『この音とまれ!』、アミューのデビュー作で、『ジャンプスクエア』(集英社)で、2012年から連載の和楽器の箏がテーマの作品。
神奈川県の県立高校・時瀬高校の箏曲部の部員は倉田武蔵、久遠愛、鳳月さとわ、足立実康、水原光太、堺通孝、来栖妃呂の部員が7人。
顧問は滝浪涼香で、2学期には堂島晶の教えで技術が底上げ。
全国大会の神奈川県予選で勝利。`
翌年の春には由永侑と百谷名都の2人が入部して、今度は9人で全国大会を目指します。
今回はそんな「この音とまれ!」99話ネタバレを紹介します。
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前回までのあらすじ
朝に練習に出掛ける兄・武蔵に声をかけた弟の武流。
テストが終わったら全国、やれるだけやるという倉田を武流はそっけない言葉で応援。
微笑んだ倉田は家を出て、部室で練習。
出だしソロで悩んでいた倉田は愛が現れてお互いに驚きます。
練習に付き合うように言った愛。
自分たちの演奏に刺激を受けた倉田にいいパワーを分けると愛の満面の笑顔に倉田も笑顔に。
百谷を待っていた足立は「この前の演奏のことで教えてほしい」と。
百谷と由永の音が繋がって映えたのを考えてもわからなかったと。
前に自分の音は「みんなの音を中和して繋ぐ音」と言
われて嬉しくて、「和」でも目指し中と。
あの時の演奏から繋ぐ以上のものがあると、みんなが映えるようなものにしたいと足立。
先輩たちの音はバランス良くて、それぞれ個性で全体的に「暖色系」と百谷に、自分達の音がそう聞こえていると知って嬉しそうに微笑みます。
それなら変えない方がいいと足立。
照れを誤魔化して小さく咳き込んだ百谷。
要所要所を変えるのは緊張感が出ていいと百谷に言われた足立は、少し考えて次回に手助けを頼みます。
百谷が引き受けると、笑顔の足立は何かのときは頼るようにと。
もっとダサいところが見せて、自分たちが全力で笑うと得意気に笑う足立。
「何の役にも立たない」と思わず本音で百谷が突っ込んでしまいました。
朝の練習を足立が早く終了させた理由が百谷というのを離れたところからみていた愛と光太。
愛は二人の表情で悪い話と違うと判断してその場を離れます。
取材を受けた番組の放送日、仁科楽器に集合の愛たち。
哲生は部外者の自分も誘われて戸惑うと、愛は哲生も箏曲部の一員同然。
哲生の存在なくして、みんなは赤点で大会に出られなかったと哲生に感謝の妃呂。
次にある期末試験も哲生に教えてもらうのかの質問に愛は泊まり込むと。
光太たちは「哲生の食事付き」を羨ましがります。
隣に座った百谷と初めて会ったときのことを思い出した哲生は、愛が悔しそうに誉めていたと話しかけます。
隣で聞いていた愛は慌てて否定します。
仲がいいと微笑む百谷のことをじっと見ていた哲生。
番組が始まると、皆が興奮でテレビに食いついていると、「立役者」が教頭と紹介されて腹をたてます。
その様子を含めて、嬉しそうにテレビをみていた愛。
意気込みや曲のことを話す倉田のことをみていた愛たちや家族、ライバルたち。
倉田が最後まで全力で曲と音に向き合うと言っていたのを愛は嬉しそうに見ていました。
その頃、派手な男は「宇月」に自分が送った動画を確認したかと電話。
派手な男が面白そうなことになっている言うと、宇月も頷き、画面にうつる笑顔の箏曲部の愛たちを見つめるのでした。
この音とまれ!99話ネタバレ
追ってくる深くて逃れられない暗い過去
息が上がる傷だらけの愛。
倒されて散らばる弦の切れた複数の筝。
パトカーや警察官、刑事の姿に「久遠源」の家での異変に近所の住人や野次馬が集まっていました。
傷だらけの愛は悔しそうに唇を噛んでいると、木の棒で殴りかかってきた男の攻撃を腕で受け止めた愛。
木の棒を奪い取り、男の腹に蹴りを入れ倒したフラフラの愛の足元には、愛に倒された男たちが転がっていました。
男の胸ぐらを掴んだ愛は、自分ではなく関係ない祖父の家を襲った理由を自分を問いただそうとします。
男は金で雇われただけと怯える男から、依頼人が「宇月」だと聞かされ、驚いて固まっていると、警察官がライトを照らして捕まえるように言ってきます。
警察官に腕を押さえられた愛は、自分は違うと必死に訴えるも面倒をみてくれる祖父の家を壊したと信じない警察官。
「仲間割れ」をしてケンカをしたのかと。
「何もしていない」と再び訴えようとする愛。
警察官には仮に愛でなくとも、この惨状の「原因」は愛にあるとのではと。
自分に原因があるの指摘に壊れた筝や祖父の家の様子が頭に思い浮かんでふらついてしまう愛。
