2021年7月34号から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「SANDA」。
舞台は2080年の日本。国の貧困化に伴い15歳未満が人口の0.1%しかいない超少子化社会で、子供たちは学校に一斉管理され文化の一切が廃れてしまった寒い時代。そんな中、14歳の三田一重が実はクリスマスの象徴・サンタクロースの末裔であることを同級生の冬村四織に強制的に解放される。理由は行方不明になりそのまま死亡扱いになった親友・小野一会を捜して欲しかったから。サンタクロースに復帰してもらい実家のケーキ屋の経営を持ち直したい同じく甘矢一詩も加わり、小野を捜索しながらサンタの能力や学園の秘密を探る。
小野は無事学園に戻ったものの、絶対的権力者である大渋学園長がいる限り、子供たちは自由を許されずサンタはずっと命を狙われる。それを危惧した甘矢がカッコつけて絶交を言い渡したが三田の「サンタ力」を前にあっけなく仲直り。再び3人がつるむ様子を、学園長が見ていて・・・!?
そんな「SANDA」23話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
今回は甘矢目線の話。声がでかくて素直で人を喜ばせるようなことをすんなり言える、雪のような髪をした三田を見て、甘矢は何やら考え込んでいる・・・
「俺ら3人縁を切ろう」突然屋上で三田を冬村を呼び出してそう言った甘矢。ぽかんとする三田に甘矢は「唯一三田だけ学園長に正体バレてないけど、バレてる俺らとつるんでるの見られたら三田もいずれ正体バレる」と妙にキメ顔で言い放った。だが三田も「小野が見つかったからポイなのか!?危険なのは3人一緒なんだからこれからも助け合えばいい!勝手に決めるな友達だろ!?」と食い下がる。まただ、三田はいざという時一番言ってほしいことを言ってくれるんだ。でも冷静でいなきゃ、と思った甘矢は「自分の身は自分で守る」と言って寮の部屋に鍵をかけて篭ってしまった。「甘矢ァ!!💢」
意地っ張りのわがまま王子に単純にムカついた三田は、赤ジャージを持って外へ。その目線の上には、甘矢たちの部屋・・・?
一緒にいる分あいつはどんな危険な目に遭っても命を賭ける、現役復帰してほしいなんて浅はかだったなと1人甘矢が考え何気なく窓を見ると・・・ぎょっとした顔をした。
サンタの三田がソリを使って壁をよじ登って来ている!!?💦
甘矢が閉じこもってるから窓から入る💢と言う三田に降りろと言うが「じゃあ絶交を撤回しろ」と三田も言い返す。サンタと子供は年1回会うくらいがちょうどいいんだ、と甘矢が尚も意地を張ると「強くてデカくて不死身のサンタを固定概念と一緒にするな!もうお前がいなきゃ無理だ」とキッパリ言った三田。
そうなのだ。三田はいつだって言ってほしいことを言ってほしい時に言える、声のでかい素直な、まさにサンタクロースなのだ。むしろ何度も助けられてる甘矢の方が三田がいなきゃダメじゃないか。ははは、と乾いた笑いで何とか仲直り?w
しかし壁を登る行為は人目につく危険性が付き物。結局別の階の生徒たちに目撃されてしまい、巨体のサンタを甘矢1人では窓から入れられず、ドアを蹴破った冬村は手を貸さず「絶交なんて無理なのに意地張っちゃってさ」とドライな対応💦何とかバレなかったし「あんなサンタさんほっとけない」とまた3人仲良くできることになったけど、三田は落ちて怪我してしまったとさ😅
次の日からまた仲良くツルむ3人。だが、じっと見ている学園長・・・まさか生徒に手を掛けるつもり!?💦
SANDA23話ネタバレ
大人の男の衝突
何やら学園長に組み敷かれているのはスパイ柳生田。「今のうちに聞いてやる」と詰め寄られているその内容とは・・・
「洗濯室でサンタクロースと死闘を繰り広げていた間お前は何をしていたのか言い訳してみろ💢」
そりゃそうですね💦柳生田はスパイとして学園に入ってきたのにいざサンタとの対峙の時に現れなかったのだから💦ハイハイそのことですね!えっと~💦どもる柳生田は・・・普通に爆睡してたらしい!!えー!!💦子供は「寝ないべき」らしいけど大人は成長が止まるからか寝るそうです💦
でもそんなこと口が裂けても言えるわけない。どうにかして生き延びるには・・・!
