吸血鬼すぐ死ぬ287話ネタバレ感想！見よ！性癖が織りなすドラマ

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

吸血鬼と人間が共存する世界の新横浜というニッチな街で、イケメンマッチョなのにどこか残念な吸血鬼退治人・ロナルドと真祖なのにすぐ死ぬ吸血鬼・ドラルクが子供探しを名目に出会い、その子供に振り回されたことで居場所を失ったドラルクがロナルド事務所に転がり込んだことから始まった、クセの強いキャラたちが織りなすカオスな世界が去年ついにアニメ化！声優陣が豪華だったこと、EDアニメーションが感動的だったこともあって一躍話題になりました✨

今号は何とセンターカラー＆センターカラーイラストのジグソーパズル全員応募サービスが再び！電子版では応募できないので欲しい方はぜひ本誌購入を！なかなか珍しい「定額小為替」でのやり取り、賛否両論あるみたいだけどこれも秋田書店の特色･･･？ｗ

そんな「吸血鬼すぐ死ぬ」287話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

ロナルドとドラルクが夜の新横浜をパトロール中。だけど今日はやけに静か。いつもなら2コマ目くらいで変態吸血鬼とか出たりするのに･･･←

と、そこへ通りがかったのはストライプのスーツを着たマイクロビキニ。･･･え！？マイクロビキニがマイクロビキニじゃない！？💦
見ると街中の変態チックな住人がみんな生気を失っている！？かなまら祭りはお神輿担いでないし、元退治人の靴下ハンタータビコは靴下持ってないし、いろいろいるけどみんな無個性になってて誰が誰だかわからん！！💦

でも変態が変態じゃなくなったのはいいことでは？
しかしそうも言ってられないようで、変態な彼らがアイデンティティ喪失したことで生気を失くし弱っているので見過ごせないのだ。無理矢理マイクロビキニ着せようとしたら通報するというマトモになってたし、魔法美少女スコスコ妖精に魔法少女アニメ見せても「水をくれ」としか言わないし･･･きっと原因分子がいるはずだからそいつを誅するしかなかろう、とドラルクは変に冷静だけどロナルドは「やはり暴力でしか解決できない」と狂って闇落ち救世主みたいになってる😅

するとそこへ「私は吸血鬼唯一無ー二マン」と名乗る、あんこ体型の中世ヨーロッパの貴族みたいなオッサンがふんどし一丁で立っていた！！変態だー！！･･･「そんだけ？」「いやオーソドックスな変態だなとしか」「変態にオーソドックスも屁もあるか！この世に変態は余以外要らぬ！」そう言って唯一無ー二マンは吸血鬼らしくコウモリの大群になってどこかへ飛び去った💦変態に強制更生催眠をかけて弱らせたのはコイツだ！何とかしておびき寄せないと！･･･(´･ω･`)

ロナルドは全裸にサメ、ドラルクは全身タイツにソードくんお面、ジョンはシーニャの蒸着で採石場へ。仕事でやる偽変態め！とﾎｲﾎｲやってきた唯一無ー二マンを催眠に充てられていない変態住民たちが取り囲む！！そしてドラルクが声高に叫ぶ！！

「誰しも心のどこかで変態だからお前が唯一無二になることはない！そして我々を偽変態と言っていたが唯一無二になるため変態をやっているお前こそ空虚な偽物ではないか？」
ガーン😨メチャクチャ理論だけど唯一無ー二マンを論破！たちまち変態たちはアイデンティティを取り戻した←

「余は一体何なのだ」と落ち込む唯一無ー二マンにドラルクは「人はその人であるだけでオンリーワン的なアレ」とワヤワヤ理論を説くと、「目が覚めた」と唯一無ー二マンは自身に催眠をかけた。すると立派なスーツを着た重役みたいな風貌に✨でも結局弱ってしまったのでした😅

吸血鬼すぐ死ぬ287話ネタバレ

出オチショットさん？

ロナルドが事務所で作業中、ドラルクが「ショートコント・隕石」とか言ってじゃがいもをロナルドにぶつけて砂にされる、という日常。そこへ電話がかかってきた。

電話の主はロナルドの退治人仲間・ショット。「面倒事に巻き込まれた」と向かった先は新横浜キャンプ場の第一コテージ。新横浜って施設でも地形でも何でもあるね←
ショットはキャンプ場に出た下等吸血鬼の退治に向かったが思ったより巣が大きく手間取ってしまい、遅くなったからとコテージの管理人のご厚意で泊めてもらえることになったとか。しかし･･･「そのコテージで事件が起きたんだ」とショット。

