2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
もはや知らない人はいない!?自転車漫画と言えば?と言われてほとんどの人が名前を出すくらいには有名な「自転車漫画の金字塔」!アニメも4期まで放送され、アニメ映画化、実写映画化、実写ドラマ、小説、舞台と様々な場所で自転車の熱きバトルを表現している大人気作品です🚴
アニメオタクで運動部に苦手意識のあるちょっと気弱な高校生・小野田坂道。
廃部寸前だったアニメ研究部を立ち上げるため奔走していたある日、激坂と言われる学校の裏門坂をママチャリで鼻歌交じりに登坂していた所を、ロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に発見され、レースを仕掛けられた小野田。当然負けてしまうのですが、その後小野田のホームとも言える秋葉原で同じく同級生・鳴子章吉と共に自転車を走ったことで自転車の魅力と自身の自転車能力に気付き、総北自転車競技部に入部を決めます。
個性的な先輩、同級生、後輩、ライバルたちとしのぎを削りインハイ2連覇という快挙を成し遂げた小野田。現在3年生時総北としてチームを引っ張る小野田。後輩たちを率いて地元・峰ヶ山でレースを繰り広げゴールは目前!果たして最大のライバル校・箱学を打ち砕けるか・・・!?
今回はそんな「弱虫ペダル」627話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
鏑木が落ちていった総北と、ゴール争いを今か今かと待っている箱学。総北のエースは小野田じゃなくて段竹かも?と踏んだ箱学、高田城は考えて状況を探ろうとするが、新開悠人は「段竹が相手ならさすがに負けないっしょ?俺新開悠人っすよ」と余裕綽々といった感じ。
段竹なんて名前も実力も知らない。ならきっと大した相手じゃないと、悠人は飛び出して段竹に体当たりを仕掛けた!「1年生でエースなんてかっこいいじゃんスゲーじゃん?やっとチャンス来たって喜んだ?」と段竹を煽るような褒め言葉を羅列していく。
急な悠人の体当たりによろける段竹に「それって実力?」と今度は凄んでみせる悠人。「確率の低いゲームで当たりが出た時、お前はチャンス到来って喜ぶタイプ?俺は地面張って泥なめてでも手伸ばして自分で掴むモンだと思ってるよ?」
悠人がそう言うのにも理由があり、今までどんなに自分の力で勝利をもぎ取ってきても「新開隼人の弟」としてしか見て貰えなかった。自分の勝利なのに兄の話を聞かれることもしょっちゅう。それがどんなに悔しく悲しかったか。しかし段竹もジャージの重みを知っているので譲れない、と悠人の挑発を受け止める姿勢を見せた。
「勝負しようぜ段竹!答えはyes一択だろ!!」そう言って飛び出した悠人!悠人はどうあがいても「新開悠人として」勝利に執着を見せ、段竹を挑発し続ける。しかしその後ろで高田城は予想していた。
小野田がエースじゃないってことは、ゴール直前まで小野田がアシストするということだ!
飛び出していくのは得策ではないと思うが・・・悠人の爆速クライムに小野田はどうアシストを見せる!?
弱虫ペダル627話ネタバレ
小野田、全開!
残り2.5kmで新開悠人仕掛ける!小野田は悠人がこのままゴールを狙うつもりだと踏み、段竹を全開アシストする方針を固めた!
「僕が前を引いて新開くんを全開で追います!段竹くんは絶対に離れないで下さい!!」「は、はい!!」
一人取り残された高田城は、観客の「神奈川が独走?」「総北ピンチじゃん!💦」という言葉を聞きながら考えていた。
この状況は必ずしも有利ではないんだ。1年段竹がエースってことは、小野田がエースではないということはすなわち、小野田がアシストをするということだ!!
1年生の時からの小野田の得意技、高回転(ハイケイデンス)クライム!!他を圧倒するペダルの回転で一気にスピードを上げる!後ろで見ている段竹も改めて間近で小野田のケイデンスを目の当たりにして圧倒されている・・・!
ケイデンスが上がって小野田の足が見えなくなるほどの回転数。こっちがゾッとするほどのプレッシャーが沸き出てくる!!
あまりの凄さに思わず見とれていた段竹、ハッとして必死でハンドルを握り直す。しっかりハンドルにしがみつき、姿勢を低くしサドルの前端に座って前に荷重を移すんだ。今から小野田さんが全開で加速するんだ!!
ロードバイクはスピードが物を言う競技。自転車も極力抵抗と重さを削ったスピード特化型マシン。だから速い人が全力で牽引する場合、しっかりついていかないとそのスピードや遠心力などに負けて文字通り「振り落とされて」しまうのです。小野田も過去、先輩やライバルたちと走ったからこその後輩・段竹への宣言でした。小野田のハイケイデンスクライムが本領発揮!!🚴Ξ3
近くで遠い存在、でも
小野田のハイケイデンスクライムは、新開悠人に追いつくつもりのスピードのため恐ろしく速い!壁坂なんて何のそのといった感じでロケットのようにひたすら前進する!!
