魔入りました！入間くん272話ネタバレ感想！「己の未熟さ」が憎い

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。

とうとう、アニメ第三期がEテレ午後6時25分から放送開始！皆さんはもうご覧になりましたか？漫画では2年生になった入間たちもアニメではまだ1年生。それぞれの師匠が登場し、収穫祭に向け、そして1年生のうちに全員ランク4になり「王の教室」を守るために厳しい修行が始まります･･･！漫画との違いを感じながら、色と動き付で魔界を楽しんで下さいね☆

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。早いもので1年が経ち2年生になった今、昇級を賭けた1年生との合同試験「心臓破り」に長らく奮闘してきたがそれもいよいよ終了！！様々な事件があり今後の動きがドキドキです･･･！

久しぶりに「2人だけの時間」をちょっとリッチに過ごした入間とアメリ会長。そして「私はどこまでも進む、だから追いついてこい」と入間にぶつけたアメリ先輩。それに「追いつきます！」と返事をした入間。どこか通じ合っているけど、やはり「恋人」になりきれない不思議な関係の2人なのでした😁

そんな「魔入りました！入間くん」272話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

何やらどこかに「予約」をするアメリ会長。そして後日、入間を連れて2人で礼装に身を包み、ランク5以上の悪魔しか使えない豪華なレストラン「デビルリング」へやって来た✨

ハイランク専用とはいえ若い悪魔にも門を開いてくれる、さらにアメリの父・アンリによる魔関所の監視も入っている安心のお店。「心臓破り」の労いも込め、2人きりで話したいこともあったから･･･と言うアメリをよそに入間はメニュー表に釘付け← でもアメリ会長はそれに吹き出し、テーブルマナーや乾杯のマナーを確認しながら「心臓破りお疲れ様！！」と労うw乾杯には「信頼と約束」「労い」の意味があるとか･･･

そして美味しい料理に舌鼓を打ちながら和やかに時間は過ぎ、デザートの時にふと「教師陣と戦ってみてどうだった？」と投げかけたアメリ会長。「仲間に助けてもらった」の入間の言葉に恋のライバル・チマちゃんの顔が浮かぶが、すぐさま入間が真面目な顔で「最後に気を抜いて負けてしまった。欲を叶えるための覚悟も実力もまだまだだと痛感した。不甲斐なかった」と悔しがっているのを見たアメリ会長は･･･

「初めて会った時はまだランク1だったのに、私が待っていると言ったらあっという間に5まで駆け上がってきた。私の6まであと1つ」そう褒めつつ、「だが私は6のまま待つと言った覚えはないぞ」と、そう言ったアメリ会長の顔は会長というより「先輩」の顔をしていた。

私も7に向けて調整に入っている、正直教師陣と肩を並べるなんてできるか不安だけど絶対なるし8、9と上げていくつもり。
だからお前も止まってもらっては困る。私は入間が隣に並ぶのを楽しみにしているのだから。

そう本心をぶつけたアメリ先輩の言葉を受け、入間も「見据える先はもっと遠くだ」と感じた。いつもアメリさんは行く先を示してくれる。だったら僕は･･･「絶対に追いつきます！」そう言って2人は「約束」の乾杯を交わしたのでした🥂

そして食後、アメリ会長は入間をロビーに残し1人店の裏へ。実は今回アメリ会長が予約したのは「恋人プラン」というカップル専用コース。特典のペアスプーンをひったくるように受け取って隠し、店員さんに「このことは入間とお父様には内密に･･･///」

これでピーンと来た店員さん。多くは語らず「次回のご予約は？」と尋ねるwそんなアメリ会長の乙女心は露知らず、入間は食べ過ぎを気にしているのでした😅

魔入りました！入間くん272話ネタバレ

殿のお見舞い

竹林が鬱蒼と生い茂る山道を息を切らしながら進んで行くのはアガレス。あの面倒くさがりで「だるい、眠い」が口癖のアガレスが珍しく外出中！？やっぱり「だっる･･･眠いし体重いしめんどくさぁ～･･･」とボヤいていますが歩みは止めない。

