SANDA28話ネタバレ感想!子供の門出には大人の血を餞に!?

SANDA

2021年7月34号から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「SANDA」。

獣人の世界での葛藤や種族の違いからのしがらみをリアルに描いた超話題作の前作「BEASTARS」とはまた違った、人間だからこその恐ろしさや生々しい悩みを中学生目線でリアルに描いています。

舞台は2080年の日本。国の貧困化に伴い超少子化となり文化の一切が滅び、人口の0.1%しかいない15歳未満の子供を学校が一斉管理するという寒い時代。そんな中、普通の14歳の三田一重が実は大昔に滅びたクリスマスの象徴・サンタクロースの末裔で特異能力者であることを同級生の冬村四織に強引に明かされる。満足な捜索もされず死亡扱いにされた親友・小野一会を捜してほしかったからで、三田の正体をたまたま見てしまった同じく甘矢一詩も加えて小野の捜索、学園の秘密を探る。

小野は学園に戻ってきたが、独裁者・大渋学園長を何とかしないと三田たちに自由はない。サンタとして未熟であることを自覚する三田はあらゆる「子供の要求」を受け止めることで心臓を鍛えようとする。しかし根は思春期の男子、女子を魅力的に思ってしまう「恋」には抗えず・・・恋愛沙汰を無視して三田はサンタとして成長することができるか!?

そんな「SANDA」28話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

サンタとして未熟だと自覚した三田は、サンタの心臓を鍛えるために婚約者・二胡に要求を聞いた。だがその答えは「チューしてほしい」というあまりにも刺激的な内容だった!💦

思わず鼻血が出てシャツが赤く染まる!このままでは正体がバレてしまう!💦咄嗟にシャツを脱ぎ半裸になる三田に驚き思わず目を覆った二胡。「何してんだ!こっちからチューせがまれたくらいで調子乗るな!そこまでする気ねぇわ💦」俺だってねーわと思いながらごめんと言い、正体がバレずホッとする三田。だが「最後のチャンスだぞ!仕切り直してもう1回でしょ!?」と二胡は本気なようだ。

子供のこんな真剣な要求を断ったらサンタとしても男としても成長できない!強くなれ俺の心臓!!
だがここで「チューってどうやってするんだ?」とベタな疑問にブチ当たるクソガキ三田💦ここで何と「トイレ」と言って逃げてしまった三田💦そこへ手が伸びて来て物陰に連れ去られる三田・・・😲

「いいねぇ青春ってか?」三田の首を紐で捕まえたのはスパイ柳生田だった。何とかかいくぐってサンタの姿で向き合う三田に柳生田は「あの子とこれ以上関係を進めるのはオススメしない。サンタは子供と恋仲になると罪の重さに耐えられず死ぬんだよ」と真剣に訴える。柳生田にとってサンタを生け捕りにして生き長らえる背景があるからそう言うけど、三田にとっては真面目な問題。そんな気はしてた、キスなんてしたらきっと・・・

「即死だよ!」ボカッ!「それ聞いたら俺も罪悪感ねぇわ!」ドカッ!
一発ずつパンチを食らわせた後、三田は「サンタとしてあいつの願いを叶えに行く」と柳生田に背を向けた。「義務感でするキスなんて誠意のかけらもない失礼な行為なんだよ!💢」と柳生田は銃を構えて止めるも、

「14歳男子なんてそんなもんだから」
開き直りを見せる三田。柳生田も14歳の「何となくで付き合った女子との思い出」を思い出しながら「確かにそうだわ」と思う。でも三田は本当の大人の男の言葉は重みが違う、心配してくれてありがとうと言って去って行った。早く一人前になるためにも俺は二胡とチューする!!

命がけで男としてサンタとして、目の前の子供の要求と向き合う!「二胡・・・」「カッちゃん・・・」

「ちゅっ」

口同士・・・ではなく、二胡が三田のほっぺにチューしたのだった。
「あんたまだクソガキだね。今日はほっぺでカンベンしてやるよ」

そしていつも通り接する二胡。何とか三田の心臓は事なきを得たが、影から見ていた柳生田の心臓が大変になるのでした😅

SANDA28話ネタバレ

大人になれない葛藤

所変わりここは保健室。毎日小野の様子を見に来ている親友冬村は最近の小野を見てつくづく感じることがある。

女性という生き物は、ある時から急激に大人になり、そこからとどまることなくどんどん美しくなって、気が付いた時にはもうとても遠い存在になってしまうのだ。ベッドに座って冬村に微笑みかける小野はおおよそ中学生には見えないほど落ち着いて大人の雰囲気を醸し出していた。

