2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
連載当初、主人公・小野田坂道が総北高校に入学したてだった時にひょんなことからロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に自転車レースを挑まれ、その後小野田の聖地である秋葉原で同じく鳴子章吉と自転車で車を追い抜いた経験から、苦手意識があった運動部である自転車競技部に入り歯車が動き始めるこの作品。その時代から、人生のように車輪を回し続けてきた中での出会いは小野田たちだけでなく、読者の心にも深い印象を与えています。未だ先輩世代も人気で連載中に卒業した先輩の描写があると奮い立つ読者も多い中、それを「バカらしい」と鼻で笑うキャラクターが出て来た今期。
小野田が1年生の時にまだ在籍していた同級生・川田拓也です。一度退部したものの上手く行かないことばかりでその恨みを自転車部にぶつけようと戻って来た川田は、小野田にハンデありのレースを仕掛けます。理不尽な条件も何とか乗り越えようと頑張る小野田、そんな小野田を「見学」しに来たのは、誰よりも小野田を信頼する仲間、今泉と鳴子だった・・・。
川田とのレースの行方は!?
そんな「弱虫ペダル」651話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「谷底落ちてもリュックは返せよ、それ俺のお気に入りだから!」
先行する川田が小野田に吐いたセリフがまことに?小野田は急な下り坂でブレーキの制御が効かずにピンチを迎えていた!ガードレールのないカーブを曲がれないと滑落してしまう!!どうする小野田!?
ここで2年インハイ後の夏休みに体験したMTBの思い出が蘇る。MTBは全身を使うレース。曲がり切れないカーブを小野田は足で蹴って転倒を避けた。ここでも使えるか!?と片足を投げ出してみるが、ハンデのリュックが邪魔になりフラついてしまう。曲がることも止まることもできない、ならば!!
止まれ・・・!!!
小野田はわざと背中から落車した!!重いリュックがブレーキになり、寸での所で滑落は免れた💦が、自転車は空に投げ出され、小野田の下半身は崖にはみ出ていた。先程のけ反った時にリュックの重みで背中から落ちそうになったのを直前で思い出した「怪我の功名」だった。この方法なら体が痛くない!と明るく言って見せる小野田だが、だいぶロスしたことと川田のリュックをボロボロにしてしまったことには焦りと申し訳なさを感じているみたい・・・。
その様子を上の方から見ている川田、さすがに小野田は運がいい、一筋縄では行かないと顔をしかめる。しかし川田は今日のために3度もコースを下見したためどの地点がどんな条件の道かをほぼ把握している。現在半分2.5kmまで来ており、下からの道が合流する三叉路を越えれば残り2km、民家もないから車も来ない、もう誰も俺を邪魔できない!
勝ちの言葉が川田の脳裏をよぎったその脇から突然現れたのは今泉と鳴子だった!
思わず目を剥いて驚く川田。動揺しながらも何だお前ら、俺の邪魔をしに来たのか!?と凄むが、2人は至極冷静に「小野田が勝つ所を見に来た」と言った。
小野田への熱い信頼を寄せる2人、応援が来たことで小野田に動きはあるのか・・・!
弱虫ペダル651話ネタバレ
川田は惑い、焦る
残り2km目前で勝ちを確信した川田の横から急に現れた今泉と鳴子に驚きを隠せない川田。しかし今泉たちは「見学に来た」だけだと言う。
急に現れて何なんだこいつらは、残り2km、もう少しで小野田を倒せるってタイミングだったのに正義のヒーローのつもりか!?俺の勝ちをメチャクチャにするつもりか!!?
