2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、卒業した先輩たちの今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中です!さらに今年10月からはNHKにてアニメ5期も始まります!!ドラマだけでなく自転車やロードレースの仕組みもわかる、スポーツ誌としても楽しめる作品です🚴
尊敬する先輩との本気の勝負だから本気で勝ちたい悠人と、悠人の兄・隼人への恩義があるため勝ちたい葦木場。それぞれの思いが交錯しながら一進一退の攻防を繰り広げる後方で、その隼人はどうしても弟への期待をしてしまうのでした・・・w
そんな「弱虫ペダル」688話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
箱根学園伝統の追い出しレースの最終対決、葦木場と悠人の新旧エース対決も最後の対決!だからこそ悠人は勝ちたい、勝たなくてはと思っていました。
ゴールまで下りのカーブを使って悠人は極限まで体を倒し、カーブを抜けた所で一気に加速!兄・隼人とのバトルで消耗しているはずなのに本気で挑んできた悠人に感謝を込めて葦木場も一気に抜き返した!さっきのカーブで一気に差をつけてそのままゴールまで逃げ切るしか方法ないと思っていた悠人だが、「俺の周りは余裕で笑いながら抜いてくようなやつばっかりかよ!」脳裏に兄の姿が浮かぶ。
「俺劣等感メチャクチャ刺激されますよ!!」
両者一進一退のバトル!特に悠人は2回目の全力勝負なので限界が近い。それでも勝ちたいと願う悠人に、「俺は本気でツブす気で踏むよ!!」と宣言した葦木場!その言葉に触発された悠人も「ツブし返してやります!!」と「鬼」を発動させた!!
葦木場も謹慎を超え「最強の洗濯係」と呼ばれ劣等感と闘ってきた。でも、それを強みに変えてくれたのが悠人の兄・隼人だったのだ。だからこそ葦木場は新開兄弟への気持ちが強いのでした。劣等感をパワーに変えるのに大切なのは「素直さ」と「感謝」だよ。2人の勝負の行方はいかに・・・!?
そんな2人に思いを馳せる兄・隼人と前キャプテン・泉田。悠人がエース対決に出るなんてびっくり、知ってたら手加減したのになと澄ましてみせる隼人に泉田がどっちが勝つかと質問した。「悠人の条件はよくないけど、成長の機会ってのは準備万端な時に巡ってくるものでもなくむしろ逆」と分析した後、「あいつなら今日やり遂げると思ってる」と遠くに目をやった隼人。
兄の期待通り、悠人は結果を出せるでしょうか!?
弱虫ペダル688話ネタバレ
ゴール間近の覚醒
悠人と葦木場の最後の勝負前、ゴール地点ではメンバーを学校まで戻すための車の伴走組が待機していた。先輩たちが後輩たちにゴールラインやコース説明をしながら、勝負しているのは3年が葦木場だと説明。在校生はたぶんキャプテン真波だろう、と話していると、左コーナーを抜けて2人が駆け上がってきた。
そのゴール争いをしているのが葦木場と新開悠人だったので待機組はびっくり!あの悠人が、今年のインハイでゼッケン最多だった葦木場と悠人は鬼の面相で互角に張り合っている!葦木場は身長が高いのでゴールラインまであと100mもないけどどっちが優勢なのかはわからない。並んでるのか?残りわずか、時間もほんの数秒だが、ここですぐに勝敗を見せないのがこの作品です😎
もうすぐ来る「決着」のその時を前に悠人は思う。自分でも訳わかんないけど踏めてます。もう残ってないはずなのに、パワーが出てるのはなぜですかね?葦木場さんと・・・だからですか?それとも・・・これが俺の実力ですか。ゴールに引っ張られてる感じがします。1人じゃできなかったと思います。何ていうか・・・
今日のレース関わった人全員に「ありがとうございます」って言いたいです。
悠人、「それでいいんだよ!!」悠人の声が聞こえたのか、葦木場はゴール目前でそう叫んだ。
待機組も文字通り、手に汗握ってその瞬間を見届けていた。もう決まる、懸命にペダルを踏み込む2人の足。そしてゴールラインを先に踏んだのは・・・!?
