人さらいにあって後宮に売られた、薬好きな主人公が数々の謎や陰謀を解き明かしていく、薬屋のひとりごと!
次々と陰謀に巻き込まれていく猫猫と壬氏の進展は…?
前回のあらすじ
園遊会で青い薔薇を愛でたいという話が持ち上がり、壬氏から相談を受けた猫猫は、青い薔薇は不可能の代名詞だといったん返答するものの、羅漢からの依頼だとわかり、逃げるのは癪なので受けることに。
薔薇の咲く時期より2ヶ月も早い園遊会に咲かせるため、温室のような小屋を用意して早咲きを狙い、準備をします。
園遊会当日、猫猫が持って行った蕾がほころびかけた色とりどりの薔薇は、青だけでなく赤黄白桃黒紫!
白い薔薇に色水を吸わせて染めたのでした。
挑発に乗った猫猫は、羅漢を呼び出し、将棋で勝負を挑んで賭けをします。
負けなしで有名な羅漢に挑む猫猫は、自分が勝ったら緑青館の妓女を身請けするように言い、5回勝負で1回ごとに負けた方は少量の毒の入った酒を飲む、試合を放棄したら負け、というルールを決めます。
将棋では全く歯が立たない猫猫でしたが、羅漢の考えを読んでいて、下戸の羅漢を酔わせて潰し、試合放棄させて勝利します。
羅漢はなんと実の父親で、わざと負けてお酒を飲むだろうと考えたのが見事に的中したのでした。
酔いつぶれた羅漢は朦朧とする中で、過去の記憶をたどります。
鳳仙という妓女と出会って初めて人に興味を持つようになり、一夜を共にしたこと。
家族の政治的理由で数年都を離れて戻ってくると、鳳仙からの大量の手紙と切られた指が送られてきていたこと…
慌てて緑青館を訪ねても鳳仙はいなく、絶望にかられたこと…
酔いから冷め、身請けする妓女を選ぼうとした時、聞き覚えのある歌声が窓の外から聞こえてきて、必死に歌声の主を探し、見つけたのは病に侵された鳳仙!
やっと再会できた彼女を身請けすることに決めたのでした。
妓女が身請けされる緑青館では、宴が開かれることになり、その夜後宮の塀の上には、踊る女性の姿が…?
というところで7巻は終わりでした。
ずっと嫌な男として描かれていた羅漢が実は父親だったこと、ずっと猫猫の母・鳳仙を愛し続けていたこと、猫猫が羅漢を恨んではいなく、ある意味では信頼していることなど、衝撃的な事実が次々と明らかになった7巻でした。
今回は薬屋のひとりごと8巻のネタバレをご紹介します。
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薬屋のひとりごと8巻のネタバレ
第30話 見送りの舞
花街には身請けされた妓女を踊って見送る習慣があり、その衣装を着て塀の上で踊る猫猫。
衛兵から塀を登っていると知らされた壬氏が、様子を見にやってきて理由を聞いていると、猫猫の足の傷が開いてしまい、抱いて塀から降りることに。
塀から降りてお姫様抱っこされた猫猫は、ふと思い出したことがあり、大事なことを言い忘れていたと切り出します。
抱いている状況で目を見てそう言われて照れる壬氏でしたが、出てきた話は「牛黄をください」!…
何かを期待してしまっていた壬氏の唖然とした表情に笑ってしまいましたが、さすが猫猫、そんな期待は見事に裏切ってくれました(≧▽≦)
でも、謎解きの報酬にもらえると聞いていた貴重な薬のことを思い出すまでの、少し哀愁漂う雰囲気もまた、猫猫の一部で、いろんな面が見えてきました(#^^#)
しばらくしたある夜、壬氏は嫌な夢を見てしまいます。
夢から目覚めると、夢に出てきた父親・祖母を思い出し、父だと思っていた男は兄だったということを追い払うかのように、倒れるまで鍛錬を続け、猫猫に素性を隠しているもどかしさを感じるのでした。
少しずつ明らかになってきた素性、完璧な宦官を演じている壬氏の弱い部分を、牛黄の夢を見てニヤニヤしている猫猫にも早く知ってほしいと、つい逸ってしまいました(*^^*)
第31話 書
壬氏が猫猫を探しに医局に行くと、薔薇の香油を作っていました。
香油には子を流す作用があるものもあり、懐妊している玉葉妃がまだ不安定な時期なので、大事をとって翡翠宮ではなく、医局で作業していて、アルコール消毒などについて話をしていると、猫猫宛に荷物が届きます。
