弱虫ペダル626話ネタバレ感想!スズメバチの執着とあがき

弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」

もはや知らない人はいない!?スポーツバイク漫画の金字塔と言っても過言ではないでしょう!気弱で運動嫌いなオタクの主人公・小野田坂道が自転車を通していろんなタイプの先輩、同級生、後輩、ライバルたちと交流することで自転車の知識や技術を身につけるだけでなく、人心掌握技術やピンチの切り抜け方なども身に着けていく成長漫画でもあるのです!ちなみに作者の渡辺航先生は2000年代に話題となった「電車男」の作者でもあるんですよw

アニメや漫画好きで運動部には苦手意識があった高校生・小野田坂道。
入部希望だったアニメ研究部が廃部寸前になっており、再建のため奔走していたある日、激坂と言われる総北高校の裏門坂を鼻歌交じりにママチャリで登坂していた所を同級生でロード実力者・今泉俊輔に発見されます。プライドの高い今泉は小野田に対抗心を燃やし、レースを仕掛けます。当然負ける小野田ですが、自転車への魅力と可能性を感じ、その後秋葉原で偶然出会った同じく鳴子章吉と一緒に走ったことで自転車への思いを磐石なものとし、自転車競技部に入るのでした🚴

高田城とのつづらバトルを終えて小野田と段竹に勝利報告ができた鏑木!だけど自分の役割はここまでとばかりに落ちていって・・・?

今回はそんな「弱虫ペダル」626話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

鏑木と高田城に追いついた本隊の小野田&段竹と、新開悠人。その本隊に👍サインを見せ、勝利報告ができた鏑木に心から喜ぶ段竹と安心した様子の小野田。幼馴染同士の段竹と鏑木はお互いを讃え、背中を叩きあって再会を喜んだ。

鏑木の背中に置いた手から、熱気や呼吸や蒸気を感じて、一番近くで段竹を応援する約束が果たせてよかったという鏑木の言葉を聞いて、鏑木は自分のために高田城の挑発に乗ったわけではなくチームのために存分に働いたんだと並々ならぬ思いが沸いてくる段竹。だが何だかいつもの鏑木らしくなく弱々しい口調でうなだれる鏑木。

残り4kmまでって言われたけど行けなかったっす。俺オールラウンダーなのに、今回のバトルはこたえたぜ・・・!
段竹の背中に置いていた手が離れ、どんどん後ろに落ちていく鏑木!一差ぁ!!!叫ぶ段竹の後ろで小野田は力強く「ありがとう」と叫ぶのだった・・・。

地元レースだからか、ギャラリーの総北への期待は凄まじく、小野田コールや総北への熱いエールが飛び交う中、鏑木はすごい奴なんだと大切な幼馴染でチームメイトの思いを背負う段竹。小野田と時々前後を交代して走る様子に、箱学の2人は妙だと感じる。小野田の動きはエースの動きじゃない。小野田が王だと思っていたが、もしかしたら取り巻きのフリした王は段竹なのではないか。

途中で作戦変更をしたのか、それとも最初からか。どんな奇策を繰り出してくるか、とあれこれ考えてしまう高田城に「そんな考えなくてよくないすか?」と涼しい表情の悠人。

「この後段竹と俺の勝負ってことなら負けないでしょ?俺新開悠人っすよ?」
頂上のスズメバチ(ピークホーネット)が牙を見せる。総北はどう立ち向かう・・・?

弱虫ペダル626話ネタバレ

スズメバチの「仕掛け」

「峰ヶ山ヒルクライムレース」は千葉県の秋の大一番のレース。先頭にいる総北と箱学の決着がつくまで残り3km。ラストの難所「壁坂」を前に鏑木は落ちてしまったが、残りの4人のうち2人のクライマーを残して壁を登っていく。

千葉県の誇りとして、2連覇した総北への期待が観客全体から伝わってくる。ゴールに近づくにつれギャラリーの数も増え、ますます総北へのエールが増している。箱学にとっては完全にアウェイの空気。前年度、小野田と走った先輩・葦木場拓斗の感じた雰囲気ともまた違っているのは、やはりインハイで2連覇したご当地の凱旋レースだから、観客は地元総北を応援するのは必然といった所。

「いいっすねぇ」そう言って補給食をかじった新開悠人。高田城が異変を感じ取ったのより少し早く、悠人はサドルから腰を上げ「そういう逆境を力ずくでひっくり返すの嫌いじゃないっすよ!!」とスピードを一気に上げた!

コース上に出て総北を応援している観客とガードレールのわずかな隙間を、ものすごいスピードで走り抜けていく悠人!「コース上に出ると危ないすよぉ!!」と注意してやるも、その観客は何が起きたかわからないといった雰囲気。他の観客も「神奈川に1人めちゃくちゃ速いヤツがいる」と圧倒されている様子💦

「る、しゃあぁっ」と叫んで先頭を走る総北に並んでみせた悠人!急に仕掛けてきた悠人に小野田も段竹も不意を突かれたという感じで驚いている!どうやら悠人、早く段竹を沈めたくてうずうずしている様子!

