アクタージュ119話ネタバレ・感想！　『女優』三人作戦会議！

　2018年から週刊少年ジャンプで連載している異色の「女優マンガ」チート性能だけど欠陥の多い主人公が数々の試練を乗り越え強くなっていく姿はまさに少年漫画の王道です。

殴りあうだけがバトルじゃない、手に汗握る演劇バトル。演劇未経験の方にも分かりやすく解説が入り老若男女全てにオススメしたい、今イチオシの少年漫画です！

前回までのあらすじ

主人公・夜凪景は実力派新人女優として大河ドラマへの出演を決めた。三人で一役を演じる主演の一人なのだが、第一話の顔合わせにて大河主人公のモデルの娘にして共演者である薬師寺真美に、本当に自分の母を演じられるのかと挑発されてしまう。見返す為、また大河をよりよいものとするため、三人は共同生活を送ることになるが――。

この記事ではアクタージュの119話ネタバレを無料で紹介します！

アクタージュはU-NEXTの無料トライアルでご覧いただけます！

最新話を読むことはできませんが、最新刊は無料で読めるのでオススメです！

＼ ６００円分のポイントがもらえる／

U-NEXTの無料トライアル申し込みはこちら！

カラーで再登場

コミックスも最新刊が出ましたし、絶好調のセンターカラーです！　羅刹女で共演した白石宗と朝野市子が再登場。二人は既に大河に出演経験があり、市子ちゃんは大河に出演してから仕事が増えたようですね。夜凪ちゃんのことを見守りつつ、成長を楽しみにしているようです。＾＾

で、そんなことより市子ちゃんの私服バリ可愛いですわね？！？！？！

落ち着いた暗い色の中に差し色で赤が入っていてスカーフみたいなのも可愛いし、靴が隠れるほどのロング丈。東京駅みたいな建物が見えますがモダンな感じが可愛いですね、え、カメラ？　撮影？　てことは衣装？　衣装なんですかこれ？　なんの撮影ですか？　ドラマやってるんですか？　白石さんもなんだか大正ロマンぽいスーツ着てて私服カッコいいかよと思いましたがこれは衣装、映像作品の撮影なんですね？？　白石さんも一緒に、ねえ、聞いてないですよねこんなの本編でもっとやるかスピンオフの伏線なんじゃないかっていやでもアキラくんたちを差し置いてこの二人のスピンオフとか需要ここにしかなさそうだしどうなっちゃうんでしょう。カラーページでずいぶんニッチなファンサービスをしてくれたもんです。スピンオフ待ってます。待ってます！！！＞▽＜ﾉｼ

先々週のバーかな？

さて本編。顔合わせ後、主演の三人と雪ちゃん、スミス（ほんとうは清水）はゴハンを食べています。この雰囲気は二週前に出てきた環さんいきつけのバー的な所に見えます。皐月ちゃんの飲み物にストローがついてるのが可愛いですね。断らなかったんでしょうか。

会話は主に今回の適役とも言える薬師寺真美のこと。

「故・薬師寺真波の長女にして日本を代表する女優の一人です。子役時代から名だたる巨匠と映画を撮り続けた大女優ですよ」

　スミス（ほんとうは清水）はそう語ります。今までの敵は年齢も近く、直接戦ってきたので等身大な感じがしていましたが、今回の薬師寺真美は圧倒的に強大な敵という感じがします。敵、敵と書いていますがあくまで共演者なんですけどね。千世子ちゃんも日本で知らない人はいないなどと書かれていましたが、あくまで一時代のいわばアイドルです。もちろん今後おばあちゃんになっても活躍するでしょうが、薬師寺真美とは活躍している年季が違います。今度はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

　そして、皐月ちゃんの所属する芸能事務所スターズの社長・星アリサとの遺恨がほのめかされます。姉妹のように仲が良かったのに、スターズの役者と薬師寺真美との共演はNGとされていたとのこと。演じることでは生きていけなかったアリサさんと演じ続けることで生きてきた薬師寺真美。この差だけで何かあったのは想像がつきますが、連載当初からアリサさんに何があったのかは語られていません。今回この大河編で語られることになるのでしょうか？・ω・

　そしてそれは物語の重要なポイントになってくるはずなのです。そして、そのポイントがこのマンガの目的にどう関わってくるのかもまた楽しみですね。

三人の役作り

　そして話は三人でいかに主演を演じていくかという話になります。皐月ちゃんが見事に演じ切れば、薬師寺真美も皐月ちゃんを、ひいては皐月ちゃんを見出したアリサさんのことを認めて仲良くなれるだろうという作戦です。作戦というか事実を確認しなおしただけのような気がしますが、この少しずつ子供感を出してくる皐月ちゃん、可愛いですよね。´ω`＊

