少年が、出会いを通じて強くなる――。
そんな王道を、堂々と。
おとぎ話のような不思議で不気味な世界観に、バトルを乗せて。
第14回金未来杯優勝作品が、読み切り掲載を経て連載に!
全ての名作を過去にするような、新世代ハンティングファンタジーの開幕です!
前回までのあらすじ
人狼と呼ばれる異形の者が人間を食らうという恐怖が横行する世界。人狼に怯え暮らす森の奥の小さな村の村人たちは、一人の狩人を雇った。
しかし村にやってきた狩人・グリムは幼い見た目で尊大な態度。村の命運を託すには頼りなさ過ぎる……と、思いきや急にナイスバディの大人に変身? 謎のアイテムも続々! そして明らかに狼には見えないバケモノに変身する人狼……狩人志望の少年・ベローは戦いの中で成長していく……。
狩人になるための第一歩、組合に向かう船の中での試験に合格し晴れて狩人となったベロー。いざ組合へ……と思いきや、仲間たちの前に現れたのは死んだはずの村長? さらに「運命」の記憶をなくしたグリム、薄暗い地下で黙々と物語を紡ぐ怪しい人影……世界の物語、レッドリスト。紡がれ続けた世界の理とは? 急転直下の新展開!
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レッドフード 16話 ネタバレ
物語の脇で
アイアンワークスにいた試験の他の参加者たち。突如現れた村長がベローを連れ去ってしまいました。狩人側の人間だった者たちにもそれは察知できず、あまりにも一瞬の出来事でした😲
デボネアは様子のおかしいグリムを船の中で寝かせますが、そこへ「灰の魔女」シンデレラが。
デボネアとシンデレラは顔見知りのようで、そういえばグリムもなんとなく知っているような雰囲気でした。とはいえあくまで敵側として。シンデレラの方は何やら慌てている様子で、協力を要請しに来たようです。ベローがいなくなった理由を、何か知っているのでしょうか? シンデレラは厳しい顔で言いました。
「世界が終わろうとしている」
「赤ずきん」
ところ変わって村長とベロー。村長は「世界の物語」について話し始めます。竜がいた過去。竜を滅ぼした物語。そしてそれを書いたと言う村長。
物語を書き続ける怪しい人いわく、村長には銃も効かないとのこと。そして村長の正体は元狩人だということ。
ベローはたまらず口を挟みます。ここがどこなのか、一体誰なのか。
伝説の赤ずきんと呼ばれた怪しい人は淡々と答えます。
真実の本のこと、世界を構築する装置。この場所はその「執筆室」であること。そして、物語を作り出すという、組合の役割。組合は今まで希望と絶望……カソカ村で起きた人狼の襲撃や、それによって立ち上がる物語などなど。たくさんの物語を作り続けていたのです📝📝📝
伝説の赤ずきんと相対した村長はそのことを「許されないことだ」と断罪します。しかし赤ずきんの奥で、怪しく光る瞳が言い返します。
「でもやらなきゃいけないだろ。必要なのさ。この世界を維持していくためには」
全ての悲劇も喜劇も、この世界で起きたこと全てがこの執筆室で作られたものだったということは、多くの人たちが経験した辛く悲しい物語も、コイツによって作られていたということなのでしょうか。全ての元凶を目の前に、ベローは何を思うのか……。
集約されたチカラ
シンデレラがデボネアに締めあげられながらなんとか語った村長の真実。
それは村長が組合側の人間だったが「目録」側に寝返ったこと。真実の本の破いたページを利用し「運命を無効化する能力」を作り上げたこと。
そして、運命を無効化する能力がベローに宿っていること。
グリムが突如として記憶を失ったかのようになってしまったのはそれが原因でした。ベローの近くにいると、運命から解放される……それが良いコトなのか悪いコトなのかは分かりません。けれど、それが村長や目録が選んだ「世界を運命から解放する唯一の方法」だったということです。ほ~ん🙄🙄🙄
なぜベローにそんなチカラが宿っているのか? その答えは簡単、ベローは「そのために村長と組合が作り出した生き人形」だったのです。作られた命。禁忌とされていますがそれすらも「組合が勝手に決めたこと」だとシンデレラは語ります。
世界の物語を少しずつ薄め、運命を壊していく。村長と目録の皆さんの計画は上手く行っているようでした。しかし……。
世界の成り立ち
伝説の赤ずきんは、ベローに真実の本を読み聞かせます。その本はベローには読めない言語で書かれており、読む者たちの言語と呼ばれています📖📖📖
最初のページに書かれていたのは、世界の成り立ちでした。
「自然の法則、時間の概念、生物のこと……つまりこの世界の土台だね」
重要なのはその続き。竜や巨人……そしてもちろん人狼の「設定」伝説の赤ずきんはそれを使って「運命」を作ります。真実の本に書かれていたのはあくまで設定のみ。その先の運命は伝説の赤ずきんたちが書いていたのでした。おとぎ話、訓話、英雄譚……📚📚📚
本の力、ベローの力
全ての運命が作られたものだったと知ったベロー。
ベローは本に書かれた設定を否定する力を持っています。グリムも記憶を消されたのではなく、本に書かれたグリムの設定そのものが浸食されているとのこと✏📖
そんなベローが真実の本に触れたら??
設定が丸ごと消える……けれど、最初のページに書かれていたのは「世界そのものの成り立ち」です。その設定すら消えるということは、そしてそれをしようとしているということは、村長の目的は。
「奴は『本』もろともこの世界を壊す気だ」
……なんだかクライマックス?!?!🙄🙄🙄
レッドフード16話・まとめ
ちょ、ちょっと、情報量が……ええと、とりあえずうさ耳ちゃんの方がクルサちゃんだということはわかりました。
真実の本にはどこまで書かれているのか? 世界が壊れるということは、一体何がどう壊れてしまうのか? 世界に「設定」された目録たち……人狼や魔女は消え去り、でも人間が残れる保証もなさそうです。そういえば、シンデレラの傍にいたリュカオンも既に消えておりまだまだ謎は深まるばかりです……。
ちょっとだけ予想。
謎解きパートに入っているのでさらに解き明かされていくのでしょうか?
まだまだ解明されていない部分、変わって行く部分、消されてしまう「目録」……
明かされる世界の物語、目が離せません!!!