2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
世の中にスポーツバイクというものを知らしめた!?キャラクターが織りなすドラマや成長物語だけでなく、スポーツバイクの世界や自転車、レースの仕組み、走り方のコツや歴史も学べる、自転車の隅々がわかることも魅力の作品です✨
アニメオタクで運動音痴な高校生・小野田坂道。
入部希望だったアニメ研究部が廃部寸前!?再建するために奔走していたある朝、激坂と言われる裏門坂をママチャリで鼻歌交じりに登校していた所をロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に発見され勝負を挑まれます。当然負けてしまうのですが、その経験と後日秋葉原で出会った同じく同級生・鳴子章吉と走ったことで自転車の魅力と自身の可能性に気付き、小野田は自転車競技部に入ります。
卒業した先輩たちも登場はしなくてもどこかで繋がっていると感じさせてくれる所もこの作品の魅力です!小野田たちが尊敬する先輩の背中を必死で追いかけていた、初めてのインハイは1年生だった。そんな1年生だったみんながキャプテンになった。その因果の元で、小野田たちはどう采配を振るうのか・・・?
今回はそんな「弱虫ペダル」636話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
京都伏見自転車競技部の新キャプテンは、御堂筋翔くんや!
現キャプテン・水田と一瞬でもキャプテンに任命された船津と木利屋は不満が残るようだったけど、その場にいた1年生は全員「御堂筋さんなら納得や」と歓声をあげ拍手喝采。御堂筋はやっぱり格が違う、一瞬にして1年生たちの心を掴んだ。山口が2年生だった時に現れた御堂筋は当時は「災いの男」だったけど、今の1年生にとっては統率力とカリスマ性に富んだ「大きな存在」なのだ。
京都伏見は変わるかもしれない。インハイ優勝に近づける、夢が叶うかもしれない。
山口は御堂筋が引っ張るチームに大きな夢を託すのでした。
こちらは広島・呉南。現在3年生の里崎と塩野が尋ねてきたのは2年生・東村尊大。東村に「京都伏見の新キャプテンは御堂筋」と伝えに来たが「チェックメイトです。航海は順調なので安心して下さい」と堂々とした佇まい。広島・呉南高校の自転車部新キャプテンは東村になっていた!
そして神奈川・箱根。渡り廊下の屋根の梁にぶら下がりながら、幼馴染であり委員長の宮原に「すごい話あるんだけど聞く?」と真波が話しかけた。「御堂筋くんっていう強くてクレバーな彼が京都伏見の新キャプテンになったって。俺と同じ」俺と同じ・・・!?幼馴染で同級生なのに、真波がキャプテンになったことを今知った宮原💦だけど宮原は泣きながらよかったねと真波を祝福する。真波は「話が見えないなー」とマイペースですが😅
そして千葉・総北。もちろん御堂筋の事が小野田たちの耳にも入ってくる。鳴子と今泉がアイツはそんなことするヤツじゃないと思ってたと驚く中、小野田は「初めてのインハイで富士山を走った3人がキャプテンになった!」と何だか嬉しそうなのでした😊
弱虫ペダル636話ネタバレ
暖かく強い思い出
1年生、初めてのインハイ。富士山を走った時に千葉総北の小野田、神奈川箱根の真波、京都伏見の御堂筋はレース中に対峙し、三つ巴のバトルを繰り広げた。
「キモッ」が口癖の御堂筋が初めて「キモくないな」と言った真波、自身を追い込んでレースを全力で楽しんでいた真波、そして後続から先頭に追い付いた小野田。1つ目のゴールポイントの所で3人は全力を尽くした結果横一線だった。勝負は最後のゴールラインまでおあずけだね、と3人で約束した。最終的に勝ったのは小野田だったけど。
そんなことを思い出しているのか、練習後に部室の外で1人夜空を見上げる小野田。