驚いた警察官がふらつく愛を支えます。
自分のせいと言われて息が荒くなり固まる愛。
すべて自分のせいなのかと。
祖父の大切なもの、すべて。
祖父の大切な仕事、筝を作る仕事も全部と筝を作る祖父の姿、祖父との時間が愛の頭に思い浮かんできます。
「俺」がと、祖父が自分の「じいちゃん」でいたいと話していたのが頭に。
うつむいた愛の頬に涙が伝うと、「じいちゃん」はもう自分には笑ってくれないのだと思ってしまうのでした。
警察官に立たされる愛を野次馬の後ろで見つめていた男。
愛はそれがフードを被った「宇月」だと気がつき、ぼんやりと見つめると、宇月の唇が「六つの形」を。
「おかえり愛」と嬉しそうに微笑むのでした。
愛の無意識の行動
何度もさとわに「久遠」と呼ばれて目を覚ました愛。
やっと起きたと教室の机で突っ伏して眠っていた愛を覗き込むさとわ。
側の哲生も放課後まで寝ている愛に呆れます。
ぼんやりと驚いたようにさとわと哲生を見つめる愛。
愛の物凄い汗の量に驚くさとわはスカートのポケットからハンカチを取り出して、そんな状態でよく居眠れると呆れられます。
シャワーを浴びたような汗の量をみて頬の汗を拭こうとして我に返り、赤く固まってしまったさとわの手に触れた愛。
驚いたように見つめ合う二人。
何も言わない愛に赤くなって戸惑うさとわ。
その甘い雰囲気に困ったように小さく咳をした哲生。
部活の時間が短くなるのにぼうっとしていて大丈夫かと言われて、我に返った愛はさとわの手を握ったまま部活に行こうとします。
愛と手を繋いだままの状態に赤くなって戸惑うさちわ。
愛は哲生に部活の後に家にいくから「オムライス」を作るように頼むと、目的は勉強ではと冷静に突っ込む哲生でした。
負けず嫌いの愛
さとわの手を取ったまま廊下を突き進む愛。
手を繋いだままを他の生徒に見られることに戸惑ったさとわは、何とか手のことを愛に訴えます。
立ち止まった愛もようやくさとわと手を繋いでいたことに気が付くのでした。
無意識に手を繋いだままだったことに愛は、動揺を隠すように前を見つめます。
愛の様子の異変に何かあったのかと愛を気遣うさとわ。
前を向いたまま否定した愛は誤魔化すようにソロをテストが始まる前に完璧に出来なかったという愛の横顔をじっと見つめます。
皆も一緒と言われて、さとわは完璧という愛の言葉をさとわはあれは自分の完璧と違うと、そう見せているだけと否定。
演奏の「核」になる「大切な部分」が技術だけでは補えないと「一番大切な部分」が欠けていると。
さとわの言葉にぐっと言葉を飲み込んだ愛がいきなり走り出したのでさとわは驚いてしまいます。
立ち止まった愛は先に行くから、さとわには物凄くゆっくりで来るようにと、自分と差をつけるなと怒りながら走り出すのでした。
残されたさとわは愛の言葉を思い出して、愛と繋いでいた自分の手を見つめます。
汗をかいていたのに愛の手の冷たさに手を繋いだままがよかったと後悔するさとわでした。
哲生に接触してきた影
一人で下校中、鳴った哲生のスマホ。
「知らない番号」を不信に思いつつ電話に出た哲生。
「久しぶり」と言う男の声に暗い過去に呼び戻されてしまいます。
自分が分かるかと聞かれて、「我孫子」だと名前を呼んだ哲生。
覚えていた哲生を「記憶力が良い」と嬉しそうにする我孫子。
用件を聞かれた我孫子は哲生なら頭がいいから気付いているはずと、「愛のテレビ」を見たと嬉しそうに言います。
「宇月も愛のテレビを見た」とも。
「保護者」なのに愛をテレビなんて出させるべきなかったと。
宇月が愛が出てるテレビを見た反応はわかっているはずだと言います。
哲生は愛が「宇月たちの目」を気にして生きなければならないのだと。
愛の生活は愛自身が努力して手に入れたもの、テレビでも何でも出たらいいと哲生。
哲生の言葉を軽い調子で格好いいと言った我孫子は、自分たちには「正論」は関係ないと笑います。
「わかっている」と言って哲生は電話を切ろうとするのを軽い調子で止めた我孫子。
「大事なこと」を伝えていないと、哲生が考えているより、状況がかなり面白いことになっていると。
我慢しきれないと言う感じで我孫子は「あること」を哲生に伝えてくるのでした。
哲生の心配
哲生はいつも通りに家を訪ねてきた愛を向かいいれます。
哲生が作った愛のリクエスト「オムライス」をテーブルで向かいあって食べる愛と哲生。
愛は練習時間が短かったから、内緒で残ろうとしたら滝浪にバレたと愚痴りながらオムライスを食べていた愛。
短い時間で練習して頑張っている堺を凄いと愛が感心、哲生も微笑んで同意。
そんな哲生を見ていた愛は哲生に何かあったのかと問いかけます。
