと王族殺しになるとか、納得させないと殺意は消えないなど、言いたい放題(笑)
竜族と天族のハーフだと子どもが差別されるのでは?という心配もありましたが、その心配は払拭され、みんなでニアスに会いに行くことになります。
魔術具で傀儡術を制御されていると、歩くのに支障があり、冗談で「お姫様抱っこで」と言ってみると、真剣に考えてから、男姿のルーでは…と返すギル。
ルーのことを男だと思っていた時から、ルーの女装姿が好きだったギル様、ニヤニヤしてしまいました(^^)
軍隊の他兵とは明らかに違う存在感のニアスは、態度も顔立ちも品が良く、否定するところが見つからず、本当にノイリを守る力があるのか確認するため、ルゼは手合わせを申し出ます。
ノイリの相手は誰であっても認めたくないルゼが、ニアスの容姿にしぶしぶ及第点を出す嫌そうな様子に笑ってしまいました。
娘が彼を連れてきた時のお父さんのようです(笑)
本気の決闘
「ノイリに相応しいかを見せてください」とニアスに決闘を申し込んだルゼは、ゼクセンから借りた白鎧の制服を着て、騎士としてノイリを探し続けた自分を見てもらおうとします。
これまでに二度決闘を申し込まれたことはあったけれど、いつも適当にいなしていたルー。
初めて自分から申し込み、初めて真剣に対決します。
見かけが華奢なルゼになかなか本気を出せないニアスでしたが、妻ノイリがルゼを応援するのを見て嫉妬して、本気を出し…
ルゼも善戦するものの力の差がだんだんとついて防戦一方になり、ギルに途中で止められてしまいます。
途中で終わって不完全燃焼ではあるものの、ニアスの力を実感したルゼは、ノイリの相手として認めようと一生懸命努力しようとしていました。
ぶつぶつ不満を露わにしていたけれど、ノイリが幸せそうな姿も見ているから、認めるしかなく、葛藤している姿が、いつもの冷静なルゼらしくなく、可愛らしいです(*^^*)
離れていてもノイリの幸せを願うと伝えるルゼは、男前でカッコよかったです♡
ルゼとしての出発
ルーフェスの身代わりとして始まった騎士の生活は、身分も性別も身分も、何もかも偽りだったけれど、かけがえのない仲間を得られ、悲願だったノイリにも再会できた、実りある旅でした。
地下をあとにしたギルとゼクセンは、今後のルゼのために豪華絢爛な宝石をたっぷり用意。
マスコットとしてウサギ型獣族のラントも連れて、今後は貴族の娘・ルゼとして出発する、準備が整いました。
まだ片付いていないことも多いけれど、きっと難関も多々待ち構えているけれど、新たな出発を楽しみにするところで、7巻は終わりです。
困難を面白いと言えるルゼの、これからが楽しみな終わり方で、前を見据える強い目が印象的でした。
詐騎士7巻口コミ・評価
ノイリにも無事に再会できて、たしかにほっとできた7巻でしたね~!
王子とのドキドキ、これからたくさん見れることを期待しています(*^^*)
ずっと探していたノイリに会えてよかったですよね!
愛しのノイリに会えるなら、囚人扱いなんて、気にも留めてなさそうです(笑)
ルゼの新しい旅が楽しみですね♪
男装ルーは男前でカッコよくて、そして毒舌すぎて、笑えますよね~!
王子とのLOVE?期待してるので、早く見たいです♡
詐騎士 7巻 まとめ
やっとやっと!自身も大けがを負って、魔物に連れ去られた最愛のノイリを探して6年、やっとの再会で、嬉しい限りです。
まだ13歳のルゼにとって、ノイリを探し続けたのは人生のほぼ半分なんですよね。
ルゼに会ったノイリも、どん底から困難を乗り越えて大きくなったルゼの成長を喜んでいるはず!
ノイリもまた美しく成長していて、エンダー以外は美形ばかりの面々に目の保養をさせてもらいました。
用意周到すぎるギルはきっとA型だな、と関係ないところで笑ってしまうこともあり、みんなの掛け合いがとても楽しい7巻でした。
小説版が先行している詐騎士は、漫画の7巻までで、まだ小説の2巻分だそうです。
いったんここでルーフェス編は完結、次回からはルゼ編になるのですが、鬼神のような詐騎士ルーフェスの雄姿が見られなくなるのはとても寂しいです。
7巻の巻末の番外編で、貴族の女性として過ごす練習をするルゼが、日課だった魔物狩りをしないと体がなまる(笑)という話になり、それはさておき、実際に魔術は使わないと錆びてしまうということで、何をするのがいいのか、話題になります。
人形を傀儡術で動かして、編み物をするのもいいかも?という話題で、ルゼが一度セーターを編んでみたかったと言うと、ドギマギするギル(*^^*)
セーターを編みたい相手はラントでしたが、ギルがドキドキしている様子は、まだ恋愛は全く意識していないルゼとギルの今後を少しだけ象徴しているようで、楽しみになってきました。
カッコいいルーが見れなくなる分、恋愛ドキドキを楽しみに、次巻の発売を待とうと思います!
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今回は、詐騎士7巻のネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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愛しのノイリと再会したルゼの興奮度、最後になる白鎧のルゼの雄姿、ぜひ漫画で楽しんでください♪