吸血鬼すぐ死ぬ288話ネタバレ感想！違反するにも教養と誇りを！？

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

吸血鬼と人間が共存する世界の新横浜というニッチな街で、イケメンマッチョなのにどこか残念な吸血鬼退治人・ロナルドと真祖なのにすぐ死ぬ吸血鬼・ドラルクが子供探しを名目に出会い、その子供に振り回されたことで居場所を失ったドラルクがロナルド事務所に転がり込んだことから始まった、クセの強いキャラたちが織りなすカオスな世界が去年ついにアニメ化！声優陣が豪華だったこと、EDアニメーションが感動的だったこともあって一躍話題になりました✨

第二期アニメ放送の続報が待たれる現在。作者・盆ノ木至先生も様々な媒体で裏設定や近況を発信してくれています。最近飼い始めた仔猫とのカオスな日常の連載も始めた･･･？先生体弱いんだからほどほどにね！💦と、読者に心配される原作者が見られるのもこの作品ならでは･･･？ｗ

そんな「吸血鬼すぐ死ぬ」288話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

ロナルド事務所にロナルドの退治人仲間・ショットから「面倒事に巻き込まれたからキャンプ場まで来てほしい」と電話が入った。

駆けつけて話を聞いてみると、ショットはキャンプ場に出た下等吸血鬼退治のために来たのだが手こずってしまい無償で一泊させてもらえることに。たまたまそこに居合わせた客5人と意気投合して夜通しY談で盛り上がったのだが、そのうちの1人・アオキさんのエロ本が殺され･･･もとい破られていたことで騒ぎになり丸一日犯人もわからずモメていたのだとか。「そんなことで揉めてないで帰れ」「何でキャンプ場にエロ本持ってきてるのか」「そもそも意気投合したからってなぜY談なのか」というツッコミは置いといて←

アオキさんとの性癖の不一致により犯行に及んだ、有史以前から人は富の分配と性癖の違いで争ってきたからあり得るとドラルクとショットのおバカな推理にツッコミしながらもとりあえず客たちの性癖を聞いてみることに。
まず被害者・アオキさんは「小さい頃にあったかもしれない隣のお姉さんとのちょっとエッチな夏休みの思い出」、次にウラベさんは「百合」男が挟まると聞いただけで人殺しみたいな顔にならないで！💦次のイナムラさんは「5～7歳くらい年上の巣のような包容力のあるお姉ちゃん」、最後オガサワラさんは「昔仲良かった同級生の女子がいつの間にか家庭を築いていたのをSNSで知った『僕が先に好きだったのに』略してBSS」･･･ショットさんはどうせムダ毛なので省略←

証拠品として全員が愛読書を持ってきてたので嫌だけど現場を検めつつ本を精査してみることに。すると破られたエロ本には「お姉ちゃんは永遠」という文字が。そして「お姉さんと熟女の区別がつかん」ロナルドの証言でピンと来たドラルク。サイコメトラーのバケモンと暴言吐かれてるけどとりあえず推理聞いてよ💦

アオキさんにもう一度性癖を聞いてみると「今の自分ではなくあの日の不確かな思い出」というのが性癖。なのでお姉ちゃんは「あの日のまま」。それが不一致なのは「自分と同時に年を取るお姉さん」好きなイナムラさんだとズバリ。実はアオキさんの性癖に感銘を受けていて「あの日のお姉ちゃん」の合同誌を出すことまで考えていたのに、アオキさんは「年下のお姉ちゃん」と矛盾点があった。お姉ちゃんは年上じゃなきゃいけないイナムラさんはその言葉にカッとなって破いてしまったのだとか。

イナムラさんは謝り、アオキさんも「あの日のお姉ちゃんとの再会イイなと思ったから本出そう」と和解。これにて一件落着☆
だったのに、たまたま通りがかったY談おじさんのピカッ💡に当てられ「俺百合に男が挟まるの好きなんだよな」と聞こえ、ウラベさんがまた怖い顔したので全力で逃げる野郎たちでした😅

