2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。
クズ両親に突然悪魔・サリバンの元に売り飛ばされてしまったお人好しな人間の少年・鈴木入間。サリバンは入間を孫として熱烈に迎え入れ、自身が理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」へ入間を悪魔の学生として通わせます。「人間とバレてはいけない」と最初は目立たないことばかり気にしていた入間だが、アスモデウスとクララという友達ができ、問題児クラスのメンバーや先生、生徒会長アメリらと交流することで少しずつ「魔界での目標」も見出してきたのですが・・・そんな学校で事件が💦
キリヲが花火玉で学校を爆破しようとしているのに気付いた入間!それはキリヲの悲しく辛い過去の記憶が原因・・・ではなく、キリヲは「誰かが絶望する顔を見て興奮を覚える」性格だったことが判明💦一度にたくさんの生徒が絶望し逃げ惑う姿を見たい、悪魔らしい欲望のためだけの衝動だったのだ・・・💦
そんな「魔入りました!入間くん」33話ネタバレを紹介します。
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魔入りました!入間くん33話ネタバレ
出会った「野望」
学校をバリアだらけにし爆破を目論むキリヲの元に辿り着いた入間。「誰かの絶望が僕の生きがい」と言うキリヲを見て改めて「彼は悪魔だ」と背筋がゾクッとする💦
と、突然入間の胸倉から手を離し「おっと、話の続きをしよか」と言い出したキリヲ。咳き込む入間に「僕が学校をぶっ壊したい理由。きっかけは過去の師団披露・・・兄さんとの魔具研での出会いや」と話した。何と、魔具研究師団を立ち上げたのはバール率いる荒くれ者たちだったのだ💦
「オイ何の用だクソガキ」柄の悪そうな、ゴツい武器を携えた悪魔たちが小さいキリヲを見下ろしている。しかしキリヲは目を輝かせ、「ここが悪名高きバビルスの魔具研究師団!僕あなたたちの噂を聞いてきたんです!」どうやらキリヲの兄が悪魔学校の生徒だったようで、両親がその参観のために出かける際荷物に紛れて魔具研究師団に潜り込んだらしいキリヲ。
興奮しながらキョロキョロするキリヲをうざったく思ったらしき1人が「オイてめぇいい加減に」とキリヲの肩に大きな剣をかけた。しかしキリヲは恐れるどころか大剣にしがみつき「これで何人斬りました?斬った後は?捨てた?何かに使った?興奮した?///」と矢継ぎ早に質問した。その様子に悪魔たちがさすがにちょっと引いていると・・・
「何だこのやかましいガキは」そう言って現れたのが若かりし頃のバールだったのだ。すみませんバールさん、すぐ捨てて来ますんでと言う悪魔をよそにキリヲはすぐさまバールを師団長だと判断したのか、「僕同類を探しに来たんです」と進言した。同類?と酒の栓を引き抜きながら聞き返したバールにキリヲは頭を見せた。よく見るとこの時のキリヲは頭に包帯をし、片方のツノがなくなっていました。
「ツノ、片方あげたんです。僕のせいで大切なもん失くした子がいて、僕のツノ綺麗や言うてたからお詫びに・・・そしたら」
「彼女、ものすごぉく嫌な顔してた♡」またキリヲは顔を紅潮させてニヤニヤとそう言った・・・💦
「絶望の表情に興奮するなんて異常やてわかってます、僕は壊れてるんや。せやけど・・・」キリヲが興奮しながらそう言うのを「待て」とバールは突然遮った。
「それのどこがおかしいんだ?」予想外の返事にキリヲは思わず目を見開いた。
「それは『元祖返り』ってんだ。昔の悪魔はみんなそうだった、お前はその血をより濃く継いだっつーだけだ」今まで聞いたこともなかった話。キリヲは思わず自分の手を見つめた。『元祖返り』を濃く受け継いだ血・・・
「だが!気持ちはわかるぜ。俺もなぁ今の魔界が生きにくくてしょうがねーのよ」小さなキリヲの顔に頭を近づけ、酒のビンを放り投げながらバールはそう言った。「悲鳴も怒号も聞こえない魔界なんて生温くて吐き気がする。だから」バールは突然カーテンを開け逆光になって叫んだ。
「魔具研の同類どもと一緒にこの魔界を元の混沌に戻そうと思う。それが俺の野望だ」
出会ってしまったわかりやすい悪と、悪で欲望を叶えたいキリヲ。ここで魅せられてしまったみたい・・・💦
不気味の成長過程
「誰かの絶望に興奮する」キリヲを「おかしくない、『元祖返り』というだけ」と評したバール。そんなバールの野望は「魔界を元の混沌に戻す」こと・・・それに魅せられてしまったらしき小さなキリヲ。
するとバールは窓際に置いてあったビンに手をかけ立派な杯に注いだ。「これは魔具研に入るやつが皆と血を分け合うために飲む『濁り血のワイン』だ。俺の野望に乗るかクソガキ?俺についてくるなら見せてやるよ、最高の絶望ってやつを」そう言われキリヲはパアァ・・・✨と顔を輝かせ、そのままバールに下ったのだった・・・
それからバールを「兄さん」と呼び、バールもキリヲのためにいろんな知識や魔具を与えてくれた。あの「悪食の指輪」と同じ成分のペンダントもこの過程でバールから貰ったもので、たくさんの本を夜通し読み耽ったりしたのでキリヲは眼鏡をかけ始め、キリヲも改めて悪魔学校の学生として入学しその少し後。
「魔界の秩序である『ランク』を消すぞ」バールは宣言した。その言葉にキリヲはゾクゾクした。ランクなんて階段があるから目上の者に従ってしまうが、この階段を「崖」にしてしまえば、嫉妬や疑念などに駆られ欲のままに這い上がる者だけになる、まさに「混沌(カオス)」・・・その位階魔界の象徴である悪魔学校を潰すことにし今に至る、とキリヲの話はここで結ばれた。
「花火の爆発なら派手やし綺麗やわ、ほんまええもん作ってくれたなぁ入間くん😈」ニッコリ笑ってキリヲは俯く入間にだんだん迫って来た。キリヲの欲望が入間を飲み込もうとしている・・・💦
「パーティーに来た親たちは我が子の凄惨な姿を目撃し、泣き叫び怒り絶望に落ちる。君をこの部屋に入れたんは・・・アズくんやクララちゃん、君の大事なもんが壊れて失くなっていく様を一緒に見ようと思ったからや。バリアを箱に入れて君の絶望する様子を見ていたいんよ😈」
怯えろ、恐ろしさに震えて失意に沈め。「大丈夫や、恨んでくれていい殴ってもいい、せやから、」
君の絶望の表情を見せてくれ・・・!