驚きと焦りからか、1人で考えを暴走させる川田。「小野田が勝つ所を見に来た!?何言ってやがるくそが!!」と悪態をついてみるものの、依然今泉と鳴子は涼しい顔で並走してくる。
俺の勝ちをジャマしに来たのか!?と思わずハンドルを殴る川田だが、ふと振り下ろした拳を口にパッと当てる。いや待て冷静になれ川田拓也。今泉は何つった?「見に来た」って言ったんだ。ジャマしに来たのかという問いかけに「いや」と否定した。突然の奴らの登場にビビって焦ってしまったが、確かに「見に来た」と言った。
テニス部での試合はいつもコートに1人だけだった経験から、自分が乱れたら終わり、冷静に状況を整理するという理性が何とか働いた川田。そう、2人は「見に来た」だけ。邪魔しにきたわけじゃない。それなら問題ない、試合(ゲーム)は続行できるじゃないか!そう思った川田は口を覆っていた手で顔を拭い払って見せながら「そういうことかよ」とまたいつもの調子に戻った。
「2人揃ってこんな山奥まで!俺と小野田の勝負を見学に来ただけかよ!!」
笑顔になり啖呵を切った川田だが、今泉たちはずっと最初からそう言っています💦「見に来ただけ」川田はそう繰り返して自分に言い聞かせているのかもしれません。勢いづく川田だが、限界が来ているのか足元はフラフラしています。俺はゴールまでまっしぐらに加速する、見学なら歓迎だついてこいよ!!と相変わらず威勢だけはいい川田。
小野田を追い詰めたつもりが逆に追い詰められているのは川田じゃないのかな・・・?💦
クールの裏の「対抗心」
ゴールまでまっしぐらだ!と威勢よく加速を始めた川田。余裕を見せるように100m刻みでカウントし始めた後ろで今泉と鳴子は「急に元気出たな川田」「昼うまいものでも食ったか」などと世間話を始めたw
しかし1人突っ走る川田は「小野田が勝つ所見に来たつったな?願望はわかるが9割無理だわ!」と不敵な笑みを浮かべている。残り1.5kmまで来た所で「これは真剣勝負だから小野田が劣勢だからって下がって小野田を助けに行こうなんて、」と言いかけた瞬間、今泉と鳴子は「トンカツか?」「カレーだろ」「ハンバーグだ」「チキフラや」などと言いながら川田より前に出ていました💦
川田が食べた昼飯を言い争いながらもしれっと真剣勝負する川田を追い抜いた2人。「あ、わり」とすぐ後ろに下がる2人に川田は口あんぐり。速ぇなTシャツのくせに、と歯を食いしばる川田を無視して「聞いてみるか」「寿司は?」「ないな」とまだ昼飯論争してます💦
まぁこいつらがすごいことはわかってる、と思いながら川田は振り返りながら「さすがだなお前ら!インハイ出たら俺のことも引っ張ってくれよ」と交渉した。
インハイ、の言葉に思わず「誰が出るって?」と反応する今泉。川田は悪びれず「俺だよ、小野田の時みたいにゴールまで連れてってくれよ」と頼む。そして再び悪い顔で笑いながら「初心者の小野田がインハイ優勝っておかしいと思って、でもすぐピンと来たワ。お前らが小野田を最後連れてったんだろ?」とドヤ顔で言い放った。しかし2人は「?」という顔。
何にピンと来たのかわからないが、確かに最後俺が背中を押したと今泉。それだよできるなら頼むよ!やっぱ俺の勘当たってるわwと鬼の首を取ったように笑う川田だが、いまいち今泉との会話とは噛み合っていない雰囲気。まぁ俺ならできる、と言った今泉の言葉にヨッシャと喜ぶ川田。しかしここから今泉の静かな反撃が始まる。
「ただお前が今からインハイに出て3日間闘い、最終日あの位置にまで残るためには・・・俺に背中を押されて総北のゴールを任されるためには、」
「全身の骨が砕けるまで練習を繰り返さないと絶対に無理だな!!」
ものすごい圧にさっきまで軽口を叩いて笑っていた川田も思わず慄く💦途中で今泉のプレッシャーが変わったことを川田も感じていました。こいつらインハイのことになると凄んでくるな、と思いつつ言い返せずにいる川田。