「小野・・・本当にいいの?」「うんいいよ」
何やら深刻な話をしているような雰囲気だけど、内容は「余った団子をどちらが食べるか」ということだった😅小野が逃亡する前、よく放課後に1本ずつ食べた後残りの1本をどちらが食べるかでいろんな勝負をしてきたのに、小野は「私おなかいっぱいだから冬村さん食べて」と笑う。小野は第二次性徴が他の生徒より随分早く来て大人の身体になった。それは仕方ないことなんだけど、日に日に女らしくなっていく小野の顔付きや体つきより私には・・・このポツンと1本だけ残った団子の方がよっぽど・・・

かつては残りの1本を賭けてジャンケンをし、毎回小野が負けていた。「小野ってグーしか出さないよね」と冬村が言ったのは何回か後だった。無意識だったらしい小野が早く言ってよ!💦と縋って笑っていた、あのあどけない小野はもう見られない気がする。そう思いながら残った1本にかぶりつく冬村と、その隣で遠い目で窓の外を眺める小野。

「冬村さん、私ここを出ようと思うの。そろそろお別れ・・・」
「大人になっちゃった私はもうこの学園にいられないよ」

だから最後に2人で約束してた「未成人式」で思い出を作りたい。
その言葉を聞き、保健室を後にした後で冬村は思った。団子の1本は2粒ずつ分ければよかったんだ。食べ終わってから気付いた。私は結局どこまでも子供で、小野は大人なんだ。

どちらがいいわけでもないだろうけど、その「差」を如実に感じ取る冬村にはモヤモヤが残るのだった・・・

来たる祭典と恐怖

冬村と小野が「未成人式」の約束をした後、教室では非常勤講師役のスパイ柳生田も来週に迫る「未成人式」の話をしていた。後ろで酒飲んでる宣言してるけどw

晴れ着や写真についてガヤガヤする教室の中、1人俯いている冬村。そして徐に隣の席の三田に「あんた参加するの?」と投げかけた。
先程から出ている「未成人式」とは、この時代特有の行事だそうで、その年15歳になる子供たちが人生の中で最も美しく若々しい瞬間と祝福され、20歳になるまでの残り5年間を精一杯楽しむべく開かれるやたら華やかな行事なのだそう。飾り立てられた空間で全員晴れ着を着て屋台なども出るのだそうだ。

変に目立つのも嫌だし旨いもの食えるから普通に参加するよ、と三田。正体の隠し方も板についてきたし大丈夫だろとサンタの三田もぼんやり考える。その言葉に冬村は「・・・じゃあみんなで楽しもうか」と静かに返答した。

「楽しみですね!未成人式」
また別の場所で楽しみだと声を上げているのは、件の10組のリーダー・生田目だった。「子供はひたすら尊く大人は無価値」という信念に行われる行事ですもんね、とあの屈託のない笑顔を浮かべる相手は、独裁者の大渋学園長。「サンタ殺しにもっと適任がいる」と学園長が噂を生田目に吹き込んだんでしょうね💦しかし学園長は例の如く苛立っている雰囲気。それは・・・

「あなたは大人殺しのプロと言われてますが先日取り逃したようでは?今度こそやってくれるんでしょうね」
すぐに片が付くと思っていたのに逃げられたことに苛立っているようです💦しかしそこは「プロ」生田目、学園長の言葉を遮り「大丈夫です!未成人式では今度こそ彼を見つけて殺します。信じて下さい」とこれまで何人もの大人を惑わしてきたであろう常套句を並べ立てる。

生田目の前には刃物や銃を並べた机が置かれている。「せっかく学内で殺していい大人が現れたのですよ?武器は教材の如く与えますがサンタはほぼ不死身・・・本当にやれますか?」学園長が生田目の表情を下から仰ぐ。「えっ?」

ドンッ。
「なるほどぉー。私を疑ってますね?」ドンッ。
「私だってそりゃ少し不安ですけど!」ドンッ。
「ちょっとくらい信用してくれないと子供のやる気は引き出せませんよ!?」ドンッ!

