2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
もはや自転車漫画と言われて知らない人はいない!?アニメ、実写、舞台、アニメ映画、実写映画、小説とメディアを総なめし、スピンオフ「スペアバイク」や公式アンソロジー「放課後ペダル」も人気を博しているスゴイ自転車漫画なのです!🚴✨
アニメや漫画オタクで運動音痴な高校生・小野田坂道。
廃部寸前だったアニメ研究部を建て直すために奔走し始めたある日、激坂と言われる学校の裏門坂を鼻歌交じりでママチャリで登校していた所を、ロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に発見され勝負を挑まれます。当然負けてしまうのですが、その後小野田のホームとも言える秋葉原で同じく同級生の鳴子章吉と出会い自転車で車を追い抜いた経験から、小野田は自転車の魅力と自身の才能に気付き、総北自転車競技部に入部します。
「スペアバイク」で活躍中の先輩たちや個性的なライバルたちと協力したりぶつかり合ったりしながら、技術面でも精神面でも成長を見せる小野田たち。レースが織りなすドラマや自転車やレースの仕組みも覚えられる、多方面から面白い自転車漫画なのです!
総北、箱学に続き、京都伏見でも動きがあった前回。このまま本当に御堂筋が新キャプテンに・・・!?
今回はそんな「弱虫ペダル」635話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
こちらは京都嵐山。言うのも安い名所の有料道路のそばを走る古い山道を駆けあがっていたのは、あの御堂筋翔です。
爆速で山道を駆けあがりながら、過去に先輩である石垣光太郎に言われた「お前に足りひんのは、誰かに頼る力や」という言葉を反芻していた。頼るってなんやの?そんなん弱いやつの理屈、努力不足なだけや。誰かの手を借りて道のりを楽したとして純度が下がるだけや。頼った所で何が生まれる?言うがままに遂行すればいいのでは?浮かぶ先輩・石垣光太郎と山口紀之の顔。どちらも真剣な表情だった。
体を破壊するまで追い込んで追求できるのは己一人やろ。なのに!
背中からタオルを出して汗だくの体にまとわせる。「このタオルのように強固さを捨て押してなお身をひねって躱せと・・・」そうして包まれろ、あたため合えと言うんか?1番必要ない感情やろ。それが一体何を生む言うの・・・?
「大切なものはそっと掴むんやよ」大好きだった母を思い出す。御堂筋にとって「大切なもの」とは・・・
一方こちらは京都伏見高校自転車競技部の部室。現キャプテンの水田信行が新キャプテンを船津和歩に決めていた所でした。でもやっぱアカンちゃうん?と山口。ほなどうすんのや!とまくし立て始めた水田。インハイ後から一度も部活に顔出してないしこのまま辞めるんちゃう?そらそうや俺らに無茶ばっかさせて自分は1人でリタイアしたんやで!そこまで言った水田に「それは俺らがヤツの良心になれんかったせいや!」と山口が吠えた。
ロードは200人出て勝つのは1人。3日目落ちてチーム優勝はできなかったけど2日目ほとんど1人の力で1位通過した。それに御堂筋の口から一言でも言い訳を聞いたヤツがいるか?あいつはいつも1人で闘っとる。そんなヤツに不満ばっかで寄り添わなかった俺たちの責任や。
山口が御堂筋と真剣に走った故に御堂筋を認めている姿勢が伺えます。しかし水田はもう待てん!と御堂筋不在のままキャプテンを決めようともはや意地になっていた。すると、「何をモメとるん?」と御堂筋がやってきた!まだ諦めてなかった!と山口も嬉しそうです。
誰がキャプテンやるかで醜くモメてましたよ、と掴み所のない1年生・岸上小鞠が御堂筋の前に出てくる。どうやら小鞠にだけは御堂筋が部室に来ることを伝えていたようです。小鞠からそう聞くと御堂筋は、
「それならキャプテン、ボクゥがやろか?」
えっ!?本当に御堂筋がキャプテンをやるの!?メンバーの反応は・・・!?