その時、入間は・・・
まさかの見当違い
「ランクを消す」ためにその象徴たる学校を爆破する。そこで「仲間」だと勝手に思い込んだ入間をあえて引き入れ、入間と共にたくさんの「絶望」を見ると同時に「入間の絶望」を堪能しようとキリヲは考えていた。そのために入間の作った花火も、そして入間自身も利用しようとした。これほどのことを突きつければ誰だって絶望するに違いない・・・さぁ見せてくれ。
と思ったのだが・・・俯いていた入間が顔を上げた時の表情は、目を輝かせ何とも勇ましい顔をしていたのだ。「・・・はっ」あまりに予想外な表情を見せつけられ、素で驚いて声を漏らしてしまったキリヲ。
「よし、決めた!」突然立ち上がった入間に今度はキリヲがビクッとなる。気にせず入間はキリヲの横をスタスタと歩き、ガブ子さんの横に木箱を積み上げ始めた。何もかもがキリヲの予想とは正反対、むしろ予測不能な言動をし始めた入間に「ちょ、ちょぉ待って!?💦」とキリヲが困惑しっぱなし💦
「話聞いてなかったん?学校爆破するんよ?君の大事なもんは跡形もなくなくなる!君の作ったモンによって!💦」なんで、なんで!?「これだけのこと突き付けられて、何で絶望せぇへんの!?💦」
「だって、絶望してもいいことないじゃないですか😊」
恐怖に陥れようと練りに練った計画だったのに、入間は涼しい笑顔でそんなこと言うのだ。キリヲは本当に生まれて初めて見るタイプの生き物に出会ったような感じで困惑していた💦
「生まれてからたくさん修羅場を経験して身に染みてるんです。絶望しても状況は変わらないしおなかも膨れない。僕が動かなきゃダメなんです」
この時キリヲはようやく悟った。ずっと入間は自分と似ていると思っていた。大人しく防御に長け野心もある。だが違った。キリヲは「絶望させたい男」、入間は「絶望に慣れている男」。キリヲにとって入間は初めての「天敵」だったのだ!!キリヲは初めて滝のような冷や汗が噴き出るのを感じた。
「僕は今まで危険を避けてきた。でも魔界(こっち)に来て挑戦することを学びました」
「だから先輩が悪でも僕は逃げないし絶望もしない!あなたの野望をぶち破ります!!」
そう言って入間はガブ子さんから花火玉を取り外した!入間は学校爆破をどう阻止するのか!?
魔入りました!入間くん33話感想・まとめ
キリヲの欲望が入間を食うのか、と思ったけどそれ以上のポテンシャルを入間は持っていましたね。さすがは主人公・・・最後「魔界(こっち)に来て」って言っちゃってるけど大丈夫?←
魔具研究師団はキリヲが小さかった頃から「悪名高い」ことで有名だったんですね・・・バールが師団長で野望を叶えるためにチンピラの寄せ集めみたいな集団でメチャクチャやってたんでしょうか💦さすがにこの時はまだバールも学生だし13冠にはなっていなかったと思うけど、サリバンは悪魔学校の理事長だったはず・・・まだ生徒会みたいな規律を重んじる集団がいなかったり、学校全体がまだそういう統制を整えていなかったのかもしれませんね。それでもバールにとっては生温かったみたいですが💦
入間に花火を作らせて、それを使って入間の大事なものを壊し、その壊れていく様を入間に見せ絶望する様を見たいという、キリヲはえげつない悪魔だと大概の読者さんは思ったでしょう。そんなキリヲをいちいち世話焼きしたのは紛れもなくバールで、キリヲの素質を幼少期から見出し期待していたのでしょうか。巻末の「スキ魔」でも鉄壁のアミィ家をとことんピッキングして会いに来る「歪んだ愛」をバールは見せています。ここはちょっと尊い・・・のか!?←
「僕は絶望しない」と花火玉を取った入間!どうやってキリヲの野望をぶち破るのか!?
次回も楽しみです!
「魔入りました!入間くん」を無料で読む方法!
今回は、「魔入りました!入間くん」の33話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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キリヲの不気味さを出さないという不気味さ・・・隠すために入間たちを明るくしている感じもありますよね💦
ぜひお手に取ってご覧ください!