透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記は、産婦人科の日常を描いた漫画です。
この漫画では、出産だけでなく妊娠中絶やDV、性虐待など、消えゆく命と生まれる命が交差する現場が描かれてきました。
登場人物が”命とは何か?””母性とは何か?”について悩み、もがいている姿を見ると、私にも同じ問題を突きつけられているようで胸が痛みます。
1話1話全部泣けますよね( ;∀;)
今回は作者の沖田×華 (おきたばっか)さん自身が”母性とは何か?”という問題に悩むお話です。
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透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記【特別編 娘について】 ネタバレ!
それではネタバレいきましょう♡
義理の娘・コトハちゃんが遊びに来ることになった
沖田さんは、来週コトハちゃんがあいさつに来ることについて考えていました。
“コトハちゃん”とは沖田さんの旦那の前妻との一人娘。
沖田さんにとっては義理の娘にあたります。
出会ったころは7歳だったコトハちゃん。
今では22歳の女性です。
私は母性が無いのかな?
代表作「透明なゆりかご」を書いている沖田さんは子供を産んでいません。
なぜなら、漫画を書いていくうちに、人の命の重さを背負うことができないと思ってしまったから。
「好きな人」と「好きな人の子供を産む」ということもつながらなかったし、子供との接し方もわからなかったから。
「私には母性がないのかもしれない」
沖田さんはそんな思いの中、いつも”母性”について考えていました。
昔コトハちゃんとは距離を置いていた
そんな沖田さんは昔を思い出します。
沖田さんとコトハちゃんの出会ったころ、まだコトハちゃんが小学生でした。
当時コトハちゃんは実母に育てられていましたが、実父である沖田さんの旦那さんと沖田さんが住む家によく遊びに来ていました。
離れて暮らすコトハちゃんが遊びに来たとき、旦那さんはやさしく接していました。
沖田さんはそんな親子の姿を見て、1人疎外感を感じていました。
これではいけない!と思った沖田さんは、コトハちゃんと遊ぶようにします。
しかし何度もコトハちゃんを怒らせてしまい、うまくいかない日々が続きます。
そこで沖田さんは、コトハちゃんが遊びに来るときは家をあけたりして、コトハちゃんと距離を置くことにしました。
そんなコトハちゃんが大きくなって家に遊びに来るのです。
楽しそうに話すコトハちゃんに戸惑う沖田さん
コトハちゃんが彼氏を連れて家にやってきました。
コトハちゃんは公務員になって4年。彼氏と北陸旅行に行って楽しかったと嬉しそうに話してくれました。
話は再び昔の回想シーンになります。
コトハちゃんと距離を置くことを決めた沖田さんでしたが、コトハちゃんに笑顔で挨拶し、食事は一緒にとったり、お祝いごとを忘れずすることは心がけて接していました。
中学校になったコトハちゃんは、よそよそしく、あまり話さない子だったので、沖田さんはいつも不安に感じていました。
そんなコトハちゃんが、最近の出来事を楽しそうに話してくれていることに沖田さんは戸惑っていました。
幸せな家族の一員だと感じた沖田さん
「今ちょうど4か月なんだ」
コトハちゃんは嬉しそうに教えてくれました。
旦那さんと沖田さんは固まりますが、沖田さんが気を取り直して「おめでとう!」と伝えると「ありがとう!」とコトハちゃんは嬉しそうに答えてくれました。
「コトハちゃんは、沖田さんが身内で、身内に対してお礼を言っている」そう思うと、沖田さんはとても嬉しく感じました。
沖田さんの両親はケンカが絶えず、周りの友達も一家離散したり、悲惨な家族が多かったので、テレビでみる”家族”は全てフィクションで実際には存在しないものだと思い込んでいました。
沖田さんは、義理の娘と両親という幸せな家族の一員だと初めて感じたのです。
母親と紹介された沖田さん
結婚話はトントン拍子に進み、両家のあいさつと結納を兼ねた食事会になりました。
沖田さんも出席しますが、話の輪に入れず気まずい雰囲気を感じていました。
そんな中、出席者の自己紹介タイムが始まります。
コトハちゃんが沖田さんを”母親”として紹介したのです。
思いがけず、母親として紹介された沖田さんは驚きました。
距離を置いていたコトハちゃんでしたが、出会ってから15年間少しずつコトハちゃん思い出ができていたことを感じ、沖田さんは嬉しくなりました。
私おばあちゃんになるのかぁ…
「コトハちゃんんはこれからもずっと誰よりも一番幸せでいてね」
帰り際、沖田さんはコトハちゃんにそう伝えると、とめどなくあふれてくる感情に戸惑っていました。
「もしかしたらこれが母性に近い気持ち?」
「私、おばあちゃんになるのかぁ…」
ニヤニヤが止まらない沖田さん。
昔は老いることに抵抗があったけど、今は年を取るのも楽しいかもしれないと感じている沖田さんでした。
思い出や時間を積み重ねてきたからこそ”家族”になる
親子とは「妊娠 出産を経て子をもつこと」だけではありません。
今、毎日のように新型コロナウイルスによる死者がカウントされる不安な時代だが、これを乗り越えて思い出や時間を積み上げていかなくてはいけない。
なぜならそこにしか”未来”はないから。
コトハちゃんと思い出や時間を積み重ねてきた経験で母性を感じることができた沖田さんは、これから生まれてくる命をとても心待ちに日々を送っています。
透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記【特別編 娘について】の感想
「透明なゆりかご」を描いていたからこそ、命の大切さ、命の重みにプレッシャーを感じて出産しない選択をした沖田さんでしたが、思いがけず家族や母性を感じることなりましたね。
これまで”母性とは何か”と真摯に向き合ってきたからこそ、幸せが舞い込んできたんじゃないかと思います。
私は「本当に、本当に、沖田さん良かったね~」とまた涙してしまいました。
今は新型コロナウイルスで不安な日々が続いています。
先日まで元気だったのにあっという間に亡くなってしまった芸能人もいましたね。
不安な日々でも思い出や家族の時間を積み重ねていることを忘れず丁寧に過ごしていきたいなと思いました。
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今回は透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記【特別編 娘について】のネタバレ&感想をご紹介しました。
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次回も楽しみですね!