今泉は2度までも「登れ小野田坂道!」と小野田の背中を押し、小野田は最大のライバル・真波とのクライム勝負に勝った所を見ています。それを知らない川田が何を言おうと動じないのはここに理由があったのですね🚴
信頼は可能性なんだよ
急にプレッシャーを出してきた今泉に思わず怯む川田。しかし心の中で「俺がキャプテンになったら俺の背中を押させてやる」と捨て台詞を吐き、ずっと切り札として黙っていたことを暴露した。
まだ小野田が勝つと思ってるお前らに奴が遅れてる理由を教えてやるよ。小野田には水6本入ったリュックを背負わせた。12kg重い状態で走ってるハンデ戦、あいつは100%来ない!!丁度その時残り1km地点に到達。川田は改めて勝ちは自身の手中にあると確信。
何度も負けて来たが杉元に勝ってから風向きを強引に変えた!要はタイミングと風なんだ、俺には最大の追い風が吹いている!「行こうぜ今泉、鳴子!俺の勝利を見届けてくれ!!」再び加速する川田だが、2人は何だかしらけ始めています💦
桜井も言ってた「仕掛け」ってリュックなのか、12kgって結構重いし苦労してるだろう1回はコケてるだろう。てかそもそもハンデって強い方が用意するもんちゃうん?だよなぁ小野田も変なのに絡まれて大変だな。でもあと1kmもあるなら小野田が追い付くには余裕だ。
・・・は?冗談よせよ、俺はあいつの登りの最大の武器「軽さ」を封じたんだぞ!?
その川田の言葉に「あいつの武器が軽さだけだと思ってるのか?」と再び圧を出す今泉。今泉は知っています、小野田が困難に直面した時克服しようともがく力を、あらゆることにトライ&エラーを繰り返して真剣に考え、目標にまっすぐ向かう力を。策で封じようとしても突破する小野田の力を信じているのです。
それが何だって言うんだ、と言う川田に「暢気に話しとってええんか?そろそろ踏み込んだ方が」と鳴子が忠告。何だよ鳴子まで、脅しか!?と振り返った後ろからものすごいプレッシャーがのし上がってくる。まさか、本当にそんなことって・・・!?
すぐ後ろの坂を登ってくる、リュックを背負った姿は、紛れもなく小野田だった・・・!!
弱虫ペダル651話感想・まとめ
急に応援2人が来てどうなるのか?と思ったけど小野田はやはり自力で上がって来ましたね✨むしろ「策士策に溺れる」だったのは川田だったようですね💦
川田が総北の「信頼」「団結」をクソ食らえだと思っているのはテニス部で嫌な思いをしたことが原因っぽいですが、だからってなぜ「小野田に勝てる」だけは信じてやまなかったんでしょうね?今泉たちが来てから何度も「こいつらは見に来ただけ」を自己暗示のように繰り返していた所を見ると、人はもちろん「自分自身」も信じられなくなって来ているのかもですね?だから言い聞かせないと能力を発揮できないし、できないと思い込んでいるのかもしれません。そう考えると川田って面倒な性格だし、それを一番わかってて嫌いなのが川田なのかもしれませんよね💦
そして今泉と鳴子が息ピッタリすぎたのは可愛かったですねwなのに能力はそのままってのが強者っぽくていいですね👍割と性格が真逆な今泉と鳴子ですが、小野田を信頼してて小野田が大好きな所だけはバッチリシンクロしているからこその関係性ですよねw確かにこの2人を味方につけたら自ずと努力するし強くなれそうだし前向きになれそうですね✨
川田の予想をあしらうかのように不可能を可能にした小野田。来週は「その方法」かな?
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の651話ネタバレを紹介しました!
が…
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虚勢を張っているような川田でも、真剣に道を向き合っているシーンは「ヘルメットを着けていない」描写って気づきましたか?w
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