2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。
働かないアホ両親が遊ぶ金欲しさに、お人好しな人間の少年・鈴木入間を悪魔・サリバンの元へ売り飛ばしてしまった!が、サリバンは付き人オペラと共に入間を孫として歓迎、自身が理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」に入間を悪魔として入学させます。初めは「人間とバレてはいけない」と目立たないことばかり意識していたけど、アスモデウスとクララという友達ができ、問題児クラスの生徒や先生、生徒会長アメリらと過ごすうちに「魔界で生きる」ために何をするべきか考えるようになりました。
終末日後半、大量の宿題を終えた入間はサリバンと共に「マジカルストリート」に買い物へ。珍しい魔界の商品に目移りしたり、新学期には魔術の実践もあると本屋で魔術を使って万引き犯を捕まえたり2人で思い切り楽しんだ♪しかし周囲の噂を聞いて入間はふと「魔王ってどうやったらなれるの?」と純粋に尋ねる。驚くサリバンは何を語るか・・・
そんな「魔入りました!入間くん」93話ネタバレを紹介します。
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魔入りました!入間くん93話ネタバレ
深く残る過去
「魔王ってどうやったらなれるの?」入間のふとした、でもとんでもない好奇心にサリバンは驚き記憶は遠い過去へ・・・
人間の歴史のよりもっと遠い昔。魔界塔(バベル)665階では当時の13冠が勢揃いして「魔王」を待っていた。使いの悪魔たちがそのオーラに気圧されながらもどこへ行ってしまわれたのだと言っている相手は、当時の魔王で今の悪魔たちに一番語り継がれている「消失の魔王」デルキラだった。
デルキラは広大な野原に一本足で立つ岩の台を作りそこに寝そべっていた。そこへ「今日は『13冠の集い(サーティーン・ディナー)』なんですから困りますよ」と声をかけた1人の悪魔。しかしデルキラは「はいはいわかってるよ~」と軽く言うだけ。尚更悪いです、せめて行先くらいとその悪魔が言うのを「うるせぇな~」と遮り面倒な気持ちを不満と共に吐き出した。
「大体どいつもこいつも椅子に座ってお顔突き合わせてよ、魔界が机に乗るとでも思ってんのか?」
「ここだろーが。俺の作った魔界があんのはよ」
デルキラは指を地面に突き立ててそう言った。眼前には広大な魔界の景色が広がっていた。魔界らしく混沌とした感じはなく、至って普通の生活が営まれる美しい光景だった。「13冠(アホ)どもここに呼んでこい!ここで会議すんぞw」「あなたが動きたくないだけでは?💧」「さっちゃん厳しい!絶景だろうが、俺の作った魔界はよぉ」
「な、さっちゃん!」「おじいちゃん!」
魔王デルキラが話していた悪魔は、理事長になる前のサリバンだった。サリバンを呼ぶ魔王デルキラと入間の声がなぜか重なってしまう理由は・・・?
大丈夫?と入間の声にハッとようやく過去から戻ってきたサリバン。「ちょっとびっくりした」だけで過去を思い出してしまうほど、入間はデルキラと重なる部分があるのでしょうか?サリバンも思わずゴクリと喉を鳴らすのでした・・・💦
「魔王とは」
入間の質問に思わずデルキラとの思い出が蘇るサリバン。サリバンは理事長になる前、デルキラの元で働く悪魔の1人だったのだ・・・
ともあれ、入間の言葉に「まさか入間くんが魔王になりたがってるとは~!!✨」と勘違いして入間に抱きついてしまったサリバン。しかし入間は「違っ、僕がなりたいんじゃなくて、町の人が話してて💦」と取り繕う。おじいちゃんは魔王になれるのにならないのはどうしてだろう、そもそも魔王ってどうしたらなれるんだろうってシンプルに疑問が沸いただけとのこと。しかしそこまで聞いて「ちょっと話が長くなるよ」と言ってサリバンは大量の本を出し説明が始まった。
魔界を代表する「13冠」は皆重要な任に就いており、彼らが魔界の中枢を担っているから魔界の平和が保たれている。魔王になるにはその13冠全員の信任が必要。魔王は13冠を束ねるトップオブトップだから責任重大なの、という言葉を聞いて「魔王って魔界のほとんどを任されるんだね」と入間が言うと「いやいやほとんどじゃないよ」と謙遜するかのように言うサリバンだが・・・
