前回のあらすじ
時行は矢を射るために弓を構えますが、小笠原は時行の死角となる位置から妨害をしてくるため、苦戦を強いられてしまいます。
しかしその時頼重が
『逃げながらの射撃』をやるようにと声をあげたのです。
時行はその言葉を聞くと、小笠原に一矢報いる術を思いつきました。
それは『押し捻り』です。
しかし普通に押し捻りをしただけでは馬を操りながら、小笠原を振り切り死角を外すことはほぼ不可能と言えます。
それをわかっている小笠原は余裕の表情を崩しません。
しかし時行はただ押し捻りをするだけでなく、さらに足を馬にかけることで
死角をなくし、小笠原の首へと矢を向け、放ったのです。
これにより時行はさらに2点を獲得。
時行の放った矢が首に命中したことにより落馬した小笠原は、尻もちをつきつつも、頭を守れば時行に高得点を取られる事はないと踏み、頭を守る体勢になります。
しかし時行は馬をジャンプさせた状態で、後ろ討ちをする『パルティアンショット』を放ち小笠原の耳に命中させました。
これにより、さらに3点を獲得。
時行の勝利となったのです。
これで犬追物にて決定された賭け、
諏訪から立ち去り、今後一切手出ししないようにという約束を迫られた小笠原は逃げ帰っていったのでした。
小笠原は思考を巡らせていました。
何故、『長寿丸』と名乗る人物を勝負に出したのか?
確実な勝算があったとは思えなかったのです。
さらに長寿丸の立居振る舞いには、あの年齢では身につかないような上流階級の品がありました。
まさか北条の一族なのかとも考えますが、そのような超重要人物が敵の目の前に真っ先に出るはずがないと推測。
小笠原は頼重の意図するところが、ますますわからなくなっていました。
しかし、小笠原のその思考さえも頼重の思い通りでした。
さらに北条一族らしき人物が潜伏しているという、ありもしない噂を諏訪を含める全国各地に流していたのです。
これにより敵方の注意は分散するでしょう。
頼重は、その間に力を蓄えようと言うのです。
逃げながら進める戦
天下への道なりは既に走り出しているのです…!
前回は時行のかっこいいシーンやスカッとする場面が多かったですね(((o(*゚▽゚*)o)))
胸ときめいてました(*´◒`*)
さて、今回はどんな展開か、楽しみですね♪
早速見てみましょう٩( ‘ω’ )و
逃げ上手の若君11話ネタバレ
綸旨
時行は労働中。
万が一敵が来た時に怪しまれる恐れがあるからです。
とはいえ、犬追物は昨日の出来事。
いくら小笠原といえど、昨日の今日で顔は出せないだろうと推測するも、笑顔で諏訪へとやってきました。
こちらの期待を裏切らないタイプ/(^o^)\
読者にとっては最高の人物ですね笑
というか笑顔で手振ってる笑∑(゚Д゚)
ついに帝からの綸旨が届いたということでした。
北条に与した咎により諏訪の郎党の領地のうち諏訪湖以北を没収し、小笠原領とするという内容。
後醍醐天皇は、北条に近い武士を徹底的に排除。
さらに自分に忠実な者のみで全国を支配しようと、綸旨にて指示を出していたのです。
綸旨に逆らえば諏訪は『朝敵』となり、周囲の勢力は大義名分を得て一斉に諏訪を攻めると予想できます。
小笠原は、10日以内に退去を命じると去って行きました。
さすがの小笠原も、長寿丸を名乗る時行には声かけませんねƪ(˘⌣˘)ʃ
諏訪の領地に来るだけでもかなりのハートの持ち主だと思いますが笑
もちろん綸旨に納得する者はおらず、諏訪神党の三代将も怒りを露わにします。
さらに戦を提案する者も現れる始末。
しかし、頼重は訴えかけてくる人々に対して
「……悪いようにはしない」
と伝えるに留まりました。
新しい仲間
頼重は時行を呼び出し、『風間玄蕃』という盗人を逃若党に加入させる事を勧めました。
時行が誘うのであれば仲間にできるかもしれないというのです。
しかし、時行は
「なぜ今盗人を仲間に?」
と戸惑います。
確かに、時行は盗人と縁遠いイメージあるし…_(:3 」∠)_
その疑問に頼重は、
「彼を使って小笠原の館から帝の綸旨を盗んで下され」
と答えました。
これには時行も驚きます。
…誰でもびっくりしますよね((((;゚Д゚)))))))笑
現在京において、臨時の発行にはひどく時間がかかっており、紛失させれば綸旨の再発行までに、相当な時間が稼げると目論んだのです。
この頼重の提案に時行は乱暴だと困惑するものの、
「これからの世は正しいだけでは本当に正しいことをできませぬ。
邪の者も郎党として使いこなし、全てを備えた大将となりなされ」