そして、そんな大変な思いをして辿り着いた先には「ガープ道場」と書かれた立派な和風の御屋敷。そして中に入って見ると･･･だだっ広い板張りの部屋の真ん中で体育座りをし顔を突っ伏している者が。恐らくこの状況を見るに彼が問題児クラスの「ガープ・ゴエモン」なんだろうけど、何かいつもと雰囲気違う･･･？💦

そんな様子をアガレスが外から覗き込み「･･･こンのっ」と言ったかと思うと、「アホガープ！！まだ落ち込んでんのか！！」と道場に飛び込みゴエモンに蹴りを入れた！！💦突然の来訪者による強烈な手土産？に驚きのけ反るゴエモンだが、顔だけはずっと手で隠している。「アガレス殿！？💦」とやっと声を出すと「そーだよ俺だよ！学校も休みやがって！いつものお節介焼はどうした俺は客だぞ！？」とアガレスは勢いのままゴエモンに檄を飛ばす。慌てて準備をするゴエモン･･･そういえば「心臓破り」でゴエモンチームだけ詳細がわからなかったよね？そこに踏み込んで行くのか･･･？

そして。広い道場の中央で対面する2人。アガレスに「粗茶ですが･･･」ともてなしたゴエモンは何やら紙袋を被っている。案の定アガレスにも紙袋をツッコまれると「一応対策というか･･･💦」と小さな声で答えたゴエモン。すかさず「心臓破りでのこと、まだ気にしてんのか？」とアガレスの確信を突く質問にピクッとなるゴエモン。「もう状態は戻ってるんだろ？」アガレスの質問にだんだん元気がなくなっていくゴエモンは、紙袋の上から顔を握りつぶすように覆いながら･･･

「これは戒めでござる。拙者はあの時、してはならぬことをしたのだから･･･」と応えた。
学校を休まなきゃいけないほどのゴエモンの「反省と後悔」。一体何があったのか･･･

不運なチーム構成

時は遡り「心臓破り」中盤。ゴエモンチームは精神学教師のムルムル・ツムル先生と鉢合わせ。咄嗟に後輩を庇うゴエモンを見てムルムル先生は「ゴリゴリの戦闘型･･･ちょい残念」なんて言ってます😅本当はエリザベッタチームと戦いたかったんだもんね･･･

が、ゴエモンチームは何やらギャンギャン言い合い中。先生も「息合ってないなぁ」と思う。というのも、ゴエモンチームの後輩「ジグ・ザクマ」と「ロエル・ミシェル」は根本的に性格が合わないらしく、ずっと言い合いが絶えなかった様子💦「だから移動した方がいいって言ったじゃねーか！💢」「お前のようにアホ丸出しで外歩いて戦闘になるより100倍マシだ！💢」「誰がアホだ！💢」「いいから陣形取れたわけ！💢」もう止まらない･･･💦

ジグが「特攻タイプで前線に立ちたい」、ロエルが「一旦引いて安全に戦う」ということで揉めているらしく、ゴエモンはそれをオロオロ見ているだけ💦どちらかに味方しても中立意見を出しても揉めそうなチームにゴエモンも「とにかくおにぎり食べるでござる！！💦」と見当違いなこと言ったりする💦「戦闘中におにぎり！？指示を下さい先輩！💦」とここは一致する後輩2人です💦

「やれやれ、典型的なテンパりチームだな･･･」そう言ってムルムル先生は能力「鑑定色(ジュエル)」を発動！相手の精神状態を色で視認・判別できる上に相手の能力値や魔力量、家系能力まで確認ができる。視認できる情報は魔力量に比例するが「ガープ・ゴエモン、家系能力:風太刀(かまいたち)魔力:42、憔悴と心配の青」「ジグ・ザクマ、家系能力:跳足(ちょうそく)魔力:15、興奮と怒りの赤」「ロエル・ミシェル、家系能力:軟化、魔力:16、怒りと冷酷の紫」先生は冷静にゴエモンチームの「まとまりのなさ」を分析した上で「このチームをもっと『濁らせる』には･･･」と動きを見せる。