その瞬間、そして
最後のエース対決の決着!!ゴールラインにタイヤが通って行く、最初に通ったのは・・・
その瞬間を少し後方で空気で感じ取るメンバー。黒田、泉田、銅橋、高田城、金田と篠崎、隼人、そして新キャプテン真波。真波は特徴的な飛び出した髪の毛をくりっと指で動かしながら「やれるよね?悠人なら」と言ってプレッシャーのこもった笑顔を浮かべる。
そしてゴール地点。両手を掲げ天を仰ぐ勝者、うなだれ地面を見つめる敗者、歓声を挙げて並走する待機組。
両手を挙げていたのは・・・悠人だった!!「しゃああぁぁ」悠人の雄叫びに待機組も大歓声!悠人が勝ったぞ!すごい!その歓声を聴きながら悠人は信じられなくて嬉しくて、「嘘だろマジかよ、マジ?」と何度も言い、葦木場に「手抜きました?」なんて言うのでした😊
「そんなわけないでしょ」葦木場の言葉でやっと自身の勝利を感じた悠人。体を揺らして声にならない叫び声を何度も繰り返す様を見て「欲しがってたおもちゃをプレゼントされた子供みたいな笑顔だね」と葦木場は笑う。そして「頼もしいよ」と言いながら悠人の肩を抱いた。「次の世代の箱根学園を頼むよ、悠人」頭に置かれた手の温かみを感じて悠人は「はい」と力強く返事をしたのでした。
そして真波たちも追いつき今しがたレースを終えた2人を労う。悠人マジで獲ったのか、すごいねー、やったじゃねぇか悠人ァ!負けちゃったよ塔ちゃん💦などと話す和やかなひと時・・・そして「☆争奪戦」はどうなったんだっけ?最初に隼人vs悠人でそれぞれ泉田、銅橋の1枚を合わせて4枚隼人が獲り、その後黒田vs真波で真波が2枚獲り、高田城の1枚を悠人が持って最後葦木場との勝負で勝って悠人が2枚・・・
真波は途中で計算がわからなくなり「写真撮ろーよ」と暢気なことを言ってるけどまだ全員来てないので待ってね✋そこで隼人が「4枚ずつでドローじゃないか?」と答えを教えてくれた。まぁドローならしょうがないか!アハハ!w
ライバルたちの思い
一方こちらは総北高校。追い出しレースの話を手嶋から聞いた直後、突然ローラーで走り込みを始めた今泉と鳴子。小野田がその様子を見て驚く。
というのも、今日の練習はもう終わってて片付けを始めていたらしい。なのになぜ始めたかと言うと、2人は言い争いをしながら説明した。
「箱学さんの追い出しレースのことやろ」「一緒にすんな、俺は来年を見据えてだ」「同じこと、気付いたんやろ。箱学の新エースが恐らくあの新開弟だってことに」
その予想に小野田も思わず大口を開けて驚く。あの新開くんが新エース!?という小野田の言葉に「消去法で行けば」と今泉。追い出しレースの話を聞いて3年生のエースは葦木場さんだとして在校生は誰やろなーと暢気に話していた所で今泉と鳴子はハッと気付いたのだ。そしてインハイ2連覇で浮かれていた自分の甘さを反省しローラーを始めたという。
「あいつはインハイですでに片鱗を見せてた。元々スプリントにスピードがある上に登れる。ないとは思うが現段階で葦木場さんに勝つなんてことがあったら相当ヤバイ」そう冷静に分析する今泉の言葉に緊張が走る小野田。その時手嶋のケータイが再び震える。追い出しレースの結果ですか?と3人が駆け寄ると・・・
「結果は『相当ヤバイ』だ」と手嶋。悠人は隼人との僅差の2位勝負をした後で120kmのレースで葦木場を下したのだ。「頂上の雀蜂(ピークホーネット)」新開悠人は相当脅威になる存在・・・💦
その悠人は徐に崖に向かって座る真波に話しかけていた。「ぶっちゃけ最初から想定してたんですか?」と聞くと「いやー」と言いながら「全然だけど?」そう返した時の顔は思わず悠人が仰け反るほどプレッシャーに満ちていた。まさか本当に想定してた?だとすれば、最初頭ボサボサで遅刻ギリギリで登場しといて、エースだとか兄貴だとか全部手の内だったのか!?悠人は思ったが真波は徐にその辺の葉っぱをちぎって「見てこの葉っぱテッカテカ✨」と暢気に言い出した。まさかな、と思っていた時1年集合の号令がかかったので離れる悠人。
「チーム作りって結構面白いよね。来年になったら新しい1年もたくさん入って来るし・・・俺来年のインハイが今から楽しみだよ!!」
キャプテンとして未来に思いを馳せる真波キャプテンなのでした。一体どんなチームを作るのかな!?
そして同日夜。追い出しレースでの悠人の活躍は遠く京都にまで届いていた。「ほぉ~、あのユートゥがエースに・・・」そう呟いたのは京都伏見の新キャプテン・御堂筋翔!後輩・岸神小鞠のマッサージを受けながら御堂筋は「あの兄貴の弟が・・・プクッ、これは来年が面白くなりそうやね!!」と相変わらず不気味な顔で言った。ライバル校も認める実力を発揮した悠人。それぞれ来年に向けてどう動く・・・!?
弱虫ペダル688話感想・まとめ
エース対決は悠人が勝利!!✨隼人にはスプリントで負けているとはいえ、そこでかなり消耗しているのに最後のエース対決で葦木場を負かして総合優勝的な感じになっているので、確かに脅威かも!?
と思ったし、今泉たちは焦ってたみたいだけど、小野田は少し前に川田に勝負を吹っ掛けられた時って「4時間練習して走り込んだ後」に川田と勝負して勝ってるんですよね。川田がアレだったとはいえ、小野田だって消耗した状態で全力勝負して結果出してるからかなりすごいと思う・・・むしろ心配なのは御堂筋!?確かに驚異的な速さを誇るけど、まだインハイという大舞台で結果は出してない・・・その辺も踏まえて全校どう出てくるか気になりますね!
悠人も結果を出したのに驕ってる感じはだいぶ減って成長してると思うのですが、やはり真波に比べるとまだなのかな、と思います。真波は天然で、でも速くて必殺技もあって、さらに高田城というブレーンもいる中で自身の分析力も高めた上でチームの采配を考えている所がちょっと怖いくらいすごくでゾクッとしますねwこれに小野田や御堂筋はどう対抗してくるのか?メイン3人が本当にメインとして輝く来年度のインハイ、今からどうなるか楽しみですね・・・!
ちなみに6/8に78巻発売!ロングピンナップポスターもついてるよ!
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の688話ネタバレを紹介しました!
が…
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勝敗が決まる瞬間は毎回声が漏れるほど感動します✨それからの和やかな雰囲気など、心理描写のバランスも絶妙なのです✨
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