吸血鬼すぐ死ぬ288話ネタバレ

この世の終わり講師？

ロナルドが出かけていることをいいことに机に足を乗せてゲームしちゃったりするドラルク。だがその愉悦の時間はすぐに終わりを告げ、帰って来たロナルドを見ると･･･

「ドンツクドンドン！！」と言いながら変な踊りを踊ってる･･･とうとうロナルドもアカンくなったか･･･
泣きながら踊りながらドラルクを踏んで砂にした所を見るとやはり変な吸血鬼の変な術に充てられたんですね全く😅

とりあえず外に出て見ると、新横浜の住人たちが全員ドンツクドンドン言いながら合わせた両手を上に突き上げる変な踊りを踊っている･･･ついにこの町も終わりだよジョン･･･「ヌアーッ😭」すると吸血鬼対策課副隊長のヒナイチもドンツクしながら寄って来た。がすぐに「大変だ」と言ってきたので情緒不安定？と言ってみるがもちろんそうじゃない。「おかしいのはわかってるけど従わなきゃいけない気がする」とロナルドとヒナイチ。従うって誰に･･･？

すると「愚問ですわ」と声が。見ると髪をロールアップしたメガネの女性吸血鬼が！「従うべきはマナーなり！吸血鬼マナー講師参上ですわ！」見た目はわりと美人な吸血鬼なのに「新たなマナーを作って定着させる催眠術」を変に使って「挨拶の際にドンツクドンドン踊りをする」マナーを定着させるというトチ狂ったことしたらしい💦自分もドンツクしてるし💦

やるにしても何か他にあっただろ、と言うドラルクのツッコミを背にロナルドが意味不明なマナーを失くせと殴りかかろうとするが･･･

出る出る変マナー

「新たなマナーを作り出す催眠」を乱用する「吸血鬼マナー講師」の術にまんまとハマったロナルドが阻止しようとするも･･･

「新マナー！退治人は退治の際スーツ着用のこと！」そう言われロナルドは「何てTPOに反した謎ベルトをしてるんだーッ」と叫んでスーツ専門店へ。確かにロナルドの退治衣装謎ベルトが袖についてるねｗでも選んだスーツがド派手な模様＆カラーリングのスーツ。手品師みたいよ💦

スーツを着て退治！と思ったらまたも「新マナー！退治の前には名刺交換！」と名刺を差し出されてしまう💦「名刺交換の際は相手より低い位置で渡さないといけない」というマナーはなぜか知っていたロナルドが低めに名刺を差し出すと、マナー講師はなぜか上下の構え。とりあえずロナルドが差し出すと上下でﾁﾀｰﾝ！何やってんの😅「新マナー、吸血鬼に名刺を出されたら畏れ慄いて名刺を収めること」だったら何で名刺構えたんだよ💦

するとそこへショットとサテツが助太刀。やっぱりスーツ着てドンツクしてるｗ退治人たちがダメダメな中、マナー講師はまたも「新マナー、退治の際は1人ずつ面接形式で許可を取ること」とマナーを生み出した💦「ロナルドです、貴方は街を大変な混乱に陥れたので退治したく思っております」と則ってみるも「なぜ私なのですか？他に退治対象はいるのでは？」ウグッこの世界においてその正論は一番キツい！💦

下手に真面目な奴ほどマナーを破れない状況にマナー講師は「マナーを制す者が世界を制す」と高笑い。すると「それはどうかな？」と現れたのは、マナー講師と対極に存在する「吸血鬼マナー違反」！名前からして失礼ね、とドンツクしてみるがマナー違反は「挨拶されても返さないムカつく重役の構え」で対抗！さらに面接形式の中をTシャツビーサンで来るしあまつさえ面接会場でピ●ポテト食ってる！💦ここまで行くとヤバい人だけど･･･😅

しかし確かに「すべてのマナーは俺に破られるためにある」マナー違反を前にチンケなマナーは無力に等しい。「それが俺の存在理由(レゾンデートル)✨」とか言ってるけどここんとこただの良心だったな←
術中の「兄ィ」サテツがドンツクしてるのを動画に撮ってSNS上げてやる→嘘です俺がやっつけます→と言いつつ帰る、という流れるようなマナー違反(？)を見せられ、マナー講師はどうする･･･？