　三人で一人を演じるということで、役である薬師寺真波のイメージを共有するべきと三人は考えています。前回の羅刹女もダブルキャストで二人の役者が一人の役を演じましたが、今回は一本の映像作品にする、同一人物でなければなりません。ダブルキャストはそれぞれの解釈でそれぞれ役作りをして戦っていましたので、台本こそ同じですが、全くの別人を演じていたのです。今回はそうはいきません。

　そこで夜凪ちゃんの提案が、自分と環さんが皐月ちゃんに役作りを合わせることでした。

　雪ちゃんはすかさず突っ込みます。主演はあくまで環さんなのだから、夜凪ちゃんと皐月ちゃんが環さんに合わせるべきでは。確かに、常識で言えば雪ちゃんの言う通りです。環さんが自分はこのように演じるからこうしなさいと言ってもらえた方が二人も楽に役作りができます。しかし環さんはその方法は間違っていないと提案に乗ります。責任重大となった皐月ちゃんですが、三人の指針となることを引き受ける皐月ちゃん。

「あの二人は私を女優として見ているの」

「子役じゃなくて、女優」

　それまで大人たちにカワイイね、上手だねと子ども扱いされてきた皐月ちゃん。私も女優だと思ってるよと声を大にして言いたい！！！　……女優として、三人の中で一番重要な役割を負うことで燃え上がります。大河の最初の一話のはずですが、ものすごい盛り上げ方です。しばらく役作りパートが続くでしょうが、実際の演技が今から楽しみなほど盛り上がっています。個人的にはここ、あの二人は女優として見ているの？　ではなく見ているの。と確信しているところが、また、良いです。信頼に応えようとする女優・鳴乃皐月。めちゃくちゃカッコいい。

薬師寺真波という人物

　三人で薬師寺真波の育った鎌倉に住むことに。雪ちゃんもスミス（ほんとうは清水）もいません。本当に三人だけですが、まあ夜凪ちゃんは一通りのことができるので大丈夫でしょう。海に入るのに下着でいいかと提案する環さんとそれに対しまだ寒いと返す夜凪ちゃん。おうツッコミ役が不在です。´Д`

　薬師寺真波について皐月ちゃんが解説してくれます。薬師寺真波は泳げなかったこと、母親が活弁士だったこと、火事で両親を亡くして祖母と住んでいたこと。皐月ちゃんは薬師寺真波のイメージを掴み始めているのでしょう。しかし勝手な解釈を付け加えてしまい夜凪ちゃんにたしなめられます。こうして役のイメージをそれぞれの中で構築しながら共有することで、点と点である女優を結んで線を作って、一人の役を作り上げていくのでしょう。

　夜凪ちゃんが教えてあげた役作りを、皐月ちゃんはしっかりメモしてから「ひっかけだったのよ！　よく気付いたわね」と開き直ります。この一連の行動に先輩としてのプライドと努力家で真面目な一面と、これから成長していく伸びしろが伺えて良いですよね。皆とっくに皐月ちゃんのファンだと思いますが、これからもっと好きにさせてくれる予感です。つよい。なんて魅力的なキャラクターなんでしょう。

　あと夜凪ちゃんの私服が元に戻っています。なんだか懐かしい感じがして落ち着きますね。

やっぱりバトルだー！

　鎌倉で暮らす家は環さんの財力で借りたもののようです。夜凪ちゃんは感謝しつつ「一番目立つのは私」とけん制します。ああ、敵じゃないと言っているのに、これから共同生活するというのになぜ煽る。そしてそれに対し環さんも「皆そう思ってるよ」゜゜　　　(((　Д　)))

　宣戦布告と思う存分戦いましょうという宣言ですね。なんでこうじっとしてないかな役者ってやつは。心なしか環さんも目が笑ってないように見えます。でも、実際はこの状況を一番楽しんでいるようにも見て取れますね。本当に、キャラクターの紹介はあったけど腹の底が知れないので環さんは本当にカッコいい。

　役作りの為の共同生活ですが、波乱が起きないわけないですよね。来週は掃除から入るのでしょうか、というか、まさか今週共同生活が始まらないと思ってませんでした。てっきり今週は鎌倉から入るのかと。ですが今週は薬師寺親子のちょっとした掘り下げ回、皐月ちゃんの点火パートだったので問題ありませんね！　環さんこそまだ謎が多いですが、三人それぞれの想いを胸に、共同生活役作り編スタートです！

アクタージュ119話まとめ

　今回のバトルは薬師寺真美を見返すという明確な目標ができていたはずですが、皐月ちゃんは「薬師寺真美が何よ」と一蹴しています。それぞれがそれぞれにまたレベルアップしていく予感が、期待がワクワクですね。しかし環さんはどのように成長するのでしょうか？　そもそも成長前の現状を知らないですし、この描かれない感じはいっそ敵キャラなんじゃないかと見まごう程です。来週以降、また掘り下げてくれることに期待です。

　敵キャラとして環さんがどんどん大きくなっていくのもそれはそれで楽しみです。

　どのキャラも魅力的で困っちゃいますね！