頼重の意図はわかったけど…うまくいくの??( ゚д゚)
風間玄蕃
時行率いる逃若党は桔梗ヶ原へやってきました。
しかし村人は風間玄蕃という名を出した途端に逃げ去り、扉を閉める始末…
えぇぇぇ_(:3」z)_
すると突如時行の背後に狐の面の人物が…
彼こそが風間玄蕃でした。
時行は
「諏訪大社の長寿という者だ。
個人的に君を郎党に加えたくてやってきた」
と説明するも、
「なぁにが『長寿丸』だ。
北条の坊々だろお前」
との返答が。
なんと!正体が知られていました。
これはすごい/(^o^)\
隠密行動には適任かも!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
玄蕃は冷静に時行を観察します。
すぐに時行が頼重を信頼していることがわかったものの、挨拶がわりにその信頼を壊す事を企みました。
「小笠原に言わない口止め料として五百万円。
仕事一回につき五百万円」
あまりの高さにみんな驚きの表情。
しかし玄蕃は、腕が欲しいなら金のみが繋ぐ糸だと値切りの余地がない事を伝えます。
…抜かりない…_(:3 」∠)_
金以外信じるな
「「『武士に無用の卑劣な技』
儂が主君のために覚えた技術はそう非難された。
その技術を身につけた事で逆に信頼を失い、長年尽くした主君から盗みを疑われ追放された。
よいか。
お前は儂の技術を継いだ。
最後に名前と主義を継げ。
金以外信じるな!
信頼も忠義も貸したところで返ってこない。
技を売って今得られる金のみ信じよ、玄蕃!!」」
全てを失った時行には当然金も無いはず。
時行が恥を捨てて頼重に借りるにしても、借りが増えるほど主従は逆転するはず。
そうなれば信頼関係も失うと見込んで、超高額の口止め料を要求したのでした。
時行はグラグラと困惑を隠しきれない様子。
「金…まさか『金』とは…」
しかし、続けて発せられる言葉は玄蕃が予想していたものとは全く違うものだったのです。
「本当にいいのか?
『国』じゃなくて」
これには玄蕃も驚きのあまり言葉を詰まらせるのですが、一方の時行も、時行なりに驚いていました。
この誘いに乗り、時行の郎党となれば、その異能で天下の奪還を助けるでしょう。
そうなれば玄蕃は旗揚げからの生粋の功臣。
甲斐や武蔵の一国くらい与えられて当然ともいえる存在となるのです。
それなのに、玄蕃の要求は金のみ。
時行は、
「君は何て無欲なんだ!
国を求めず金で済ませてくれるなんて!」
喜びのあまり、玄蕃にがしっと抱きつきます。
一方の玄蕃は困惑を極め、思考が追いつかない様子。
さすがは武家随一のお坊っちゃま…
資産感覚もお人よしも桁が違いました。
Twitterはこのように盛り上がりを見せています^_^
今週の逃げ上手の若君面白いわ
— ねぐせ (@neguse3103) April 5, 2021
逃げ上手の若君の連載順すげぇな
1話読んだ瞬間から単行本買うって決めてたから嬉しい♪
— YUHKI@テルくん (@Yuhki_GLAY) April 5, 2021
今週も逃げ上手の若君は面白かったし新キャラも楽しみだぜ
— プレジ (@gdgdprg) April 5, 2021
逃げ上手の若君11話まとめ
犬追物を開催した翌日、小笠原は帝からの綸旨を持って再度諏訪へとやってきました。
綸旨は、
北条に与した咎により、諏訪と郎党の領地のうち諏訪湖以北を没収し、小笠原領とす
これこそ、自分に忠実な者だけで全国を支配しようとする、後醍醐天皇の企みだったのです。
もしも綸旨に逆らえば諏訪は『朝敵』となり、周囲の勢力が大義名分を得て一斉に攻めてきます。
諏訪神党をはじめ、気持ちを抑えられない者が多数いましたが、頼重はその場を一旦沈めました。
頼重は時行を呼び出して、『風間玄蕃』という盗人を逃若党に加入させるよう助言。
さらに玄蕃を使い、小笠原の館から帝が発行した綸旨を盗んでくるように指示しました。
玄蕃は時行と頼重の主従関係を崩そうと、口止め料で五百万円、さらに仕事一回につき五百万円を要求。
しかし時行は、玄蕃が国を要求してこないことに驚き、金のみを要求する玄蕃の無欲さに喜びます。
一方で、玄蕃にとっては時行が自分自身の理解の範疇におらず、混乱状態となったのでした。
新しい仲間登場!?٩( ᐛ )و
面をかぶってるので素顔はわかりませんが、いつか素顔をみたいですね(о´∀`о)
あわよくば来週あたりにでも笑
果たして時行たちは綸旨を盗み出すことはできるのか?
来週も待ち遠しい!(((o(*゚▽゚*)o)))