2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだったオタク少年・小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉と出会い自転車の魅力と自身のポテンシャルに気づき自転車競技部に入学し、様々な出会いを経て自転車と共に成長して行きます。小野田が出会う多くの先輩や後輩、ライバルたちにもそれぞれドラマがあり、それぞれに多くのファンがいる、ただのスポーツ漫画ではない作品です!🚴
小野田が通う総北高校の一番のライバル校・箱根学園の代表格である新開隼人・悠人兄弟。わだかまりの残る兄弟の白熱した闘い、そして決着がついた。やはり兄の壁は高かったが、この後悠人はどうするのか?そして兄弟は和解することができるのか・・・
そんな「弱虫ペダル」674話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
新開兄弟の対決、決着間近!何とか追いついた泉田たちは遠くからも兄弟の対決から出る雰囲気に胸を高鳴らせて、でも静かに見守っていた。
儚い兄弟対決、それを肉眼で見られる喜び、鬼気迫る闘気の中に兄弟ならではのお互いを包む温かく溶け合う何かが伺えた。でもその中は何人たりとも介入することができない特別な空間だった。「るしゃあぁぁ」「あるるるぁ」2人は叫びながら必死でゴールに向かっていく。
残り50m、必死のあがきの中で兄弟のハンドルがぶつかる。それがどうした、俺は勝つ!こいつに勝って俺の存在を証明する!「それが俺がここにいる理由だ!!」悠人は兄を越えるため脚を今一度力強く踏み込む。
凄いじゃないか悠人。俺の最終盤スプリントについてこれるヤツなんてなかなかいないんだ。互角に並ぶお前を褒めたら「周りがレベル低いんじゃないの?」と憎まれ口を叩くか、「必死でもがいただけだけど?」とヨユーを見せるか?違うよ、お前が凄いんだよ。
今日、悠人と走れて、お前の成長を全身で感じることができて本当に幸せだったよ!!
残り10m!「あんたを越える!!」「全力で踏むよ!!」この最高の時間が終わるまで・・・!
「隼人おぉ!!」「悠人あぁ!!」両者全力全身のスプリントの末・・・
その瞬間を後続の皆が見ていた。先にゴールラインを踏んだのは・・・兄・隼人だった。
天に手を突き上げ笑みを浮かべる隼人。そのほんのわずか後ろで顔を覆い点を仰ぐ悠人。
「新開さん・・・」「悠人・・・」兄の壁は高い。悠人はこれからも上を目指し走り続ける・・・
弱虫ペダル674話ネタバレ
俺は納得しないぞ
新開隼人・悠人兄弟のスプリント勝負は、隼人に軍配。その様子を泉田たちもしっかり見届けていました。真波は静かに「頑張ったね、悠人」と呟きました。
隼人が右腕を突き上げるポーズを後ろから見届けながら、黒田や悠人を送り届けた銅橋は胸を押さえて熱い兄弟バトルを噛みしめていました。だけどやはり悠人は納得が行かなかった。頭を抱えたまま「マジか、マジかよくそ!!!」と全身で悔しがった。影まで悠人の気持ちに呼応するように悔しい形をしていました💦ずっとちくしょおぉくそぉと叫んでいる悠人を静かに見やる隼人。
自身も激闘の後で息切れが激しく汗がとめどなくこぼれる。しかし優しい顔で悔しがる弟の前に手を差し出した。突如手が伸びてきたので悠人は驚き一瞬固まった後「あ!?」と兄に向かって凄む。だが兄は共に激闘を繰り広げた「1人の選手」に向けた握手をしようと手を差し伸べたのだ。いい勝負をしたことをお互いに讃え合う握手だと。
「お前は本当に強かった。驚くほど成長したな、見違えたよ」
心からの言葉だったのに、悠人は「してねぇよ!」パチーン!と兄が差し出した手を払いのけた💦「強くなってないから負けたんだろ理屈合ってないだろ!強くなってるなら勝つだろ!?お前は勝ったからいい勝負とか言えるんだろうが俺には全然いい勝負じゃなかったよ何がお互いにだチクショー!!💢」
疲れているのにそう一気にまくし立てた弟を、兄は少し呆れたように息をつく。だがゆっくりと補給食をかじりながら「本当にすごいけどな」と隼人は悠々と語る。またそうやって上から目線で茶化して、と否定するが茶化してないとさらに否定。うっせ!と否定の上塗りがされていく。「てかさ、ゲストのくせに何在校生のレースで勝ってんだよ!花持たせるとかないのか!?」ととにかく兄には噛みついていたい様子の悠人。だが「いじめる側に回るって言っちゃったからな」と冷静に言う隼人。
「それに花持たされて勝って嬉しい?」
いくら吠えても正論で返されることにも腹が立つ悠人。君はもう少し大人になろうな・・・w
実は超えてたんです
勝負には負けたが悠人の成長を心から喜ぶ隼人。だが悠人は結果に納得が行かないのと兄と慣れ合う気はないとずっと意地を張っているようです😅
そんな悠人に「お前は本当に才能もセンスもあるよ」と背中から語った隼人。嫌味か?それはあんただろとあくまで否定を続ける悠人。だが隼人は背中を向けたまま「お前だよ」と言った。ここで悠人は切り札とばかりに昔からの苛立ちを兄にぶつけた。「お前の頃の隼人はもう」って、お前は何やってんだ早く隼人になれって散々言われて次はいつ表彰台なんだって何度も!コツコツ1人で努力しても名前も呼んでもらえないんだよ!!
