アクタージュ121話ネタバレ・感想! 主人公は誰だ?!

アクタージュ

 2018年から週刊少年ジャンプで連載している異色の「女優マンガ」チート性能だけど欠陥の多い主人公が数々の試練を乗り越え強くなっていく姿はまさに少年漫画の王道です。

殴りあうだけがバトルじゃない、手に汗握る演劇バトル。演劇未経験の方にも分かりやすく解説が入り老若男女全てにオススメしたい、今イチオシの少年漫画です!

前回までのあらすじ

主人公・夜凪景は若手の実力派女優。映画や舞台を経て力をつけた彼女が次に挑むのは、大河ドラマ! 女優が三人で同一人物を演じる役作りのため、物語のモデルとなった女優の故郷で共同生活を送ることに。自分の過去となる子供時代を演じる鳴乃皐月に、夜凪がしたアドバイスとは――?

この記事ではアクタージュの121話ネタバレを無料で紹介します!

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アクタージュ 121話 ネタバレ

もう三日目

 はい、引き続き共同生活編です。四日しかないと先週説明がありましたが、なんといつの間にか三日目。生活の内容もやはり先週に続いて皐月ちゃんの役作りに絞っているようですね。本読みもそこそこに、夜凪ちゃんはまず皐月ちゃんが皐月ちゃん自身を知ることが大事と教えます。自由帳に自己分析を書き起こす皐月ちゃん。そこには外見のこと、勉強もできること、さなぎじゃなくてちょうちょであることが記されていました。

「足りないわ。自由帳全部埋めるつもりくらいじゃないと」

 夜凪ちゃんは皐月ちゃんの自己分析が足りないと指摘しますが、皐月ちゃんは納得していません。もっと大切なことがあると反発しますが、結局、夜凪ちゃんに従うことに。

 ここ、何かに憧れたことがないと語る皐月ちゃん。顔合わせの際、環さんにはペコペコしていましたが、それは憧れではないのでしょうか。女優としての目標や憧れもないということなのでしょうか。環さんの子供時代を演じられて光栄と言っていたのは本当に社交辞令だったのでしょうか? だとしたら、常に「演じている」皐月ちゃんが本当に「プロ」で偉いのですが、それはそれで、逆に、常に演じる事しかできない子。という見方もできます。どちらが良いのかは分かりませんが、今回はそれを見直す旅のようですね。^^

自分探しの旅

 鎌倉ということで、釣りにいそしむ三人。釣果はさっぱりのようですが、皐月ちゃんはそれに苛立ちます。こんなことしてちゃいつまで経っても真波を演じられない……そう言おうとして、環さんのカメラに気付いた皐月ちゃんは髪を整えてインスタに上げないよう環さんに釘を刺します。そしてブリっ子だと指摘されますが、それこそが自己分析だと諭され、協力することに。そうして一日鎌倉で遊ぶことになりますが、夜のビーチで結局何よと声を荒げてしまいました。つのる不安を吐露する皐月ちゃんに、夜凪ちゃんはおそらく慰めなどではなく本心でしょう。

「また一歩近づいた」

 そう言って皐月ちゃんを鼓舞します。しかしその意味が理解できない皐月ちゃんはついにかんしゃくを起こして夜凪ちゃんを見限ってしまいます。´Д`

ちょっと語らせてください

 これは、仲間割れ!!! 今週は正直怒涛の展開で、このままですとただ事実を解説するだけの感想になってしまいそうなのであえてここで一度語りますが、これは、本当に物語の起承転結が美しくて。ここが要するに起承転結の転なのですが、信頼したと思わせておいての仲間割れ。そして結局読者にも皐月ちゃんにも理解できない夜凪ちゃんの言動。

 役作りをしにきたと思いきや、結局、自己分析に四日間を費やすという暴挙!◎ω◎;

 これ、鎌倉までくる必要はあったのでしょうか?! ただの三人の共同生活でよかったのでは? ……というのは来週以降に持ち越すとして、いえ先週ので十分だったのかもしれませんが。

