葵みどりが産科に配属されて1週間経ちました。
産科にも慣れてきましたが、小児科との違いに戸惑うことも多いようです。
そしてついに向坂さんとの面談!
娘が子供を育てることに反対する母親、そして向坂さんにとってどんな面談となるのでしょうか?
それではネタバレいきましょう!
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アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり これまでのお話
病院薬剤師・葵みどりが主人公!
お団子ヘアーがカワイイ葵みどりは病院薬剤師。
総合病院で取り扱われる薬を処方しています。
時には医師が処方する薬に疑問を持ち、医師と議論することも。
医師や看護師とおなじように薬剤師も患者に寄り添っていくのだと、この漫画で初めて知りました。
アンサング(unsung)=目立たない活躍ですが、薬は現代の医療では欠かせない存在ですし、一歩間違えば死の危険もあります。
この漫画を読んで「薬剤師の力は思ったより大きいな…」と私は実感しています。
これからこの漫画が知られて「薬剤師さんに相談しよう!」という認識が広がっていくといいですね。
”てんかん”の持病がある産科の患者・向坂千歳さんは出産できる?
葵みどりは小児科と産科の担当となりました。
25話から”てんかん”の持病をもつ産科の患者・向坂千歳さんを中心に話が進んでいます。
”てんかん”は薬を飲めば普通の生活も可能な病気です。
もちろん出産も育児できます。
しかし向坂さんはこれまで”てんかん”であることに負い目を感じ、「普通の女性として生活できない」という母親のいいつけを守って生活をしていました。
そして向坂さんの母親は、「てんかんがあるから育児はできない」と娘の子育てを反対しています。
向坂さんも母親に出産を望むことを強く言えずにいました。
そんな向坂さん親子を心配になった産科医の道場先生は、助産師・倉本と葵みどりと一緒に向坂親子と面談することにしました。
アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 27話 親になること(1)のネタバレ!
それでは27話 親になること(1)のネタバレいきましょう!
産科と小児科の違いが見えてきた葵みどり
葵みどりは夜の産科で薬の管理しています。
ふと見ると、赤ちゃん模型が置いてありました。
(産科では沐浴指導や、授乳指導で赤ちゃんの模型を使うんですよ)
「赤ちゃん模型誰も触っていないのに向き変ってることがあるんだよ~」
という助産師・倉本の言葉を思い出し、葵みどりはびくびくしながら作業をすすめます。
葵みどりが産科を任されるようになって1週間。
産科での薬の処方も慣れてきました。
しかし産科と小児科との違いもあります。
例えば産科はNICU,GCU,分娩室、オペ室とそれぞれ薬を配分しなければいけませんし、小児科ではないようなオペ(手術)やケモ(化学療法)があり、扱う薬も多くなります。
そして産科ではあらかじめ薬が処方されており、痛みが予測される事態に応じて看護婦が薬を使うことができます。
生死にかかわる患者が多いので、予めパターン化して対応しないと産科を回すことができないのです。
小児科は1人の患者につきっきりの場合が多く、担当科によって重視されるスキルや働き方も変わってくることを葵みどりは実感しました。
しかし、産科でも小児科でも薬剤師が求められることがあります。
それは診療科関係なく区知りについての知識をしっかり持つことです。
向坂さん親子との面談前に、葵みどりは使用される薬についてしっかりと勉強をしました。
いよいよ向坂さん親子との面談が始まる
いよいよ向坂さん親子との面談が始まりました。
まずは産科医の道場先生が切り出します。
「今日は出産や産後のことについてお話できたらと」
道場先生は、分娩については経腟分娩を予定しているが、てんかんの発作が起こった場合は帝王切開に切り替えることや、出産後は抗てんかん薬を忘れないように飲むことを伝えます。
すると母親が切り出しました。
「母子二人だけの時に発作が起きたら…そう考えると子供にとってあまりいい環境ではないですよ」
それに対し、助産師の倉本は答えました。
「家族の協力は欠かせません。しかしそれはてんかん関係なくどこの家庭でもいえることですから」
デパゲンについて丁寧に説明する葵みどり
しかしまた母親は訪ねます。
「…あと デパゲンを飲んでいたら募入は無理ですよね。添付文書にも授乳を避けるように書いてありました」
「母乳育児ができないのは母と子の関係にとって―ーー」
向坂さんの母親の言葉をさえぎるように葵みどりが答えます。
「ちょっといいですか?デパゲンを服用していても授乳は可能なんです」
「えっ」母親は驚きました。
葵みどりはいくつかデパゲンについていくつか説明しました。
薬の成分が母乳に移行するのはわずかな量であること。
デパゲンは小児科でも使用されているので、乳児が摂取しても問題ないこと。
危険度をABCで表した辞書でもデパゲンは子供に服用しても問題ないこと。。。
「私たちを信用してくださって大丈夫です!」
葵みどりは向坂さん親子に力強く宣言します。
向坂さんもついに母親に反抗する!