行ってみると、ショットと他の宿泊客が一堂に会していた。下等吸血鬼から逃げて来た一般客なんだけど特殊な状況だからかすぐ打ち解けて夜通しY談で盛り上がった･･･って全員すげーバカなの？← 見事に全員野郎だし一期一会の野郎どもが盛り上がると言ったらY談しかないってンなこたないでしょ← 「じゃあY談とトランプどっちが楽しいと思う？」「Y談かもしれん💦」おい流されるなロナルド←

だがそんなY談で盛り上がって明け方それぞれの部屋に戻ったら、そのうちの1人・アオキさんのエロ本が死体･･･一部のページがビリビリに破られた姿で発見されたのだとか。「あれは一番のお気に入りのエッチ漫画で山歩きの時のお守りとして持ち歩いてた」って、何でキャンプにそんなエロ本持ち込むんだよ💦遭難したらそのエロ本で身元確認されるよ？💦

ツッコミはともかく、この中にアオキさんのエロ本を殺した(破った)人がいてショットも容疑者なんだとか。事件が解決しない限り帰れないからとロナルドに助けを求めたらしいけど･･･

そんなことで丸一日揉めてたのアンタら！？早よ帰れや！←

性癖こもごも

ショットの仕事先で出会った野郎たちの中にエロ本を破った犯人がいるとのことで解決を手伝うために呼び出された不憫なロナルドたち←

全員初対面で外部犯の可能性もない、共通点はY談を語り合ったことだけ･･･分析してるけど外部犯だったら妖怪レベルのサイコだよ？←
「わかった、犯人はアオキさんとの性癖の不一致により犯行に及んだ」とドラルクが探偵ルックでそう分析するがまじでそう思うならかなりのおバカ･･･← 「有史以前から人は富の分配と性癖の違いで争ってきたからあり得ない話じゃない」ってショットさんまで💦

とりあえず全員の性癖を聞き込みだ！「真面目にやれ」「真面目にやったら帰るわこんな事件」ごもっとも･･･😅
というわけで1人ずつ性癖を聞いて行くことに。まずは被害者のアオキさんが話したY談は「夏休みモノ」だと言う。夏休みモノとはアオキさんの造語で、「ちょっとエッチなお姉ちゃんとのひと夏の思い出」のことらしい。今の自分ではなく過去の自分の「あったかもしれない」曖昧な記憶の中で生きている思い出だからお姉ちゃんは永遠に21歳のまま･･･って熱弁するな怖いよ💦

次、ウラベさんのY談は「百合(女性同士の恋愛)」について。争いの多いジャンルではあり女同士の間に男が入るか否かの争点が、と言った瞬間「男？？？」と急に血走った目をし出したウラベさん💦怖いよてか何かしらやってるだろ！💦
次、イナムラさんに聞くと「なぜ見ず知らずの奴に性癖教えなきゃなんねーの？」その通りだけど事件解決のためにどうか･･･💦「チッ、お姉ちゃんモノだよ」ってなんてカッコ悪い尋問でしょう← ここにいる4人以外にそのことを証明できる人は？っているわけないだろやっぱ妖怪だよ←

んで証拠で「男は黙ってお姉ちゃん5月号」って何で持って来てんだよ💦しかも月刊誌なの？💦「5～7歳くらい年上のお姉ちゃんが包容力で甘えさせてくれる、止まり木というより巣のようなやさしさ」ってもういいよ←
次、オガサワラさんの性癖は「熟女人妻BSS」って何それ会社名？← 「BSSは僕が先に好きだったのに、の略称でNTR寝取られとは全く別物。中高とよく遊んでた同級生の異性がいつの間にか家庭を築いていたのをSNSで知って呆然とする感覚を50代になってから感じたいという願望から」って言われてもわかんないからいいよ💦んでまた証拠で月刊誌渡すし💦キャンプを何だと思ってんだよお前ら💦

ショットさんはどうせムダ毛フェチなので省略←
誰もが何となく怪しい状況でとりあえずすべてを調べて矛盾点を見つけよう･･･て見つかるのか？ドラルクは現場を検めるらしいのでロナルドは証拠品を精査係を任命。「何で仕事で好みでもないエロ本精査しなきゃならんのだ」「俺は何やってるんだろう」いきなり正気に戻るな！💦