 役者にとって一番大事なのが自己分析。というのは明言こそされていませんが、なんとなく感じている読者も多いのではないでしょうか。敵を知り己を知れば百戦ホニャララと言いますが、役を演じるというのは、自分の中に他人を作り上げるということであり、自分が確立されていなければできない事だからです。なんと言いますか、分厚い氷を作ろうとしたら底の深い製氷皿に水を入れますよね? 製氷皿がおかしな形だったらおかしな氷ができるし、底が浅ければ平べったい氷になります。そして製氷皿に穴があいていたら氷は作れません。そんな感じです。

 これを語ることなく小学生にやらせるというむちゃぶりではありますが、その大切さに自分で気づくというのも大事な一歩なんですね。皐月ちゃんに足りない物を察知しつつ、女優として信頼もまたしているからこそ、気付くように仕向けている。この関係性が本当に美しく人として完成されているのが素晴らしいですよね。>ω<

そして深夜

 さて本編に戻りましょう。深夜、目が覚めてしまった皐月ちゃんは、縁側で夜凪ちゃんと共演したスポーツドリンクのCMを眺めています。

「……どうやったら夜凪さんみたいに」

 皐月ちゃん、それ! それ! 何とは言いませんが、今週最初に求めていたもの!゜▽゜

 そして、夜凪ちゃんが編集したという今日一日のまとめムービーに映る自然体の自分を見て、「お芝居をしないこと」を学びます。子役として可愛いを求められ、可愛い自分を作り上げてきた皐月ちゃんは、これでやっと、この共同生活で真波に近づいたことを実感したのでした。

 成長した、皐月ちゃんの表情、めちゃくちゃいいですね。

そして、喰らう

 皐月ちゃんが寝静まり、夜凪ちゃんはさきほどのムービーを見返しています。

 子供時代の真波が成長し、自分になる。その点と点を線にするように自分に刷り込んでいます。皐月ちゃんを成長させたのは、あくまで自分の為とでも言わんばかりに、縁側で一人スマホを見つめる夜凪ちゃん。今回演じるのはただの薬師寺真波ではなく、皐月ちゃんという女優が演じた子供時代の「成長そのもの」です。役を演じるのに必要なのは自己分析ですが、今回同一人物役ということで、皐月ちゃんの真波ありきの夜凪ちゃんの芝居になってくるわけです。先ほどの例にあてはめると、夜凪ちゃんが真波という氷を作る際の製氷皿の一部が皐月ちゃんというわけ。だから、より深く、より濃くしたんですね。

 環さんじゃなくても言います。

「おっかない」

アクタージュ121話・まとめ

 ずーっと皐月ちゃん回が続くなと思いきや、まさかの丸ごと飲み込む主人公。鳥肌が立ちました。今週マジヤバい。超ヤバい。ヤバいで文字数埋めてしまいそうになるくらいヤバかったです。先週、先々週が皐月ちゃん回だったのは事実ですが、今週はそれを全て夜凪ちゃん回に変えてしまう津波のような一話でしたね。合併号にふさわしい、共同生活編の最後だったと思います。えっ合併号? 来週ないの?! こんなに激アツな展開なのに?!

 ものすごい喪失感に襲われましたが、来週に向けて期待値を高めることで二週間やり過ごそうと思います。

ちょっとだけ予想

 これで共同生活編が終わり、打ち合わせと第一話の撮影に入っていくわけですが、おそらく打ち合わせということで、薬師寺真美が再登場するのではないでしょうか。そして修行を経た皐月ちゃんを見てなんと言うか……楽しみです。

 皐月ちゃんの目的は薬師寺真美が唸るような演技をすることですから、早速ボス戦突入というわけです。とはいえまだ撮影には入らないのではないでしょうか? 打ち合わせなので、言ってしまえばボクシングの計量みたいな感じでしょうか。どの道目が離せないことに変わりはありません! 二週間、首を長くして待つことにしましょう。

 ……二週間かあ! 長いなあ!!!

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今回は、アクタージュ121話のネタバレを紹介しました!

が…

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