一言言うたびに生田目の表情も笑顔から疑いの顔、不安の顔、怒りの顔と変っていく。そして物騒な音と共に生田目の顔が赤く染まっていく・・・一体何をしているの!?💦

血祭に仕立て上げます

物騒な音が5回聞こえた所で「おっと」と自分で待ったをかけた生田目。何と早速与えられた銃で学園長の腹を5回も撃ったのだった・・・!😱

「危ない危ない・・・学園長が椅子から転げ落ちるなんてとんでもないことです」
憐れみの表情にも見える顔は学園長の返り血で真っ赤に。信じてもらえる方法がこれしか思いつかなかった、どうしようそろそろ晩御飯の時間だし帰っていいかなぁ・・・と悪びれず言い放つ生田目。学園長の腹からは腸が飛び出していた💦

「フフフフ・・・」
腹を撃たれ内臓が飛び出した学園長が笑い出した。「その遠慮のなさ、高慢さ、何て若々しさだ素晴らしい!合格ですよ」学園長が内臓を引きずりながら立ち上がり生田目の頭を撫でた。全身整形で腸も人工物、ほぼ人造人間で痛みも感じない学園長にとってこのくらいかすり傷といった感じでしょうか💦

「2億の腸はズタズタにされてしまいましたが、私はあなたが誇らしいです」
そう言われ赤く染まった顔でぱあっと笑顔を見せる生田目。間髪入れず顔面にまた発砲した!!だがさすがの反射神経でのけ反る92歳の学園長。危ない危ない、といった感じで頭を触る学園長。「やっぱり脳みそは本物ですね」学園長にも容赦ない生田目を見て学園長は身を削られているのに確信したように笑う。

「未成人式当日は生田目二海さんに任せましょう。学内に潜むサンタクロースを必ず殺して下さい」

お任せ下さい。生田目がそう返事をしていた頃、学校は未成人式の準備が着々と進められていた。その中で何やら箱を持って保健室に向かう三田と甘矢。そこには冬村と小野がおり、箱にはレンタルの着物が入っていた。それを輝いた目で見ている小野と、その様子を楽しそうに眺める三田たち。

「サンタクロースに留まらず、未成人式に大人が1人でも紛れていたら私が迷わず殺します」

一足先に大人になってしまった小野が危ない・・・!?どうする三田たち!!💦

SANDA28話感想・まとめ

今回は殊更に怖いですね!!💦サンタの三田が10組に初めて入った時も十分怖かったですが、実際に傷つく場面があると段違いに怖い!学園長も生田目も化物ですよ・・・😱

そう考えるとどうして小野はまだ保健室で無事なのかが不思議でもありますよね💦理事長が出て来た時に小野が保健室にいることは学園長にも割れてるはずなのでいつでも自身や生田目を使って排除できたはずなのに・・・学園長の持論では小野は「不法侵入者の大人」なはずでは?在学中に第二次性徴を迎えたら警察の取り調べを受けろと言ってたのに・・・もしかしたら描いてないだけで行われてたりする?💦想像するとまた怖いなぁ・・・💦

冬村が小野に対してやたら大人のことを意識しすぎるのも謎なんですよね。冬村は第二次性徴来ないって診断されたらしいけどにわかに信じられなかった読者も多いと思います。でもそれは本当だったりして?1本の団子を2粒ずつに分けられなかったことで子供と大人を区別する表現もまた面白いけど・・・小野は随分前から冬村に対して性的な感情も抱いてたみたいだし、実際の女子同士でも「あの子は大人っぽいのに」「みんなまだ子供なのに」と悩む様子を凝縮したような関係ですねw

生田目の残酷さは、小さい子供が平気で虫や小動物をオモチャにする感覚を人間に対して持っている所でしょうね💦一応学園長は生徒が手出しできない相手で「大人は殺して問題ないけど老人に手出しは」という意味深なセリフが4話であったから何かしらお咎めは受けそうですが、生田目は容赦なかったですね💦なのに「学園長が椅子から落ちるなんてとんでもない」とか「脳みそは本物ですね」ってよく言えるよな・・・彼女の幼少期とかを返って知りたい感じもあります💦

サンタだけでなく小野もターゲットとして命を狙われそうな未成人式。三田たちは小野を守れるか!?10組総出で「うまいもの」に毒でも仕込むんじゃないだろうな・・・💦
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の28話ネタバレを紹介しました!

が…

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冬村と小野の関係の後に生田目と学園長の血みどろの落差ハンパない💦その怖さを味わいたければ読むしかない・・・!

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