2016年9月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「BEASTARS」。
アニメ化もされ、第二期放送も決定!現在東武動物園とのコラボもしている話題の「動物によるヒューマンドラマ」です!
「獣人」の肉食獣と草食獣が共存する世界では、肉食が草食を食い殺してしまう「食殺」が最も残虐で重罪とされています。
そんな世界の同じく共学のチェリートン学園で演劇部のアルパカ・テムが食殺されている所からお話は始まります。事件の真相を探ろうと、現場をウロついていたハイイロオオカミ・レゴシが主人公です。
真面目で不器用、今まで肉は一切食べて来なかったレゴシ。事件を追いながら様々な種族と交流をしながら異種族を、そして自分を理解し成長していきます。ウサギのハル、アカシカのルイとは運命的な出会いをし、ハルとはいびつだけど恋仲、ルイとはデコボコだけど唯一無二の親友になりました。
食殺犯を捕まえ、学園を退学したレゴシは一人暮らしを始めます。大人の世界に入ったレゴシが新たに出会ったヒョウとガゼルのハーフ・メロンに興味を持ったことで世の中もおかしくなっていく。ハーフである故の苦しみや怒りにより暴走するメロンをレゴシはルイたちの力を借りて戦い、ついにメロンは倒れた!
食肉を正当化していた裏市は取り壊され、世の中は少しずつ変化していくけど、それと共に現実的に生きて行く動物たち・・・完結まであとわずか、レゴシの運命はいかに・・・?
今回はそんな「BEASTARS」195話のネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
演劇部の後輩・ジュノと待ち合わせをし、特にシナリオのない電車デートをすることになったルイ。
「今日先輩は私とキスします!」
唐突に自信ありげに目をギラギラさせながらそう宣言するジュノに、驚きながらも冷静に「俺を巻き込むな」と吐き捨てるルイ。でも、ジュノのそんな自信たっぷりの言動にはわけがあるようで。
「卒業式の私とのキスを忘れられないから、今日も断れなかったのでしょう?」
かわいい所もあるんだよな、と思いながら映画を勧めるルイだが、「今日は私だけに集中して!」なジュノ。ジュノとは真逆の「ビジネスにのみ集中して下さいね」と冷たく言い放つ婚約者・アズキと無意識に比較してしまうルイ。
アズキとはデートらしいデートはしたことないが、きっと感情を表に出すことはないだろう。それにひきかえ、ジュノとは電車に乗るだけで映画何本分かに匹敵する時間だ。光も風もすべてがジュノを演出する。まるで森羅万象を取り巻く女優のようで、だから卒業式のキスも現実味がなくて自分の立場を忘れそうになる。
アズキが形式に沿ってしてきたキスは、感情もなくお互いの将来と会社のため。腹を括るための政略結婚の儀式。自分を庇って捕まったシシ組を将来的に迎え入れるため。現実ではすべてを手に入れることはできないのだから。
「卒業式が忘れられないのは事実だよ」そう本音を漏らしたルイに「何で忘れられないのか私わかりますよ」とジュノ。
「唇越しに私の切歯、犬歯、裂肉歯を感じたから。全部覚えて」
ルイの指を歯に這わせてさよならを告げるジュノ。「これで牙のないキスが物足りない体になっちゃいましたね」
ルイを置いて下車するジュノは、どこか足取りも軽やかに遠い町を闊歩するのでした。
BEASTARS195話ネタバレ
どっちつかずのデート
こちらはレゴシとハル。デートと言えないデートをしているようです・・・
ハルに集中したいのに、ハルの耳が異様に広がっているのが気になってしょうがないレゴシ。そんなレゴシに「寝ぐせついてる?」と女の子らしく気にするハルだが、たどたどしく「平気」なんて言うレゴシ。相変わらず心の歩調がガタガタな2匹・・・。
レゴシがこんなにもハルの耳を気にしているのは、ウサギの生態を知り尽くしていて耳が広がる理由を知っていたから。ハルはイラ立っている!ウサギはイラ立ちによって上昇した体温を放熱するために耳が膨らむ。原因は俺か・・・?なぜ・・・?
あ!
2度目のプロポーズを待ちくたびれているんだ!!
ドレスを着て耳の風船🎈を膨らませるハルの姿を妄想するレゴシ。何かシュール・・・。1度目は、テム食殺犯との決闘前に図書室で唐突にしたプロポーズ。しかし「そんな空気読めないアンタなんかとお断り!」とフラれてしまいました💔
メロン逮捕の謝礼として、ルイの足を食った「前科」を「特殊経歴」に変えてもらったおかげで異種族のハルとの結婚は可能だ!メロンにも勝ったしバイトも復帰、今の俺は地味に絶好調!波に乗るなら今日だ!!