驚いた哲生は「元気がない」と言われて、「いつも通り」だと。
愛が来るまで読んだ漫画の展開が気分悪かったと哲生。
テストの前なのに余裕で漫画を読んでいることに愛は腹を立てて哲生に突っ込みます。
いつも勉強していると返すと、百谷も似たようなことを言っていたという愛の言葉に反応する哲生。
テストの前でもバイトを普通に予定、足立の練習にも付き合って演奏も良くなったと。
百谷は凄いと言う愛の言葉に「百谷は信用できる相手」なのかという哲生の質問に驚く愛。
初めて会った時から、愛の知っているようだったと。
同じ中学出身ならば大抵の連中が「あの事件」を知っていると遠い目をする愛。
遠い目をする哲生を見た愛は、哲生の膝を何度も蹴ると哲生は心配性だと。
百谷は大丈夫だと笑った愛は、百谷の音は好きだと、自分はあの頃とは違うと笑います。
そんな愛を見て頷く哲生。
上手かったと嬉しそうに言った愛は洗い物は自分ですると言います。
当然だと言った哲生は、黙り込んでしまうのでした。
百谷の正体、宇月との関係
我孫子との電話を思い出す哲生。
「百谷名都」と言うのが愛と一緒の部活にいるはずだと言った我孫子。
愛と哲生は「百谷名都」のことを知らないはずだと。
知っていたら、愛が百谷と一緒にいるはずがないと言います。
我孫子が何を言っているのかと戸惑う哲生。
その頃、百谷が「Blue」と言う店にやって来ていました。
「助っ人」に来たのかと聞かれた百谷はそうだと答えます。
「客」が来ていると言われた百谷。
客はフードを取ると、「久しぶり」だと言って、宇月が百谷を「名都」と呼びます。
百谷は目を丸くして驚くと、宇月はニッコリと微笑みます。
我孫子は電話で話した時、哲生に「百谷名都は宇月の弟」だと衝撃の事実を伝えてくるのでした。
この音とまれ!99話の感想・まとめ
今回は愛の暗い過去が出てきました。
かつての愛の最大の後悔の話ですね(;>_<;)
警察官に「お前に原因がある」なんて言われてしまって、それによってとらえられた心が辛いです(;>_<;)
すべてが崩れていくような感覚。
愛の涙(。・´д`・。)
辛いです。
そして、現れた男。
その口の動きから言った言葉「おかえりチカ」。
宇月のその笑顔が怖いです(;>_<;)
それでもその扉絵から見ても、二人の関係は特別だったように見えます。
タイトルの文字にもそれが現れていますね。
夢から覚めた愛の汗の量にもそれが現れていました。
それにしても、汗を拭いてくれたさとわへの態度に愛の想いが出てますね(*^▽^*)
でも、愛の方はまだまだなんでしょうね。
哲生の方が愛の想いに気付いてそうですね(*^▽^*)
さとわが気遣った時、愛は筝の話に変えました。
内容はともかく、何となくはさとわも何かに気付いてそうですね。
そして、過去が動き出しました。
我孫子からの電話に哲生の反応。
哲生にあんな目をさせるとは、本当に暗い過去に思えます(-“”-;)
哲生と話す我孫子の様子からも、この我孫子も油断がならないって感じですね(;>_<;)
それを冷静に返す哲生も、やっぱり凄い(*^_^*)
表情がわかりにくい哲生のことが、全部じゃないとしてもその感情には気付いている愛。
二人の長い付き合いからなんでしょうね。
哲生が愛のことをよくわかっているように、愛も哲生のことをよくわかっています(“⌒∇⌒”)
これから起きる愛の過去のくらい影。
宇月とのことにも哲生は全力で力を貸してくれるでしょう(〃^ー^〃)
愛と哲生なら乗り越えられそうです。
もちろん足立たち3人や、箏曲部の仲間たちもです\(^-^)/
百谷のことも我孫子に「宇月の弟」と聞かされても、愛の直感を大事にしてるようで。
あえて口には出してないですが。
そして、物語は百谷と宇月が顔を合わせていました(・・;)
宇月は、一応ニッコリとは笑っていますが、百谷の驚いた表情が何を意味するのか。
ただの驚きなのか、それ以上の意味があるのか気になるところです。
哲生が宇月のことを知って、百谷と宇月の関係のことを知って、これからどうなっていくのか気になります。
次回も楽しみです。
「この音とまれ!」を無料で読む方法!
今回は、「この音とまれ!」の99話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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愛に封印した過去が忍び寄ってきて、哲生が警戒。
百谷の兄だった宇月の登場に!?
ぜひお手に取ってご覧下さい!