速えぇ!!目がチカチカする、何か瞬間意識が飛ぶ。本来後ろにいる方がラクなはずなのに、全然ラクじゃない!
小野田の後ろで息を切らしながら必死でついていく段竹、だけどこれがインターハイレベルなんだ。小野田さんはこの小さな体で、細い足で、インターハイを2連覇したんだ。
確かに小野田はスポーツの部活にいるメンバーとしては身長165cmで痩せ型の小柄な先輩。だけど速いのはインハイ2連覇という結果でも出てるし段竹は間近で見てるからわかるのだ。間近でこのシビれるような走り見せられたら、とてもじゃないけど全然「小さく」なんて感じない。普段はちょこんと座ってて遠慮がちな小野田先輩が、コース上だと化けるんだ。
自転車に跨れば巨人のようにでかく強く大迫力に変わるんだ。
一番近くにいるのに、一番遠い存在。それが小野田さんなんだ。
いつもはちょっとドンくさい所だってあるのに・・・思い出しながら、段竹はニヤッと笑ってみせた。
遠い存在だからこそ、追いかけますよ追いかけさせてもらいますよ。今年のインハイ見て体験して、来年は俺もインハイ行くって決めたんで!!
どんなに苦しくてもついていけ段竹竜包!!「ガルアァ!!」
咆哮して気合いを入れ直すが、やはり全力の小野田について行くのは厳しいものがある。
それを察してか小野田は「きついですか、苦しいですか」と段竹に声をかけてきた。「そういう時は、」
「支えてくれた皆さんのことを思い出してください😊」
ぱぁっと明るい表情で笑顔を向けた小野田。・・・え?
思いが背中を押すか
皆さんのことを思い出して、と明るく笑ったと思った瞬間「ペースは落としませんこのまま行きますので!!」と再び険しい表情になった小野田!
一瞬あっけにとられる段竹だが、すぐ口元を綻ばせて「はい!」と返事をした!「そういう時は」って言われて一瞬ペース落とすのかと思ってしまったけどそうじゃなかった。これがインターハイレベルなんだ。思わず俺は普通だななんて考えてしまう段竹。そのくらいインハイに出た新開悠人は怖くて勝てる気がしない。でも俺にはそんな悠人を負かして2連覇を決めた小野田を始めたくさんの先輩や仲間がいる。
小野田のオーダーを守って落ちていった鏑木。元々走る予定だった杉元定時も自分を信じて魂を託してくれた。そして。
ある日の練習で今泉とレース形式で走っていた段竹。ギリギリまで追いつけてたのに最後抜かれたと悔しがる段竹に今泉は「山速くなったな。クライマーか?」と言って登りの朝練に付き合わせてくれた。朝練でも脚力をつけてから少しずつ体重落とした方がパワーつけた状態で軽くなるからと教えてくれた。得意分野について尋ねた時鳴子は「そんなもん気にせずガンガン伸ばしたらええ!その方が派手やし目立つしな!✨」と言ってくれた。小野田も「最近登り速いよね」と今泉と話していて、その後エースに選んでくれた。
先輩方が言葉をくれたおかげで嬉しかったし熱くなった。
「小野田さんもう少しペース上げて下さい!」その言葉に小野田は嬉しそうに「うん!!」と答えた。
怖がってる、圧倒されている場合じゃない。
支えてくれた、力をくれた皆のために、今度は俺がそれを返す番なんだ!!
総北はずっと「支え合うチーム」。飛び出した新開悠人に総北追いつけるか!?
弱虫ペダル627話ネタバレ
ついに小野田の伝家の宝刀「高回転クライム」が火を吹いた!初めて自転車レースというものを体験した日から開花していた、かつてのキャプテン・金城真護も目を見張った小野田の妖怪めいたペダル回しはいくら段竹とはいえやはり尋常じゃない技でしたね✨
そしてその金城キャプテンの時代から引き継いできた「総北は支え合うチーム」が、小野田にもきちんと伝承しているのがグッと来ますね😭✨そしてきっと段竹にも伝わっているんじゃないかと思います。だからこそ「皆の事思い出して」の言葉でほぼ全員の姿が出てきたんだと思うし、それを力にすることができた。やるべき時に妥協するのではなく打開策を述べられる所が「小野田も経験から成長したんだな」ということがわかりますよねw
段竹が考えていたように、いつもの感じとは全く違って自転車乗れば化ける小野田ですが、このキツイ登りを越えた先で段竹も化けますかね・・・?来年インハイ出たいって宣言している通り、私は段竹も鏑木と一緒にインハイメンバーになってほしいと思っていますが、割と「普通」をしている段竹に何か、「技」と呼べるものが発現するでしょうか・・・w
悠人との決着も気になりますが、段竹の今後の成長も楽しみですね!
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の627話ネタバレを紹介しました!
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