中身を見られたくないので、下着だと言うと照れた壬氏は簡単に騙されましたが、それにしては荷物が重すぎることを高順に突っ込まれ、その場で開けるはめに…
夜の営みについての書を大量に取り寄せていて、主上のお手付きの可能性もある女官に勉強させるためでした。
見逃してもらう見返りに版元を教えると、後日、後宮で小説が流行り始めます。
下女は字が読めない者も多く、識字率を上げることで年季明けの仕事を得やすくするため、人気のある小説の続きを読むために字を覚えたいと思わせるのが、壬氏の狙いでした。
狙い通りに小説も字を覚えることも流行るのもすいごいですが、聞かされていなくても、版元を教えて小説が流行っただけで、目的を理解できる猫猫の頭の回転の速さや、色々なことに気が付くことに、感嘆してしまいます。
ある日、玉葉の公主・鈴麗と庭を散歩していると、子猫を持った女官に出会います。
第32話 隊商
初めて会う女官に警戒する猫猫でしたが、猫を抱いていただけであることにほっとします。
鈴麗が猫に興味を示し、子猫を連れ帰ることに。
汚れていてノミもいるので、まずは医局に連れていきますが、後宮で動物を飼うには許可がいるし避妊去勢が必須なので、どこで生まれたのか?疑問に感じる猫猫。
猫の様子を見に来た壬氏は嫌いではないけれど特別に猫が好きなわけではなく、猫猫は一般的な猫の魅力について話し始めます。
何を考えているかわからない、見ていると飽きない、そのうち触りたくなる、そっけないのに餌をもらう時だけ愛想がいいのが腹立たしいが、つい許してしまう、などと聞き、猫猫に対する自分と重なって照れる壬氏。
猫猫は名前だけでなく、性格も猫っぽく、ついつい惹かれていく壬氏が微笑ましいです(*^^*)
翡翠宮で飼うことになり、猫の名前は医局のネズミ捕りから「盗賊改め」、別名「毛毛(マオマオ)」。
自分の名前「猫猫(マオマオ)」と被るのが解せない猫猫でした。
衣替えの準備をする翡翠宮で、女官の話の中で、新しい侍女が来ると聞きます。
玉葉妃の解任で人手が必要になるからですが、懐妊を勘繰られないように、他の宮もまとめて増やす、ということ。
新しい侍女が、どんな人なのか?大きな動きになるのか気になるところです。
衣装を整理して、足りない分はもうすぐ来る商隊から買うのだと聞く猫猫、異国の珍しいものもあると聞き、楽しみになってきます。
小蘭と一緒に商隊に買い物に行くと、茉莉花茶を買おうとしたところで、猫をくれた女官・子翠に会い、茶葉を3つ買って、医局で一緒にお茶・おしゃべりすることに。
子翠が北の方で異臭がすると言い、虫の観察をするのにいい草むらがあるのだと話すと、意気投合した猫猫と仲良く見に行くのでした。
第33話 香油
商隊から買った衣装を翡翠宮で片付けていると、流行りだと勧められたという衣装がお腹を締め付けない型で、いつもの玉葉妃の好みとは違うことに気づきます。
懐妊は隠しているのにそういう型を持ち込まれたことに疑問を持ち、腰で帯を締めるいつもの型も買っておくように勧めます。
懐妊が外部に漏れているなら、何が仕掛けられてもおかしくない、と注意しながら過ごしていると、後宮で香油が大流行していることが気になりだします。
様々な香油の匂いのいくつかが特に猫猫の注意を引き、流行りに敏感な水晶宮に乗り込み、女官の匂いを興奮して嗅がせてもらうと…
水晶宮から苦情が入り、壬氏が猫猫に話を聞きに来ます。
女官たちがつけていた香油のいくつかは、妊婦に毒のあるものだったのです。
他にも茉莉花茶は子宮を収縮させる作用があり、カラシは堕胎に使われることもあり、どれも少量であれば害はないものの、副作用があまり知られていないこれらが多く出回っていたことに疑問を抱きます。
以前に鈴麗を病にし、梨花妃の御子を死なせた鉛入りのおしろいを彷彿させる気がする猫猫は、祭事での暗殺未遂事件で逃亡した翠苓の行方がわからないことなどもあり、他の妃にも注意を促すよう、壬氏に頼みます。
商隊から入ってきた品々、商人が翡翠宮に持ち込んだ服、偶然が重なっただけなのか…?何かが動き出す予感を感じるところで8巻は終わりでした。
薬屋のひとりごと8巻口コミ・評価
読み始めたら止まらず、寝れないですよね!