部室では鏑木が着替えながら御堂筋について鳴子、今泉に話を聞いていた。鏑木だってインハイで御堂筋を見ているはずなんですけどね😅しゃべったことないからどんな奴か知らないと言う鏑木に、「喋っても上手く話が通じる相手じゃない」「常に勝つことを考えてる、どんなギリギリの手を使っても限界まで闘ういろんな意味でスゴイ」と説明する鳴子と今泉。
そんな話通じないヤバイ奴だから小野田さん佇んでるのか、と勝手に納得した鏑木をよそに、小野田は夜空に真波と御堂筋の姿を思い浮かべる。今でも最初に走った富士山のレースのことを思い出す、あの時の3人がキャプテンになるなんて。あの後御堂筋くんとは夜の買い出しの最中に出会って一緒に走った。薬局まで勝負して勝ったらアニメの話してやると言われ、全力で勝負した。あの時御堂筋は当時のエース・金城真護と福富寿一に敗れて失意の中京都まで帰るつもりでいた。でも御堂筋は小野田と走った後「キモッ」と口癖を吐き、3日目のレースに出た。
そんな御堂筋に対して小野田は、真波の時以上に胸を高鳴らせていた。真波くんの時より御堂筋くんがキャプテンになったって聞いた方がドキドキしている。また3人会えるかな、3人で走れるかな。そう思い思わず握りこぶしを作る小野田。その様子をこっそり観察している鳴子と鏑木🤭
すると、思い出したように携帯電話を取り出しどこかへ掛け始めた小野田。オカンにやろ、にしてはかしこまりすぎじゃない?バレたらマズイ話を打ち明けるんだろ?と勝手に予想して盛り上がる2人に今泉も参戦してる(笑)小野田が電話をかけた相手とは・・・?
君に打ち明ける純粋な気持ち
勢いでかけてみたとはいえ、妙に緊張しているらしき小野田。その相手の番号は鳴子が入手してきてくれて、その際鳴子も小野田の番号を相手に教えていたようです。向こうからかけてきてくれたら嬉しいけど無理かなぁなどと考えながら淡い期待を胸に応答を待つ。
話聞いてくれるかな、出てくれるかな。さすがに出ないかなぁ一言伝えられたらいいんだけどな。そう思っていると、面倒くさそうにゆっくり携帯を出してボタンを押す相手。「何やのキミィ急に・・・サカミチィ」
小野田が電話をかけていた相手は御堂筋だった!急に応答した御堂筋の声に驚き思わず「わっ出た!」と言ってしまう小野田🤭
出たて何やのおばけみたいに、とツッコミをする御堂筋に小野田はアワアワしながらも「繋がってよかった」と弾んだ声で話し始めた。
「キャ、キャプテンおめでとう」
「・・・ハァ?」予想外という感じの御堂筋を、美しい歴史のありそうな塔が見守っています。ぶっきらぼうに応えつつ「あんな肩書どうでもいいわ。どうしたん敵に塩でも送るつもりなん?」といつもの意地悪な言い回しを使う御堂筋。しかし小野田は本当におめでとうを言いたかっただけのようで。御堂筋がキャプテンになったって聞いて嬉しかったと、真波には動画でおめでとうを伝えたと御堂筋に伝える小野田。
ウレシイ、オメデトウ?今まで自分に対して純粋な気持ちをぶつけてくる者はいなかった。いや、自分でそういうのを拒絶してきていた。でもサカミチは強引にこちらの気も知らず言いたいことを言ってくる。そんな小野田は「またレースじゃない所で一緒に走りたい」という思いもぶつけた。そして。
「僕、御堂筋くんと友達になれたらなって思ってるんだ」
予想外も予想外、ほぼ初めて言われた「友達」という言葉。御堂筋はただ「ハァ?」と応えるだけ・・・
「アニメの話」そして「刺客」
小野田に「友達」と言われて一瞬頭が真っ白になったような御堂筋。御堂筋が何か言う前に小野田は話を続ける。
去年のインハイの2日目の夜、薬局まで走った時に、小野田が好きな「王立軍」というアニメの話を御堂筋がしてくれたのがとても印象的だったと伝える小野田。当時御堂筋はチームメンバーを「ザク」と形容しており、ザクってことはあのアニメ好きなの?と小野田は話しかけたのだ。その小野田に自分でも不思議に思いつつ「真紅で例えるなら王立軍人型兵器2号機や」と御堂筋は語ったのだ。
