2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。
クズ両親に突然悪魔・サリバンの元に売り飛ばされてしまったお人好しな人間の少年・鈴木入間。サリバンは入間を孫として熱烈に迎え入れ、自身が理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」へ入間を悪魔の学生として通わせます。「人間とバレてはいけない」と最初は目立たないことばかり気にしていた入間だが、アスモデウスとクララという友達ができ、問題児クラスのメンバーや先生、生徒会長アメリらと交流することで少しずつ「魔界での目標」も見出してきたのですが・・・そんな学校で事件が💦
学校中にバリアを張って野望達成のために動くキリヲを止めるため、入間はアスモデウスとクララと協力してキリヲの秘密基地へ向かう!先生たちもキリヲに目をつけ、アメリ会長たち生徒会も警備や調査に当たる。入間はキリヲに無事会って野望を止められるでしょうか・・・!?
そんな「魔入りました!入間くん」32話ネタバレを紹介します。
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魔入りました!入間くん32話ネタバレ
思惑と昔話
学校中に張り巡らされたキリヲのバリアを抜けて、無事「秘密基地」に辿り着いた入間。レンガの一部を押し込んでここに先輩がいるはず、と進むも・・・
ドアの前にもバリアが💦押しても動かないので「先輩!入れて下さい先輩・・・」と言いかけた所で、突然バリアがスゥッと溶けドアに手がかかり、入間はべしゃっと転びながら入室。と、転んだ入間の顔の前に靴が現れ「やっ、歓迎するで入間くん」とキリヲがニッコリ笑いながら覗き込んでいた。
驚きガバッと起き上がってキリヲを見やると、いつもとは違う制服姿。「祭りやし気合い入れよかな思て。しかしここまでたどり着くなんて凄いなぁ君は」そんなことを言いながら入間に背を向けたキリヲ。そんなキリヲにすかさず入間は「学校中のバリア・・・あれって先輩のバリアですよね」と本題を切り出した。「せやね、サプライズイベントて言われて笑ったわぁ」背を向けたまま答えたキリヲに入間は続ける。
「花火玉を持って行ったのも先輩なんですね」「せやね」
「じゃあ・・・その花火をどうするつもりですか」
入間が花火玉を持ち出したのはキリヲだと気付いたのは、バチバチと轟音を立て電撃を放つ「ガブ子さん」に花火玉が装着されていたのを見たからだった💦それでもキリヲはニッコリ顔を変えず「爆発させるんよ、学校をぶっ壊すために」と言い放った。
思わず息を飲んで「ッ何で、何でそんなことを・・・」と尋ねる入間は当然なのだが、本当にキリヲの野望と行動がちぐはぐすぎて入間は混乱しているみたい。すると「んー」と唸ってからキリヲは入間に近づいてきて座ったままの入間の前にしゃがみこんだ。
「せやね、入間くんには話したろ。僕が生まれた時の話」
そうしてキリヲは自らの幼少期の話を始めた・・・
辛く悲しい過去
キリヲはなぜ一緒に作った花火玉を利用して学校を破壊しようとしているのか。その理由はキリヲの幼少期に隠されている・・・?
キリヲの家系「アミィ」は、魔界でも有数の「鉄の防壁」とも言われ魔力保有量も指折りの名家。日本家屋風の豪華な広大な御屋敷の跡取りとして生まれたキリヲだが、キリヲは生まれつき魔力が少なかった。「こんなに魔力が少ない子がアミィ家に生まれるなんて・・・一族の恥や」周りの大人たちに落胆、絶望され母に縋ろうとするも母は「園に入れ」と冷たく言い放った。
「悪童の園」人間界で言えば幼稚園のようなものだが、幼少悪魔を徹底管理、育成する矯正教育初等学校という厳しい場所。先生には「もっと集中なさい!そんなことではアミィの名に泥を塗りますよ!」と鞭打たれ、同級生たちにも「本当に名家の子?恥ずかしいやつ」と笑われ失望される毎日だった・・・
しかしそんなキリヲにも声をかけてくれる女の子が1人いた。彼女も成績は良い方ではなくよく2人で過ごしていた。キリヲはいつも明るい彼女に自身のバリアの披露し、彼女はそれを褒めてくれた。「すごいじゃん!👏」「でも気を抜くと割れてまうし💦」「もっと自信持ちなよ!キリヲくんにはいい所たくさんあるよ!ツノの形綺麗だしあとおっとりしてる!」それは褒めてるかよくわからないけど・・・😅
と、「私のお守り触らせてあげる!」と彼女は右耳にいつも着けている耳飾りを差し出した。「おばあちゃんの形見でね、触ると元気を貰えるの!」キレイや、とキリヲが言うと「でしょ!私の宝物なの!」と彼女はキラキラの笑顔で答えた。