「俺、あなたのこと嫌いなんすよね」・・・えっ!?そんなこと言っていいの!?💦その言葉に学園長も思わず目を見開く。目を逸らしながら柳生田は続けた。
あなたを見てると「この人はこんなにも若くて美しいのに俺はなぜ老いぼれて醜いのか」って思うんです。あなたの美しさを妬んで「いっそサンタに殺さればいい」と任務を怠ったんです。そんな自分が恥ずかしい・・・
「そうか」そう言って柳生田の胸倉を掴み壁に叩きつけた学園長!「もっとだ柳生田、もっとだ!!」
言われるがまま柳生田は首を絞められながらペラペラと御託を並べる。あなたが憎い、永遠の若さとはあなたのことだ!あなたの生まれたてのような肌を舐め回したい!!💦
うわー、そこまで言っちゃうんだ💦
だが学園長は興奮していた。どうやら「オキシトシン」という興奮物質を柳生田を使って分泌させていたようです。恋をした女性が美しくなるように、学園長の浮き上がった手術痕を消す方法としてオキシトシン分泌が有効なのだとか。見ると学園長顔の傷はすっかり消えて新品の顔のようになっていました。
ようやく拘束を解かれた柳生田がむせている所に背を向けながら「わかりきったことしか言えない能無し中年男が」と吐き捨てるように言う学園長。柳生田のこれは「キレた女に許してもらう時のお家芸」だそうです💦そんな柳生田に「お前はこれまで通りスパイ続けるくらいの任務がちょうどいい」と意味深なセリフを吐いた学園長。
「この学園にはサンタを殺すに最も適した使える人間がいる」
そう言いながら髪を縛る学園長。その「適した人間」とは・・・?
新たな出会いと幕開け
「カッちゃーん!でっかいクソしてスッキリな顔かカッちゃん大好きな顔か、どっちか当てて♡」
この下品で軽いセリフを吐くのは久しぶりの登場・三田の婚約者の風尾二胡。婚約者同士の決まりである学園の掃除をまたもサボって変なこと言ってくる自由な二胡に三田は辟易している様子。台風後で散らかってるんだから手伝ってよ、と言う三田の後ろで散らばった落ち葉を振りまいて遊んでます💦そんなことをしていると誰かとぶつかった二胡。
思わず手を差し伸べた三田。「あーすみませんありがとうございます!」と答えたのは見慣れないお団子頭の女生徒。ぶつかったのは二胡なのに「ちゃんと前見てよねお嬢ちゃん!」と悪びれない二胡。だがその女生徒は「いえいえぶつかったの私なんで失礼しました」と腰の低い返答。「横着していっぺんに抱えたからいけないんです、気を付けなきゃ」女生徒の手には2つのひび割れた鉢とその片方に植わった枯れた草、もう1つには培養土が入っています。
その丁寧な言動に思わず見とれてしまう三田。そして「運ぶの手伝いましょうか」と持ち掛けた。メンド!と叫ぶ二胡と漫才をしていると「じゃあお願いしていいですか、助かります」とニッコリ笑った女生徒。見た目も可愛いし、第一印象が最悪だった冬村や甘矢、二胡に比べると最高な彼女に三田は心奪われているようです😅
女生徒に誘われるままついていくと、半地下になっている場所へ着いた。こんな所に教室あったんですね、と三田が言うと「広い校舎なので把握しきれないですよね、静かで案外悪くない場所ですよ」と言って教室へ誘う女生徒。台風に晒られてボロボロの植木鉢はどうするんです?と尋ねると「わざと弱らせた」と。そして教卓にその植木鉢を置くよう頼む女生徒から発された言葉は「ここが2年10組です」あれ?と思う三田。
「2年って5組までしかないはず」すると。
「あ、ここ大人を殺した生徒が集まった教室なんですよ」
思わず固まる三田。興味なさそうにしていた二胡も思わず振り返る。あまりにもナチュラルに発された言葉にしばし静寂の時間が流れる。やっとのことで三田が「・・・え?」と声を出すが、女生徒はきょとんとしているだけ。そして取り繕うように「だから大人を、ね?殺したって言っても何人かだし、私含めここにいる皆やってて」と言った。