歩幅をハル3歩で1歩にし、映画館はハルのため最前列にし、ウサギの毛にいいとされるパパイヤ専門店を選ぶ。ハルにとって十分すぎる気遣いをするレゴシ。しかし耳は膨らみっぱなし。
「今日は私がエスコートしたかったのに」というハルにきょとんとするレゴシ。
「ルイから電話があったの。レゴシを労ってやれって」
世界より重い一言
ルイの名前を聞いてハッとするレゴシ。
「話したって言っても数秒よ?一言だけ言ってすぐ切られたし」
「世界を変えたからって」
思いつめたような表情で「よくわからないけど」とうつむくハル。今のレゴシくん、本当にそれくらいやってのけたような顔つきでカッコよくなって優しくなって。
ハルが自分に魅せられてる!?今だ!!
「ハルちゃん俺t」「見てるとイラつくの💢」
たちまちハルの膨らんだ耳が元に戻る。同じようにレゴシの勢いもしぼんでいく・・・。
「帰るわ」そそくさと店を出るハル。ハルのイライラはレゴシが圧倒的に優位に立っているような雰囲気だったようです・・・
プロポーズ遮られた、デジャヴだ。
「世界を変えた」?そんなことより好きな女の子の心を理解する方がずっと難しい。たった一言で時間を止めてしまうような力を持つ相手との戦いが最後に控えているとは。
逃げるように電車に乗るハル。追いかけるレゴシ。ずっとむすっとした顔をドアに押し付けるハル。「俺に悪い所があるなら教えて、全力で直すよ」この期に及んでそんな気遣いめいたセリフを吐くレゴシに、せめてもの抵抗でだんまりを決め込むハル。そうじゃないんだレゴシくん。
「レゴシくん」「ハイッなんでしょう」
対等な永い戦い
「結婚しよう」
!!!
「で、すぐ離婚しよう」
!!??
混乱するレゴシとザワつく乗客たち。勢いよく電車を降りるハルを追いかけながら、「待って!どういうこと!?」とレゴシ。「結婚したあとすぐ離婚したいの!!言葉そのまんま!!」乱暴に吐き捨てるハルに「何で離婚?」とレゴシが尋ねると「度肝抜いてやりたいからよ!!」と怒りに任せて怒鳴るハル!💢
「だって私・・・」と、息をついて静かに訴え始めるハル。
「レゴシくんに勝てる所1つもないけど、恋愛なら度肝抜いてやった方が勝ちだから簡単だもん」
「今のレゴシくんは自信に満ち溢れてて優しくて強くてまるで完璧。このままあなたと幸せになっちゃったら、私敗けたまま。大昔から変わらない。ウサギがオオカミに負けたままなんて嫌だよ」
「レゴシくんを愛してる。対等になりたい。永遠に私を追ってほしい」
ハルの本音。男と女じゃなく、ウサギとオオカミじゃなく、レゴシとハルだからそんな希望を含んだワガママが言えた。
俺がたまらなく好きな、全力でウサギのハルちゃんだ。
「こんなプロポーズアリなの?」くしゃっと笑うレゴシ。
「愛してる。イエスって言って」毅然と言い放つハル。
プロポーズの行方は・・・!?
BEASTARS195話感想・まとめ
ルイとジュノが切ない終わり方だっただけに、レゴシとハルはまだ前向きな気分になれるコンビですね。ハルが難しすぎてレゴシが空回りしっぱなしですが・・・。
レゴシがハルにあれこれ気遣いするのも、すべては「ハルが幸せでいてほしいから」。でも、ずっと被食者側だった弱いウサギのハルにとっては、レゴシの気遣いは重くて苦しくて絞め殺されるような気分なのでしょう。被食者で弱い存在でもそれなりに生きていたのに!急に現れたレゴシが悔しかったんです。つくづくゴーシャの孫ですよね、レゴシ・・・。
でもレゴシは、自分を食べるとかそういう感覚はなく、本気で「ハル」である自分を想ってくれているから邪険にできない。だからこその「対等でありたい」という本音だったのではないでしょうか。「女なんて優しくしてやりゃいいでしょ」とか思ってる男共に聞かせてやりたいですね・・・!←
ウサギとオオカミだって、いつまでも捕食者と被食者でいられませんね。
こっちも「世界を変える」必要がありますよね。
前回に引き続き、電車内でのやり取りが描かれていましたが、ルイとジュノは車内にルイを残し、レゴシとハルは一緒に乗って降りた。この辺りが対比になっているのでしょうか。
さて次回は最終回!レゴシとハルの運命は・・・?
次回も楽しみです!
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今回は、「BEASTARS」の195話ネタバレを紹介しました!
が…
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思いつめてるけどフランクな、ハルがレゴシにバンバン本音をぶつける描写に一喜一憂して下さい!
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