だがある日・・・「やめて!!」彼女とキリヲは成績のいい意地悪な男子たちに捕まり彼女の耳飾りを奪われてしまった。返して!と叫ぶも「うるせーな、魔力テストビリとブービーのザコが強者に逆らうなよ」といじめっ子たちは聞かない。「こんなボロいの売れねーな」とまで言い出す始末・・・「ザコじゃない!それはあんたたちみたいな品のない奴らを言うのよ!!」彼女は必死で抵抗したがいじめっ子のリーダーは舌打ちをしてから耳飾りを持って崖に向かって行った。
「違うな、何もできない奴がザコなんだ。そら、取ってみろ!!!」
その瞬間、崖に向かって耳飾りを投げた!!泣きながら言葉を失う彼女の横でキリヲも驚きながら、必死に魔力を発動させた!放物線の先で透明のバリアが一枚、耳飾りを受け止めた。ぱぁっと顔を輝かせた彼女にキリヲもほっと一安心。が、その一安心で気を抜いてしまったがために・・・
バリアはパキャァ・・・と脆くも割れてしまい、耳飾りは奈落の底へ落ちていってしまった・・・彼女を見ると・・・
彼女は青ざめた顔で目を見開きとめどなく涙を流しながら固まっていた・・・そして彼女は次の日から園を辞め、キリヲだけが園に残ったという・・・
「悪魔」という生き物
キリヲの悲しい過去を聞いた入間。キリヲの破壊衝動は親に見放された寂しさ、いじめられていた悲しさ、そして友達を守れなかった悔しさからなのか・・・
「ま、両親に強制的に通わされたんやけど・・・この弱肉強食の魔界で理不尽な力に屈する彼女を見て僕は実感した。あの表情(かお)が頭から離れんのや」背を向けたままそう語るキリヲに入間は同情すら覚えてしまっていた。魔界の理不尽さ、あからさまな力関係を入間も見てきたからこそ、キリヲの気持ちは痛いほどわかった。入間は無意識に握り拳を作るほどキリヲの話を噛みしめていた。
「彼女の絶望した顔が、何度も何度も、頭に浮かぶたびに思うねんっ」そう叫ぶキリヲに入間は慰めるというか助けてあげたいというか、そんな気持ちで「先輩・・・」と声をかけようとしたのだが。キリヲの口から出た次の言葉は予想もしない言葉だった。
「あぁもっかい見たいなぁって///」
「え?」思わず聞き返してしまった入間。しかしキリヲは顔を赤らめ自身の胸をぎゅっと握って確かにそう言った。さらに「不思議やったんよ、周りが僕を失望の目で見るたびに僕の胸はきゅっとした!」と続けた。何か、想像してたのと違う方向に話が進んでいる・・・?💦
「単純な話やったんや、彼女のおかげでこの感情が何か気付いた。あの時絶望する彼女の表情を見て僕は、」
「めちゃめちゃ興奮した♡」
そう言った瞬間キリヲは入間を押し倒し首元を押さえながら「心臓が煮え立つように動き出した、その瞬間新しい僕が生まれたんや、わかる!?」と入間に叩きつけるように叫んだ。苦しいとかそういうことより、入間は別の意味でゾクッと背筋が凍る感覚を覚えた。
「誰かの絶望が僕にとっての生きがいなんよ。ええ顔しとるで入間くん♡」
この時僕ははっきりと自覚した。
ここは魔界で僕は人間、そして彼は悪魔だ。欲望のためなら何でもやる、理性なんてないのだ・・・💦
魔入りました!入間くん32話感想・まとめ
キリヲの秘密、大暴露の回でしたね💦この回はアニメでもリアルに表現され、「これをNHKの夕方の放送で流していいのか?」と困惑した視聴者さんも多かった印象です😅だって誰かの絶望の表情見て鼻血とヨダレ垂らして心臓がドクドクする少年なんて・・・子供が見ていいのかしら?😅
「能力が低い、一族の恥」と言われ、厳しい園で先生にも同級生にも叩かれて唯一の友達も失って・・・なんて、人間なら自分が絶望に陥って人生からリタイアしたいと思うような過去なのに、それを自身の「欲望」に昇華したキリヲはやはり悪魔なんですよね・・・キリヲの性質やどうして学校爆破までに至ったのか、そして「なぜキリヲのツノは片方小さいのか」は、次回明らかになります!💦
でも、よくよく考えると入間も両親から「金づる」としか思われず学校にも通わせてもらえず、魔界に来てようやく自分らしい生活を送れるようになったわけで・・・でも入間は危機回避能力を身に着けて逞しく生きて来たわけで。そんな入間はキリヲとは正反対な気がしませんか・・・?ということは!?
次回も楽しみです!
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今回は、「魔入りました!入間くん」の32話ネタバレを紹介しました!
が…
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キリヲの興奮する姿を見て、「癖」という概念を覚えたちびっ子もいるとか!?ぜひアニメでも!←
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