弱虫ペダル682話ネタバレ感想!武器よりプライドより強いもの

弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生今泉俊輔鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、卒業した先輩たちの今を描く「スペアバイク」も別冊チャンピオンで連載中です!さらに今年10月からはNHKにてアニメ5期も始まります!!作者・渡辺航先生による「ペダルナイト」もリモートで行われるようです!詳しくは公式アカウントをチェック!🚴

「俺だけクライマーとしてインハイに出ていない」ことが心残りな黒田は、過去の後悔なども合わせてどうしてもクライマーとして真波に勝とうとしている様子。逃げ切れるかと思われた時、やはり真波が追い詰めてきた。黒田は「フタ」をこじ開けられるか!?

そんな「弱虫ペダル」682話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

天城原峠のトンネル100m前に立っているポールは、標識としての役目を果たしながら箱根学園のクライマー勝負の行方を静かに見守ってきた。

そのポールがクライマー勝負のゴールだから。そのポールまで黒田はあと2km、真波はあと3km!人工の坂道「ループ橋」で何度も猫足をしならせ加速を繰り返し1kmほどのマージンを作った黒田。このまま逃げ切ってやると意気込むが油断はできない。真波は先行の背中が見えなくなったからと言って諦めるタマではない。むしろ逆に燃えている頃だろう、一番近くで見てきたから知っている!奴が並々ならぬ集中力を上げた時が一番ヤバイ!!

その予想通り、真波は笑顔で走っていた。すごい没入感だ、だいぶ差があるのに全身で喜んでいる、全細胞が追えと言っている!
「俺、生きてる!!」真波が自転車を続ける理由である決まり文句を思わず叫んで爆発力のある加速をした!!

黒田も負けじと逃げ続けゴールまで残り1kmまでに到達!思えば思い通りに行かない3年間だった。幼馴染の泉田と自転車を始め山が登れることで箱根学園にはクライマーとしてインハイに出たいと息巻いて入学し、東堂尽八の登りに感動してゼッケン3を背負いたいと思った。だが荒北靖友に目をつけられ実力差を見せつけられ、プライドを捨てて「強くなる方法を教えて」と頭を下げ、本気で練習に励んだ。

だけど2年生の時、インハイの最後の枠を1年生の真波に取られてしまった。それから泉田にアシストを提案されその船に乗ってインハイはエースアシストに徹した。欲しかったゼッケンではなかったけど存分に出し切ったいいレースだったと胸を張れる。でも。

自分だけが「クライマー」としてインハイに出られなかったことを、もう1人の自分が羨んでいた。
だからここでクライマーとしての強さを証明したいのだ。クライマーであることにフタをしたのは自分の弱さだ。そのフタをこじ開けてやる!残り500mで真波は来ないと確信、400mでポールまでもうすぐだと思いながら再び振り返ると・・・

笑顔の真波が登ってくるのが見えた。やはり一筋縄では行かず、フタはそう簡単に開かないのだった。
「だったら強引に開けるまでだ!!」黒田が逃げ切るか、真波が追い付き追い抜くのか・・・!?

弱虫ペダル682話ネタバレ

フタをこじ開けたい!

ゴールポールまで残り400m地点で、信じたくなかったが真波が追い付いてきた。ある程度予想はしていたものの、やはり不可能に近いことをやってのける真波の姿に多少は焦ってしまう黒田。

来やがった真波、と思っている黒田に笑顔を見せながら400m前で黒田を視界に捉えたことを喜ぶ真波。笑っている時が一番ヤバイ「知っている」黒田は振り返るのをやめ再び前を向いて加速を始めた!開かないフタはこじ開ける!絶対に追いつかせない、ポールまでは俺が先行する!!そしてクライマーとして返り咲きたいんだ・・・!

残り400mという、自転車ならあっという間の距離、時間がとてつもなく長く感じる。黒田が必死に逃げても真波も笑顔で追い上げてくる。息が切れ、汗が迸りながらも自分たちが起こす風の中でザワッという緊張感が体を駆け巡る。感じるぜ真波、振り向かなくてもお前のことは何でもわかるよ。俺を視界に捉えてもう400mって所でお前は完全に「戦闘態勢」に入っている!!

見方を変えればほぼ横並びにも見える黒田と真波。限界ギリギリほど燃える真波のプレッシャーはペダルを踏むたびに伝わってくる。真波が戦闘態勢ということは、俺も同じだということだ!黒田もハンドルを下ハンドルに握り直す!

「そぉれぇ!!」ギュゥンと音を立てて真波が駆け上がってくる!残り300m!!

エリートのプライド

残り400mで姿を見せ、残り300mでさらに加速してきたクライマーとしての宿敵・真波!