あの時御堂筋くんが王立軍の話をしてくれたのが嬉しくて、薬局まで小野田が先に着いたらアニメの話してやるって言ってくれたのも嬉しくて、でも小野田は負けてしまってそれは叶わなかった。だからまたレースじゃない所でゆっくり御堂筋くんとアニメの話がしたいんだと純粋に、でも必死に御堂筋に訴える小野田。その熱量に若干ついていけてない様子の御堂筋だが、電話は切らない。
一呼吸置き、小野田は王立軍の劇場版を見に行った話をした。3回見に行って来場者特典のキーホルダーで真紅の2号機2つ当てたから1つ御堂筋くんに送るよ!と意気込む小野田。そのまま劇場版見た?見たならカブるかな?持ってなかったら1つ京都に送るね、と矢継ぎ早に話す。せっかく出た2号機をゆずる?僕が当てたのは3号機・・・これがトモダチ・・・?「キモ・・・」思わずうわ言のようにこぼす御堂筋。
その瞬間、腑に落ちたように口をカパッと開ける御堂筋。「それがタオルの正体か」
タオル?小野田が聞き返した時には電話は切れていた。さすがにまだアニメの話はしてくれないか、と残念そうな小野田。でもおめでとうが言えたからいいやと満足そうにしている後ろで、鳴子と今泉は「女か✨」と変に勘ぐっているのでした(笑)
次の日、総北高校。
「聞いたかよ桜井、今やあのオトボケ小野田がキャプテンらしいぞ。峰ヶ山も勝利したらしいぞ」何やら小野田たち自転車部の話をしている2人組。そして「俺の予想通り、県内の自転車部全体のレベルが落ちてるな」と揶揄し始めた。小野田がすごいんじゃない、金城さんの時はスパルタだったろ?と。金城の名前を出して思わず息を飲みながらも、2人は「今から部に潜り込めばインハイ出れんだろ!」と言い出した。
そう、彼らは小野田が1年生の時に入部していた同級生の「川田と桜井」です。キャプテン金城の時代の練習について行けず、勝手な走りをして簡単にちぎれたことで自転車部を辞め男子テニス部に入ったようですが、男子テニス部でも染髪が原因で先輩と喧嘩になり辞めてしまったようです。自転車部のレベルが落ちた今、もう一度入り直してレギュラーもぎ取ろうと目論んでいるみたいだけど・・・そう簡単に行くかな!?
弱虫ペダル636話感想・まとめ
御堂筋がキャプテンになった話が全国の自転車部の耳に入ってどんな展開が?と思ったら、小野田の並々ならぬ御堂筋への想いが明らかになった回でしたね!小野田が何度も御堂筋に取り入ろうとしてきたのを突っぱねてきた御堂筋、成長も兼ねて少し柔軟になってきたのかな・・・?w
意外にも、命の恩人である真波より御堂筋への想いが強かったんですねw真波は自転車以外趣味というような楽しみなさそうだし、その点御堂筋とはレース以外で走ってるしアニメの話もできたし、さらに「王立軍」が2人を繋いでる感じあるから「次に会って話すきっかけ」になってるんですよね。やはり「複数の共通の趣味」があるのは人間関係において強みかもしれない・・・!?
「タオルの正体」がトモダチというものだと気づいたらしき御堂筋。友達とは何でも話せるけど時々距離を置いたりして、でもどちらかがピンチの時は優しく包んで労わって、ピンチの者は相手に身も心も委ねられる。キャプテン石垣が足りないと言っていた「頼る力」に小野田はなれるのか、そして御堂筋は受け入れるのか・・・
そして最後、まさかの「川田と桜井」が出てきたのにはびっくりでした😲一度は離れたものの自転車への想いはそれなりにあったってことか・・・?でもどこか「楽して入る」目的がありそうな2人、もしかして総北自転車部の内部抗争みたいになっちゃうの・・・!?
いろんな場所で展開が気になる要因がいっぱい!
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の636話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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小野田の純真無垢な表情を感じて下さい!それに応えることに戸惑う御堂筋の表情も・・・そして印象的になった川田と桜井にも(笑)
ぜひお手に取ってご覧ください!