ついつい最初から読み始めて、空が明るくなってきてしまいます(^_-)-☆
スッキリで紹介されたのは、なんと現役東大生お墨付きの学べる漫画として!
ただ事件や陰謀に巻き込まれるだけでなく、知識が半端じゃないところ、しかもそれがすんなり理解しやすい話になっているのが面白いところです(^^♪
薬屋のひとりごと、小説のコミカライズですが、実は漫画が2つあるのですよね!
今回ご紹介した8巻は左の方で、内容は2つとも同じで、どちらも読んだことがありますが、私は今回VERの方が推しです(*^^*)
絵などの好みの問題だとは思うので、両方読み比べてみるのもいいかもしれません♪
薬屋のひとりごと8巻まとめ・考察
一見穏やかな時を過ごしていて、大きな事件はない8巻ですが、これから起こるだろう波乱を予感させる巻でした!
これまで匂わせることはあっても言葉にはされなかった壬氏の素性が露わになってきました~。
嫌な夢を見た中で、父と思っていた人が実は兄だった、という相手は、主上でした。
壬氏である、とは思っていなかったものの、阿多妃がまだ東宮妃だった頃に産んだ子どもは、同時期に出産した皇帝の子どもとすり替えられた可能性がある?と考えたことのある猫猫は正しかったのですよね。
しかも阿多妃と壬氏が並んでいるのを見て、似ていると思ってもいた猫猫。
頭の回転からすると、祭事で重要な役割を担っていた壬氏とこれらを考え合わせて、壬氏=皇帝の弟、もしかして皇帝の息子?と考え付いてもいいはずですが、関わりたくないからなのか、そこはあえて考えないようにしているのがもどかしいです。
そんな壬氏が惹かれているのは猫猫で、なかなか進展はしないものの、本来の素性であれば、結ばれることのない相手。
でも、父親が羅漢なら、ありえるのか?なんて思ってしまいました(*^^*)
新しく出逢った若い女官・子翠も気になります。
みかけ通り無邪気で、虫などに興味のある異色の女官なだけかもしれませんが、後宮にいるはずのない子猫を持っていたこと、子宮伸縮作用もあるという茉莉花茶を買おうとしていたことなど、伏線的な要素がありすぎです!
今後大きな鍵になってくるのは間違いなさそうです。
まだ動きはないものの、新しく後宮に入った、高官の娘・楼蘭妃も腹黒そうな父親と共に、今後の鍵になるのでしょうね…
実は子翠は楼蘭妃の女官で、無邪気に見せかけて、翡翠宮に出入りしている猫猫に近づいてきた、ということもあるのでしょうか!?
これから大きな波乱が起こりそうな薬屋のひとりごと、ますます目が離せそうにありません。
薬屋のひとりごと8巻をほとんど無料で読む方法!
今回は、薬屋のひとりごと8巻のネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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薬屋のひとりごとが618円~なのでほぼ無料で読めますよ!(#^^#)
美貌の壬氏が猫猫にだけ見せる照れた表情は、漫画で読んでこそ!
テレビで紹介されてトレンド入りした薬屋のひとりごとを、ぜひ読んでみてください(^^)/