「俺から仕掛けていいすか?名も顔も知れない段竹とかいう1年が最後の相手ならさすがに負けないでしょ?俺新開悠人っすよ?」
このまま勝負になってしまうのか・・・?

チャンスは偶然じゃなく実力で

高田城は心の中で「待て」と言うが、悠人は総北に並んだまま段竹に体当たりを仕掛けた!小野田はエースじゃないと踏んだ悠人は「段竹くん!」と声をかけた小野田には見向きもせず段竹を押す!

「裏かかれたよお前がエースなんて!やるじゃんカッコイイじゃん!よかったじゃんでかいチャンスもらって!気分はハッピー?ラッキー?」「俺んとこにも順番回ってきたって感じ?」矢継ぎ早に段竹に話しかけながら段竹を押すのをやめない悠人!悠人なりの「勝ち」を確信した激しい挑発に、声を漏らしながら何とか持ちこたえる段竹。しかしふらふらする段竹を見て「それって実力?」と凄んで挑発をする悠人。

あまりの凄味に思わず固まる段竹。気にせず悠人は「たまたま当たったビンゴやダーツにチャンス来たって思うタイプ?お前」と凄んでくる。思わず小野田も圧倒されていると、「俺は、地面の泥なめてそれでも上向いて手伸ばして手に入れるのがチャンスだと思ってる、よ?」と断言してみせた。悠人がここまで勝ちに執着しているのも理由がありました。

自分が頑張って勝ち取った勝利でも、兄の名前がついて回った。新開悠人ではなく「新開隼人の弟」として評価された。せっかく1位獲っても聞かれるのは兄のことばかりだった。それが悔しくて、必死で「俺は新開悠人」だと頑張ってきたのだ。それを段竹も何となく感じて思わず武者震いが出る。

「頂上のスズメバチ(ピークホーネット)」新開悠人。本気で闘ってきたヤツの本気の言葉、相手のすべてを否定してでも勝ちを獲るって覚悟の目は本物で、圧倒されそうになって汗が出る。けど、このジャージの重みは誰よりも近くで見て来たから!「俺もゆずらねェ」

段竹にも本物の思いがもちろんある。しかし悠人は「クスッ」と笑い、「まぁその言葉が本物かわかるのがこっからの2500mだ」と臨戦態勢に入る!段竹どう動く!?

状況は有利か、それとも

残り2500m!あとわずか!
新開悠人の誇りにかけて段竹に勝負を仕掛けた!「段竹!答えはyes一択だろ!!」

あっという間に加速して飛び出していった悠人の圧力に、思わず「うあっ速っ・・・」と声が漏れてしまう段竹!同時にすげぇとも思ってしまった段竹、勝てる気がしない。でも、「やるしかねぇ!!」腹の底から声を出して全力を足に込める段竹!!

残り2.5kmも変わらず登り坂。それでも爆速で登坂していく悠人に観客も気づきながら圧倒されている。もはや悠人の独走状態!?独走しながらも悠人は段竹について考えてみる。段竹、奴の実力は確かに知らないけど、俺の方が実力は格段に上でしょ!!負ける気がしない!!「追いつけるもんなら追いついてみろよォ!!」勝ちを確信して得意の坂を登っていく悠人!

一人取り残された高田城は、飛び出していった悠人を心配していた。悠人考えろ、この状況は必ずしも有利ではない!小野田がエースではないということは、小野田がアシストするということだ!つまりは、ゴール直前まで段竹に小野田がついているということ!!単独の悠人に、総北は2人で挑んでくるということ!小野田はクライマーとしての実力者!!

高田城の心配が的中したか、小野田は悠人を追いかけると段竹に報告!
「僕が前を引きます!全開で!!絶対に離れないでください!!」

小野田のアシストが炸裂!?悠人を捉えられるか!?

弱虫ペダル626話感想・まとめ

新開悠人が動きましたね!でも高田城と同じ轍踏んでないかな?とちょっと心配です💦悠人は前年度のインハイ走ってるクライマーで実力はありますが、「新開隼人の弟」という肩書を振り払いたい気持ちが先行しすぎてないでしょうか?💦

そして段竹を目の仇にしすぎ?実力も知れないし名前も顔も知らないメンバーがエースになれているのに嫉妬しているのでしょうか?自分はどんなに頑張っても兄ありきの自分だったのに、あいつはいきなりエースになってる!と悔しい思いをしているのでしょうか?悠人の悔しさはわからないでもないですが、あまりに目先の恨みに執着していると周りが見えなくなりそうですが・・・💦

しかし、悠人の加速ぶりは確かに美しくスピードを感じますw段竹もその実力には圧倒されそうになっていたし、体当たり勝負にもフラついていましたが、総北の戦い方とも言える「団結力」が実力を上回るかもしれません・・・チャンスは地面舐めてでも自分で掴み取る悠人ですが、その点「誰かの力を借りる」のは慣れていない気がします・・・

ついに小野田が本気を出す!段竹を悠人より速くゴールに送れるでしょうか!?
次回は巻頭カラー!楽しみです!

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今回は、「弱虫ペダル」の626話ネタバレを紹介しました!

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