「全部さ」
そう、魔王になるということは「魔界そのもの」になるということ。魔界中の悪魔が何十年かけて話し合って「右」と決めても、魔王が「真っ直ぐ」と言えば無い道を作って進む。空に川を、マグマに花畑を、無茶や不可能を可能にしながら魔界を創造していく。「魔王は世界、至高にして絶対」そんな存在だけど、皆に今でも愛されているのは、目の前の光景を見れば一目瞭然だった。
「だからさ、デルキラ様がどんな御方だったか、今の魔界を見ればわかるでしょ?」「・・・楽しい方だったんだね!」「うん😊」
図らずもデルキラの話で盛り上がってしまったサリバンと入間。仕えていた者と全く知らない異世界の者同士だけど思いは同じ・・・w
なくはない未来
デルキラの話に花を咲かせる、元仕え人だったサリバンと魔界に来て初めて名前を聞いた人間の入間。魔王になるって大変だけど、「どんな魔界にしたいか」と思うかが重要なのだ・・・
「ってわけで僕が魔王になれるかも務まるかもわからないけど、僕がなったらこんな感じになる♡」とサリバンが見せたイメージはやっぱり孫である入間を思いっきりPRした魔界😅マジカルストリートには入間の銅像を建て「イルマストリート」に改名・・・というのは置いといて←
「勿論僕は『入間くんがどんな魔界を創るか』を見てみたいけどね」
そしてあらゆる手段を使って全力で応援する!🔥と盛り上がってる時に、丁度オペラの馬車が到着。帰る前に入間は認識阻害眼鏡を外しふと町全体を眺めてみた。もしも僕が魔王だったら・・・どんな魔界にしたい?今の魔界をどう変える?大切な存在をどう守っていく?そんな思いを全身に巡らせながら、入間はサリバンの後を追うのでした。
帰宅後。新学期の準備も済んだからとサリバンは入間を抱っこしながらゴロゴロ。オペラが「通常業務残ってますよ」と釘を刺すも「業務しながら入間くんとゴロゴロして遊ぶ!」と駄々っ子みたい😅新学期になると行事も増えるし入間自身が忙しくなっちゃうので今のうちに遊びたいよね?と、入間よりサリバンの方が子供みたいです😅
しかし「最終日はちょっと予定が・・・」と渋る入間。えーじいじも行く!とやっぱりゴネるサリバンですが、1人で行かせてと入間。というのも、「最終日!待ち合わせは12時!2人!2人で出かけるのだぞ!」とメールが。おっ、これはあのヒトから・・・!?✨
魔入りました!入間くん93話感想・まとめ
入間のふとした質問から、ちょっと壮大な過去や魔界の仕組みが明かされる回でしたね。サリバンが前魔王デルキラの元で働いてたとか、結構近しい関係だったとか・・・魔王に「なる」のも大変だけど、そこから魔界の「すべてを任される」というよりかは「すべてになる」ということ・・・その意味をよ~く考えないと魔王は務まらないんでしょうね。いや、むしろ「何も考えず無になること」の方が大事か?その辺のバランスも難しそうですね💦
しかし今「魔王」という存在はいないわけで、なのに魔界の平和が保たれているのは・・・やはりサリバンたち三傑と13冠が尽力してくれてるということでしょうか。実際デルキラの元で働いた悪魔がいるし、出てきていないだけで他にもいるかもしれないし・・・デルキラが愛されていただけに「デルキラの創った魔界を守る」ために尽力する悪魔がいても不思議じゃないですよね。そしてランクが高ければ魔界の均衡を守るのも可能なわけで・・・一体どのくらいの悪魔が粉骨砕身してくれてるんでしょう💦その重みも感じないとダメですね💦
もし入間が魔王になったらどうなるか?実際それを望む悪魔がサリバン以外にもいるかもよ?女の子と遊んでる場合じゃないぞ!?w
次回も楽しみです!
「魔入りました!入間くん」を無料で読む方法!
今回は、「魔入りました!入間くん」の93話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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何かに「なる」のがゴールじゃなく、むしろ長い戦いの始まり・・・というのが身に染みる回かも?💦
ぜひお手に取ってご覧ください!