助産師の倉本も続けて答えます。
「母乳が出ない人もいるし、母乳を全然飲まない子もいる。
母乳が一番なんてのは母親を追いつめる言葉でしかないと思っています」
葵みどりと倉本のナイスプレー!
道場先生は出る幕ありませんね♡
母親はこれを聞いて言いました。
「普通より苦労するのは目に見えてるんです。良い面ばかりを―ーー」
今度は向坂さんが母親の言葉を遮りました。
「結局お母さんがいいたいのはそれじゃない!」
「私がてんかんだから「普通」の生き方は諦めて隠れるように生きて行けって!迷惑をかける存在だって!」
「お母さんの手を借りない!この子と二人でいきていくから!」
向坂さんは母親に話すのではなく、自分に言い聞かせるように叫んでいました。
核心についてくる道場先生と倉本
「向坂さんちょっと落ち着きましょう」道場先生は冷静に言いました。
二人で生きていくということは結果的に向坂さんが追いつめられてしまうことや家族の協力はあった方がいいということを話しました。
道場先生は乳児院についても話しました。
乳児院は子供を手放すイメージがあるが、一時預かりの制度や保護者のカウンセリング、何らかの疾患で親が入院している間だけ預けられている子もいます。
乳児院は頼れる場所の一つとして考えてもよいことを道場先生は伝えました。
そして続けて助産師の倉本が話します。
「出産は誰かに認められなくても、それを良いものにしていくのはあなた自身だからね」
向坂さんはドキッとしました。助産師の倉本の言葉が胸に響いたようです。
これで面談は終わりました。
伝わったかどうかは分かりませんが、道場先生は手ごたえを感じています。
出産は人生の軌道修正イベントじゃない
葵みどりは倉本が言った最後の言葉が理解できていませんでした。
倉本は説明します。
「この子が無事生まれたら旦那とやり直せると思うんです!とか言う人。
出産は人生の軌道修正イベントじゃないのにね」
これを聞いて葵みどりは改めて出産の意味を考えているようでした。
「いまさら母親への反抗期している場合じゃないとか言えばよかったかな?」
最後に悪い表情の倉本にツッコミを入れている葵みどりでした。
アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 27話 親になること(1) の感想
デパゲンは母乳から移行することは少ない、母子で二人きりにさせると危険なことは普通の人でもありえること。
乳児院は親が入院している間だけ預けられている場合もあり、頼る先として考えてもよいこと。
不安に感じていることを一つ一つ解決していこうという道場先生や葵みどりの言葉は向坂さん親子に届いたように感じました。
葵みどりは薬剤師として薬のことを説明し、助産師の倉本はこれまで妊婦を診てきた経験からの説明…どれもとても丁寧に説明しており、もし私がここで出産するなら本当に心強いなと感じました。
そして向坂さんも母親に反対する発言もありました!
遅い反抗期?のようでしたが、これまで母親の言いなりで生活してきた向坂さんにとっては自立の第一歩だったようですね。
しかし向坂さんは、出産をきっかけに母親から逃げることを考えていたのでしょうか?
「良いものにしていくのはあなた自身」という言葉は胸を打たれたようですが、母親から逃げ出すのではなく、出産をきっかけに母親との関係が良いものになるといいですね。
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今回はアンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 27話 親になること(1)のネタバレをご紹介しました。
が…
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次回はいよいよ出産でしょうか?
面談の成果が出てくると良いですね!