過去に甘矢に幽閉された時甘矢が言ってた言葉が反芻される。「大人を手ひどく殺した次の日に平然と授業を受ける奴もいる」。そう、この時代は「子供が大人を殺しても無罪」な世界。だからといってそれが平然と行われるのは・・・そして「何が悪いの?」と思っている生徒がいるのは・・・
「あの・・・」顔が引きつる三田。どうやら新たな「闇」を垣間見てしまった💦
漏れた機密事項
大人を殺した生徒が集められた10組という教室。そして腰の低い丁寧な可愛い女子が大人を数人殺めているという事実。三田が顔を引きつらせていると・・・
「あ~そんな大したことないですよ!やめて下さいそんな驚かれると恐縮しちゃいます♡」
まるで大人を殺めたことが名誉なことのように・・・💦周りを見渡し、この教室にやってきたことを後悔し始める三田。
なぜ気付かなかったんだろう、わざと弱らせた植物を教卓に置く、座席は教卓に背を向けている、この教室が異常だということはちょっと見ればわかっただろ。なぜ・・・
「ねぇ」二胡がしれっと三田に肘鉄砲。「戻ろうよ」
二胡に言われハッとした三田は慌ててそれじゃ!とドアの方へ向かう。「少年愛護法ってやつでしょ?未成年の殺人行為は大人相手なら無罪なんだっけ?いいねーあんたらみたいなのがこの時代を全力で楽しめる子供なんだろうね」淡々と言いながらドアに手を掛ける二胡。だが開かない。その姿をさっきの女生徒は不敵な笑みを浮かべて見ていた。
「カギ開けてくんない?えーと」二胡が言うと女生徒は「生田目二海(なまためふみ)です」と悪びれず自己紹介。開けろなまこ!💢と二胡が叫ぶと生田目は「その前に聞きたいことがあって」とまた腰の低い感じで言い出した。
「あなたたち一般クラスに興味深い生徒がいるって噂があって10組で一生懸命捜してるんです」
「サンタさんがこの学校に潜んでるという噂・・・聞いたことあります?」
見ると10組にいた生徒が全員不敵な笑みを浮かべて三田たちを見つめていた。何言ってんだコイツら?と怪訝な顔をする二胡の隣で背筋が伸びる三田。なぜサンタのことがこの教室にまで・・・?新たな出会いは不穏すぎる闇との邂逅だった・・・!💦
SANDA23話感想・まとめ
今回から新章突入!でもあまりにも不穏でしたね💦まぁ序盤で「未成年が大人を殺しても無罪」という背景を無視するわけには行かないということでの登場でしょうか?
「大人を殺した次の日に平然と授業受ける奴もいる」とまだギスギスしていた甘矢が言い、前回がそんな甘矢が「サンタを改めて信じる回」だったのももしや伏線!?いくら寒い時代とはいえ子供たちが達観しすぎじゃないか・・・?でも「そう遠くない未来」を描いているというのが恐怖煽りますよね💦今時の子供は大人より大人びているし、大人はどんどんガキ化している気がする💦
そう考えると柳生田の存在は大人でありながら中間にいる存在と言えるかも?子供に足りない部分は補い、でも十分な大人になりきれていない感じ。一番人間臭いかもしれませんよね。まぁあのセリフはよく92歳の人造人間に言えたなと思いますが😅不穏な10組という存在が出て来た今、どっちつかずな柳生田の存在も何かしらトリガーになるでしょうか?
大人を平然と殺してきたのに「いい人」を演じられ普通に生きている生田目たち。大人なら殺しても無罪、という社会にあぐらをかいてサンタクロースを殺すのも楽しみにしているような恐ろしい雰囲気・・・ここに介入してきたのが冬村や甘矢ではなく二胡というのがまた気になる所ですね!
次回も楽しみです!
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今回は、「SANDA」の23話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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「枯れた鉢植えを教卓に置く」「教卓に背を向ける」のは「大人を見ると殺したくなるから」!?その不気味さも読んで確かめて下さい!
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