2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。
クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になり、1年生との合同試験「心臓破り」、激動の秘密の夜会「デビキュラム」、そして初めて後輩を交えた「師団披露」を乗り越えた。その裏で「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている・・・。「人間」の入間はそれでも魔界で生きるため悪魔と交流をしています。
ある日、ミミルスに行くと子供が誰も登校していなかった。子供たちは夢を諦め多耳族の現実のために訓練をさせられていた。長老ムンムに「もう魔術を教えないで。多耳族には聴力しか生きる術がない」と言われ、入間以上にノヴァが反論するも「お前の夢物語にあの子らを付き合わせるな」と突っぱねた。そうまでする意味と「現実」とは・・・?
そんな「魔入りました!入間くん」362話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
ノヴァが初めて使った「クワンクワン」をミミルスの子供たちに体験させるため、苗をどっさり用意してミミルスへ向かうと・・・教室はもぬけの殻に。1人1人居住テントに行くも、親たちがそそくさと「今日は行かない」と言って閉めてしまう。
そこへ長老ムンムが「話がある」と入間たちを呼び寄せ、「もう子供たちに魔術を教えるの止めてください」と言ってきた!聴力訓練を怠るのが懸念点なら時間調整を、と言うも「止めてと言っている」と聞く耳を持ってくれないムンム。「あの子らの優れた聴力は将来に役立つと一族が証明しているのに、身に付くかわからない魔術を学んで成功するか?あの子らの将来に責任を持てるか?」本人のやりたい気持ちは無視なのか?とノヴァは納得がいかない。
しかしムンムは「お前の叶わぬ夢物語にあの子らを付き合わせるな。多耳族には聴力以外の才能はないんだ」と突っぱねた。それを聞いてノヴァは外へ。入間も追う。
「なぜあの少年に強く当たるのですか」とアスモデウスが投げかけると、「こんなこと言いたくなかった。あの子を甘やかしすぎ、現実を教えなかった大人が悪い」と頭を抱えるムンム。
ノヴァが夢を諦めなければいけない「現実」とは?多耳族の未来を変えることはできないのか・・・?💦
魔入りました!入間くん362話ネタバレ
抗う理由
多耳族の中に稀に生まれる「天性黒耳(くろみみ)」と呼ばれる者がいる。生まれつき黒い耳を持ち、多耳族が持つ驚異的な聴力を「持たない」、一般の悪魔と同等の聴力の多耳族。実はノヴァはこの「くろみみ」だったのである・・・
「日常生活を送る分には何も問題ないが、多耳族の中ではノヴァの耳はほとんど聴こえないと言ってもいい」「あの子が己の未来を憂いて焦る気持ちもわかるが、その焦りに他の子供たちを巻き込ませるわけにはいかないのです」これが長老ムンムの思いだった。一方で飛び出したノヴァと追いかけた入間は・・・
「くろみみはすごく珍しいんだ」テントの立ち並ぶ岩場のへりで2人は合流し話をしていた。入間はノヴァ自身から自分がくろみみだと聞いた様子。「くろみみが生まれた時の対処法は、『希少種として優しく保護する』『厳しく育てて他の多耳族の補佐にする』の2つ。どっちにしろ長生きしたやつは少ないし、俺はどっちも嫌だった」そしてノヴァは自分の本心からの思いを吐き出した。
保護も補佐も嫌だったから周りに反発したし、見返したくて勉強したり体鍛えたりした。そんな俺が周りからどう思われてるかは耳が悪くても見ればわかる。「将来に怯えてる、焦ってる、自分の役割を探してる」、「自分の居場所を守るのに必死だ」って。自分の居場所、と聞いて入間はちょっと思う所が。元々ミミルスも「自分の居場所」を多耳族に与えるために作ったもの。
「違うよ」そんな入間の気持ちが聞こえたのか、遮るようにノヴァは言う。
「入間、俺はさぁ、自分が成り上がろうとか偉大な悪魔になろうとか考えてないんだ。たださぁ、俺が頑張って何か残してやんなきゃさ・・・」
「次に生まれて来るくろみみの子が可哀相じゃんか」
ノヴァは目に涙を浮かべて自分の思いを訴えた。まだ小さいのにそんなことまで・・・。
どんな未来を見る?
