2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、総北高校に入りたてだった小野田坂道がひょんなことからロードバイクとその実力者の同級生・今泉俊輔と鳴子章吉と出会い自転車を通して成長する物語。現在小野田は3年生時のキャプテンとなり、新たな障壁が待ち構えていることが予想されます。その間に出会った他校のライバルたちにもそれぞれ物語が詰まっており、それが紐解かれるのもファンの購読意欲をそそる展開ですよね🚴
総北のライバル校・箱根学園では現在、新開隼人・悠人兄弟が真っ向勝負中!兄への苛立ちやコンプレックスを悠人は勝負を通して乗り越えることができるか!?そして兄と和解することはできるのか・・・
そんな「弱虫ペダル」671話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
時は再び遡り、悠人の過去の思い出。兄・隼人に苦手意識を持ち始め家庭でもすっかり孤立していた悠人に「隼人は受験で忙しいから暇なら近所の祭りに行け」と母に無理やり出された悠人。
興味もない祭りの雑踏の中、親指の爪をかじりながらモヤモヤと考える悠人。8回目のレースで優勝して以来勝てないでいた悠人に周りの同級生たちは「楽勝だろ?」「勝てないなら兄貴に教われよ」と好き勝手言う。隼人と同級生で同じく自転車をやっている者の間では隼人の名前はあまりに知れ渡っており、その名前を意識しないようにあしらうと周りは「ヨユーで何でもこなせる」とはやし立てた。
そんなことはなく、悠人は余裕なくがむしゃらに走っていた。「隼人の弟」ではなく「悠人」であるために余裕なく努力してるのに結果が出ないから悩んでいるんだ。そんな悠人に母は「隼人は優勝した」と比べ、隼人もいちいち「結果が出なくてもくじけるな、お前は強いよ」と言って来た。
うるさい!俺が強い?ならなぜ勝てない!?必死でやっても名前も呼んでもらえず次に出るのは「隼人になれ」ばかり!「次はいつ勝てる?」俺が聞きたいよ!これもすべて隼人が兄であるのが悪い!!
ぶつけようのない怒りを走ることで消化した悠人の前にお面屋。後ろを少女が女の子のお面を嬉しそうに被って通り過ぎて行った。
そうか、俺が妹だったらこんなことで悩まなかったかも。無意識のうちに悠人はなけなしのお小遣いで女の子のお面を買い徐に被ってみる。周りはガヤガヤとうるさいのに不思議と落ち着いた。そうして悠人の部屋には女の子のお面が増えて行った・・・
中学に進学した時、兄と一緒の学校は嫌だと直前までゴネたが制服などがもったいないと無理矢理兄と同じ秦野第一中学へ入学した悠人。そこでも先生たちに「隼人の弟」の洗礼を受けた。部には入らず1人で自転車を漕いでいたがレースでの結果は中2の後半まで出なかった。それでも隼人は悠人がレースに出るたびに話しかけてきた。悠人が中3になる頃、隼人は突然「俺もいろいろあったけど、来年のインハイ出るよ」と宣言した。
インターハイ。眼中になかったが親が興奮しているし「いろいろあった」ことも嫌でも気になった。インハイで1位にならないと最強とは言えないのか。じゃあ俺が俺であるためにもこのインハイに出て勝たなきゃ。
そして悠人は奇しくも隼人と同じ箱根学園に入学し、1年生でインハイを走った。1人でここまで来た。
そんな俺が今、兄を越えんと戦っている。もうすぐ4撃目が来る。悠人は兄を越えられるか・・・!?
弱虫ペダル671話ネタバレ
悠人、覚醒!
苦しく辛い過去を乗り越えて、悠人は1人でインハイにも出た。その時、いや、隼人と一緒に走らなくなった頃から悠人はずっと1人で走って来た。
俺はレースはもちろん、練習でも一緒に走るヤツは全員敵だと思って走って来た。だから慣れ合わなかったし部にも入らなかった。箱学に入学して自転車競技部に入っても泉田たち以外とはまともな会話はして来なかった。そしてインハイでは前年度覇者である「山王」小野田坂道を倒すつもりで走ってた。山王こそが最大の敵だと思ってたから。
でも今走っていて思う。敵は山王じゃない。いろんな感情が交錯しておかしくなりそうだけど、皮膚が、細胞がそう言っている。ザワザワしながら悠人は感じた。俺にとって最大の敵は、目の前を走っている闘っている相手・・・兄・新開隼人だ!!勝って証明する、俺は「隼人の弟」じゃなく「新開悠人」だと!!!
「隼人ォ!!!」思いの丈が口をついて出た。その言葉に隼人も振り返り「懐かしいな!呼び方は隼人くんじゃなかったのか!!」と返し、どちらからともなく肩をぶつけ合った!!風圧、自転車の勢いも相まってバァン!とものすごい音が鳴り響く。
「それだ、本気の当たり!そのくらい全身で本気で来ないと、針の穴をこじ開ける気で来ないと・・・」
「お前の本当に欲しいものは手に入らないよ!!!」
悠人の一撃に少しグラつきながらそう叫びながら仕返しとばかりに肩をぶつけてきた隼人!そのまま悠人にぐいぐい体を押し当てる!うぐっ、と思わず声が漏れる悠人だが、体のすべてが絶対に勝ちたいと叫ぶ悠人も渾身の力で押し返す!!
