世の中はまだ新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。
緊急事態宣言も発令され、人と人との繋がりも難しい時期”コロナ禍”が続いています。
このコロナ禍で作者の沖田さんが知り合った妊婦が今回の主人公です。
この妊婦さんは本当につらい状況が辛い時期があったようですが、今は乗り越え、出産に向けて歩んでいます。
この妊婦さんは辛い時期をどうやって乗り越えていったのでしょうか?
それでは61話のネタバレいきましょう!
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透明なゆりかご これまでのあらすじ
赤ちゃんが産まれる産婦人科では、望まれる出産だけではありません。
人工中絶だけではなく、未婚カップルの妊娠や未成年の出産。高齢出産。死産。
また、生まれたけれど、DVや育児放棄状態の家庭で命を失う赤ちゃんなど産婦人科は不幸な出来事も多くうまれています。
母性とは何か?命とは何か?
出産に臨む女性や家族たちが必死に考え行動する姿に私もいつも涙なしでは読めない感動の漫画です。
透明なゆりかご61話ネタバレ!コロナ禍の妊婦
それではネタバレいきましょう♡
コロナ禍の中出会った妊婦・中野さん
新型コロナウイルス感染拡大により政府は緊急事態宣言を発令しました。
そんなコロナ禍の中、作者の沖田さんはある妊婦さんと出会うことになります。
その妊婦さんは中野優子さん。
現在7か月の未婚の妊婦さんです。
沖田さんはカラオケボックスで中野さんと会うことになりました。
中野さんは出産についてSNSで調べていくうちに、沖田さんが書く漫画「透明なゆりかご」を見つけたそうです。
美容師から震災ボランティア、季節労働を経て運命の男性と出会う
中野さんは元美容師でしたが、人間関係の問題を抱え、美容師を辞めることになります。
それは3.11東日本大震災が起きた年でした。
中野さんは震災ボランティア活動をする中、「季節労働」という働き方を知ります。
こうして中野さんは各地を転々としながら農業のアルバイトをすることになりました。
「いつか小さな家を借りて自給自足の生活をしてみたい」中野さんはそう考えるようになります。
そんな中、中野さんに運命の出会いがあります。
その人は中野さんと同じく季節労働で来ていた20代の男性。
中野さんより一回り年下でしたが、宝石みたいなキラキラした瞳で明るく積極的。
中野さんはその男性にどんどんひかれていき、彼の生まれた町で同棲することになりました。
男性と別れ車上生活に
いざ同棲が始まってみると、男性は貯金も無く、全然頼りない人でした。
中野さんが部屋を借り、アルバイトをしながら同棲を続けていました。
2019年12月、中野さんは急にアルバイト先から解雇され、それと同時に妊娠が発覚します。
しかしこの頃から彼との関係も悪化してしまい、激しいDVを受けて警察沙汰にもなりました。
アパートは中野さんが借りたものでしたが、ここにいてはDVから逃げられません。
あいつの瞳は宝石じゃなくてガラス玉だったんだ…
仕事はなくなるし、妊娠するし。。。私に残ったものは車だけ…
雪が降る中、中野さんはアパートから飛び出して、車で休む生活になりました。
次のバイトや産科に行かなきゃいけない…
中野さんはそんなことを思いながらも体が動かなくなってしまいました。
そして中野さんは車の中で食べて寝るだけの生活を2か月も続けることになります。
一度の過ちで貧困へ転落
「辛いね…それ」
沖田さんは思わずつぶやきました。
沖田さんも20代の時、勘当されて真冬に家を追い出され、車で寝泊りをしていたこともあるそう。
沖田さんも中野さんと同じ経験をしていましたが、中野さんは妊婦。
体もとても辛かったでしょう。
つつましく暮らしていた中野さんは、たった一度選択を誤っただけで貧困にあえがなければならなくなったのです。
そして2020年2月になり、コロナの感染が中野さんのいる町にも広がっていきました。
コロナ禍が始まり、住める場所と仕事を見つけることは難しい状況でした。
中絶や自殺を考えた中…漫画「透明なゆりかご」を見つける
仕事も住む場所も見つからない中野さんは産科で中絶を申し込むことにします。
元々そんなに子どもが欲しかったわけじゃない。
私一人になれば何とかなる…
中絶して生活を立て直そうとした中野さん。
しかし前向きになるどころか、とてつもない孤独感に襲われます。
中野さんは気が付いたら車ごと海に飛び込もうとアクセルに足を置いていました。
でもその時ふと…ある友達を思い出します。
美容師時代のアキさん。とても仲が良かったのですがアキさんがシングルマザーとして美容師をやめてから疎遠になっていました。
中野さんはアキさんに電話をして、今の状況をアキさんに話しました。
「なんで(アキさんは)シングルマザーになったの?」中野さんは訪ねます。
どっちみち産んでも産まなくても公開するかもしれないから
それだったら産んで後悔したほうがいいじゃん
中野さんはアキさんの言葉を聞いた後、妊娠についてネットで調べます。
そして電子書籍でこの漫画「透明なゆりかご」を見つけるのです。
絶対一人でも産んでやる!
漫画では最悪な旦那がいてひどい状況にいても出産を選択している女性が何人も書かれていました。
「絶対一人でも産んでやるって決めたんです」
中野さんは静かですが力強く答えてくれました。
沖田さんは描きつづけて来たことに意味があったと涙をこらえられませんでした。
中野さんは中絶をキャンセルしました。
時を同じくして父親である男性が、長期入院していることを知りました。
もうDVを受けることはないと、中野さんはアパートに戻ります。
「大変なんて言っていられない。やれる仕事は何でもしよう」中野さんは出前のバイトを始めることになりました。
「どうにか車中泊を続けられたのはお腹の中に赤ちゃんがいたから」
「妊娠して初めて生を分かち合える存在に巡り合えた」
「将来この子と二人で暮らせる家を見つけて二人の生活を作り上げていきたい」
「こんな最悪なことがあっても私にしがみついていてくれたから
きっと誰より強い子が生まれてくると思うんです」
力強く答えて中野さんは去っていきました。
コロナ禍でも「産む」という選択をする妊婦へのサポートが欲しい
コロナ禍で10代の望まない妊娠が急増したり、厳しい環境で追いつめられる妊婦もいます。
でもそんな中でも中野さんは「産む」という選択をします。
中野さんが住んでいる町では生活苦の支援は全く受けられなかった。
このようなケーズも今後ますます増えるだろう。
子どもは一人の力で産むことはできない。
社会のサポートが絶対に必要なのだ。
これから国と自治体が真剣に取り組むべき問題だと思う。
今は中野さんが赤ちゃんを無事出産できることをだた祈っています。
透明なゆりかご61話感想 コロナ禍の妊婦
まさにタイムリーなコロナ禍での出来事でした。
コロナ禍で苦しい貧困の環境になりながらも「産む」という選択をする中野さん。
本当に尊い選択をしたと思います。
「こんな最悪なことがあっても私にしがみついていてくれたから
きっと誰より強い子が生まれてくると思うんです」
この言葉に私はとても感動しました。
中野さんはきっと後悔しない出産になるでしょうね。
そして中野さんは「出産」という選択をしましたが、貧困を理由に中絶を選択する人もいるでしょう。
そんな人も「透明なゆりかご」を読んで思い直してほしい。
私もこの記事を書いて少しでも多くの人の目に触れてもらえたらいいと思います。
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今回は透明なゆりかご 61話 コロナ禍の妊婦のネタバレ&感想をご紹介しました。
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