人気作が次々と大団円を迎え、世代交代を感じさせる2020年夏の週刊少年ジャンプ。
そこへ堂々帰還したのが「べるぜバブ」「腹ペコのマリー」を代表作に持つ田村隆平氏による海洋マンガ!
ギャグのようなそれでいてストーリー物のような、一言で言い表せない深い魅力がつまった目が離せないイチオシ作品です!
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前回までのあらすじ
主人公・鮫島灼熱(さめじまボイル)はハードボイルドな警察官。大都会新宿での不祥事を経て左遷された先は、小笠原諸島姉ヶ島! そこで出会った相棒はまさかの人外?! そしてその人外をパパ上と慕う謎の少女……刑事×少女×海、深海のごとく誰も見たことのない物語が今始まる――。今回はリュウグウノツカイ回です。
この記事では灼熱のニライカナイ、7話のネタバレを無料で紹介します!
灼熱のニライカナイ 7話 ネタバレ
今週は海洋ネタが入ります。
先週のおっぱい回から一転、真面目な海洋ネタです。先週、作者飛んでストックから出したんじゃないかっていう内容だったので安心しましたよね。
浜辺で何かが子供たちにいじめられています。そこへ通りがかったKYの文字が気になる帽子をかぶった自称お兄さん。遊戯王カードをダシに何かを助け出しました。びちびち言いながら子供たちに「マジでこれ退治した方がいいよなー」と言われていたのは……人面リュウグウノツカイ。しかもなんか頭から玉のついた触手みたいなのが生えてる。そして体がやたらリアル。
その後、人面リュウグウノツカイが恩返しに来たと警察へ相談しに行く自称お兄さん。主人公のサメはもちろん取り合いません。大きめの病院を紹介しようとしますが本土にしかありません。そりゃそうだ。そしてカウンセラーなら85歳の産婆さんがいるとのこと。まーーー田舎なのは十分伝わったのでこれ以上掘り下げるのは止めましょう。
ちなみにこれを書いている人の見解では28歳はおっさんです。
自分で言う分にはおっさんだけど人から言われると複雑な気持ちになる。そんなおっさんです。わかるよ。傷つくよね。でもね、もう二年もすれば素直に受け入れられるから大丈夫。おっさんです。もう二年したら30歳でそりゃおっさん認めるわ当たり前だろと思うかもしれないけどもう二年したらあの時もおっさんだったなって思うよ。
あんまり自分の首絞めるのやめようか。゜v゜
2段出オチ、からの出オチ。
からの、オルフェ、からの、リュウグウノツカイちゃんの人間態が登場。竜宮へ連れてってくれるとのことですが、問答無用でしょっぴかれます。恩返しがしたかっただけと言い張る彼女ですが、「助けてくれた殿方を海の底に引きずり込むのが仕事」と明らかに人間とはズレた感性のようです。
しかし、警察の方が一緒なら双方納得と提案され、七瀬ちゃんも興味を示したため浜辺に行くことに。
海の中で平気だった浦島太郎は我慢と気合と根性だったようですが、海の中で活動するコツとしてリュウグウノツカイちゃんが見せたのが、首から下を魚にすること。
美しい3段出オチ、ありがとうございました。^人^
田中くんでした。
そうして分からないままとりあえず海に浸かる男二人。自称お兄さん(28)は田中くんだったようですね。男同士、夏休みの最中だと語り合います。
そして泳げないことが判明するサメ。そういえば、海のシーンは多く出てきましたが海に入るのはこれが初めてでしたね。泳げない、浮かないまま足のつかない所まで直進するサメ、実にハードボイルドです……。
連載初回からぶっ飛んだ行動に出るサメですが、やはりこの胆力が彼の一番の魅力というか、強味なんじゃないかなと思います。普通浮かない時点で鼻まで水来たら止まりますよ。そして頭までびしょぬれになって冷静に「やっぱムリだったわ」……それで済ませられるのすごくない?!?!?! ……はい大きな声を出しました。
エラとかないんですか? とリュウグウノツカイちゃんにつっこまれるサメ。哺乳類にはないんだなあこれが。サメの言う通り、イルカもエラ呼吸しません。二度目のオルフェの登場に、田中くんももう大声を出す元気は残っていないようです。大海原の神秘ですねぇ。
セイラ……
オルフェいわく、海の中で呼吸する方法は2つあるとのこと。その前に、リュウグウノツカイちゃんと本当に一緒に竜宮へ行きたいのかと問います。「そういう話だ」とオルフェに言われ、頬を染めるリュウグウノツカイちゃん。大人なハードボイルドな雰囲気に、まったく理解していないサメと分かっているのに全部言っちゃう七瀬ちゃん。かわいい。
しかし名前も知らないし、と怖気づく田中くんに、リュウグウノツカイちゃんは自分の名前を告げます。顔中真っ赤な困り顔、リュウグウノツカイちゃん改めセイラのことを日曜朝の女児向けの顔と言い切っていた田中くんにもこれにはタジタジ、返事は「竜宮ってWi-Fiあるかな…?」
あっ、なんか大人な感じ……カッコいい^ω^
液体呼吸
竜宮へ向かう意思を確認したところで、本題に入ります。人間が海の中で呼吸する方法。ボンベを背負って行く制限時間も限界深度もあるスタンダードな方法。そしてもう一つが浦島太郎も使用したとされる、液体呼吸。肺を特殊な液体で満たして酸素と二酸化炭素の交換を行う方法とのこと。オルフェはSFの世界の話ではなく現代医療でも使われている技術だと言うが、海水をその特殊な液体に変換する方法がないらしい。竜宮にもその技術はあったが、現代の汚れた海でその技を、錬水術を使える者はいないようです。では結局液体呼吸は不可能なのか?
そこへ登場したのが「神託の巫女」ことチャコ。
シャボン玉で遊んでいたチャコでしたが、液体呼吸に必要なツールを持っているらしく協力を頼まれます。子供らしくその日の夕飯をキャベツたっぷりの両面カリカリ焼きのギョーザで釣られます。この子がとんでもない力を持っているというのだからとんでもないですよね。
全員、チャコの持っていた筒状のアイテムをくわえ、海の底へ挑みます。オルフェはくわえてないけど大丈夫なのか……?
灼熱のニライカナイ7話・まとめ
海の物語であることは明記されていた本作ですが、海に入っていくのは先述の通り初めてで、正直この感想を書き始めた初回がこれでめちゃくちゃテンション上がってます。海の中で何が起きるのか? 海の中に何があるのか? 竜宮は本当にあるのか? 竜宮には何があって誰がいるのか? 皆がワクワクした回でしたね、来週が楽しみです!