弱虫ペダル635話ネタバレ
変化の予感
京都伏見高校自転車競技部の次のキャプテンは、御堂筋翔!!と、御堂筋自らが宣言した。
驚く一同。焦りを見せたのは水田と船津、木利屋。だが一番多くいる1年生たちはその言葉を聞いて「なるほど御堂筋さんか」「いいよなぁ!」と意外にも賛成意見が飛び交う。そのまま御堂筋さんなら納得だと歓声と拍手まで沸き起こった。それに水田たちは尚更驚き慌てる。納得いっていないのは一度でもキャプテンに名前を挙げられた船津と木利屋だった。
「普通キャプテンいうのは宣言してなるもんちゃうて任命してなるもので」と水田が一応声をかけたが、沸き立つ1年たちの盛り上がりに水田は諦めモード。納得いかない船津たちが水田に訴えかけるが「短かったなキャプテン期間」と救いもなにもない言葉。京都伏見のキャプテンは正式に御堂筋となった瞬間だった。
やっぱり格が違う、と1人考えていた山口。一瞬にしてその場の空気を掌握して一言でメンバー全員を納得させた。
御堂筋がこの部活にやってきたのは山口が2年生で、3年生のキャプテン・石垣光太郎がいた時。当時は今までの部の形を一変させた「災いの男」といった存在だった。けど今の1年生たちは違う。最初から御堂筋が部の「強い存在」として大きかったのだ。
強くてリーダーシップがあって揺るぎない存在がキャプテンになった今、1年生にとってはどこかで想像していた明るい未来を御堂筋の背中に見ているのだ。鳴りやまない拍手と期待に満ちた目は、1年たちの今の想いそのものだ。「京都伏見は変わるかもしれない」山口の胸がドクンと高鳴った。
楽しみ、ワクワクするという声が確かに響く京都伏見。御堂筋がキャプテンになって、何が変わるか。
御堂筋の力と噂
1年生の時から多少強引な所はあれど、チームを引っ張る力があった御堂筋。それが2度の敗北を経験した上で成長して精度は確かに上がっている。
圧倒的な実力と比類なき統率力、指導力。完璧なまでの策略とそれを実行する力。そしてカリスマ性。2年間ずっと御堂筋を見てきた1つ上の山口ですら期待で体を震わせていた。御堂筋ははじめから自分のポテンシャルを信じて名乗り出たのか?いや、今はそんなことどうでもいい。御堂筋が冠を被ってチームをまとめ率いて挑むというのなら。
夢が現実になるのか。
京都伏見がインターハイの総合優勝に最も近いチームになるのか!
「純度と強さは比例しとるよ?」そう言って新キャプテンとなった御堂筋は自転車を引いて歩き出した。覚悟あるものだけいくよ?という言葉に、メンバーは練習だと意気込んで準備を始めた。ボクにかしずき従え、という乱暴な言葉にも1年生たちはかしずきます、何でも従いますと力強くついていく。幾度倒れても尚前に進む精神力で御堂筋はチームを引っ張っていく。
「いくよ?3年目最後の・・・勝利の頂へ!!」さっきまで文句を言っていた船津と木利屋も意地になって御堂筋を追いかける。後輩を「丸め込む」のではなく「魅力でついてこさせた」御堂筋は、どんなチームを作るのか・・・
一方こちらは広島県呉市。小野田が1年生の時、インハイ3日目にして突然現れたダークホース校・呉南工業高校でも何やら騒ぎが。ドカドカと廊下を走って2年生の教室に乗り込んできたのは現在3年生の呉南自転車競技部の里崎と塩野。周りの生徒は先輩が後輩の教室に殴り込みに来たのかと騒いでいますが、里崎は「東村はおるか!」と一声。
「聞いたか京伏の」とそこまで言いかけて、呼びかけられた2年生・東村尊大が「はい」と緊張の面持ちで返事をした。東村は目立ちはしなくとも小野田たちと同じ1年生で、インハイにも1年生時から出場しているメンバーです。「先程庭妻さんが来て、京都伏見の新キャプテンがあの御堂筋になったと」と、里崎が持ってきた重大ニュースは一足先に伝わっていたようです。
そう、広島呉南高校自転車部の新キャプテンは、この東村尊大になっていた!そんな東村に塩野は冷静に「あいつはインハイで縁が深いが、敵になると相当厄介じゃ。何か策は考えとるか?」と尋ねた。すると東村はゆっくり立ち上がり、「チェスの動きは一つ目が最重要。王を落とすため・・・チェックメイトです!安心して下さい航海は順調ですよ」と怪しく笑ってみせた。
京都に広島。各地で「3回目のインハイの頂」を目指し大きな変化が起ころうとしている・・・!