激化してきた兄弟対決、決着に向けて両者一歩も譲らない!!
自力でこじ開けた「鬼」
技術だけでなく体格も勝る兄・隼人の猛攻にも怯んでいる場合ではない。「くそがァ!!」叫びながら悠人も負けじと兄に体当たりを食らわせ押し返す!!
悠人の攻撃を甘んじて受け止める隼人だが、勢いもあってか左側に電柱が飛び出しているのに反応が遅れた隼人。左肩がバチッと弾かれ悠人の攻撃を受け止める力が緩まる。その瞬間自転車が離れ一時距離が開いた2人。息を切らしながらも獲物を狩る動物のような鋭い眼光を向ける悠人。隼人が徐にぶつかった左腕を触ると、衝撃でジャージが割け血が滲んでいた。これが悠人の本気・・・!
「それだ悠人!もし最後まで冷静に機を伺いながら後ろから張りつくような走りをしていたら・・・お前を過大評価しすぎていたと反省した所だった!!」隼人の目もギラついている。自分の言葉で鼓舞されたと思ってはいないかもしれないが、本気で自分にぶつかってきた悠人に対して昂る隼人!それを聞いて「うるさい、難しいこと並べるんじゃねぇ!!」と離れた距離を使って悠人は再び肩をぶつけて来た!!
隼人は敵、最大の敵。細胞が、心がザワついてる。だから今・・・
「全身全霊で、お前を倒す!!!」
腹の底から「最大の敵」に吠えた悠人。「その言葉、間近で聞けて嬉しいよ」隼人の左手がゆっくりと顔面にあてがわれる。
「残り300m、俺も心置きなく鬼になれる!!!」
左手で顔を覆い外した瞬間、隼人は目の色が変わり舌を出す「直線鬼」の姿になっていた!!
悠人が昔から見ていた「左肩が揺れるクセ」、今回は見なくてもわかった。近いからか、触れてるからか、遺伝子が近いからか。四撃目が来る。
最後の攻撃が来る!!今一度、悠人は下ハンドルに力を込める・・・!
腐っても兄弟
悠人の魂の「お前を倒す」の言葉にとうとう「鬼」を出した隼人!悠人にも最後の攻撃が来ることは見なくてもわかった。
「噂の直線鬼か。悪いけどそういうの・・・」俺もできる!!
実は悠人、インハイの2日目に今泉と御堂筋とラストスパートで戦った際に「鬼」を出した経験があります。その時は兄の真似事に過ぎず勝つことは叶わなかったけど、今はあの時より鍛えている!「てめぇだけの特権みたいにもったいぶってんじゃねぇよ!!」
悠人も目の色を変え舌を出す「鬼」スタイルに!!2人が鬼を出した所で再び距離が開く。
残り250m、最後のスプリントが始まる!!2人は今一度、ペダルを踏む足に、下ハンドルを握る手に力を込める!!そして音を立てて後輪が地面を蹴った!!!
「あるるるるあぁ!!!」
「るしゃああぁぁ!!!」
兄弟の最後のスプリントが今始まる・・・!
その後ろから集団が近づく音がした。ギリギリのライン手前で、泉田たちが追い付いたのだ!1年2年が10人でルーティーンを組みながら必死で泉田たちを運び、新開兄弟の背中を捉えることができたのです!!「見えた!!」
新開兄弟の勝負の行方は!?そして泉田たちは兄弟対決の結末を見ることはできるか・・・?
弱虫ペダル671話感想・まとめ
とうとう兄弟揃って直線鬼発動!長らく悠人の暗い過去を紹介してきたけどついにあの時から成長した悠人が兄を越える瞬間が見られるのでしょうか・・・!?
考えて見れば悠人はずっと1人で走ってきてそれでインハイ出場、そしてインハイ出場経験のある兄とクライマーでありながらタイマン張れるレベルになったってスゴイことですよね✨そして言いかえれば強いと思っていた隼人もインハイで優勝はできていないし3年生時に1年生だった御堂筋に負けているんですよね。それぞれ強みや足りない部分はあって、むしろ実力差は年齢差くらいしかないのかも?
「鬼はあんたの特権じゃない」と言いつつ前から無意識に出してた悠人。今回本気になれたのも「遺伝子が近い」と兄弟であることを少なからず感じていたし、元々は仲が良かった兄弟だから切り捨てられない面はありましたよね。でも電信柱に引っ掛けて兄に出血を伴う怪我をさせたのはちょっとやり過ぎかな💦前年度のインハイの黒田のこめかみのカサブタとか流血表現多いよ💦それだけロードも命がけのスポーツだと渡辺航先生が暗に伝えたいのかもしれませんね。
後輩たちが捨て身で泉田たちを新開兄弟のスプリントに間に合わせたことも胸アツですね🔥いよいよクライマックス!
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の671話ネタバレを紹介しました!
が…
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真剣に読んでいると間近で勝負を見ているかのような表現力が素晴らしい!怪我のシーンで自分も怪我したと錯覚しないように(笑)
ぜひお手に取ってご覧ください!