「知ってるよ」
振り返りながら重みのある返事をした隼人。再び背を向けて「けどそういう地道な努力がいつしか俺を超えさせたんだ」と予想外の言葉を投げかけた。超えた?超えてたら勝ってるはずだと悠人は相変わらず声を張り上げて反論する。だが隼人は「超えてるよ」としか言わない。あ!?と悠人が凄んでみても、隼人は遠く目をやりながら話し始めた。
「十分超えてる。俺はさ・・・」
「箱根学園1年生の時は、インターハイ出れてないよ」
その言葉にハッとして反論をやめる悠人。隼人の話を聞いてみると、当時の2年3年の壁は厚く、1年生の隼人はスプリンター組のトーナメント戦で落ちた。そこから1年必死に練習したけどとある事件で棄権。その理由は隼人の中学からの同級生・福富寿一しか知らないので「気まぐれで蹴った」と噂が立ち何となく信じていたらしい悠人。隼人は3年で初めてインハイに出たのだ。「考えたこともなかった、俺は1年で・・・」思わず口を覆った悠人。
「夢中で走ってたらいつの間にか目標物を追い抜いてたなんてよくあることじゃない?」
再びハッとする悠人。そんな悠人に隼人は腹を割って本音を話す。「大学でレギュラージャージ貰って走る俺に悠人は今日本気で勝つ気で挑んで来た。ラインぎりぎりまで追い詰めた。強かったし成長してる」
「高1で大学生に本気で勝つつもりで挑むなんて、お前の頃の隼人はできてないよ」
兄に対抗意識を持ち、必死で超えようとしていたら無意識に兄が考えもしなかった高い目標をこなそうとしていたのだ。それを見越して隼人は悠人を褒めていたのです・・・w
意地悪と次の勝負
大学生のレギュラーメンバーに勝とうなんて高1の隼人は思わなかった、だから悠人はすごいと褒めた隼人。その言葉を聞いた後、黙る悠人の脳裏に過去が蘇る。
「正直才能あるよ」そう言って中学生の隼人は小学生の悠人の頭に手を置いた。でもその意味はわからなかった。先程の「才能もセンスもある」の言葉と重なり初めて意味がわかった悠人は急に照れくさくなり、顔を赤らめながらも「調子いいこと言ってんじゃ・・・」とまた食ってかかろうとした。すると急にそばにやってきた隼人。
何だよ、と悠人が凄むと無言で肘を悠人の肩に乗せた隼人。そして反対の手をスッと差し出してきた。意味不明な兄の動きにどぎまぎしながら悠人は「さ、さっきの握手か?わかったよ💦」と自己判断。でもまだ意地を張っているので顔を背けながら「やってやるよ!」と啖呵を切った。
「いやぁ、俺が勝ったんで☆を貰おうと思ってね?」
徐に悠人の腕に貼られた☆のシールを剥がし、自分の腕につけた隼人。握手じゃなかった・・・!💦
「何だそれ!!?星!!?握・・・ほし!!?💦」
ゲストのくせにしっかり☆持ってくのかよ!💦とツッコむと隼人は「泉田たちと合流だ」と下がっていった。「さっき俺の握手をはたいた仕返しだ。バキュン☆」いじめる側を最後まで全うした隼人😅後続の泉田たちと談笑しながら「俺の出番は終わりかな?」なんて言う兄に向かって「何なんだよ、バカ兄貴」と捨て台詞を吐く悠人でした😁
次は「山」コース。新たなプレッシャーが沸き起こる。「最後のラストラン、今日俺はクライマーとして走る!」そう言って出たのは黒田!「だったら俺と勝負ってことになりますね黒田さん」現キャプテン・真波がジャージのジッパーを下げた。黒田が憎い敵を睨むように真波を見下ろしている。
次なるレースはクライマー勝負!黒田vs真波の対決が始まる!!
弱虫ペダル674話感想・まとめ
新開兄弟ちゃんと和解できるかな?と心配してましたが、これは仲直り・・・ってことでいいのかな!?昔のようにはできなくても、今までよりはギスギスしなくなるんじゃないかな?w
兄弟がギスギスしてたのはやはり会話が少なかったことと悠人が意地張りすぎてたことでしたね😅勝ってせっかく隼人が褒めても全部「あり得ない、嫌味だ」としか思えないのは意地としか思えない💦俺は何かにつけて隼人には抗ってやる!って勝手に隼人に反発することを使命にしてた所があったというか。でも逆に考えれば、兄という身内であるからここまで意地を張れた所もあるかもしれませんね。他人からの言葉にはヨユーかましたり鵜呑みにして悩んだりしてましたから。
☆であったり「事実としてあるもの」をとにかく信じやすい悠人にとって、超えるべき隼人が「インハイに1、2年生の時出ていない」事実は確かに効いたかもですね。隼人が棄権したのは「うさぎを轢いてしまったトラウマ」「そのせいで左から抜けない」のが理由ですが、そんな時に「気まぐれで蹴った」なんて噂が立つということは、隼人も悠人のようにちょっとヨユーぶってた所があったんでしょうか?お互い知らないことがたくさんあっても兄弟なんですね・・・w最後の「いじめる側」は何か最高でしたね✨
兄弟のわだかまりが少し解けた所で次はクライマー勝負!黒田と真波、どんな勝負になるのやら!?
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の674話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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今回の兄弟の時間も「自転車と道の上で」行われています。自転車と共に交わす本音のやり取り、勝負との空気の違いを感じて下さい!
ぜひお手に取ってご覧ください!