一般の悪魔程度の聴力しか持たず多耳族では腫れ物扱いの「天性黒耳(くろみみ)」。ノヴァがそれで、自分が多耳族としての在り方を変えないと次生まれてくるくろみみが可哀相だと、そんな熱い思いを聞いた入間。
「生まれてすぐ腫物扱いされて何目指したらいいかわかんなくて悩みまくって、その気持ちがわかるのは俺だけだからさぁ!俺はただ、俺と同じような奴がちゃんと歩ける道を作ってやるべきだって思ってるだけなんだよ」自分のこと以上にこれからの多耳族の未来を考えていたノヴァに入間はただ驚くばかりだった。
「でも無理なんだ。ムンムのじいちゃんに言われてわかった。種族の意識はどんなに頑張っても変えられない。多耳族なのに優秀な聴力を持たない、価値のない俺が何を言ってもやってもダメなんだ・・・!💦」
「そんなわけない!!」入間はかじりつくようにノヴァの肩にしがみついた。「ダメなわけない!ノヴァくんはすごい悪魔だよ!だって僕は考えたことなかったもん!」
そう、隠しているけど入間は「人間」。魔界に来てもし魔界中に知れ渡ってしまったらどうなるか、と心配したし、実際人間だと知れてしまったうちの半分くらいには「異物」扱いされたことがある。もし今、入間と同じような「人間」が突然魔界に迷い込んでしまったら、その人は無事に魔界で生きていけるだろうか。僕みたいに居場所を見つけられるだろうか。以前「13冠の集い」でベルゼビュートに「君はどんな魔界を創造したい?」と尋ねられた。その時は煮え切らない返事しかできなかったけど、今ようやくその質問の意味がわかった。
そうだ、僕だけが創造できる魔界の形、って・・・
俯くノヴァと、子供たちに魔術を教えるために用意した鉢植えの苗だけが見ていた。
逆転の鍵!?
自分が聴力を持たないことを嘆く以上に、これからの誰かのことを気にするノヴァに、入間も考えざるを得なかった。もし僕みたいな人間が今魔界に迷い込んだら、ちゃんと自分の居場所を見つけて生きていけるのか・・・
「ノヴァくんはすごいよ。自分が辛い時でも誰よりずっと先を見ている!俯かず前を向いて自分のできることを一生懸命探した君に価値がないなんて絶対言わせない!!」入間は真剣な顔で言うが、やはり大人たちに突っぱねられたのが怖いのか「でも実際何も・・・💦」と後ろ向き。
「この人参だって魔術で作れたじゃない!学校もノヴァくんがいなきゃ始まってなかったよ!」「でも結局やめろって💦」「まだ終わってない!まだたくさん話し合って決めるべきだよ!」「でも・・・でも・・・💦」なかなか前を向けないノヴァに、入間はノヴァがくれた人参に突然かぶりついた。1口食べて「ノヴァくんの頑張りには絶対価値がある!だってほら、この人参だってこんなにおいし・・・」と言いかけて、入間は突然止まった。文字通り、止まった。・・・?💦
「・・・入間?💦」ノヴァに話しかけられ、ようやくハッとする入間。がすぐさま「ちょっと待って」ともう1口。「・・・ぉ・・・お・・・」
「おいっっっしぃ~~~~~!!!✨」
何この人参!今まで食べたことのない甘みとコク!ジューシーで香りも高い!こんな美味しい人参生まれて初めて食べた!!✨と入間は「多耳人参」の美味しさに感動し1人で盛り上がってる😅その突然の勢いにノヴァはただ困惑した後「いやいや大袈裟!普通の多耳人参だぞ💦」と宥めた。
「高級品でもないし、ハイランク貴族に食べさせたなんて知れたらメチャクチャ無礼だって怒られ・・・」その間もずっと入間は目を輝かせ美味しさに固まっていた。そしてしばらく人参を見つめて考える。「多耳人参」は多耳族の間だけで食べられる野菜。つまり、魔界中に出回っているものではない。ということは・・・!?
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魔入りました!入間くん362話感想・まとめ
何だか壮大な話になってきたなぁ💦と思ったら、その打開策のキーが「人参」!?食いしん坊の入間がここまで感動する人参ってどんな人参だろう・・・ちょっと食べたくなっちゃいますね🥕人間界でもたまにありますよね、小さな集落でしか食べられてない食文化にTVのタレントが触れて全国区にしようとしたり・・・それでいい結果になればいいけど「そっとしておいてほしかった」「利用されるだけされて何も得がなかった」となってしまう例もあるから・・・💦
ノヴァの感覚だと人間界で言うと「アルビノ種」みたいに珍しがられる対象になるかもだけど、本質は「『普通』に生まれて来れなかった子供が行く末に悩む」ということなのでしょう。今の人間界も多様性とか言いながら苦しむ人はまだ救われていない感じがあるし。普通のハードルが高すぎる、とは言っても一部のことだけができない「少しだけハンデがある」人は老若男女いてそれぞれに悩みがある。ちょっと意識を変えれば普通の人にも有利に、ということを伝えていくのはやはり難しいのかな。自分のことで精一杯でみんな周りなんか興味ないから。
ノヴァもその意識に揉まれてるのかな。そこへ同じく「腫物」の入間が来たことで何か変わるといいけど・・・人参でどうやるのかな?
次回も楽しみです!
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今回は、「魔入りました!入間くん」の362話ネタバレを紹介しました!
が…
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