ハッ、とゴエモンが気付いた時には遅かった。「こうだな」先生は興奮し我を忘れているジグの背後を取り風船を割った！ゴエモンの太刀は空を切る。防げなかったことに気付きゴエモンが2人を見やった瞬間「バシン」ロエルがジグの顔を思い切り引っぱたいていた。

「だから前に出るなと言ったんだ愚か者！！」殴られたことに余計逆上してしまったジグは「この野郎！！」とロエルの胸倉を掴み、そのまま2人は感情に任せケンカになってしまった･･･💦慌ててゴエモンがやめるでござる！と声をかけるが2人はもう手が付けられない。「我ながら性格悪かったな、でもそういう試験だし！2人が悪周期に入る前に止めないと」と先生は冷静に敗退を促す。

と、ここで先生がただならぬ気配を察知した。「･･･んで」ゴエモンに異変が･･･？💦

慎むべきは「素顔」

「チームのまとまりのなさ」を逆手に取られ、挑発的な攻撃をムルムル先生に食らってしまったゴエモンチーム。感情的にケンカを始めた後輩2人を前にゴエモンもとうとう我慢できなくなってしまった。

「なんで･･･こんなことに･･･拙者はただ、他のチームと同じように仲良く力を合わせて戦おうと･･･うぅっ」
「不仲はよくない。止めないと」

しばらく様子を伺っていた先生だが、異変に気付いた時にはゴエモンの周りをどす黒い得体の知れない混沌とした色が渦巻いていた。本能的に危険、恐怖を感じ取った先生は即座に中継魔(カメラ)を地面に伏せ「見るな！！！」と叫んだ。そしてケンカをしている後輩2人にも「目を閉じろ！！！」と吠えた。え？と振り向いた2人の前には、先程とは全く違う雰囲気のゴエモンがユラリと佇んでいた。

その刹那、髪の毛のようなもので覆われたゴエモンの「素顔」が露わになっていく。その姿はどうやら魔界でも見たこともない姿だったようで･･･

ゴエモンの素顔を見た2人の後輩は、さっきまでの勢いはどこへやら、恐怖におののき血の気が引き、ただ衝撃を受けて泣きそうな面持ちで先輩を見ているのだった･･･

その後輩の姿を思い出し、また丸くなってしまったゴエモン。その話を静かに聞いていたアガレス。2人がいる部屋の横には「ガープ家法度　素顔を見せるべからず」と掛け軸がかかっていた。

後輩の精神を蝕んでしまった、ご法度を犯してしまった「ゴエモンの素顔」とは。次回、その詳細が明らかに･･･？

魔入りました！入間くん272話感想・まとめ

「心臓破り」本編で明かされなかった、ゴエモンチームの動向のお話でした。試験後のお見舞いで「かたじけないでござるぅ💦」と言ってたゴエモンだけど、そんな可愛い感じではなく結構深刻だったんですね･･･前後編で見せてくれるようです✨

学校に来れないほど落ち込んでいるゴエモンを心配してわざわざ大変な思いをして会いに行くアガレスの優しさがグッと来ますよね･･･！あの面倒くさがりのアガレスがわざわざ出向かうなんて✨これが入間や他の問題児メンバーだったらここまで感動しないと思います。アガレスは収穫祭前に共にウェパル師匠の元で修業したことも引き金になっていると思うし、収穫祭からの数か月でより絆が深まったのかなと思いますよねw

そしていつも気遣ってくれる、お母さんみたいなゴエモンを本気にさせてしまった後輩のジグとロエル。元々気の合わない2人をゴエモンが先輩ととしてどう対処するか、という教師側の意地悪な采配だったのかもしれないけど、にしても感情に任せすぎだよね💦風船割られたのはショックだろうけど、それで力任せにビンタはアカンよ･･･💦そんな精神をかき乱す攻撃をしたムルムル先生もエグい💦さすが「精神学の教師」･･･うまく人の感情を翻弄しているよな💦

後輩を恐怖のどん底に落としてしまった「ゴエモンの素顔」。その詳細と、アガレスがどう立ち直らせるかが気になりますね･･･！
次回も楽しみです！