真波が強いのは負けたあの日からインハイを通して知っている。けど、「ナメんな!勝てるっつーんだよ、2度も俺が負けるかよ!!」「俺はクライマー、黒田雪成!!」恐れるな、フタをするな歩みを止めるな!!黒田もプライドを賭けた大勝負なのだ。必死にゴールに食らいつくように前傾姿勢で加速する!「しなれ猫足!!」

しかしここで「ビキン」と猫足が軋んだ。度重なる坂での加速で自慢の猫足も限界が来ているようです💦まるでサビついた歯車が急に止まってしまったように痛みと共に加速がままならない。限界が近づいてるってか?よせよ・・・あぁ、そういうことか。

「知ってるよ!ワガママ通すには常に代償が必要なんだ!!」
黒田はビキビキと悲鳴を上げる脚を徐に掴んだ。ダメだ、こんな所で痛んで止まってる場合じゃないんだ。鎮まれ痛み、止まれ痙攣!「大人しくしなれ猫足!!!」黒田はふくらはぎを無理矢理握って別の痛みで紛らわして加速した!

そんなボロボロの状態だけど、黒田は残り200mまで進んだ!その少し後ろから笑顔を絶やさず、追い抜く機会を窺っていた真波は「すごいや黒田さん」と賞賛の声が思わず漏れる。もちろんだけど、1年の時の選抜の時より断然速くなっている!正直「ギリギリ」だ。ギリギリの所まで絞らないと勝てない!!真波のプレッシャーがまた膨れ上がる。

ギリギリだと言いながら、「体キツい、限界近い」と言いながらも黒田に比べるとまだ余力がありそうな真波。黒田に睨まれていた頃、そしてインハイで「飛べよ真波山岳!」と背中を押してくれた時のことを思い出す。真波にとっても黒田は「超えなきゃいけない壁」なのだ。

「黒田さん、俺こういうギリギリの闘い好きですよ!!」
じりじりと黒田に迫る真波!黒田に打開策はあるのか!?

真波の強み

残り200mでじりじり寄ってくる真波!ここでもまだ笑顔を見せている真波はやはり強いのだ・・・!💦

だいぶ心も限界が来ていそうな黒田に真波が突然「1年生のあの日の闘いとは意味合いが全然違いますね」と話しかけた。そのあまりにもさりげなく穏やかな口調に黒田は思わず驚き目を見張る。真波も限界が近づいてはいるのか、頭を下に向けたまま、でも至極冷静に話し始めた。

「黒田さんも強くなって、俺も登れるようになって、限界まで出し合って互いの手の内わかりあって高レベルな闘いしてる。もうこれって・・・」

「愉しみしかないでしょ😊」

いきなり、でもあまりにも自然に出た真波の満面の笑み。屈託のない顔で笑う真波に、黒田も思わず「違いないな」と笑いかける所だった。しかしこれは「勝負」なんだと、俺がクライマーであるための闘いなんだと、そしてそれは自分で決めた勝負なのだと。だから真波の笑顔に答えることなく黒田は前を向いて言葉を飲み込みペダルを踏んだ。すぐ15m後ろにいる真波を引き離さなきゃいけないんだ。

笑うな緩むな、残りはとうとう100m!このまま振り切れる!!「最後にしなれ!!」黒田の渾身の一踏みが、スローモーションのようにじっくりとペダルを踏み込む。残りはもう100mどころか60mもないくらいだった。俺の方が先にポールに近づいたはずだった。俺は勝ちを確信した。

だが俺の猫足は・・・しならなかった。
天城原峠のクライマー勝負、黒田のこの言葉が意味するものは・・・?💦

弱虫ペダル682話感想・まとめ

えっ?ゴールシーン見なくても結果わかっちゃう感じ!?💦うーん、引っ張った割に読者が予想している通りの結果になった・・・と言えるのかな?💦

勝負が始まってすぐ、そして残り500mまでは「もしかして黒田勝つのか?」と思ったけど、400mで真波が見えた所で「やっぱり?」と思ってしまった読者もいるのでは?一生懸命努力とプライドでマージン作っても「才能を持ちつつ愉しめる」真波の方が上手、というのをここで改めて確信した形になってないか?勝ちに貪欲なのも自分の信念に忠実すぎるのもいいけど、「そうは行かない」というのが「弱虫ペダル」の、よく言えば「魅力」悪く言えば「呪い」なのではないでしょうか。

真波は1年生時の追い出しレースで唯一東堂尽八に負けたメンバーですが、ここで黒田に負けてしまうと東堂への示しがつかないということなのか?確かに2年連続で追い出しレースでも負けてしまってはまた真波は自暴自棄になってしまいそうだけど、黒田がどうにか報われる方法はないものでしょうか?きっと作者・渡辺航先生はこの作品と自転車を愛しているからきっと黒田にも本人の意思通りの報いをくれると信じたい・・・💦

やはり強いのは勝ち負けより「愉しむ」ことなのかな?自転車に限らず、「面白き事もなき世を面白く」なのかな。
次回も楽しみです!

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今回は、「弱虫ペダル」の682話ネタバレを紹介しました!

が…

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