衝動は抑えてこそ

アオキさんのエロ本が破られた事件の犯人を捜すため現場検証をするハメになったロナルドたち。ドラルクはエロ本の破られていない箇所を凝視して何かに気付く･･･

そして「こんな状態でどうやって感情移入するんだ、どれが熟女でどれがお姉さんかもわからん」と言うロナルドを「うわ本当にやっとる」と煽りながらも何かにピーンと来る。犯人がわかったと言うドラルクに「何で！？吸血鬼サイコメトラーか事務所から出てけバケモン」とひどい言われよう💦とりあえず言うこと聞けよ💦

そして野郎どもを集めた所でドラルクは再びアオキさんのY談を聞き込み。なぜ公開羞恥プレイを？とロナルドのツッコミはお構いなしに「現在の私じゃなくて過去に親戚の家に預けられた時隣のエッチな21歳のお姉さんに翻弄された思い出というのがミソ」とつらつらと語り出したアオキさん💦少しは言い淀めよ💦

しかし･･･
「いいですな～思い出だからこそ美しい、あの日のお姉ちゃんは僕らの中で永遠に21歳･･･」
「それが許せなかったのでしょう？イナムラさん？」ズバーン。いきなり犯人言い当てた！？💦

ドラルクの見解によると、誰しも譲れない性癖があって、ウラベさんなら百合に挟まる男がクソ地雷だし、オガサワラさんはBSSとNTRは似て非なるものと主張していたしショットさんはムダ毛だからどうでもいいし← そう考えると「年上のお姉ちゃん」に固執していたイナムラさんの性癖と「あの日のままのお姉ちゃん」のアオキさんの性癖は衝突してしまうというのだ。な、なるほど･･･？💦

「お姉ちゃんは年上じゃなきゃダメなんだよ！！年上じゃなきゃ素直に甘えたりできないじゃないかよッ！！💦」
まじでイナムラさんが犯人なのかよ💦どうやらイナムラさんはアオキさんの趣味に感銘を受けて、「あの日のお姉ちゃんに10年ぶりに再会」の合同誌まで出そうと考えてたらしい← なのに別れ際「年下のお姉ちゃんっていいよな」と言われついカッとなって破ったらしい･･･

クッソしょうもない！！！💦
だけどイナムラさんはアオキさんに謝罪。アオキさんは「あの本は自宅に5冊あるし、私もあの日のお姉ちゃんと再会シチュいいなって思ったからいいんです。本出しましょう！！」とのことで一件落着。よかったけど何だコレ？💦

その後、帰路で「ムダ毛もいいな」「新たな扉が開けた」と満足そうな野郎どもの中をたまたま来ていたY談おじさんがピカッ💡「実は百合に男乱入って好きなんだよな」「誰だ今の」ウラベさんのウラの顔が！！😱全力で逃げる野郎どもでした💦

吸血鬼すぐ死ぬ287話感想・まとめ

よく「特殊な性癖」だけでミステリーみたいな展開作れるよな？もはや鬼才だよ盆ノ木先生･･･巻末コメントにも「何相手にも乱れられるハレンチ集中力」とか書いてるしな･･･正気に戻すために飼いネコさんはいるのね←

こんな性癖初めて聞いたよ！というのはあるけど、それを紐解く説明が「あーーーーー」と深く納得する内容なのがまたスゴイんですよ← 今回の事件の原因になった「あの日のままのお姉さんvsお姉さんは年上であるべき」の論争もどちらの言ってることもわかるんですよ。小さい時に感じた大人の魅力と、今年上の人に感じる魅力って絶対違うもん･･･BSSもちょっとわかるしね← 異世界ものとかで同い年くらいだった男女がそれぞれの世界での時間軸にズレがあって「自分はまだ子供なのに相手は30歳くらい年上に」みたいなね←

ショットさんの性癖が省略されたのは「ムダ毛」だけだからだろうなぁ← それはへんな動物とかが出て来た時にまたやってくれ←
そしてアオキさんとイナムラさんの作る合同誌がものすごく気になるよ← 読者さんも気になる、読みたい、公式よろ、って言ってると思います← そして私も「百合に挟まる男は痴漢同然なので滅せ」タイプです←

そう、この漫画は訳のわからん事案を受けた時正気に戻ってはいけない← 正気に戻る時は公式がシリアス展開にしてくれるから←
次回も楽しみです！