駆け巡る光栄な事実
こちらは神奈川県箱根町。箱根学園から「やぁ委員長~!」と声がした。振り返ったのはまさしく委員長・宮原です。「さんがく」と宮原も返事を返す。そう、声をかけたのは真波山岳。委員長の宮原とは幼馴染で家が隣同士です。
渡り廊下の屋根の梁にぶら下がりながら真波は宮原に「すっごい話あるんだけど、聞く?」ともったいぶって話始めた。どうせ大した話じゃないとハイハイと軽い感じの宮原。
「御堂筋くんっていたじゃん?京都伏見の」突然話し始めた真波にイマイチついていけない宮原。自転車の話か、と改めて耳を傾ける宮原。「すっごい好戦的で強くて、それでいてクレバーで」そう言いながら真波は勢いをつけて前方に飛び降り、振り返りながら、
「彼キャプテンになったんだって。俺と同じキャプテンにね」と言った。
へーキャプテン・・・「俺と同じ」!?えっ!?
「あんた自転車部のキャプテンになったのー!?」驚いて持っていたプリントの束を落としてしまう宮原💦真波としては自転車を新しくした話のついでに話したつもりでいたようですが、どうやら抜けていたみたい😅自転車新しくしたことよりキャプテンの方が重要でしょー!?とツッコミながらアワアワしながらも、ぼんやりしている真波が、ずっと見ていた幼馴染がキャプテンになったことが信じられないけどやはり嬉しい宮原。
ぽろぽろと涙をこぼしながら「よかったね・・・さんがく大変だったから・・・😢」と、まるで姉のように祝福する宮原。しかし本人は「御堂筋くんじゃなくて俺?話が見えないなー」と言いながら宮原が落としたプリントを拾っているのでしたw
そして千葉・総北高校にも同じように御堂筋の話が伝わってきた。思わずぽかんと口を開ける鳴子と今泉、「アイツそういうまとめ役絶対やらん思ってたわ💦」と鳴子たちが驚いている後ろで、小野田は「御堂筋くんが、キャプテン・・・」と言葉を反芻していた。
初めてのインハイで富士山を走った、あの時1年生だった3人が、全員キャプテンになった・・・すごい!✨
小野田としては驚きより嬉しさが勝っているようでした。各地の新世代の動きが気になります!!
弱虫ペダル635話感想・まとめ
御堂筋くんがキャプテン!?あまりにも衝撃的な宣言に対し、1年生たちが期待で沸くという展開もなかなか予想外でしたw水田たち辺りがギリギリまでゴネて山口が諫めて、みたいな展開かと思いきや水田たちも柔軟に対応したのがよかったですw石垣たちがいた世代より京都伏見の環境も御堂筋に合ってきているのか、御堂筋が知らずに「部活での空気」に対応してたのか、とにかく山口が言うように「変化」は確実に起きているのでしょう。
山口も御堂筋のポテンシャルに気づくのに2年かかっているわけだし、今回キャプテンになったことで急に「カリスマ性」と言う言葉でまとめてしまうのはちょっと強引な気もしますが、御堂筋を見て半年ほどの1年生がここまで御堂筋に期待しているというのは「世代の違い」ではないでしょうか。独特な雰囲気の岸上小鞠もだし、小鞠に続く特異な新メンバーなどは京都伏見に現れるのでしょうか?
そして広島で東村がキャプテンになっていたのも驚きでした。いつもはインハイ3日目で総北や箱学を脅かしている広島ですが、東村はもしかしたらインハイ初日から仕掛けるつもりなのか・・・?絡みは少ないけど小野田たちと同じく1年からずっとインハイを走ってきた東村の采配が個人的には気になります・・・!三つ巴ならぬ四つ巴になるかも!?
初めてのインハイで揃った1年生トリオが全員キャプテン。小野田はその「運命」に感動しているみたいだけど、どんな展開が待っているのやら・・・次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の635話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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御堂筋に対する山口の想いの大きさの表現が素晴らしい!そして対照的な真波の雰囲気・・・それぞれのカラーの違いを感じてみて!
ぜひお手に取ってご覧ください!