ドンツクどんでん返し

マナー講師の次々出るマナーを独自の方法で躱していくマナー違反。「見事だけど･･･このマナーは破れるかしら？」マナー講師の次の一手は･･･

「新マナー！社会人たるもの車道を歩くこと！」
何だそれ？じゃあ歩道を･･･と思った所でハッとするマナー違反。そう、元々が違反なマナーを作ればそれに反すること=本来のマナーを守ることになってしまうのだ！いい子ちゃんのマナー違反はどうする！？と煽るマナー講師。

だがマナー違反は「車道で反復横跳び」をし始めた！負けじと「車道で反復横跳び」をマナーに設定すると今度は「車道でムーンウォーク」をし始めたマナー違反！ムーンウォークを設定した所で「マナー講師なんだからそのマナー守れよ！？」とマナー違反が煽り返す！ヤケになったマナー講師は「反復横跳びムーンウォーク走り」なる妙技を見せつけた💦意味不明だけど器用だね･･･😅

するとそこへトラックが！！そりゃ車道だから普通に危ないよね！！💦
危ない･･･！とその瞬間、マナー違反が操る土の人形「グール」がマナー講師を歩道まで運んでくれた。何とか無事だった所で「マナーに従わなきゃいけない理由を知ってるか？」とマナー違反が歩み寄ってきた。

「『従わないとみんなが困ったり危なかったりするから』さ！従うことでみんなが困ったり危なかったりしたらそれはマナーじゃないんだよ！！」
「それを分かった上で俺はマナーを破っている！！(どーん)」それは最悪な開き直りだね←

しかし身を持ってマナーたるものを学んだマナー講師はへたれ込み･･･「好き･･･♡」何だってーーー！？💦
実はマナー違反に憧れ近づきたくて講師の力を得たんだとか。どんな努力と研鑽で身につけたのか謎だけど･･･お近づきの印にマナー講師は名刺を差し出した。だがマナー違反は即座に名刺で足つきのツルを折った💦だからそれはヤバイだけなんだってば💦

でもそれでこそマナー違反、私はあなたの背中を追い続けるわ･･･♡とマナー講師。それはそれとして退治、とロナルドにチョップされたマナー講師でした😅
ヤバイ奴がヤバイ奴に憧れた結果、歪んだ好意に変容した出来事でした😅

吸血鬼すぐ死ぬ288話感想・まとめ

今回は割と「吸血鬼すぐ死ぬ」の原点っぽい、読み応えある回だった気がします！マナー破っちゃダメだけど、マナー違反くんをカッコイイ！と思ったのは初めてかもしれない(笑)

割と最近になって出てくるようになった「マナー講師」という職業。いろんな場に上座と下座があるだとか、何色の服はNGだとか･･･正直クソ食らえですよね← それを上手いこと逆手にとってギャグに昇華しているのは相変わらず盆ノ木先生の手腕が光りますね✨席巻しているマナーなんて今回のマナー講師みたいに「守っても守らなくてもいいようなもの」ばかりだし、いちいちマナー講師の言うこと鵜呑みにしてたら窮屈な世の中になっちゃう気がしますよねぇ💦守らなきゃいけないのは「法律」と「道徳」くらいでしょう。

ちなみに本誌では「柱」というキャラ紹介がありますが、ロナルドは「事務所にも上座下座があるらしいけどわからない」だそうです。それもあってないようなものだから大丈夫だよ！本当のマナーというのは「どんな相手も不快だと思わない」行動のことだと思うので、例えばそれっぽい相手が固定のマナーでもないのに「それは違反です」とか言うようなら、そいつの方がマナー違反だと思います。いやまじで。

サテツとマナー違反2人だけの世界が少しだけあったのが何かよかったです😊マナー違反くんが「誇りを持って」マナー違反しているのはサテツに一度お灸を据えられたこともきっかけになってるでしょうねｗ素敵な関係･･･✨←
次回も楽しみです！